須賀しのぶのレビュー一覧

  • 雲は湧き、光あふれて

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    長編かと思ったら短編だった。2番目の話が一番好きだし、これこの先が気になるなあと思っていたんだけど、最後が切なくてちょっと泣いた。あんまり想像がつかないんだけど、戦時中でも当たり前に野球をやっている時があったんだよね。時が進むにつれて、どんどん野球をする自由が奪わていくのが辛かった。最後、、、。切ないはずなのに、どこが爽やかさもあってそれが救いかも。やっぱりバッテリーっていいなあ。あとやっぱり戦争はだめだ。

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    2025年10月23日
  • 革命前夜

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    ベルリンの壁が崩れる(統合)される前の話。日本でいうと昭和から平成へ変わった時。私は昭和生まれなので、もちろんこの時代もうっすらと覚えている。
    音楽(クラシック)、戦争、スパイ、差別。
    日本にいてはわかることのない国境。たった一枚の壁が隔てる違い。
    そしてやはりこの作品で感じる国境を超える音楽の力。
    「君たちが自由な言葉を封じても、音楽をこの国から消すことはきでなかった。そして本物の音楽は必ず、人々の中に眠る言葉をよみがえらせる。」

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    2025年09月20日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    読む前に思ってた話と全然違った!でもめちゃくちゃ良かった〜。まさか一つの公立高校野球部を舞台にした、何十年以上もの部活の歴史を目にするだなんて思ってなかった。解説を読んで、1話スパンが10年くらいだと認識したけど、プロになれなくたって、高校で積み上げたものはずっと続いていくんだなあというのが断片から読み取れたのがなんだか嬉しかった。1話目の彼が、監督として戻ってきているのが熱くてよかった。いいものを読んだ。

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    2025年09月19日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    豪華作家陣が想像力と食欲を刺激する、新世紀のごはん小説。
    日常SFから遠未来SFまで8編を収録。


    「人類と食」にまつわるSF小説アンソロジーです。

    「食」は人間が生きるうえで欠かせない大切なもの。生きるのに不可欠……というだけでなく、いつしかそれは娯楽となり、美食を求め奇食を追い、飽食に飽き、ある種の歪さを孕んでいるようにも感じる昨今。食のポジティブな面だけではない部分に目を向けた一冊。
    具体的に言えばディストピア飯やオルタナティブフードなどをテーマに扱ったものが多いです
    美味しいものが大好きな私としては、こんな未来が来ないことを祈るばかり。

    個人的に好きだった話は、『E・ルイスがいた

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    2025年09月07日
  • 荒城に白百合ありて

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    ネタバレ

    会津と薩摩とを見たら、それとなく主人公二人の結末を予想できるが……。

    本書は、会津戦争の前夜に、鏡子が自刃しようとする間際に一通の手紙が届いたことから始まる。それを機に過去の話が時系列順に展開される。読者はこの時点で、言うまでもなく手紙の内容をまだ知らない。話が残り10%ほどの終盤になってから初めてその謎が明らかになる。

    物語は会津女子・鏡子と薩摩武士・伊織の視点を交互に描いて進んでいる。一方、登場人物たちが三人称の語り手によって時代のなかに置かれているようなイメージもあり、幕末の歴史を少しでも知ったほうが物語に入りやすいかもしれない。

    とはいうものの、主人公二人の性格は時代の熱狂と一線

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    2025年09月06日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

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    600ページを超える長編
    最初の100ページ導入部分は読みづらかったけど、そこをぬけると先が気になり、どんどん読み進めることができた。
    近代史に関心がある人であれば、もっと読みやすいのだろうと思った。

    夏になり8月が近づくと祖父母の被爆体験を思い出し胸がきゅーとなるものだけれど、軍隊に所属し生き延びた祖父の人生はどんなものだったのだろう?とこの本を読んでさらに想いをはせた。

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    2025年06月26日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SF×食卓の短編集。

    個人的にいちばん好きだったのは
    やっぱり竹岡さんの「E・ルイスがいた頃」
    だったけれど、
    テーマ的にもいちばん合っていておもしろいと思ったのは
    須賀しのぶさんの「しあわせのパン」

    そして新井素子さんはさすがのトリ。
    タイムリーなテーマでしっかり読ませてくれる。

    ぎゅっ

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    2025年06月13日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    8人の作家による SFごはんアンソロジー
    いろいろな時と場所のごはん
    ごはん 生きるために必要なもの
    生きていく楽しみになるもの
    サプリだけで栄養を摂るのは 嫌だな
    やっぱり 美味しいと感じながら食べたいな

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    2025年06月11日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SFと食事に関するテーマアンソロジー。どことなく漂うデストピア感と失われていく料理という文化。アンソロジーなので色々な切り口があって面白い。無駄も多いけど、多彩な料理文化が維持されていくといいなぁとか思います。
    1つだけ気になった。テーマアンソロジーに既存作品の番外編を持ち込むのはちょっとどうなんでしょうね。

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    2025年05月19日
  • 革命前夜

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    ネタバレ

    好きな曲とたまたま同じ題名で表紙に引かれ買ってみた。最初は少し難しい話なのかと期待していたものの宗教的な考えや今を考えさせられるような日本の外の様子がとても細かくそしてリアルに書かれていて少し見くびったなと感じた。少し残念だと感じてしまったのは恋愛要素だと思う。国境を越えてだの世界平和だの示唆しているのかは知らないがやはり女と男なのだと嫌気がさす。私的な理由だがそれも含めて星4の価値はあるだろう。過去の話を見るのはとても好きなので面白かった。

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    2025年05月16日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SF世界に出てくる「食事」にスポットを当てたアンソロジー。SFの中に出てくるご飯はどれも味気ないイメージだったけど、本当にその通りで(笑)、そこから繰り広げられるドラマだったり広がりや人との繋がりなども感じられて面白かった。 個人的には「E・ルイスがいた頃」(竹岡葉月)が好き。暖かい気持ちになれる。 「美味しい囚人飯」(椹野道流)は本編も読みたくなった。

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    2025年05月06日
  • また、桜の国で

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    事実にフィクションを織り交ぜる作品は、どうしてもフィクションの主人公に感情移入してしまうので、感想が感情的になってしまい、史実をどちらかに偏った見方になってしまう。
    片方では被害者だが、片方では加害者ということを忘れずにいないと。
    けっこう名言が散りばめられてましたよね。

    戦前になりつつある今の状況下、国家とはと考えさせられる1冊でした。

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    2025年05月04日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

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    戦争もの、特に太平洋戦争ものは辛すぎて苦手なのですが、流石須賀しのぶ!重いテーマでも、「ちゃんと重い内容のまま」なのに、物語の世界に引き摺り込まれて、最後までページを捲る手が止まりません。
    ストーリーテリングとキャラの立て方が一級すぎます!

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    2025年03月25日
  • 雲は湧き、光あふれて

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    高校野球をテーマに甲子園を目指す者たちの物語。
    高校球児でなくとも夢を持って取り組んだ経験のある人なら、感じるものがあると思う。
    決してキラキラしたものだけではない強い想い。綺麗事ではないからこそ心に沁みる。

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    2025年01月21日
  • 雲は湧き、光あふれて

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    戦時中に甲子園を目指す野球少年達の話が一番好き。最後の終わり方も綺麗でぼろぼろ泣いた。
    作者、どこか冷めてるように見えて実は熱い人好きなのかな。何となくそういう人がキーパーソンになってる気がする。わたしもすきだよって思って読んでた。

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    2025年01月11日
  • ブラック・ベルベット 緑を継ぐ者と海へ還る少女

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    シリーズ3

    ハル神父に弟子入りしたキリ

    獣人をコントロールすべく修行するロキシー


    どんどん具合が悪くなるファナのために、
    ディートニアへ向かう



    ファナのラストシーンの、
    ヘブンリーブルーは泣けるほど綺麗

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    2024年08月08日
  • 雲は湧き、光あふれて

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    長編と勘違いしていたので、序盤で展開がひととおり終わってびっくりした。
    3作品とも好きだけど、真ん中の「甲子園への道」が一番好みだった。

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    2024年07月19日
  • 夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて

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    夏は終わらない
    三ツ木高校の躍進が続きます。
    エース月谷君とキャプテンの笛吹君がチームを引っ張っていきます。
    これぞ青春て感じですね。
    面白かったです^_^

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    2024年06月03日
  • 雲は湧き、光あふれて

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    短編の3作品です。
    ①怪我から復帰した選手の代走専属になった選手の話。
    ②スポーツ新聞社の新人記者の奮闘の話。
    そして
    ③戦時中に甲子園を目指した選手たちの話。
    どれも感動の話です。
    面白かったです。^_^

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    2024年05月20日
  • 夏空白花

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    須賀しのぶさんの著書はやはりいい。
    『また、桜の国で』『革命前夜』『神の棘』『紺碧の果てを見よ』と読んで来たが、どれもハズレはない。
    前半は物足りなさがあったが、物語が動き出す後半は引き込まれて一気に読んだ。
    1945年、敗戦翌日から、戦争で中止となっていた高校野球大会を復活させるために奔走する人々を描いた小説。

    GHQや文科省と駆け引きしながら、あきらめず、出会いから人脈を広げ、敗戦の翌年には開催した。そこまでの道のり。そこに絡んでくる人々。野球ファンではなくても、楽しめると思います。
    野球好きには尚更楽しめるのではないでしょうか。

    それにしても、やはり巨人は好きになれない。沢村栄治に対

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    2024年05月04日