須賀しのぶのレビュー一覧
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ネタバレ
ネフィシカの狂気じみた雰囲気が不気味で… 心が弱った人が宗教は救いになるけど行き過ぎるとちょっとな
それに加えてイーダルの歪みは驚いたけど、でも彼ならそれさえも上手く付き合うんじゃないかと思った 国民を愛さずとも愛すべき人が誰かいるならその為に戦えばいいと思うので
3人のうちでグラーシカが一番バンディーカに似てたなあ 不器用で少女なところがあって、弱さを隠そうとして自分を大きく見せて
だからこそ母親と同じ道を辿って欲しくない
そしてサルベーン、君さぁ…!って気持ちになった!!ラクリゼがいるでしょ!って毒づくカリエに共感
カリエはどの国でも引きずり出されるんだねちょっとお気の毒だけどこれか -
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ネタバレ
カリエはどこに行っても追われるし、巻き込まれるんだなあ。女神め…
フィルンたちを連れ帰ってきたカリエにエドが、お前間違えて打ったのか?!って驚くのが面白かった サルベーンとエドが会話してる時だけ脳内でとんちき音楽が流れる
ネフィシカの件は、あ~やっぱり…ってなったよね
あんなに引きずってたのに前向きになれるわけ、って思ってたし、人が急に変われるわけがない 篭っていたばかりなら尚更
バンディーカのお気持ちもお察しする
女王としての然るべき対応だったのだろうけど、人心掌握に長けた人だと評価される人なのに有無言わさず子どもを取り上げるのは悪手だったと思うわ
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野球小説に初挑戦。
用語だらけで読みにくくないかな…という懸念はすぐに吹っ飛ばされて、夢中になって読んだ。
最初は高校野球を舞台にしたただの短編集かなーと思いきやまさかの連作もの。
第一章の舞台は1988年、第二章は1998年…というふうに、10年ごとに北園野球部のそれぞれの夏を切り取っていて、その斬新さにも惹かれた。
読みながら、高校生の時に野球部の応援で神宮に行った時のことが鮮明に蘇ってきて懐かしくもなった(結局決勝で負けて、甲子園まで後一歩だった…奇しくも北園と一緒!)
やっぱり野球っていいね、青春って素敵。
今年の夏の甲子園シーズンにまたもう一度読みたい。 -
購入済み
半端な終了
半端な終了だと思ったら、現在進行形で続いてるラノベの序盤の漫画化なのね。
病弱な皇太子候補の替玉人生終了までの。
ラノベは大抵漫画の方が読み良い。続編、期待します。 -
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上巻は世界観に入るので精一杯だったけど、下巻はその世界観の中で一気に話が動く。
須賀さんはどの作品も世界観を丁寧に表現するから、前半は入りにくい節がある。でもそれが後半の面白さに繋がる。須賀さんの手法ですね、最高です。
主人公カリエの目線で話は進むけど、他の皇子たちの心情、それぞれの立場や苦悩がわかりやすく、ラストはほんとに切ない、、。
須賀さんの作品はどの女の子も強く、元気をもらえるから好き。ただの幸せ者とかではなく、ちゃんと挫折を経験し、努力を重ねる姿が最高にカッコイイ。
エドのカリエに対する思いは完全に愛情ですよね、素敵です。宝塚とかでやったら面白いだろうなぁ。
角川で新装版が出たのが -
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本の帯に「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位&「2017オリジナル文庫大賞」大賞と有ったので、予備知識も何もなく手に取った本。
典型的な高校野球青春小説でした。
この手のスポコン系は大好物なので、一気に読んでしまいました。
面白かった!
昭和30年代に一度、県大会準優勝している(結局甲子園には行けてない)埼玉の公立高校が主人公。
10年ごとの野球部が章ごとに分かれていて、前章のキャプテンが、10年後にはどこかの野球部監督になってたりして、短編的ではあるものの結局連続して、その公立高校が舞台になっている。
女子マネージャーの話や、キャプテンの苦悩、うざいOB会の事等、色々な立場 -
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須賀様安定に素晴らしかった。
須賀様の歴史物は第二次世界大戦絡みの作品がほとんどだったけど、こちらは幕末のお話。
カタカナだらけの登場人物よりはわかりやすいけど、歴史の知識が自分にあまりになさすぎて難しかった。
須賀様お得意の、実在する人物と架空の人物が織り交ぜられているところはさすがでした。
薩摩藩士の言葉はちょっと字面だと読みにくいけど、頭で音声に置き換えると納得。
青垣(森名)鏡子と、岡元伊織の運命が、時代の波とともに書かれている。ひたすら報われない2人。いや、最後は報われたって言ってもいいのかな。
読みごたえバッチリ。会津についてもっと勉強したくなる作品。