堂場瞬一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【320冊目】堂場瞬一さんの作品は「震える牛」しか読んだことがなく、硬い空気感で進むのかなぁと思っていた。
もちろん時代背景や事件は悲惨で、主人公のひとりである海老沢に降りかかる不幸もまた辛いのだけど、全編を通してどこかエネルギーに溢れていて前向きであり、苦もなくスッと読めた。
それは、高峰のまっすぐな正義感と、戦火や組織の理不尽さにやられても立ち上がる強さのおかげだろう。節子との淡い恋模様も清涼剤として読みやすさに貢献している。
それにしても、戦争中に死体はたくさん出ただろうし、実際にはどさくさに紛れて埋もれてしまった殺人事件もたくさんあったのだろうな。とかく戦争中の警察といえば本 -
Posted by ブクログ
ネタバレ事件が繋がり解明されていく瞬間は気持ちが良いが、犯人が馬鹿で残念。10年間もいろいろな犯罪に手を染めながらも逃げ隠れできていたのであろう犯人が、こんなにあっけらかんと暴行事件で逮捕されるとは腑に落ちない。もっと手強い相手であって欲しかった。
また複数の事件が複雑に絡まっているのかと思いきや、ひとつひとつの事件の動機やストーリーが思ったより浅く残念。ヤクの売り専で口塞ぎのためだったり、強盗目的だったりと物足りなさを感じた。ここまで長編にするならば、犯人たちのキャラをもっと際立たせ、事件の動機や繋がりをもっと深めて欲しかった。
コーヒーの話はなんだか余韻を残してドラマチックな雰囲気を醸し出せている -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み進めるうちに、泥臭く夢に向かっていく姿に引き込まれる
最後にはもっと彼らの先を見たいと思うサクセスストーリーだった
ただ『スポーツ作品』が好みでは無いための評価
8年間彼の夢である1人の選手との対戦は胸に秘め、家族のために生きた藤原
彼の娘が亡くなった事を機に夢への挑戦が始まる
彼が自分の人生、やりたい事を選択できたのがよかった
彼は優しい
こんなはっきりとした描写は全く無いが
彼の優しさは家族に捧げた8年だけでなく、同時期に渡米した常盤とのやりとりにもあり
そんな彼が夢に挑戦できる事を嬉しく思う
現在の日本の野球しか知らないため、作品舞台の時代やメジャーの雰囲気は明確にはわからな