須賀しのぶのレビュー一覧
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無料版購入済み
こういうタイプの試し読みも
こういうタイプの試し読みも有りかなと思います。というのも、複数の野球に関する短編小説からなるこの本なんですが、そのうち例えば一つの話を試し読みできるのではなくて、それぞれの短編の導入部分を試し読みできたから、その導入が面白くて、ぜひとも本編が読みたくなりました。夏の甲子園が昨日で終わり、その余韻があるうちに読みたいと思います、オススメです。
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Posted by ブクログ
ネタバレこんなに輝かしいボーイミーツガールがこんな悲惨な結末を遂げるんだ……と前編読みながら呻いていました。
本編では男嫌いと揶揄されるラクリゼが幼少期は女嫌いで男として育てられていたというのは驚きだったけど納得。
そこでラクリゼに愛情を注げなかった父が、当初はそうだったけど次第にラクリゼに母の面影を見てひたむきな努力を誇りに思うようになっていた、しかしそれを告げることはもはやできなかった、というのが深みがあっていいなと思いました。
いやしかし帝国の娘でも想ったけど、カリエのザカール人に偏見を抱かない美点を描いた後でザカール文明の蛮族っぷりを描くのエグい。
ザカルエフィは長老から愛されるの -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦時ナチス支配下のドイツでかつての同級生2人、ナチス側のアルベルト=ラーセンと迫害される側である修道士のマティアス=シェルノの2人の戦いを描いたお話。2人は互いに対立することもありながら不思議な巡り合わせの中で協力もしつつそれぞれの戦いに挑んでいく。 マティアスは初めから分かりやすく真っ直ぐで、人道的な戦いを行う。 対するアルベルトはナチス側であり悪役かと思いきや彼は純粋に守ると約束していた奥さんを守り切り、同時に助けられるところではマティアスやユダヤ人に手を貸すところもあった人。ロシア遠征ではユダヤ人を大量に虐殺していた訳で、決して善人とは言えないけれど、自分も彼と同じ立場ならど
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Posted by ブクログ
ネタバレ第二次世界大戦下のポーランドで、日本の外交官の目から見た戦争。
突然のドイツ軍の侵攻、避難民、市街戦、団結して侵略者に立ち向かう市民とおびただしい犠牲者。
味方のはずの同盟国からの支援は少なく、絶望的は状況で孤軍奮闘する人たち。
ウクライナでの戦争と重なる部分も多くて、昔の話なのに今に通じる話でもある。
歴史は繰り返すということか。
物語では戦争を回避しようと奮戦する人たちが多く出てくるのに戦争を止めることが出来なかった。
もしそれが繰り返されるとしたらとても恐ろしいのだが、これから実際どうなっていくのか。
歴史をもっと学びたいと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマティアスとアルベルト、かつての親友だった2人の歩んだ道は、分たれたと思えばある一点で繋がり、決して完全に分たれることのない絆がそこにはあったのだと思います。
アルベルトの最後の言葉…確かに彼にとって神は信仰の対象ではなかったかもしれませんが、その分自分信じ、そしてマティアスに心からの信頼を寄せていたのではと思いました。
自分の罪は他でもない自分がすべて背負うものだと、1人で刑に赴くアルベルトの姿。
最初から、こうなることを予期していたかのようで…それも受け入れた上で護りたいものを護ろうとしたかなと思うと、胸の震えが止まりませんでした。
最後はまた繋がった2人の道。
きっとマティアスはア -
Posted by ブクログ
戦争が始まってしまいましたね
ロシアとウクライナどちらにもそれぞれに正義があるのでしょうがなんとか平和裏に解決できなかったんでしょうか
事ここに至っては少しでも犠牲の少ないうちに戦いが終結するのを祈るばかりです
さて『また、桜の国で』ですが第二次世界大戦下のというかナチスドイツ占領下のポーランドで奮闘する特殊な背景をもつ日本人外交官の物語です
国家とはなにか、あるいは国籍とは?そんなことを問いかけてきます
当たり前のことですが、歴史って繋がってるんだなあって思いました
作中にもソ連や僅かですがウクライナに関する記述もあります
今現在ウクライナから戦火を逃れ避難する人々を受け入れるポーランド -
Posted by ブクログ
ネタバレ「いかなる時代にあっても、諸君よ、紺碧の果てを見よ。」鷹志の科白はかっこよすぎ。です。しかし、昭和20年、この気持ちで彼らが家庭を日本を守り、発展してきたことが伝わる。
そして気が付く。今の私たちには、この想いが無いことに。今、何を守り何を目指していくべきかがわからなくなっていることに。
死と隣り合わせだった戦時中、日本人の命が軽い時代、何倍もの速さで誰もが成長している。今なら大学生くらいの子どもが、日本を大和魂を大人顔負けで語る。
そして、日本は酷い国だと感じる。若者を市民を犠牲にすることでしか、国が成り立たない。例えば防御が工夫されていない戦闘機。戦時中は、補給線や戦争目的、戦略などが行 -
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面白い
あっという間に終わってしまった…
グラーシカとサルベーンふたりとも美人で強くて私的に大好きな人物。
あとミュカに臓物を渡すカリエも最高でした!
猟師の娘はあれで動じないどころか説教しちゃうんだね(笑)
次巻も楽しみにしてます!
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購入済み
一次大戦の空モノ小説で一番かも
日本ではニッチな第一次大戦の航空隊を舞台にした小説です。ソッピースやスパッドやフォッカーの複葉機が鎬を削る戦場…このキーワードにピンときたアナタ!ジャンルは女性向けラノベとなってますが男性でも買いですよ!