あらすじ
バルアンから逃れるために修道女となり、首都ガンダルクを訪れていたカリエは、深夜、理由も告げられず呼び出される。ミゼーマ宮の図書館で待っていたのは、ユリ・スカナの偉大なる女王バンディーカだった。バルアンに引き渡されるのでは、と警戒するカリエに女王は自分の過去を語りだす。にじみ出る知性と強い意志に圧倒されるカリエだったが、やがてある違和感を覚えはじめていた――。
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Posted by ブクログ
今回もめちゃ面白かった!
いま一番つづきがすごく読みたくてたまらなくなるシリーズです。
バンディーカ女王は国民の母として慕われながら、母親としては子どもの愛し方がわからなかった女性、あまりにもまばゆい光は影もまた絶望的に深いのだ。この女王の前ではカリエが霞んでしまってます。イーダルにときめいちゃったりして、あいかわらず、惚れっぽい。
イーダルの暗黒面も今回クローズアップされてきて、ドキドキ。
うううう、続きが早く読みたい!!
Posted by ブクログ
ネフィシカの狂気じみた雰囲気が不気味で… 心が弱った人が宗教は救いになるけど行き過ぎるとちょっとな
それに加えてイーダルの歪みは驚いたけど、でも彼ならそれさえも上手く付き合うんじゃないかと思った 国民を愛さずとも愛すべき人が誰かいるならその為に戦えばいいと思うので
3人のうちでグラーシカが一番バンディーカに似てたなあ 不器用で少女なところがあって、弱さを隠そうとして自分を大きく見せて
だからこそ母親と同じ道を辿って欲しくない
そしてサルベーン、君さぁ…!って気持ちになった!!ラクリゼがいるでしょ!って毒づくカリエに共感
カリエはどの国でも引きずり出されるんだねちょっとお気の毒だけどこれからどんな風に戦っていくのか気になる
Posted by ブクログ
バンデーカ女王、凄烈に生きた。ユリ・スカナに身を捧げ。けど黄昏は訪れる。偉大すぎる母を持つ子供たちはそれゆえに重荷を背負い。けど、イーダルがここまでとは・・。けど、出自からすれば・・。