Posted by ブクログ
2010年08月31日
傭兵団の留守を狙って襲ってきた賊から村を守るため、自分とサルベーンの子どもの命と引き換えに、女神の力を取り戻したラクリゼ。
同じ頃、傭兵団も遠く離れた地で苦戦を強いられ、サルベーンも瀕死の重傷を負ってしまう。なんとかラクリゼの元へ戻るため命を繋げたサルベーンだったが、帰還を果たした彼を出迎えたラクリ...続きを読むゼは、自分たちの子どもを失う代わりに、サルベーンが必死に求めてきた女神の力を再び手に入れていた。
再会を喜びあう二人だったが、お互いの気持ちが少しずつすれ違っていくのを止められず、最終的に別れの道を歩むことになる「女神の花嫁」後編。
正直、最初から最後まで読むのがつらかった…。
ひたすら重い展開で、しかもラブラブだったラクリゼとサルベーンの気持ちがすれ違っていく様を見るのがもう…。
サルベーンお前!!な変わり様ではあったけど、どうも彼は憎めない。こんだけ酷いことしでかしてても、ラクリゼのことはまだ好きっぽいし、また女神を求めながらずっと答えてもらえなかった虚しさがあるからかなぁ。
とりあえず、ラクリゼが女神の力を取り戻す選択をしなかったら、二人はそのまま幸せな未来を手に入れていたんだろうか、と思うとかなり切ない。