エマニュエル・トッドのレビュー一覧
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グローバル化とよく叫ばれる中でグローバル化を分かりやすく批判的のとらえた一冊。
読み進める前には国境が取り払われ、規制緩和が進む現代において、保護主義的な政策の重要性を説くのは一見ナンセンスに感じた。でも違った。決して保護主義政策をとって自国を鎖国状態にするということを主張しているのではなく、グローバル化の負の影響にも目を向ける必要性を訴えているように僕は感じた。なぜグローバル化が発生したのか?どうしてこれほど現代はグローバル化を謳うのか?グローバル化の正・負それぞれの影響は何か?こういった点を理解し、グローバル化の本質にせまる理解をしておくことが現代経済を見つめるためには必要だと感じた。
で -
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自由貿易で世界経済が復活するということに対して警告を発する。世界の経済成長率が、新自由主義が勃興する前後で約3%から1.5%へと落ちている事実など、必ずしも寄与していないという。日本では、小泉政権、そして安部政権でも、これを称賛する動きがあったのも事実。企業が儲かれば、法人税も沢山入り、国も潤うかもしれない。しかし、利益の代償として働く者の給料が減ってしまっては、企業栄えて、国滅ぶにならないだろうか。一部の富裕層のために、それはあるというのは、アメリカ、西欧を見て納得してしまう。自由主義という言葉から連想するのは、解放、個人かもしれないけど、成熟した個人ばかりの社会とは限らない。むしろ、大多数
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フランスはEUとNATOの一員でありながら、イギリスアメリカドイツとは相容れない歴史問題があるため、親中親露寄りになるのだろう。
外婚制兄弟家族のバルト三国の一員であるラトビアはボリシェヴィキズムに支持して、共産党の政治警察の創設にラトビア人活動家が積極的に関与した。ソ連時代に悲惨な目にあっているように見えたバルト三国がロシア革命に積極的に関わって、政治警察の一員だったとは驚いた。
他書でもロシアのウクライナ侵攻は、ウクライナ系ユダヤ人のネオコン、ビクトリア・ヌーランドのせいだと記されていた。ユダヤ系ネオコンやシオニストに所業によって、再びユダヤ人ヘイトが起きるかもしれない。
ウクライ -
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ネタバレ世界の未来 ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本
【1】 『世界の未来』 エマニュエル・トッド
●私たちはどこに行くのか
はじめに「核家族」と「民主主義」があった/英米で再登場し、欧州大陸で消える民主主義/民主主義の土台を崩す高等教育/家族の形と民主主義の形/民主主義は普遍的ではない/「場所の記憶」という視点/大国であることをあきらめた日本/子供を増やしたければ、もっとルーズに/中国が直面する人口動態の危機/私と日本との関係
【2】 『民主主義の希望』 ピエール・ロザンヴァロン
●ポピュリズムと21世紀の民主主義
●政治に思いを届けるには
●投票日以外も主権者であれ
【3】 『資本 -
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昨今の国際情勢を見るにつけ、落ち込む事の多さにやるせ無い思い。そんな中で、本書のタイトルと参加者名から、明るい展望は示されていないであろう事は分かっていながらも、今起こっている事、今後起こるであろう事を整理出来る事を期待して読んだ。
ほぼ予想通りの展開で、"そうだよなぁ、やっぱり"、との思いが強く残った読後。
以下、各氏の発言で明確に言語化され印象に残った点。
・中国やインド、ブラジル、南アフリカ、イランなど、世界の国々は明らかに西洋の勝利よりロシアの勝利を望んでいます。地球はもう西洋の傲慢には我慢ならないのだと思います。(p.32)
・米国との同盟関係に裏付けられてい -
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・エマニュエル・トッド、オードリー・タン、モニカ・トフトら複数の論者が、2030年に向けた国際秩序と日本の進路を多角的に論じる構成となっている。
・出発点は「西洋の敗北」が現実となった今、世界はどこへ向かうのかという問いである。
・トッドはアメリカをニヒリズムに陥ったプロテスタンティズムの危機として位置づけ、対米同盟への過度な依存に警鐘を鳴らす。
・その上でトッドは、平和主義的中立ではなく武装した上での非同盟という選択肢を示し、日本の核武装も一つの案として提起する。
・ウクライナ戦争やガザ侵攻、AI技術の台頭を背景に、戦争への欲望とテクノロジーの暴走を人類共通の課題として扱う。
・オ -
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ウクライナ戦争から予想される、西洋(欧米)の敗北という書籍の流れを踏襲し、今後の世界の見通しが書かれている。
興味深いのは日本の出版社から刊行されているので、論点が「日本はどうするのか?(どうなるのか?)」が描かれている点。
当然ながら朝日新聞が刊行しているので左派的な見方が多く、当然ながらアメリカファーストなトランプが大統領の非難は多い。
もちろん共助という考え自体は悪いとは思わない。
経済的合理性、効率が進展し、自由主義が蔓延している現代社会では、格差が開き、断絶が起きていると感じることが多い。
こういった権力の集中や民族の分断が加速している世界で、どのような切り口があり、そういった対 -
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エマニュエル・トッドとオードリー・タンまでの章はメッセージが明確で面白い。
それ以降については、とにかく自分の発言に責任を持ちたくないのか、どっちつかずなよく見る中庸な意見しかなく、つまらない(そういうのは社説や記事で読んでるからわざわざ本で読む必要がないと思っている)。
勿論、学者やインテリの態度としてそんな簡単にスタンスを踏めないのはわかるし、
この世の全てのことはグレーなわけでそんな簡単に白黒つけられないのも重々承知だが、
周知の事実として、グレーなことしかないこの世の中を語る時に「この問題は、(この世の常ですが、)グレーなのです!!」と言われてもねぇ…と思ってしまう(笑)
そんな -
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エマニュエル・トッドさんが来日された契機に、インタビュー、対談を行われた記録と、最新の著書などからの著者の思想についてまとめられています。戦争状態に近づいているかとみられている世の中についてのトッドさんの意見。人類学者としての視点。それを紹介される日本側からみた現在の世界について知ることができます。西洋といった見方では知ることができなく、地域としてのその家族構成とその類似点から導きだされる現状把握と未来の姿に、今までとは違った視点から世界を見ることの利点と必要性を感じさせられます。その視点からみた日本の現状と危険について知ることから、進むべき道と、進んではいけない道について考えることができます
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『西洋の敗北』を読み終えました。長かった…そして本当に難しかった…。ページによっては、見開き1つ読むのに5〜10分かかることもあって、読み終えた時には「やっと…!」という気持ちが正直なところです。自分の知識では追いつかない部分も多く、理解できたのは全体の3分の1くらいかもしれません。
それでも、読み進める中で「世界の見え方が少し変わる」瞬間が何度かありました。特に印象に残ったのは、欧米が迷走している間にロシアが着々と準備を進めていたという指摘。2022年の侵攻直後、SWIFTから締め出されたニュースを見て「すぐ終わるのでは」と思っていた当時の自分を思い出しました。でも本書では、2014年のク -
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エマニュエル・トッドをはじめとする対談集をまとめた一冊。一見、表紙の方々が一堂に会して対談したものと勘違いして購入してしまったが、それぞれ別々に開催されたイベントであった。『西洋の敗北』を出版した後の反響や、不安定な国際情勢において日本の良さをどのように生かしていくか、示唆を与えてくれるもの。親日家であるエマニュエル・トッドが広島の原爆資料館を視察してもなお、日本の核武装を推奨していることについて、いろんな対談者が質問しており、興味深い内容であった。東アジアにおいて日本が極めて微妙なパワーバランスの中に位置していることを痛感させられた。