須賀しのぶのレビュー一覧

  • 流血女神伝 喪の女王4

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    ネタバレ


    ネフィシカの狂気じみた雰囲気が不気味で… 心が弱った人が宗教は救いになるけど行き過ぎるとちょっとな
    それに加えてイーダルの歪みは驚いたけど、でも彼ならそれさえも上手く付き合うんじゃないかと思った 国民を愛さずとも愛すべき人が誰かいるならその為に戦えばいいと思うので
    3人のうちでグラーシカが一番バンディーカに似てたなあ 不器用で少女なところがあって、弱さを隠そうとして自分を大きく見せて
    だからこそ母親と同じ道を辿って欲しくない

    そしてサルベーン、君さぁ…!って気持ちになった!!ラクリゼがいるでしょ!って毒づくカリエに共感
    カリエはどの国でも引きずり出されるんだねちょっとお気の毒だけどこれか

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    2024年02月09日
  • 流血女神伝 喪の女王3

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    ネタバレ


    全巻の感想でバンディーカについて
    もっと何とかならんかったのかなって思ったけど
    ゴメン…バンディーカ…ってなりました

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    2024年02月07日
  • 流血女神伝 喪の女王2

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    ネタバレ


    カリエはどこに行っても追われるし、巻き込まれるんだなあ。女神め…
    フィルンたちを連れ帰ってきたカリエにエドが、お前間違えて打ったのか?!って驚くのが面白かった サルベーンとエドが会話してる時だけ脳内でとんちき音楽が流れる

    ネフィシカの件は、あ~やっぱり…ってなったよね
    あんなに引きずってたのに前向きになれるわけ、って思ってたし、人が急に変われるわけがない 篭っていたばかりなら尚更
    バンディーカのお気持ちもお察しする
    女王としての然るべき対応だったのだろうけど、人心掌握に長けた人だと評価される人なのに有無言わさず子どもを取り上げるのは悪手だったと思うわ

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    2024年02月05日
  • 暁の兄弟 芙蓉千里III

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    相変わらず面白くのめり込んで読めました。
    どんどんジャンルが変わってきていても、ワクワク読めてしまいます。
    ただ、前作、前々作は、一本の小説として、「1作目」「2作目」という形で話も纏まっていたなぁと感じたのですが、今作は、「連載時のこの章からあの章までぶつ切り」という感じで、これだったら、3、4巻まとめて1冊で最後まで読みたかったな〜と思いました。
    まあ、販売形体への不満ですので、小説としてはクオリティ相変わらず高いです!

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    2024年01月29日
  • また、桜の国で

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    ウクライナを思った。

    他国をたいらげる相手としか見ない大国の傲慢を思った。海がなければ同じようにたいらげられる可能性が高い自分の国を思った。その場においてはきっと見て見ぬ振りをしてしまうだろう惨めな自分を思った。

    「人が人としての良心や信念に従ってしたことは、必ず相手の中に残って、倍になって戻ってくる」

    そんな素敵な関係が続けていければいいのに。

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    2024年01月19日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    野球小説に初挑戦。
    用語だらけで読みにくくないかな…という懸念はすぐに吹っ飛ばされて、夢中になって読んだ。
    最初は高校野球を舞台にしたただの短編集かなーと思いきやまさかの連作もの。
    第一章の舞台は1988年、第二章は1998年…というふうに、10年ごとに北園野球部のそれぞれの夏を切り取っていて、その斬新さにも惹かれた。
    読みながら、高校生の時に野球部の応援で神宮に行った時のことが鮮明に蘇ってきて懐かしくもなった(結局決勝で負けて、甲子園まで後一歩だった…奇しくも北園と一緒!)
    やっぱり野球っていいね、青春って素敵。
    今年の夏の甲子園シーズンにまたもう一度読みたい。

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    2024年01月07日
  • また、桜の国で

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    「ポーランド侵攻」「ポーランド分割」「ワルシャワ蜂起」ー世界史では馴染みのある言葉だったが、本作によってその実態を知り戦慄を覚えた。
    教科書では単なる1ページだが、そこには当然その時代に生きた人々のリアルがある。それが“地獄”と呼ばざるを得ないものであったとしても、語り継がねばならぬことがある。そう感じさせる作品だった。

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    2023年10月20日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    県立北園高校が何世代にも渡り悲願の甲子園を目指す話。高校野球が大好きな私にとって最高の小説だった。どの世代にも胸を熱くさせられ、勝ってくれと祈りながらページを捲る。先の章で高校球児のその先が知れるのも良くて、こんなに立派になって……と親戚気分になる。やはり夏は野球!

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    2023年10月10日
  • くれなゐの紐

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    出版社が違うので申し訳ないですが、読後コバルト文庫を読み漁りたくなりました。
    少女小説のような展開ですが読み応えがあるのがさすがだなと思いました。

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    2023年09月14日
  • ゲームセットにはまだ早い

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    ネタバレ

    野球が大好きで、野球一筋で生きていたような男たちが、プロや社会人の球団にもあぶれて、最後の可能性にかけてあつまってくるクラブチーム。監督や、一般職から駆り出された女性マネージャー、スポンサーの会社の人など、それぞれの立場の人となりも、リアルに描かれる。まわりから期待されて投げ続けた挙句、肩を壊してしまい、人間不信と自分自身の心の闇から立ち直れない直海にじりじりさせられるのも良かった。お手軽な気持ちよさではなく、現実路線の中で展開されるストーリーに胸をうたれる。

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    2023年09月05日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 5

    購入済み

    完結

    終わってしまったのがとても残念。
    国が、彼女がこの後どのように動いていくのか生きていくのかをもっと見たかった。

    #切ない #ドキドキハラハラ

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    2023年05月10日
  • 神の棘II

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    人を赦すとは

    最後のアルベルトの言葉で
    マティアスはこれまでのアルベルトへの対峙が間違っていなかったとわかるのでは
    そんなふうに思われたい
    そんな生き方をしたい

    生き方、考え方
    心に響く本でした

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    2023年05月03日
  • 神の棘I

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    戦争に突入し、それぞれ別の道を歩むもきっと再会する2人。

    それが、
    どのような場面で
    どんな状況なのか

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    2023年05月03日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    甲子園を目指す高校球児たちの話

    何世代か繋がっていく話がいい。
    才能があるものないもの、経験を経て大人になっていく。
    球児は経験を積んで大人に。
    良いお話でした。

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    2023年05月01日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 5

    Q

    購入済み

    半端な終了

    半端な終了だと思ったら、現在進行形で続いてるラノベの序盤の漫画化なのね。
    病弱な皇太子候補の替玉人生終了までの。
    ラノベは大抵漫画の方が読み良い。続編、期待します。

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    2023年04月27日
  • 帝国の娘 下

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    上巻は世界観に入るので精一杯だったけど、下巻はその世界観の中で一気に話が動く。
    須賀さんはどの作品も世界観を丁寧に表現するから、前半は入りにくい節がある。でもそれが後半の面白さに繋がる。須賀さんの手法ですね、最高です。

    主人公カリエの目線で話は進むけど、他の皇子たちの心情、それぞれの立場や苦悩がわかりやすく、ラストはほんとに切ない、、。
    須賀さんの作品はどの女の子も強く、元気をもらえるから好き。ただの幸せ者とかではなく、ちゃんと挫折を経験し、努力を重ねる姿が最高にカッコイイ。
    エドのカリエに対する思いは完全に愛情ですよね、素敵です。宝塚とかでやったら面白いだろうなぁ。
    角川で新装版が出たのが

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    2023年04月10日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    本の帯に「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位&「2017オリジナル文庫大賞」大賞と有ったので、予備知識も何もなく手に取った本。

    典型的な高校野球青春小説でした。
    この手のスポコン系は大好物なので、一気に読んでしまいました。
    面白かった!

    昭和30年代に一度、県大会準優勝している(結局甲子園には行けてない)埼玉の公立高校が主人公。
    10年ごとの野球部が章ごとに分かれていて、前章のキャプテンが、10年後にはどこかの野球部監督になってたりして、短編的ではあるものの結局連続して、その公立高校が舞台になっている。

    女子マネージャーの話や、キャプテンの苦悩、うざいOB会の事等、色々な立場

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    2023年03月30日
  • 神の棘I

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    『また、桜の国で』、『革命前夜』を読みましたが、これも読み始めたら止まりませんでした。Ⅰを読み終わったばかりですが、Ⅱを読むのが本当に楽しみです。

    舞台はナチス政権下のドイツ。マティアスとアルベルト、正反対のような生き方をしている二人が、ラスト、どうなるのか。
    神、信仰、救い、悪、それは今の時代も変わらずある問い。それが後半どのように語られ、展開していくのか楽しみに読みたいと思います。

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    2023年03月27日
  • 荒城に白百合ありて

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    須賀様安定に素晴らしかった。
    須賀様の歴史物は第二次世界大戦絡みの作品がほとんどだったけど、こちらは幕末のお話。
    カタカナだらけの登場人物よりはわかりやすいけど、歴史の知識が自分にあまりになさすぎて難しかった。

    須賀様お得意の、実在する人物と架空の人物が織り交ぜられているところはさすがでした。
    薩摩藩士の言葉はちょっと字面だと読みにくいけど、頭で音声に置き換えると納得。

    青垣(森名)鏡子と、岡元伊織の運命が、時代の波とともに書かれている。ひたすら報われない2人。いや、最後は報われたって言ってもいいのかな。
    読みごたえバッチリ。会津についてもっと勉強したくなる作品。

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    2023年03月09日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    最後の最後でスポーツものらしくスッキリした。
    これがないと3点だったなあ。

    この人は本当に文章が上手い
    まだ2冊目だけど
    前に読んだ本も、ストーリーはともかく、
    文章がうま過ぎて感動するぐらい
    上手いというのは
    言葉の使い方とうまさと
    説明くさくならず、読者の想像を掻き立てるバランス感が抜群によい

    この人の書いたものならどんな設定の本でも
    安心して読めそうだ

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    2023年02月22日