あらすじ
女王ネフィシカのもとでの軟禁状態が続くカリエだったが、過去の恐怖を乗り越えてザカリア神殿に出かけ、信者の中に入り込みながら、ひそかに脱出の機会をうかがいはじめる。一方、崩壊の危機が続く帝国では、ユリ・スカナから戻った皇后グラーシカが生死の境から復活したドーンとの再会をようやく果たすが、彼の口から出たのは意外な言葉だった…! 大河サバイバル・ファンタジー!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ふふふー、本日はお休みなので、やりたいことがサクサク進んでいきます。
というわけで、先日買ったまま手をつけてなかった本を読む。
流血女神伝、巻を増すごとに面白くなっていきますね〜!
それだけ物語が収束に向かっているということなんだろうけど、歴史が動く時っていうのはこんな風に動いていくんだろうかーと思ったりします。
最初の頃はカリエ奮闘記だったけれど、喪の女王に入った辺りから大河の様相を呈してきてます。
神を崇めるということの本質、国を導くということの難しさ、人の想いの繋がり、色んな事が混沌と渦巻いてるので混乱しがちですが、そのお話の軸としてカリエがいつも折れずにいてくれるのが嬉しい限り。
前回まではユリ・スカナがルトヴィアに攻め込むのをエティカヤが静観して、オイシイところを独り占めするのかと思っていたけど、ここに来て動き出しましたね、バルアン。
ルトヴィア南部で海戦が起きるとすれば、それに乗じてユリ・スカナがルトヴィアに攻め込んでくる共同戦線もありでしょうかフィンル君はスゥランに一目惚れしちゃったっぽいし。
でもそうすると、ルトヴィア征服後に大いに揉めそうだ。
あとがきによれば次が最終巻だそうですが、纏まるのか…?
その後が気になるキャラクタが山ほどいるんですが。
…ああ、でも一番気になるのはバルアンのカリエに対する気持ちかなぁ。
ああ、でもドーン兄上(祝!復活!)とグラーシカの二人も気になるしサルベーンに至ってはサの字も出てこなかったし…!
…エディアルドは今回も痛そうだったなぁ。