須賀しのぶのレビュー一覧
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購入済み
上下を一気に2日で読みました。面白かったです。少女カリエが攫われて身代わりとなり、活躍する話です。
ライトノベル(コバルト文庫)の「流血女神伝」からとのことを読後に知りました。ライトノベルと小説・文芸の差がなにか解らなくなりました。 -
Posted by ブクログ
芙蓉千里シリーズの最終巻、読み終わりました!
すっごく面白くて、中盤は涙が…。
最終的にはとても幸せに溢れた終わり方で、後味が凄く良かった。
でも、まさかあの人が…という驚きは凄くあります(笑)けど、そんな展開も、らしくて好き。
3、4巻目になると、なんかもう、少女大河ロマンらしく歴史感が濃厚になってきます。
この辺、歴史小説読んでる感じ。
とにかくフミが強く逞しく、本当惚れ惚れしちゃう。かっこいいなぁ。
男たちも男っぷりをあげ、なんか読んでていろんな人の成長を感じた(笑)
まあとにかく、面白かったです。
ストーリーもさる事ながら、文章立てやタイトルの付け方にとてもセンスを感じる本でした。
「永遠の曠野」は凄くいい。
4巻の中盤の同タイトルの章があるんだけど、ここが最高のクライマックスっていうアクセントになってますよね。
ラスト章をタイトルにもってくる本はいっばいあるけど、私はこうゆう取り方にセンスを感じるなぁ。
永遠の曠野の章は、たまらなく良かったです。一番かっこ良く心に焼きついてる。
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Posted by ブクログ
長編で、歴史が苦手な私には難しそうだとなかなか手が出なかったこの本、読み出せば直ぐに夢中になり、あっという間だった。
学校の歴史の時間にその言葉が出てきたとだけは覚えている「ワルシャワ蜂起」。このワードにこんな大切な深い事実があったとは…。何も知らずにいたことに唖然とした。
そして、よく耳にするショパンの『革命のエチュード』。ショパンがポーランドの人々にとってどれほど大切なのかも知ることができた。
自国を、そして、外国を、今まで知らなかった歴史を少し知るだけでも見る目が、想いが変わってくる。ガラッと変わる価値観に、少し恐怖も感じる。それにしてもなんと上っ面の雰囲気だけで外国を見て、そして、生きてきたのだろうと情けなくなる。
外交官の仕事や使命も学べた。
一人一人の人間が、例え誠実で思いやりがあるものでも、国など、より大きなものに取り入れられると、跡形もなく消えてしまう。それは、日常、私たちが生活で経験する、会社だったり、学校だったり、その他諸々でも同じ。小さな単位だと家族もかもしれない。
この物語は、それを消しさらず、一人一人が行った真心ある行動を残して伝える大切さを教えてくれる。
読んで良かった。自国のことも、もっと知らなければいけないと痛感した。この本を読んで私が抱いた外国への憎悪や嫌悪と似たものを、日本にも向けられている事実が沢山あるだろうから。
[国を愛する心は、上から植え付けられるものでは断じてない。まして、他国や他の民族への憎悪を糧に培われるものであってはならない]
という言葉が、強く心に残っている。
備忘録として…
○人が、人としての両親や信念に従ってした事は、必ず相手の中に残って、倍になって戻ってくるんだ。…
僕たちは立場上、どうしても自国にとっての損得で行動を考えがちだが、あの時の子供たちの笑顔思い出すたびに、外交の本質はあそこにあるんじゃないかと思い直すんだ。(外交官織田の言葉)
○おまえがポーランドから見る世界は、過酷かもしれないが、きっと美しい。(棚倉慎の父の言葉)
○国を愛する心は、上から植え付けられるものでは断じてない。まして、他国や他の民族への憎悪を糧に培われるものであってはならない。人が持つあらゆる善き感情と同じように、思いやることから始まるのだ。そして、信頼と尊敬で、培われていくものなのだ。
○この戦いは、君たちの復讐心を満たすためでも、君たちが英雄になるためのものでもない。戦闘は無残なものだ。理念がどれほど崇高であろうが、実現するための戦闘は、ただただ残酷だ。そして、戦うことのみに、意味を見出すようになったら、それはもう破綻しているのだ。我々は常に、戦闘が終結した後のことを考えて行動しなければならない。君たちは自由のために見事に散るためにいるのではない。美しい最期を望むようになったら、それはもう、理想そのものを自ら投げ捨てたのと同じことなのだ。( ワルシャワ蜂起軍幹部イエジの言葉) -
Posted by ブクログ
読んでいて胸が苦しくなる、訴えかけてくるものがあった。
教科書には「ドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まる」としか記載されていない。その一文の後ろには夥しい数の犠牲と苦しみと怒りと叫びがあったんだろうと思わせる作品だった。
スラブ系の日本人外交官
ドイツ生まれのユダヤ人
アメリカ国籍のポーランド人
その3人が織りなす物語だからこそ、民族とは、国籍とは、外交とはと深く考えさせられた。
外交とは人を信じるところから始まる。誰かに与えた無償の愛は必ず倍になって帰ってくる。
その信念のもと駆け抜ける日本人外交官の真っ直ぐなストーリーです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ終戦直後の日本って、こういう感じだったんだろうなあということがよく伝わってくる。
戦争が終わり、今まで自分がやってきたことと、これからやっていかなければいけないこと。
その辻褄を合わせるのに、厚かましくやっていける人とそうでなかった人。戦争で勝った人たちと負けた人たち。戦争では勝ったけれど、日系人として差別を乗り越えなければいけなかった人たち。いろいろな立場の人がぶつかって、様々な葛藤があり、それを野球好きとしての共通点で乗り越えていく。僕自身はそれほど野球に思い入れがあるわけではないけれど、人物がとてもしっかり描かれていて、本当にこういう人がいたように思えた。どこまでがフィクションで、どこまでが事実なのか、そのあたりももう少し知りたい。
少しだけ違和感を感じたのは、主人公が下手な英語で話しているはずのことが、どう考えても日本語でしか表現しづらいような言葉で書かれていたところ。もう少しカタコトの英語感があったほうが良かったと思う。