須賀しのぶのレビュー一覧

  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    野球小説に初挑戦。
    用語だらけで読みにくくないかな…という懸念はすぐに吹っ飛ばされて、夢中になって読んだ。
    最初は高校野球を舞台にしたただの短編集かなーと思いきやまさかの連作もの。
    第一章の舞台は1988年、第二章は1998年…というふうに、10年ごとに北園野球部のそれぞれの夏を切り取っていて、その斬新さにも惹かれた。
    読みながら、高校生の時に野球部の応援で神宮に行った時のことが鮮明に蘇ってきて懐かしくもなった(結局決勝で負けて、甲子園まで後一歩だった…奇しくも北園と一緒!)
    やっぱり野球っていいね、青春って素敵。
    今年の夏の甲子園シーズンにまたもう一度読みたい。

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    2024年01月07日
  • また、桜の国で

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    「ポーランド侵攻」「ポーランド分割」「ワルシャワ蜂起」ー世界史では馴染みのある言葉だったが、本作によってその実態を知り戦慄を覚えた。
    教科書では単なる1ページだが、そこには当然その時代に生きた人々のリアルがある。それが“地獄”と呼ばざるを得ないものであったとしても、語り継がねばならぬことがある。そう感じさせる作品だった。

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    2023年10月20日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    県立北園高校が何世代にも渡り悲願の甲子園を目指す話。高校野球が大好きな私にとって最高の小説だった。どの世代にも胸を熱くさせられ、勝ってくれと祈りながらページを捲る。先の章で高校球児のその先が知れるのも良くて、こんなに立派になって……と親戚気分になる。やはり夏は野球!

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    2023年10月10日
  • くれなゐの紐

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    出版社が違うので申し訳ないですが、読後コバルト文庫を読み漁りたくなりました。
    少女小説のような展開ですが読み応えがあるのがさすがだなと思いました。

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    2023年09月14日
  • ゲームセットにはまだ早い

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    ネタバレ

    野球が大好きで、野球一筋で生きていたような男たちが、プロや社会人の球団にもあぶれて、最後の可能性にかけてあつまってくるクラブチーム。監督や、一般職から駆り出された女性マネージャー、スポンサーの会社の人など、それぞれの立場の人となりも、リアルに描かれる。まわりから期待されて投げ続けた挙句、肩を壊してしまい、人間不信と自分自身の心の闇から立ち直れない直海にじりじりさせられるのも良かった。お手軽な気持ちよさではなく、現実路線の中で展開されるストーリーに胸をうたれる。

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    2023年09月05日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 5

    購入済み

    完結

    終わってしまったのがとても残念。
    国が、彼女がこの後どのように動いていくのか生きていくのかをもっと見たかった。

    #切ない #ドキドキハラハラ

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    2023年05月10日
  • 神の棘II

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    人を赦すとは

    最後のアルベルトの言葉で
    マティアスはこれまでのアルベルトへの対峙が間違っていなかったとわかるのでは
    そんなふうに思われたい
    そんな生き方をしたい

    生き方、考え方
    心に響く本でした

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    2023年05月03日
  • 神の棘I

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    戦争に突入し、それぞれ別の道を歩むもきっと再会する2人。

    それが、
    どのような場面で
    どんな状況なのか

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    2023年05月03日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    甲子園を目指す高校球児たちの話

    何世代か繋がっていく話がいい。
    才能があるものないもの、経験を経て大人になっていく。
    球児は経験を積んで大人に。
    良いお話でした。

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    2023年05月01日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 5

    Q

    購入済み

    半端な終了

    半端な終了だと思ったら、現在進行形で続いてるラノベの序盤の漫画化なのね。
    病弱な皇太子候補の替玉人生終了までの。
    ラノベは大抵漫画の方が読み良い。続編、期待します。

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    2023年04月27日
  • 帝国の娘 下

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    上巻は世界観に入るので精一杯だったけど、下巻はその世界観の中で一気に話が動く。
    須賀さんはどの作品も世界観を丁寧に表現するから、前半は入りにくい節がある。でもそれが後半の面白さに繋がる。須賀さんの手法ですね、最高です。

    主人公カリエの目線で話は進むけど、他の皇子たちの心情、それぞれの立場や苦悩がわかりやすく、ラストはほんとに切ない、、。
    須賀さんの作品はどの女の子も強く、元気をもらえるから好き。ただの幸せ者とかではなく、ちゃんと挫折を経験し、努力を重ねる姿が最高にカッコイイ。
    エドのカリエに対する思いは完全に愛情ですよね、素敵です。宝塚とかでやったら面白いだろうなぁ。
    角川で新装版が出たのが

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    2023年04月10日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    本の帯に「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位&「2017オリジナル文庫大賞」大賞と有ったので、予備知識も何もなく手に取った本。

    典型的な高校野球青春小説でした。
    この手のスポコン系は大好物なので、一気に読んでしまいました。
    面白かった!

    昭和30年代に一度、県大会準優勝している(結局甲子園には行けてない)埼玉の公立高校が主人公。
    10年ごとの野球部が章ごとに分かれていて、前章のキャプテンが、10年後にはどこかの野球部監督になってたりして、短編的ではあるものの結局連続して、その公立高校が舞台になっている。

    女子マネージャーの話や、キャプテンの苦悩、うざいOB会の事等、色々な立場

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    2023年03月30日
  • 神の棘I

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    『また、桜の国で』、『革命前夜』を読みましたが、これも読み始めたら止まりませんでした。Ⅰを読み終わったばかりですが、Ⅱを読むのが本当に楽しみです。

    舞台はナチス政権下のドイツ。マティアスとアルベルト、正反対のような生き方をしている二人が、ラスト、どうなるのか。
    神、信仰、救い、悪、それは今の時代も変わらずある問い。それが後半どのように語られ、展開していくのか楽しみに読みたいと思います。

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    2023年03月27日
  • 荒城に白百合ありて

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    須賀様安定に素晴らしかった。
    須賀様の歴史物は第二次世界大戦絡みの作品がほとんどだったけど、こちらは幕末のお話。
    カタカナだらけの登場人物よりはわかりやすいけど、歴史の知識が自分にあまりになさすぎて難しかった。

    須賀様お得意の、実在する人物と架空の人物が織り交ぜられているところはさすがでした。
    薩摩藩士の言葉はちょっと字面だと読みにくいけど、頭で音声に置き換えると納得。

    青垣(森名)鏡子と、岡元伊織の運命が、時代の波とともに書かれている。ひたすら報われない2人。いや、最後は報われたって言ってもいいのかな。
    読みごたえバッチリ。会津についてもっと勉強したくなる作品。

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    2023年03月09日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    最後の最後でスポーツものらしくスッキリした。
    これがないと3点だったなあ。

    この人は本当に文章が上手い
    まだ2冊目だけど
    前に読んだ本も、ストーリーはともかく、
    文章がうま過ぎて感動するぐらい
    上手いというのは
    言葉の使い方とうまさと
    説明くさくならず、読者の想像を掻き立てるバランス感が抜群によい

    この人の書いたものならどんな設定の本でも
    安心して読めそうだ

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    2023年02月22日
  • 夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて

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    甲子園に向かって青春する野球少年たち!!!!そしてそれを追いかける新人記者の連続短編集でした。あまりにも爽やか。たまらないです。
    高校生の3年が終わっても、趣味でもプロでも好きなことを続けれますね、という後味までも爽やか小説でした。

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    2023年02月04日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

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    外れ無しの須賀しのぶ

    浦賀の少年、鷹志は海軍兵学校に進み海軍士官の道をめざす。

    妹の雪子は兄と別れ、自分の夢を貫きいばらの道を歩む。
    そして、日支事変、太平洋戦争と時代は進み鷹志、兵学校の同期たち、雪子も戦争に翻弄される。

    兄を思う妹、青春を戦争にささげた若者たち。

    題名「紺碧の果てを見よ」、私も見てみたい。

    最後は落涙

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    2023年02月01日
  • 帝国の娘 上

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    「革命前夜」で気になった須賀しのぶを読んでみようとこちらに手を出したのだが、読み終わってみてはじめて全25巻の大作の冒頭にすぎなかったことに気がつく。
    近年大量に生まれた異世界ファンタジーものの一つといえばそうで、10年前に角川で復刊、そして最近になってマンガ化と今頃わざわざとりあげられるのもわかる。ただ歴史に翻弄される主人公のアップダウンはハンパなく、彼女をおそう運命の追い込みの厳しさは相当なもので、近年の王道作品にみられがちな、ぬるい俺TUEEE的な異世界チートものとは一線を画する。むしろ貴種流離譚的な構成は、より伝統的な神話的物語として受け入れられるものだろう。
    僕にとっては全くうもれて

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    2023年01月22日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

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    読みすすめていくうちに心が熱くなっていく作品だった。
    埼玉県の公立、北園高校を舞台に70回、80回、90回、100回大会のそれぞれを描いた作品。
    高校野球が限られた3年というタイムリミットがあり、なぜこんなにも人々を熱狂させているのかが改めてわかる。
    OB会からのプレッシャー、頭角をあらわしてくる投手、女子マネージャーへの扱い、ハズレ世代といわれたチームの逆転劇。すべて高校野球に全力で挑む姿はザ青春という他なかった。部室に飾られる過去の栄光の写真から、代々悲願の甲子園へという想いが積み重なっているのが印象付けられる。
    また高校3年が終わってもそれぞれの役割で母校に関わっていくのも、現役時代に全

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    2023年01月11日
  • 流血女神伝 喪の女王8

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    ネタバレ

    バルアンとカリエの再会と対決と決別が見たかったー!というのが最終的な嘆きなのですが、そういったのがなく終わるのがこのシリーズだよなぁという気持ちもあり。
    └神話の終わりなら、女神が浄化されたのちの、最後の神の祟りの具現となってしまったバルアンと、女神と決別したカリエが対峙してはっきり決別してほしかったなという…でも会ったらカリエがバルアンに殺されるから無理だったんだろうなというのもわかる……

    帝国の娘から見られた王の素質を花開かせ、初の女性総督として華々しく栄光の座を歩み、各国の平和のため尽力するカリエが見たかった! んだけど、この物語は運命に翻弄されながら生き抜いた、かけがえのない平凡な少

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    2023年01月06日