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時は大正。消えた姉を追ってやってきた帝都屈指の歓楽街・浅草で、仙太郎は浅草六区を牛耳る男子禁制の少女ギャング団・紅紐団の長、操と出会う。家族より強い絆で結ばれ、厳しい団規に支配される紅紐団に仙太郎は女装して潜り姉を捜すが、その裏では彼の知らぬある企みが進行していた。最底辺の街を、時代を、生き抜け。少年少女らの生きる力が迸る、傑作長編!
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Posted by ブクログ
倫子姐さんが最後まで筋を通し切っていて格好良かった。 何かに依存すると周りが見えなくなるし、自分のしたいことばかりが先行してしまう気持ちはわからなくもない。登場人物がそれぞれ魅力的で最後までだれることなく読み終えれた。須賀しのぶさんの作品の中でも好きランキングで上位に来る作品。
次から次へと人物と場面が展開していきます。それも突然やってくるし、緊張感を多分にはらんでいるので、おもしろかったです。まず、設定が面白いです。かつてのコバルト文庫読者には垂涎ものです。
出版社が違うので申し訳ないですが、読後コバルト文庫を読み漁りたくなりました。 少女小説のような展開ですが読み応えがあるのがさすがだなと思いました。
革命前夜で須賀しのぶさんのファンになってから、次に選んだのがこの本。 映画を一本見終わったような読後感で、展開も面白かった。 倫子がかっこよかったなあ。口うるさいし怖いけど、人をよく見てて、強くて好きだと思った。 絹やあやにも感情移入してしまい苦しくなることもあったけど、それも含めてこういった時...続きを読む代があったのだろうなあと、想像をめぐらせて考えさせられた。
初めての作家さん。 久しぶりに懐かしい少女漫画を読んでいるような、そんな感覚になった。 読み終わってみて、実はとても短い期間の物語だったことに驚いた。 そこには、少年・少女に起こる出来事の凝縮感が端的に現れていた気がする。
長くて、切なくて、重いお話でした。大正時代を設定としていますが、これ、現代でもこういうことあるのでは⁇って個人的には思いました。家出した少女達が行くところがなくて色々な犯罪をおかしてしまう、反社会組織に食い物にされる…時代は変わっても人間の中身は変わらないのかも。主人公の姉ハルや操、茂や辰雄、そして...続きを読む太田議員にはもっと報いを受けろ!とは思いました。仙太郎には偉くなってもらいたい☆びっくりしたのは作中にわたしのばあちゃんと同姓同名がいたことf^_^;ちょっとびっくり…というか、へー!と思いました。
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