エマニュエル・トッドのレビュー一覧

  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    トランプ氏をカリカチュア化せずに、冷静に語ってみようとした著だが、少し古く、当確したタイミングでの書である。今やトランプ氏が口だけではなく、修正はありながらも大枠は有言実行に動いている事が明らかだ。政治家の人となりをコミカルに捉え、政策の本質とは異なる視点でしか報道できない日本のマスコミからは伝わらない考察がここにはある。

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    2018年08月05日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    ネタバレ

    著者の主な主張は以下の通り。
    ・今後30年間の地球を予測する際には、中東などの途上国の問題に集中してはならない。先進国にこそ本物の危機が存在する。
    ・先進国が直面している危機として共通する要素は、信仰システムの崩壊(集団が共有する展望の欠落、経済は何が良い生き方なのかを定義しないため限界がある)、歴史上存在しなかった高齢化、教育革命(高等教育を受けた人の割合増加、自由競争が生活水準を押し下げ、文化的に不平等な世界に)、女性の地位向上(女性が男性よりも高い教育を受ける社会)であり、途上国で起きていることは(かつての先進国でも経験された)移行期に伴う混乱。発展段階が違う社会が共存している。
    ・移民

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    2018年07月01日
  • 世界の未来 ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本主義

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    ブリグジットやトランプ大統領の誕生をグローバル経済でないがしろにされていた民主主義が復活と断言して、EUと日本の民主主義の行く末を語ります。
    日本のエリートは欧米と異なりグローバルではない指摘し、少子化対策に婚外子を奨励するなどもあり、フランス人らしいエスプリに満ちた言説がとても興味深く読めます。
    また、21世紀は移民政策が重要にもかかわらず国を開こうと意識が薄い日本と指摘されていますが、先日、日本の移民流入数が世界第4位との記事を読んで驚きました。この件は真っ当な移民政策の議論が必要そうです。

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    2018年06月03日
  • 世界の未来 ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本主義

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    選ばれたひとびとが大衆の代表ではなくなっているという点に納得。多様化の弱点でもある、わかりやすいリーダーのたてづらさ。人口論も興味深い。

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    2018年04月04日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    出版のタイミングとタイトルから、ブレグジットを中心として書かれた書籍かと思いましたが、それは話のきっかけでしかなく、内容は世界動向のなかでのEUについて記載されているもので特に独仏の現状を懸念する内容でした。

    予想していた内容とは若干異なりましたが、人口学や家族構成から世界の動向を探る見方は新鮮でした。

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    2018年03月04日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    フランスの歴史人口学者のヨーロッパの見方が新鮮で興味深かった。自分は世界史を全然理解していないことがわかった。

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    2018年02月18日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    インタビュー集なのでサクサクと読めました。
    内容はトッド節が全開ではないものの、人口学などの自身の専門分野に裏打ちされた発言が、断定する形で連続して攻めてくる感じで、薄くて1〜2時間もあれば読めてしまう薄さながら、なかなか読み応えはありました。

    印象に残ったのは2点、イランを中心とした中東の問題について、信仰の消滅という切り口がよかったのと、我々は「信仰の最後のもの」として「利益率でものを考える世界にいる」こと。
    色々勉強になりました。

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    2018年02月05日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    ドイツが現在EUの中心であり、今後も脅威になることを説いた一冊。

    視点は面白いのだけど、いかんせん翻訳が難しいのか、内容自体が難しいのか、わかりにくかった。

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    2017年10月16日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    EUはドイツとその手下たち
    移民の受け入れは慎重に
    2016年の話の内容だとするとかなり予見があってると思った

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    2017年10月11日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    ヨーロッパの真の敵はロシアではなく、ドイツだという話。

    また、EUというのは、一握りの金持ちとドイツを独り勝ちさせるためのシステムで、すでにその従僕となっているフランスは、一刻も早く立ち上がるべきだという内容。

    世の常識からすると、びっくりするような話で、著者がフランス人だと聞けば、ああなるほど、ドイツ・アレルギーが嵩じたあげくの世迷言かと思ってしまうが、書いたのがあのエマニュエル・トッドということならば、話は違う。

    ベルリンの壁の崩壊や、アラブの春など、この人類学者の将来予測は、けっこう的中するのである。

    インタビューをまとめたものなので、中身はそう濃くはないが、その分読みやすい。

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    2017年10月07日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    ほとんどがフランス誌のインタビュー記事なので、ちょっと読みにくいのが難点。

    帯には「圧倒的な5つ星(日経新聞)」ってあるけど、3つぐらいか。

    で、なんだかんだで、だいたいまあまあ言った通りになるやつっているじゃん? あれの欧州版。

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    2017年09月27日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

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    表紙の写真で分かるように、エマニュエル・トッドが表看板の本だが、彼が語る場面は、他の著者よりそう多いわけではない。

    グローバリズムが経済的繁栄をもたらすという理論は、じつは根拠がなく、逆に世界に不公平と混乱をもたらす元凶であることを、座談会およびそれぞれの論文でわかりやすく説いた本。

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    2017年09月01日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    フランスの風刺週刊誌「シャルリ・エブド」が武装した犯人に襲撃され
    たのは2015年1月7日。そして1月11日、フランス各地では犠牲者を
    追悼する為のデモ行進が行われた。参加者は300万人とも400万人
    とも言われる。

    言論機関への襲撃はショックだったし、各国首脳が参加したパリの
    デモの様子は壮観でさえあった。だが、最初の衝撃の波がおさまり
    はじめると「何かが違う」と感じるようになった。

    それはインターネット上に溢れる「Je Suis Charlie(私はシャルリ)」の
    スローガンと、フランスが掲げている「自由・平等・博愛」の間に矛盾が
    あるのではないかと思ったからだ。

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    2017年08月23日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    欧州の共同体としての信仰は、キリスト教という普遍性の高い宗教の登場とともに始まり、それが政治思想に変化し、民主主義を可能にし、政党を作り上げる力になっていった。

    家族構造の進化の観点からは、明治の頃の日本は、中国の紀元前500年くらいの段階にあった。第二次大戦で日独は世界の長男になろうとして失敗し、戦後の日本はアメリカの弟で満足している。他国と同列の兄弟になることにおびえがある。

    民主主義とは、普遍的な識字運動であり、高等教育を受けるのはごく少数だった。第二次大戦後、高等教育を受ける人が急速に増え、高等教育を受けていない人たちとのつながりなしに存在するようになり、民主主義の破壊要因となって

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    2018年10月31日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    初トッド本。ヨーロッパを中心に世界が抱える問題を人口や家族感の観点から分析した本。手前味噌感が強すぎてちょっと鼻に付く。トッド氏が基本的にどんな考えを持っている人かよく分かってなかったためちょっと難しかった。

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    2017年06月25日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    リベラルと言われる人々の主張に、うんざりする今日この頃ではあるが、じゃあそのうんざりする気分というものは、どんな背景から湧き上がってきて、どう言語化できるものなのか、ということをはっきりさせておきたく、読んでみた。
    なんだか分かるような、わからぬような…
    スッキリ、とはいかなかった。
    もう少し考えてみたいと思う。

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    2017年04月26日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    何この行間だらけの新書?なめてんのか朝日!!1時間で読める!!あ、でもこの著者の本にしては分かりやすい!!さすが新聞記者!!
    「韓国は子供を産むことを忘れてしまった」「それでもフランスは異教徒どうしの結婚率が高い」等々、随所に見られる人口学者ならではの観点が面白い。核抑止力を肯定的に言及する著者に朝日記者は「頭の体操と思って読んでほしい」と一歩引いて読者に投げ掛ける。

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    2017年04月26日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    前提とすべき知識が多すぎて、そして、
    それに加えて、翻訳が難解なこともあって、
    いまいち頭に入ってこなかった・・・

    とにかく、著者の主張がフランス国内において、
    主流ではなく、抑圧されていたことだけはわかった。

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    2017年04月20日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    ネタバレ

    対談集かと思ったがさにあらず。トッド氏インタビュー、トランプ氏共和党候補氏名受諾演説、佐藤氏論考という作り。トランプ氏大統領就任前の昨年12月の発行。トッド氏曰く、トランプ氏当選は当然のこと。社会の現実を見ようとしないエリートに対する、民主主義の逆襲である。佐藤氏曰く、トランプ以後のアメリカを見極めるの三つのポイントは、①孤立主義への回帰(ニーバー思想からの脱却)、②FBIの政治化(自由の抑圧)、③国内の敵探し(マッカーシズムの再来)。さて、どうなることか。

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    2017年04月08日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    トランプの共和党候補指名受諾演説の内容を読んで、包み隠さずアメリカの現状を訴えていると思った。
    人として受け入れられない部分は多く、実際に人となりがクローズアップされるような報道が多いが(当たり前といえばそうだが)この本を読むと、住んでる場所や学歴などによっては自分はトランプに投票していたかもしれないと思えた。
    事実投票した人たちによってトランプは当選したわけで。

    分断されたアメリカと盛んに言われているが今に始まったことではないと思う。
    トランプの当選で急に分断されるはずがないかなと。むしろ当選によって明らかになったわけで。
    どっちみち資本主義?グローバリゼーション?で生まれた負の部分という

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    2017年03月05日