老人支配国家 日本の危機

老人支配国家 日本の危機

880円 (税込)

4pt

本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。
「日本型家族」だ!

核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論!
磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。

若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。
「家族」が日本社会の基礎だが、「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。

(目次)
日本の読者へ――同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ

I 老人支配と日本の危機

1 コロナで犠牲になったのは誰か
2 日本は核を持つべきだ
3 「日本人になりたい外国人」は受け入れよ

II アングロサクソンのダイナミクス
4 トランプ以後の世界史を語ろう
5 それでも米国が世界史をリードする
6 それでも私はトランプ再選を望んでいた
7 それでもトランプは歴史的大統領だった

III 「ドイツ帝国」と化したEU
8 ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する
9 トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本』

IV 「家族」という日本の病
10 「直系家族病」としての少子化(磯田道史氏との対談)
11 トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人氏との対談)

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老人支配国家 日本の危機 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文春新書は本の題名と中身の落差が激しいと思うのは私だけでしょうか。この本は日本のメディアに載ったトッド氏のインタビューや対談などが集められており、老人支配国家や日本の危機というキーワードも外れてはいないものの、それだけではないという読後感です。時事ネタというか、その時々のトピックスが中心となりますが

    0
    2023年05月31日

    Posted by ブクログ

    文藝春秋への寄稿のコレクション。タイトル以外のテーマも盛りだくさん。人口統計をもとに、『中国が覇権国になることはあり得ない』と断じているのが印象的でした。

    0
    2022年08月11日

    Posted by ブクログ

    タイトルからは「シルバー民主主義」とも揶揄されるようになってしまった日本の政治体制への批判やらが散りばめられた本かと思っていたがさにあらず。
    人口学者である筆者が、家族と相続という観点から、なぜここに至ったか、これからなにを重要視して軌道修正を図るべきか、を「愛する国、日本」にたいして示唆するような

    0
    2022年05月06日

    Posted by ブクログ

    エマニュエル・トッド氏の本は何冊か読んで、家族構造から人間の価値観や行動を説明するアプローチに感心した。その著者が日本について論じた本ということで興味を持ち手に取った。

    日本は伝統的に直系家族であり、日本人は継承が得意な反面、創造的破壊が苦手という性質を持つ。特に、直系家族システムが完成してしまう

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

     本書において、著者エマニュエル・トッドは、人口学者の立場から日本の少子高齢化の問題を指摘している。彼の主張によれば、日本における人口減少は将来的に大きな課題であるという。コロナ禍の最中に出版された本書では、「自粛生活が全世代の平均寿命にもたらす影響」に焦点を当て、高齢者の健康を守るために、若者と現

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    いくつかのメッセージをまとめた本だから首尾一貫している訳ではなく、本の題名に合ってないようなものも含まれている。しかしながら特に前半は示唆に富むメッセージが多く、少子化への対応については本当に急がないとこの国はどんどん衰退していくのだろう。
    移民の受入れ、同化、教育などは国が先導してやらなくちゃいけ

    0
    2024年01月25日

    Posted by ブクログ

    タイトル詐欺。編集社の会議で最悪のタイトル案と最悪のサブタイトル案が進んでいく様を見たかった。

    人口学者の著者が、長男一人が財産を相続する直系社会である日本やドイツ、兄弟で平等に相続するアングロサクソン国の違いを結構しつこく語る。タイトルに反して日本にかなり好意的でリベラルを自称する著者が日本に核

    0
    2023年11月23日

    Posted by ブクログ

    訳者が良いのか、とても読み易くスラスラ読めた。
    全く外れてはないが題名と内容の乖離が気になって想像してたのと違うと感じたし、2014年の文章があったりと、編集にも無理があったかなと思う。
    でもトッド氏の解説は目から鱗で、彼ならウクライナ問題をどう解釈するのか是非知りたい。

    0
    2023年08月09日

    Posted by ブクログ

    日本の少子化、非婚化は歴史的な直系家族の習慣による背景がある、と言う。所謂女性の地位が低く、男性、更に親、老人に対する「家族」敬いが高いことに理由がある、という。日本の少子化対策は目下政治家の最大の課題だが、既に30年前から言われていながら大胆な変革、政策が実行されないのは、その直系家族(政治家の2

    0
    2023年05月10日

    Posted by ブクログ

    世界の捉え方が変わる本

    フランスの歴史学者、エマニュエル・トッドへの文藝春秋のインタビュー、対談集。
    トランプの当選予想やその保護主義的な政策の評価、逆にネオリベラリズムへの批判は日本の主流の論調と異なるものの、根拠となる歴史観を踏まえると一定の説得力がある。日本向けの話としては、少子高齢化への対

    0
    2023年02月16日

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