須賀しのぶのレビュー一覧

  • 雲は湧き、光あふれて

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    高校野球を題材にした短編3篇。代打でしか試合に出られない益岡、その後を補う須藤を描いた「ピンチランナー」は刹那的だが、心情をストレートに表現していて好感が持てる。記者目線で描く「甲子園への道」もいい。表題作は反戦を絡めた著者のメッセージのある内容である。好みが分かれるところだとは思うが、「甲子園の道」に登場する月谷にフォーカスしちゃうかな。明らかに扱い違うし...。続編を即、手に取ることになるだろう。

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    2020年02月10日
  • エースナンバー 雲は湧き、光あふれて

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    どうやら今作から、前作の中の短編集『甲子園の道』に出てくる、弱小三ツ木高校がメインになったようだ。監督目線・記者目線・生徒目線で綴られる、大変爽やかなストーリー。まさにえぇ話だが、個人的には前作『雲は湧き、光あふれて』のテイストに大きく心揺さぶられたので、その視点からだと若干物足りない。しかし青春である。熱闘甲子園のようである。これを読んで以前からの『生まれ変わったら高校球児になる』という願望がますます強まった。

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    2019年11月27日
  • 夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて

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    三ツ木高校、甲子園を目指すもいよいよクライマックス。宿敵・東明高校との対決。ベタですね。でもこれでいいんです。部員、マネージャー、監督..本当に成長した。第1巻ではしゃらくさいと思っていたエース月谷君も、ええ子やったんやね。本当に試合を見ているような、彼らのドラマを追えてよかった。感無量。三ツ木高校の夏はまだ終わらなーい!私の『生まれ変わったら高校球児になる』という願望も確信に変わった。

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    2019年11月25日
  • ブルー・ブラッド 虚無編(下)

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    上巻から時間が過ぎて

    それぞれが大人になって。

    立場も違う今、友情にもにた復讐のために暗躍するヴィクトール。

    ますます力をつけていくユージィンだけれど、
    晩年がなんだか痛ましい

    けれど、それでも自分の道を進んでいく姿は
    ある種尊敬の念をいだかせる

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    2019年10月18日
  • ブルー・ブラッド 虚無編(上)

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    何年ぶりかに読んだけど、
    やっぱり面白い〜!

    策略につぐ策略、
    若かりし日の友情がキラキラとしていて読み応えあり!

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    2019年10月18日
  • 夏空白花

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    面白かった。

    日本の夏といえば、甲子園。
    終戦直後の日本で、高校野球復活のために奮闘した新聞記者の姿を描いた小説。

    タイトルは「なつぞらはっか」と読む。
    夏空に白球が飛んでいく様を喩えたのか、と思ったら違う。夏空の下、グラウンドを走り回る白いユニホーム姿の選手のを譬えたのだという。

    敗戦の1年後に、焼け野原の中で、主要な球場を接収された中で、高校野球の全国大会が開催されたなんて、よく考えれば奇跡だ。そんな奇跡が目の前で繰り広げられれば、選手たちはまさしく希望の真っ白な花のように、観客の目には映っただろう。

    なぜ、日本において、こんなに野球が他のスポーツに比べて特別扱いされているのか?また、なぜ、日本にとってアメリカという国は特別なのか。
    この本を読んでよくわかった気がする。

    著者の須賀しのぶさんは、僕と同じ年代の方。
    そのせいか、野球というスポーツに対する距離感がとても似ているな、という印象を持った。
    野球への愛情を持ちながら、「野球道」からもアメリカン・ベースボールからも距離を置いた目。ただの感動物語でないところがさらに良い。

    本屋大賞2019 1次投票第17位

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    2019年08月30日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    最初はあだち充の漫画みたいと思ってよんでいたが、球児たちの夢が、時代を越えて紡いでゆき形作られてゆく過程に爽やかな感動を感じた。
    主役の高校のライバル校の溝口高校のモデルは、私の出身校らしい。はるか昔、甲子園の準決勝を見に行った記憶が蘇ってきた。

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    2019年08月04日
  • 夏空白花

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    ネタバレ

    戦後間もなく、疲弊した日本の若者たちのために高校野球を復活させようと奔走した、朝日新聞記者の物語です。
    正直最初はこの作品中の多くの人々と同じく、「なんでこの大変な時期に野球なんぞ…」と私も思ってしまいました。
    食糧難で生きるだけでも必死なのに、球投げて打って遊んでるんじゃない!と、当時の母親の気持ちになってしまった。
    でもそんな批判を受けつつも必死で走り続けた神住の努力と、戦後1年で復活した球児たちの誇り高い美しさには涙が止まりませんでした。
    どんな状況でも夢や希望は何ものにも代え難い宝なのでした。

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    2019年06月11日
  • 夏空白花

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    初めて読む作家さん。
    以前、某公共放送の歴史番組で、終戦わずか一年後に開かれた高校野球(当時は中等学校)の大会について視聴して驚いたことがあったが、この作品はその史実をさらに深掘りしてあって興味深く読んだ。
    主人公が夏の甲子園大会の主催者である朝日新聞の記者でありかつて甲子園でプレーした球児であるものの甲子園で苦い思いを残したままというキャラクターならではの視点、そしてGHQ側、つまりアメリカ側から見る日本の「野球」とアメリカの「ベースボール」との違い、更には戦時中難しい立場で生きてきた日系人、更には当時すでに甲子園があこがれであり目標でもあった球児たちや球児たちを取り巻く大人たち、それぞれの視点や言い分、胸に秘めた思いなどが公平に熱く語られていて、その点でも興味深く読めた。
    夏の大会再開に漕ぎ着けるまでの様々な苦労や交渉はもちろんだが、いろんな人々の葛藤も描いてあって良かった。

    終戦直後で誰もが生きていくのに必死だったとき、今日食べるものすら手に入るかどうかわからない、そんなときに野球大会を再開するなんてトンデモ話だと今でも思うが、それを一年で本当に開いてしまうのだからすごい。
    そして実際にこんな苦しい状況の中でも地区予選を勝ち抜いて全国大会にやってきた中等学校の球児たちの熱意、決して安くないチケットだったにもかかわらず満員の観客がいたということにも驚かされる。
    さらに言えば、当時はプロ野球より人気の高かった東京六大学野球や、職業野球と呼ばれていたプロ野球も再開していたことにも驚く。
    人が生きていくためには食料やお金だけではない、なにか熱中できるものが必要なんだと改めて思う。

    一方で現在でも大会が開催されるたびに巻き起こる議論、日本ならではの精神論や「野球道」についての厳しい指摘もあり、このあたりも考えさせられた。

    最後まで読み終えて、タイトルの意味がわかる。その情景を想像しただけでも感動する。

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    2019年05月02日
  • 夏空白花

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    やっぱり日本は野球とともに近代化してきたんだね。そして戦後復興も野球とともにってわけだ。甲子園大会(戦後の最初は西宮だったけど)が、球児の夢であることは疑いようがない。勝利至上主義をはじめとして歪なところもあるけど(特に近年は商業主義が行き過ぎてると思う)。戦後最初の大会で挨拶に立ったGHQの「最善を尽くせ、そして一流であれ!」は最高だ。スポーツはこうありたい。

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    2019年04月04日
  • 夏空白花

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    現代の高校球児、その時代は中等学校の球児だった朝日新聞の記者が、終戦直後に高校野球を再開させようと奮闘する。

    史実にもとずくフィクションは大好物です。
    初めは読みにくく、気づけば流し読みとなっていて、もしかして合わないかも?と残念に思っていましたが、ジョーの秘密に到り、ビビビと来てしまい、改めて初めから読み直しました。

    高校野球再開に奔走する神住の熱意が今ひとつつかみにくい感じでしたが、この時代にあれだけの行動力は熱意なくてはできないことかと、後に読み込みきれていなかったことに反省しました。

    高校野球、六大学野球、プロ野球の当時の立ち位置が、今とは少し違うようでとても興味深かったです。

    近いうちに「二つの祖国」を読む予定です。
    タイミングも良かったと思います。

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    2019年04月03日
  • ブルー・ブラッド 復讐編

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    ドキドキしながら読んで、最後はちょっと泣いてしまった。
    ユージィンは怖いけれどエーリヒも怖いなと思った。

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    2019年03月26日
  • 夏空白花

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    終戦後の生きていくのも大変な中果たして高校野球開催は時期尚早では?
    感動的な話だけで終わらせないのはさすが須賀さん
    混乱の日本の様子がよく分かる。

    実名も出ているが
    どこまで真実でどこから小説なのか?
    興味はつきない。

    そう言えば、父はプロ野球も高校野球も好きだったな
    父の世代は今よりずっと野球に熱中していた
    その意味が少し分かった気がする。

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    2019年03月04日
  • 夏空白花

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    ネタバレ

    著者作品は3作目。
     ドイツが好きで、ヨーロッパの近現代史が得意分野と思っていたが、高校野球を題材にしたものもあるのも知っていた。その著者が、2018年夏、高校野球100回大会の節目に世に送り出したのが本書。

     大戦後1年で復活を果たした高校野球。その史実を基に、その復活までの尽力を、朝日新聞社運動部の一記者神住を軸に描く。
     舞台は、1945年夏の大阪、物語はあの玉音放送から始まる。それまでの正義、価値観がひっくり返り、食うや食わずの焼け野原の中、敗戦翌日からストーリーは動き出す。
     物質的な困難は容易に想像つくが、GHQの存在、文部省との綱引きなど、周辺には多くの障害があったことを、ひとつひとつ丹念に描いている。そのあたりは、さすが歴史もの作家という筆致だ。読みやすい。

     予想外だったのは、野球の普及には、当然、それを国技とするアメリカの強力な後押しがあったからと思っていたが、大リーガーに代表されるプロが魅せる“ベースボール”と、なぜか、当時は六大学に代表される学生のゲームが人気を博していた“野球”との違いに、アメリカ側=GHQが異を唱えていたという点。
     職業野球は読売グループが東京を中心に動いており、六大学野球もまた別の動きをしている中、関西では甲子園球場での高校野球の再開に向け、朝日新聞が奮闘する絵図が面白い。思いもよらない障害が、内外の要因で錯綜する。

     歴史的事実も実に興味深いのだが、そのような史実の後追いだけではないのが、この著者の巧いところ。主人公の神住を、かつて夢破れたの高校球児とし、さらには沢村栄治の同世代に設定した。熱狂する甲子園、それに翻弄される若者の夢、挫折の心情にも触れる。さらには戦争で徴兵される無念を沢村の人生に象徴させる。
     また記者の立場として、地方を巡り当時の日本の敗戦直後の実情を描き出し、同僚たちの会話から、記者魂の他、マスメディアのあるべき立場、世間に対する責任までを論じようとする、実に欲張りな内容になっている。戦中、“紙の爆弾”(=大政翼賛の新聞記事のことだ)を放ち続けた新聞、その中に居た人間たちの生身の苦悶が生々しく描かれている。
     史実部分より、実は、そうした同僚、先輩記者、カメラマンとの熱い会話が読み応えあったりする。さらには、妻美子が神住に放つ言葉は夢ばかり求めがちな男どもへの痛烈な警鐘に聞こえた。

    「あんな、動機なんてどうでもええねん。言うとくけどな、調子乗っっとった男は、なんやうまくいかへんなった途端に、すぐ行動理念やの何やのと目に見えんこと言い出すけどな、そうなったらまずろくなことにならへんからな。戦争がええ例や。あんたらすぐ、精神論に走って目的見失って迷走して取り返しのつかんへんことになるやんか」

     占領軍のアメリカ側とに芽生える不思議な友情も見ものだ。“キベイ”という存在も本書で初めて知った。「イッセイ」でも「ニセイ」でもない「キベイ」。多くの英語辞典に“kebei”という単語として掲載されている特別な意味をもった言葉。その運命を背負った一人の男が、学生野球の存在を良しとしないアメリカ側を説得する切り札として登場する意外性と、フィクション部分ではあろうが、アメリカ軍vs日本軍で合いまみえるテストマッチの清々しさ。 野球世代には響くものがある、実に読み応えがあった。なのに、平易な文章で読みやすいんだなぁ、これが。

     あと巧いと思ったのは、タバコの使い方。昭和の記者は、ぜったいヘビースモーカーだったろうなというのがよく分かる。時代感を出す小道具としてタバコが活きている。また「朝日」という銘柄のタバコがあったのを上手に使っている点にもニヤりとさせられる。
     細部にまで配慮の行き届いた、なかなかニクイ作品。

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    2019年02月09日
  • 芙蓉千里

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    面白かった!
    最近何かとこの時代の朝鮮に触れることが多い気がする

    歴史の勉強にもなるなぁ
    髪型とかいちいち調べたりして…

    このおフミが千里をかけるお話。これから先どんなことが彼女をまっているのだろう。
    続きが楽しみ

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    2019年02月03日
  • 神の棘I

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    須賀しのぶさんは昨年からお気に入りの作家さん。本書も期待に応える読み応え。悲劇的な事件で家族を失った二人の主人公、一人は修道士の道を目指し、一人はナチスSSに身を投じる。どちらも一神教という点では同じなのかもしれない。その後も導かれるように再開し、奇跡を繰り返す物語。細かな感想はひとまず措くが、国家(本書ではナチスドイツ)や宗教(同、キリスト教)、人種(同ユダヤ人)など、個人ではどうしようもない大きな力に遭遇した時の行動、友情などについて深く考えさせられる。平和な世の中、場所であっても、常に危険の萌芽を感じられるようにしたい。

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    2019年01月06日
  • 夏空白花

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    終戦直後、高校野球の復活を目指して全国を回る記者。彼はかつて投手として活躍していたが、苦渋を味わって野球から遠ざかった身だった。
    そんな彼が、戦争の傷跡が深く残る世間に野球を復活させようと駆けまわる。彼を動かすものはなにか…そして、大会の再興を阻むものはなにか。
    真摯にその時代を描き、野球にまつわる人々の思いを様々な側面から描いた物語。

    この作者さんは、戦争ものも残酷さ含めて難なく描き、さわやかな青春小説も軽く描いてしまう幅広く豊かな作風を持たれています。

    そんな手練れの作者さんが、いたってストレートに(フィクションとはいえリアルに)高校野球大会の復活までを市井の人々の視線で真正面から描いた物語は、あっという意外性や悲劇がなくともこんなに読ませてくれるのだと思うほど、いきいきとした力に満ちていました。

    その力を生むのは、野球へかける熱い思いを持つ人、複雑な想いを抱く人、そして憎しみをも抱く人。さまざまな立場の人々の生きざまが文章を通して浮き上がり、話に温度を持たせてくれたと思うのです。

    読み終えると表紙のような青空を仰ぎ見たときの気持ちになれる、とても素敵な小説でした。

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    2018年12月20日
  • 夏空白花

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    高校野球、ファンではないけれど他にない魔法がかかっているのは私もわかる。

    その高校野球と、戦争が重なりあい、ドラマが生まれる。

    登場人物それぞれの背負うものと、それらが噛み合う運命と。

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    2018年12月19日
  • 流血女神伝 喪の女王8

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    今までゆっくりし過ぎてた遅れを取り戻すかのような展開で,一気に物語は収束.ザカリア女神に美味しいところを持って行かれた感があるが,全員死亡という最悪の事態は免れた.それにしても,主要な登場人物がバタバタと退場していくのは寂しかった.最後後日談でお茶を濁されたようで,せめてバルアンのことはもう少し詳しく書いていただきたかった.神々と人間の関わり方や信仰といったものをいろいろ考えさせられる物語だった.

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    2018年12月14日
  • 帝国の娘 下

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    これ、少女小説だったのか。須賀しのぶは他の作品を読んでいたので、そのカチっとした物事の真髄を追求していく文体が好きで、そんな人のファンタジーってどんな感じだろう?と思って手に取ったが、全く違和感のない面白さだった。たぶん、シリーズ読破してしまうわ。

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    2018年12月03日