堂場瞬一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
千葉県の女児殺害事件をきっかけに、埼玉県との県境を跨いで数十年前から続く連続行方不明事件の可能性に気付いた地方局の新聞記者。
ここまで大事な事件を隠蔽するとは思えないのですが、まあその背景は下巻で明らかになるとして、全体を通して漂う新聞記者の驕りがとても鼻に付く。
権力の腐敗を監視する役割というのはまあ納得できるものの、捜査権もないのに事件の真相を調査するのがマスコミの役割なのか疑問に思う。黎明期の新聞ならともかく、現代においては事実を公平な視点で伝えることの方が大事ではないかな。
まあこのスタンスが堂場氏の私見なのか、執筆のための取材で得た感覚なのか、はたまたフィクションとしてのネタなのかは -
Posted by ブクログ
大正時代の雑誌出版をモデルにした物語。
フィクションとノンフィクションが混じってる。
菊池寛や芥川龍之介なんかは
名前は変えているものの実在の人物だから
大阪の薬問屋のぼんぼんだという志方も
誰かモデルいるかと思って探したけど
どうも架空のキャラのようです。
主人公の辣腕編集者・松川も。
その松川が、まず『市民公論』で働くも
編集方針をめぐって退社し
新雑誌『文學四季』を軌道に乗せるも
また意見の相違で啖呵切って辞め
最後は老若男女の読者に向けた
総合誌『エース』の創刊に関わることに。
雑誌という媒体が生まれた頃の
作る側の熱量がすごい。
菊谷…菊池寛の人物造形がなんか好き。
こんな社長