あらすじ
服役中の男の告白――墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。監視中の容疑者・熊井を自らの失態で取り逃がした追跡捜査係の沖田大輝は、負傷した足を抱え、病室での捜査資料の見直しを余儀なくされる。一方、警視庁随一の分析能力を誇る西川大和は、いつもと違う容疑者の聞き込みに戸惑いを感じていた。そして、犯行現場に疑問を感じた沖田は、負傷をおして、捜査を強行するが――。大好評書き下ろし警察小説。
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Posted by ブクログ
評価は5.
内容(BOOKデーターベース)
服役中の男の告白―墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。監視中の容疑者・熊井を自らの失態で取り逃がした追跡捜査係の沖田大輝は、負傷した足を抱え、病室での捜査資料の見直しを余儀なくされる。一方、警視庁随一の分析能力を誇る西川大和は、いつもと違う容疑者の聞き込みに戸惑いを感じていた。そして、犯行現場に疑問を感じた沖田は、負傷をおして、捜査を強行するが―。
シリーズ第4弾!
最初から息子は怪しかったわ~唯一の相続人だし。しかし、まさかここまでとは・・・。
段々沖田&西川ペアにも愛着がわいてきた。
Posted by ブクログ
読み始めから読み終わりまでずいぶんかかってしまったせいで
読み取れなかった部分も多い
ラストの展開は意外だった
沖田と響子さんの今後に期待!
Posted by ブクログ
今回は一つの事件を追うことで 色んな裏が明るみになる。これはこれで面白く読ませていただきました。机上派が行動を強いられ、行動派が動けない。違った意味で面白かったです。次作も楽しみです❗️
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おそらく何巻か飛ばしちゃったと思うけど、なんら問題なく読めた( ´ ▽ ` )ノ
ふだんアウトドア派の沖田がケガして、ふだんインドア派の西川と立場が逆転……というのがシリーズ中最大の異色ポイント、らしいけど( ´ ▽ ` )ノ
何冊か続けて読むと、だんだん作家・ドーバー先生の「常套手段」が分かってくるね( ´ ▽ ` )ノ
どの作品でも、序破急の破の中~終盤あたりでわざとネタを割っちゃってる( ´ ▽ ` )ノ
読者をいつまでも刑事たちと一緒にあたふたさせず、その立ち位置を(いわば「共犯」に巻き込む形で)さっさと作者側に引き寄せちゃうんだ( ´ ▽ ` )ノ
その後は、神の視点から刑事らの試行錯誤を暖かく見守らせる、と( ´ ▽ ` )ノ
奇を衒わず、常識の範囲内で地に足のついた物語を描き続けるには、これが最適な手法かもしれない( ´ ▽ ` )ノ
何十年ものあいだ、山ほどの警察小説やドラマが内外で生産・消費されてきたんだもの、大概の筋立てはすでに読者の予想の範囲内( ´ ▽ ` )ノ
さんざん気を持たせて「驚愕の真相!」なんて言ったってみんな白けるばかり( ´ ▽ ` )ノ
だったら、早いうちにネタを割っちゃったほうが潔いってもんだ( ´ ▽ ` )ノ
文庫書き下ろしの量産型警察小説に、だれも本格ミステリみたいな形而上学的なトリックやパズル的な謎解き、社会派的ミステリみたいな深い人間心理の掘り下げ・現代社会の考察なんか求めたりしてないもんね( ´ ▽ ` )ノ
だから、これでいいのだ( ´ ▽ ` )ノ
一時の息抜き、思考散歩( ´ ▽ ` )ノ
作中、鉄のカメオ出演、ほんとまったく無意味で作者の意図がつかめなかったけど、次作「刑事の絆」を読み始めたらすぐに納得( ´ ▽ ` )ノ
形だけでもどっかで彼を出しておかないと、話の展開があまりにも唐突になっちゃうんだ( ´ ▽ ` )ノ
しかし、何巻飛ばしちゃったんだろう?……(´ε`;)ウーン…
タイトルにシリアル打ってくれればなあ……(´ε`;)ウーン…
「アナザーフェイス」なんかはちゃんと分かるようになってるのに……(´ε`;)ウーン…
2019/09/03
Posted by ブクログ
【警視庁追跡捜査係シリーズ第4作目】
今回は、行動派の沖田が足を骨折し、行動が困難になる。そのため、西川が行動派になり、沖田が書類を読み込むという展開になる。
第3作目では、心情的に沖田と西川の立ち位置が変わったが、今回は物理的に立ち位置が変わった。アナザーフェイスシリーズと警視庁追跡捜査係シリーズを読み続けている私としては、新たな展開として面白かった。
第3作目とこの第4作目で立ち位置が変わった二人が、自分のことと互いのことをより理解した感じがするので、今後の展開が楽しみ。
今回の5年をかけてわかった真相もまた悲しい。誰かを守るための犯罪はつらい。
部下であるさやかと庄田の個性もより描かれてきたが、庄田が思ったより使えなさそうで少し残念。大竹がいい味だしていて好きなので、もっと登場してもらいたい。
この本を読み終えたら、いよいよ、二つのシリーズが交わる話にいく、と期待していたら、この巻で少しだけアナザーフェイスシリーズの大友が登場する。なんだか嬉しい。私はどちらかというと、アナザーフェイスシリーズの方が好きなんだな、と思う。
Posted by ブクログ
一気読み。
今回はいつもと役割が逆転の2人。そうせざるを得ない状況だったとはいえ面白い。
大友さん出てきて、おおっ!って感じ。次はコラボだから楽しみです。最近、堂場さんの本ばかり読んでる私。たくさんあるから読み終わる心配はしばらく無いですね。
Posted by ブクログ
怪我をした沖田がやむなく資料を分析し、何故か西川が感情に任せて突っ走る、役割の逆転に戸惑いながらも予想外の事実が潜む事件を解決する。
堂場氏が自由に遊んでる感じがして楽しいです。
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猪突猛進の沖田が足を骨折してしまい、
深慮遠謀の西川が動き回る羽目に。
それぞれ、いつもと違う役回りに、
もうちょっと大人の歩み寄りを見せるかと思えば、
いつも通り。
まあ、それでも良いけど。
良くないのは、沖田のプライベートのうだうだ加減。
ミステリーとしても、なかなか面白かったが、
心理的な面が今一つかな。
容疑者の同棲相手が家族と不和になっていた理由もドラッグたらみということしかわからずじまいだし、
容疑者が自殺した理由も今一つ薬で精神不安定だったのと家族の安全を脅されたと聞いてもすっきりしない。
アナザーフェイスシリーズの大友さんがちらりと出てきたのは面白かった。
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シリーズ4作目現場行け行けの沖田とIT知的派の西川の同期コンビ。本人達は否定している設定だがラストは家族ぐるみでの会食で終る。今作は事件解決までの2人の行動パターンが逆設定で楽しませてもらった。
Posted by ブクログ
最近の堂場作品の中では並みよりやや面白かった。
今回は沖田が負傷して、西川と役割が交替してしまう。本人達は否定するが名コンビの二人が役割交替して、互いの苦労をわかりあえたようなので、次作の絡みがまた期待が持てる。
本筋の資産家殺人も謎が単純でなく、楽しめた。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目で西川と沖田の立場が入れ替わる。
それはそれで面白かったが、これからそれで2人が仲よくなっちゃ面白くないよね~
犯人たちの行動はちょっと浅過ぎるんじゃない?
でも、まあ面白いです。
Posted by ブクログ
電車で読むために持って出て、おもしろく読んだ。
シリーズものらしいがこの1冊だけ読んだ。
ちょうど腰と膝の具合がよくない滝だったので松葉杖生活に同情した。
こんなとき身辺を世話してくれる人の存在があるのはありがたい。
禁煙している人もタバコが吸いたくなるだろう。
Posted by ブクログ
牛嶋親子は不仲であった事も一因だけど、例え親子であってもお金が絡むと殺人に発展してしまう。お金や資産がありすぎるのも問題だなと感じた。
今回は沖田が足を骨折して書類から事件を捜査する側、西川が動き回って捜査する側で面白かった。でも、松葉杖をつきながら行動してしまう沖田には、そういう性格だよね、と想像通りの行動だった。
Posted by ブクログ
複雑に絡み合った事件でも、関係する人物の個別の問題の根源は、決して乗り越えられない問題でもなかったはずだが、様々な事が複雑に絡み合う事で、取り返しのつかない事件になってしまう。
よくある話といえばそうなんだけど、色々考えさせられる。
Posted by ブクログ
堂場瞬一の警視庁追跡捜査係シリーズの沖田大輝刑事を初めて読む。犯罪被害者支援課シリーズの中の『チェンジ』に沖田刑事が登場する。
沖田刑事は容疑者熊井を追いかけて、骨折し取り逃す。失態である。沖田は病院生活となる。西川大和から膨大な捜査資料を渡され読むように言われる。通常は、現場で仕事するのであるが、書類読みは西川の仕事であり、苦手である。
5年前の墨田区の不動産業者の強盗殺人事件が、受刑者が突然証言をして、犯人が浮かび上がった。それが熊井だった。受刑者は、熊井の仕事の同僚だった。熊井は転々と仕事を変えていたが、たまたまその受刑者と同じ職場だったことがある。熊井と一緒に酒を飲んだ時に、実は殺人をしたという告白を聞いたという。それで、熊井を追いかけることになった。
沖田は、捜査資料を見ているうちに、パソコンに刺さっていたUSBがなくなっていることに気がつく。そのUSBが実に重要な役割を果たしていた。
そして、熊井は電車に飛び込み自殺をした。それで、一旦事件は終わったかに見えたが、沖田は松葉杖をつきながら服役囚に会いに行く。その服役囚に弁護士が訪問していたことに疑問を抱く。その弁護士を追いかけていくと、殺された墨田区の不動産業者の息子であったことが判明する。
そして、沖田大輝と西川大和は、事件の真相を明らかにする。
Posted by ブクログ
犯人が最初から分かっているが捕まらない。
やっと見つけたと思いきや逃げられる。
そんな始まりで
沖田は怪我をし、西川が現場に出る。
前作までの彼らの得意なやり方を逆にした展開
それでも沖田は資料は読み込まないし、
西川は空振りばかり
逃走していた犯人が死んだことで事件が動き出し、
全く話に上がっていなかった情報提供者の弁護を担当した弁護士が浮上
読み終えてから思うが、情報提供者が服役中の人間だなんて物語最初からおかしな話である
結末は自分の保身しか出来ない人間達の計画したものだった
犯人とされた男にも、計画に巻き込まれる弱みはあったにせよ不快な話だった
逮捕後の取り調べでの家庭環境を棚に上げて、自分を正論化する様は醜かった
沖田は結婚に踏み切れずにいる響子との関係を随所で考えているが、結婚はしばらく先だろう
Posted by ブクログ
服役中の男からの証言で、お蔵入りになっていた事件が浮上する。
正義の職に勤めようと、悪の生業に身を置こうと、人間には表の顔と裏の顔があり、何かが引き金で裏の顔が出てくることがある。
置かれた環境が心を蝕み、年月が経つと鬱屈した精神はそれが日常になってゆく。
絆という言葉のもどかしさと、人間という脆さが描かれた一冊でした。
Posted by ブクログ
服役中の男の告白ー墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。監視中の容疑者・熊井を自らの失態で取り逃がした追跡捜査係の沖田大輝は、負傷した足を抱え、病室での捜査資料の見直しを余儀なくされる。一方、警視庁随一の分析能力を誇る西川大和は、いつもと違う容疑者の聞き込みに戸惑いを感じていた。そして、犯行現場に疑問を感じた沖田は、負傷をおして、捜査を強行するがー。
Posted by ブクログ
堂場さんにしては珍しく、“いわゆる推理小説”寄りの警察小説。
久々に読んだシリーズものだから、はじめはちょい戸惑ったけれど、総じて見てみると安心の堂場クオリティ♪
主要キャラの役どころを入れ替えてみる……という試みは、多少強引ではあったけれど面白味もあり(^-^)v。
★3つ、7ポイント半。
2016.02.10.図。
Posted by ブクログ
2015/10/6
お、鉄が出てきたw
ちょっとだけね。
すごーくおもしろいという訳でもないけどなんとなくおもしろくて後引くこのシリーズ。
真実に向かって突き進む感じがいいのかね。
仲悪かろうが。
って言っても西川と沖田はそんな仲悪くない。
仲悪かったら家族ぐるみでご飯とか行かない。
女刑事さんはなんでそんなに同期を嫌ってんのかね?
その理由が知りたい。
Posted by ブクログ
警視庁追跡捜査係シリーズ第4弾。現場担当の沖田大輝が怪我をして、本来書斎派の西川大和が現場を駆け回るという若干イレギュラーな展開。服役中の男の時限爆弾のような容疑者の告発の必然性が今いち納得できなかったけど、作者の構想的には完璧なんだろうな、意図を読みきれなかったかな、という気持ちもあり。。まぁ再読するほどの気持ちではないけど。。ちょっと気持ち悪い;
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
沖田が負傷してしまったため、西川が珍しく外回りに。
事件は犯人の動機にイラっとし、後味が良くないけど、コンビふたりの掛け合いで少し軽くなる。
タイトル、今まで二文字だったのが変わって、なぜか残念に思った。
Posted by ブクログ
追跡捜査係の沖田&西川コンビです!
刑事の勘を頼りに足でかせぐ捜査をする沖田と、デスクで資料を読み込み分析する西川。
お互いの手法を疎んじながら、仲が良いのか悪いのか(笑)。
だが、今回は沖田が骨折入院。
いつもの役割が逆転し、沖田はベッドで資料を。西川が聞き込み外回りに(笑)。
刑務所に服役中の男が、過去の強盗殺人事件の犯人を指摘。
容疑者となった男性に迫り負傷する沖田。
どうも最後までしっくりこないストーリーでした。。。
むむむ。
なぜそこでわざわざ犯人を仕立て上げなければならなかったのか??
やはり、最近の堂場作品は他の方の指摘通りあらが目立ちますね~~。。。
またスポーツ系に戻らないかな。
Posted by ブクログ
服役中の男の告白―墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。監視中の容疑者・熊井を自らの失態で取り逃がした追跡捜査係の沖田大輝は、負傷した足を抱え、病室での捜査資料の見直しを余儀なくされる。一方、警視庁随一の分析能力を誇る西川大和は、いつもと違う容疑者の聞き込みに戸惑いを感じていた。そして、犯行現場に疑問を感じた沖田は、負傷をおして、捜査を強行するが―。
Posted by ブクログ
追跡捜査係シリーズ第何弾?4作目ぐらいかなぁ。
あんまりインパクトのないシリーズで、思い入れもあまりないが、いつもは勘で動き回る沖田が、初動捜査でミスをして怪我をしたことから、西川と立場が入れ替わるところは面白かったかも。
ただトリックが、弁護士の立場でここまで出来るかなぁ、って感じで、ちょっと無理があったかな?
Posted by ブクログ
追跡捜査係4作目。服役中の男が強盗殺人事件の犯人を告白し・・・
年一シリーズだからか、いつも記憶がうっすらなんだよな。
特に思い入れも無く、淡々と読み終えた。