須賀しのぶのレビュー一覧

  • 流血女神伝 女神の花嫁(中編)

    Posted by ブクログ

    女神の花嫁中編。前編で共にザカールを旅立ったラクリゼとサルベーン。しかし二人は意見の相違から諍いを起こし、道は分かたれる事になります。ラクリゼは命を救ってくれた家族のもとで平凡な女の子のように、サルベーンはかねてからの望み通りホルセーゼ傭兵団へ加入。二人が再会したのは、すっかり少年期を終え立派な男性と女性になった後のこと。けれど間に出来てしまった溝は深く、傷付き合いながらも、やがて結ばれます。ラクリゼが何を捨て何を得るのか。ここまで読んでいてそれを知っているものにとっても衝撃的な彼女の生き様から、目が離せない展開です。

    0
    2012年01月21日
  • 流血女神伝 女神の花嫁(前編)

    Posted by ブクログ

    ザカールの長の子として生を受けたラクリゼ。彼女は父の期待にどうしても応えられない、女性として成長していく自身への葛藤を抱いていた。そんな彼女がある日出会った、サルベーンと言う少年。彼との出会いにより、ラクリゼの運命は大きく変わります。前編はラクリゼとサルベーンの少年時代を描いています。

    0
    2012年01月21日
  • 天気晴朗なれど波高し。

    Posted by ブクログ

    女神伝の外伝。
    ランゾットに愛着が湧いてしまう作品です。
    笑う箇所が多すぎて飽きのこないのがいいところ。
    是非一読くださいv

    0
    2009年10月04日
  • 天翔けるバカ flying fools

    Posted by ブクログ

    第一次世界大戦で、エースパイロットを目指すリックが主役。
    事細かに現状が書かれているので、戦争映画を見ているような気になります。(須賀さん凄い!)
    読んでみると『バカ』と書かれた部分が納得できたような作品です。(私的にひよこが好きv)

    0
    2009年10月04日
  • 流血女神伝 帝国の娘 前編

    Posted by ブクログ

    宮廷陰謀劇。
    冒頭で主人公の少女が、いきなり誘拐され、病弱な王子の影武者にされてしまう。
    ヒネた読者でもまずまずいける。


    追記
    シリーズ読み終わってかなり評価アップ
    これはファンタジー好きじゃなくてもオススメ

    0
    2012年09月04日
  • キル・ゾーン1 ジャングル戦線異常あり

    Posted by ブクログ

     近未来だけど本格的な軍隊モノだと思います。軍人として女として揺れ動くキャッスルの行く末をハラハラしながら読めます。

    0
    2009年10月04日
  • 流血女神伝 暗き神の鎖(後編)

    Posted by ブクログ

    おもしろい!
    キャラ萌えで読んでしまうことが多い自分が純粋にストーリーにどっぷりはまって読んでしまいました。

    0
    2009年10月04日
  • 革命前夜

    Posted by ブクログ

    少し前に読んだが、ベルリンの壁崩壊事件とクラシック界での競争がバランスよく描かれており楽しめた。ドレスデンの情景が思い浮かぶような繊細な描写が素晴らしい。そこで作中に出てくるバッハのクラシック音楽を聴きながら読むことで、よりドイツらしさを感じられた。登場人物についても、色んな国から留学生として来ていることもあり、良い奴もいれば何だかんだ憎めないライバルなど、個性的で面白かった。

    ベルリンの壁崩壊においても、実際現地で見届けたような臨場感があり、差し迫るものがあった。しかしながらその勢いに負けないくらい、クラシック・コンクールに向けての熱量も凄まじかった。本書を通じて、未知なる世界の体験を同時

    0
    2026年08月12日
  • また、桜の国で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歴史の話を難しいだけでなく、惹き込まれる話にしているのは、登場人物一人一人に矜恃や葛藤があり、キャラの作り込みが深い部分にある。

    マジェナやハーニャなど芯の強い女性の存在には胸を打たれた。

    そして、ヤンとレイとマコトが最後に別れる場面は何度思い出しでも辛い。3人で仲良く桜をみる夢が叶って欲しかった。

    何度も戦場に戻ろうとする3人に対して、もう戦わないで安全な場所に隠れてと願ってしまった。だけど、もし自分が彼らの立場なら同じことをしないと言えるだろうか。

    ユダヤ人の迫害のイメージが強く、あまりポーランドの歴史は知らなかったので、他の国の都合でこんなにも凄惨な目に遭っていたことを初めて知っ

    0
    2026年08月10日
  • 革命前夜

    Posted by ブクログ

    対比が美しい。
    西と東、政治と音楽、自由と秩序⋯並べれば一見シンプルなテーマが多い。だが対極的な事象から同じ反応が出たり、みんな秘密があって認識をひっくり返して来たりと、どんどん複雑に。それらを主人公が苦労して、ドラマティックな物語にまとめてくれた事に感謝。

    0
    2026年08月01日
  • キル・ゾーン6 赤と黒

    Posted by ブクログ

    「キル・ゾーン」シリーズ6冊目

    クアラルンプール基地に戻ったキャッスルたちだが、ラファエルを戦死させた傷は、思ったよりもキャッスルたちの心に深く残っていた。

    一方、アクラで義足の手術を受けていたエイゼンの背後にいたキャッスルの父の思惑が徐々に明らかになる。

    コタキナバル奪還をかけた空中戦が予測される中、敵であるレジスタンスも、冷血マックスの指揮のもと、着々と攻勢の準備を進めていた。

    いよいよ戦いが始まったその時、キャッスルたちは意外な人物に遭遇して――。

    これまでの背景が、一つ一つ解き明かされてゆく巻。

    エイゼン。
    ラファエル。
    マックス。
    そして戦況。

    単なる敵と思っていたマッ

    0
    2026年07月18日
  • キル・ゾーン5 嘘

    Posted by ブクログ

    「キル・ゾーン」シリーズ 5冊目。

    やっとのことでボルネオ島を脱出したキャッスルたち。
    かろうじて維持している基地で、次の作戦に備えるが、上層部は再びボルネオ島に戻って、人質の救出に当たれと命じた。しかし、その任務からキャッスルは外されてしまう。

    一方、脱出のために自らの義足を売ったエイゼンは、ある秘密を抱えていた。治療のため、彼はクアラルンプールへ。

    キャッスルは一番近しいエイゼンとも離れ、どうするのか……。部下であるラファエルもまた、キャッスルを案じていた……。

    私が同僚なら、「ひどい作戦ね。……行くけどさ」と、キャッスルに言うだろう。

    このお話、レジスタンス側についている、火星

    0
    2026年07月16日
  • キル・ゾーン4 密林

    Posted by ブクログ

    「キル・ゾーン」シリーズ 第4巻

    今回からは紙の書籍である。

    レジスタンスの覇権拡大により、敵に前線の重要基地を奪われ、中核基地であるコタキナバルにも戻れなくなったキャッスルたち。エイゼンや脱出に一役買ったラファエルらも生きている。一行は、ひとまず中立地帯のクチンを目指すことになった、

    ジャングルを這うような逃避行はつらい。負傷した人員が、次々命を落とす中、敵のスナイパーから標的にされてしまう。恐怖をわざと煽るような襲撃。

    彼らは無事に密林を抜けることが出来るのか?

    あいかわらずシビアな展開が続く。

    ジャングルに潜み、視えない敵を警戒する。
    尽きた食料の代わりに、蛇を食べる。
    それ

    0
    2026年07月15日
  • 革命前夜

    Posted by ブクログ

    2016年第18回 大藪春彦賞受賞作

    1989年の東ドイツという、とても特殊な地域と時代を、日本人ピアニストの視点から描いた希少な小説でした。

    中高生の頃、教科書で見たベルリンの壁の写真。その壁がどれほど人々を抑圧し、自由を奪う存在だったのかは、当時の私には具体的に想像することができませんでした。

    日本では昭和から平成へと時代が移り、やがてバブル経済は崩壊し、「失われた30年」と呼ばれる時代へ入っていきます。その頃、東ヨーロッパの若者たちは何を求め、何を願って生きていたのか。

    芸術を学ぶために留学した学生でさえ監視の対象となる厳しい統制社会。その中で、音楽を西側への希望や自由への足がか

    0
    2026年07月09日
  • 夏空白花

    Posted by ブクログ

    1945年夏、敗戦翌日

    昨日まで信じてきた教育が一夜にして否定され、日本全体が敗戦の現実に染まっていく。すべてを失った今だからこそ、未来を担う若者たちの心に希望を取り戻したい―戦争によって途絶えていた「高校野球大会」を復活させようと、かつての甲子園球児である新聞記者が奔走する物語です。

    私は高校野球の歴史には詳しくありませんが、巻末の参考文献を見ると、新聞記事や当時の記録など、さまざまな資料をもとに高校野球復興の歩みが描かれており、史実に寄り添った小説なのだと感じました。

    タイトルの「夏空白花(なつぞらはっか)」は既存の熟語ではなく、須賀しのぶさんによる詩的な造語のようです。

    夏空の下

    0
    2026年07月08日
  • 革命前夜

    Posted by ブクログ

    今年の暫定一位にしておこう。
    ただ、わたし。音楽ワールドわからんのよねー。
    むかし、ピティナなるピアノコンクールには相当通わせたが。
    こりゃ、作者はヨーロッパ事情とか音大の天才ワールドとか相当詳しいんやろぉなぁと思いきや、最後の浅井リョウの紹介でそんなことなさそうと知りびっくり。こりゃ、私の、須賀ワールドへの誘いなのか。

    0
    2026年06月23日
  • 革命前夜

    Posted by ブクログ

    スロースタートの面白さって感じ。前半は面白くない訳では無いが、世界観や登場人物をじっくり紹介して舞台を作り上げる感じがした。その分後半の物語の動きがより面白く感じられるような作りになってると思った。
    前半に息の詰まるような停滞感から後半の2転3転する物語は、時代の動きと登場人物たちの生活がリンクしているような感じがして面白かった。

    0
    2026年06月15日
  • 神の棘I

    Posted by ブクログ

    最近優しくて軽い話ばかり読んでいたが、久々にちょっと重苦しいもの。
    と言っても読み難くはない。寧ろスルスル読める。
    ただ、内容が重い。
    あの時代のドイツを舞台にして軽くなるわけはないが…。

    アウシュビッツのシャワー室のガスが一酸化炭素だと初めて知った。

    信仰を捨てることの絶望の深さについては、よく分からなかった。

    焚書は前触れにすぎない。
    本を焼く者は、最後に人間も焼いてしまうだろう

    というハイネの戯曲の一節が出てきたが、現代の不安定な状態にも当てはまりそうで印象深かった。
    ハイネ、名前だけしか知りませんが…。

    どんな風に話が展開するのか、後半も非常に楽しみ。
    積読だったが纏めて購入

    0
    2026年05月08日
  • 革命前夜

    Posted by ブクログ

    かなり前に読んだため記憶が薄れてはいるものの、終盤の一文で非常に胸を打たれたことを覚えている。話の長さや舞台設定ならではの難しさもあり、読み返すには腰が重いが、読んでよかったと思う。美しい話。
    2020.5

    0
    2026年05月02日
  • 革命前夜

    Posted by ブクログ

    この本を読むまでベルリンの壁崩壊が40年も経っていないことを知らなくて恥ずかしく思った。歴史の教科書など軽く触れる程度でしか知らず、つい最近まで同じ国の中で格差や差別があることを知らなかった。
    当時のドイツの暮らしや歴史を経験していないのにも関わらず、この本を通じて当時の人々の心情や歴史、音楽を文章を通して読み手に感じさせる須賀しのぶさんの感性が素晴らしいと思った。須賀しのぶさんの本を読むのは革命前夜が初めてだけど、もっとこの人の感性に触れたいと思える一冊でした。

    0
    2026年05月02日