エマニュエル・トッドのレビュー一覧

  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界

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    アメリカが他の国の戦争に口と金を出しすぎる、と。というか、アメリカが他国をキレさせて戦争を始めさせている、という見方、なるほどと思った。

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    2023年12月31日
  • 老人支配国家 日本の危機

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    タイトル詐欺。編集社の会議で最悪のタイトル案と最悪のサブタイトル案が進んでいく様を見たかった。

    人口学者の著者が、長男一人が財産を相続する直系社会である日本やドイツ、兄弟で平等に相続するアングロサクソン国の違いを結構しつこく語る。タイトルに反して日本にかなり好意的でリベラルを自称する著者が日本に核武装を勧めるところは面白い。日本国内の左翼の主張では絶対にありえない。
    今後、ネオリベラリズムの限界が見えてきて、世界がどう落ち着くのか、もしかしたらフランス革命から始まる民主主義の終わりに立ち会ってるのかもとか考えてしまう。

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    2023年11月23日
  • 第三次世界大戦はもう始まっている

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    なるほどな〜 こういう見方をする人もいるのか〜と、新鮮な発見があった

    筆者は言わずとしれたエマニュエル・トッドさん
    フランス人の政治学者

    本書では、ウクライナとロシアの戦争について。すでに第三次世界大戦は始まっている!と筆者は説く。

    たしかに、ウクライナのバックにはアメリカとイギリスがいる。
    兵士訓練と武器供与を行っているのだから、これはちょっとした世界大戦と言っても良いのかもしれない

    そもそも、私たち日本人は西側の人間だ
    ウクライナに関するニュースというのは、基本的には西側からの観点で伝えられる

    ロシアにはロシアの言い分がある
    戦後から世界秩序のためにコストを払い続けてきた 本来は

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    2023年11月16日
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界

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    対談形式で読みやすい

    自分達がいる、アメリカに追従する日本が世界でマイノリティになっていることがよくわかる

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    2023年11月09日
  • 第三次世界大戦はもう始まっている

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    中国のロシアバックアップ。アメリカがウクライナを利用し、欧州の弱体化を行います。
    世界の安定化が崩れています。

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    2023年11月01日
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界

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    ネタバレ

    2000年代 
     ロシア  :プーチン政権下 安定化した保守的な社会
     ウクライナ:破綻
           ロシアへの恨み バルト三国、ウクライナ、ポーランド
    現在
     欧州  :ジャーナリズムという信仰 抽象的な自由 嫌ロシア
     アメリカ:ドイツをロシアから引き離す? 戦争への嫌悪感なし
     中国  :「平和」で中心に近寄る
     ウクライナ戦争で西側は「現実=リアリティー」と直面

    親族システム 
     アングロサクソン、フランス、北欧 :核家族
     ロシア、中国、アラブ他 75%の国 :父系、共同体家族
     日本、ドイツ           :中間的 男子長子以外が自由な個人
     
    世界は多様化
     西側 

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    2023年08月23日
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界

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     内容は、E.トッド氏が、以前からその著書(『第三次世界大戦はもう始まっている』)で言っていたことだ。その主旨は、

    「いま起きている戦争の責任は、プーチンやロシアではなく、アメリカとNATOにある」ということです。」

     前著が2022年6月のこと。1年を経て、ようやくその意見を、日本でも、一般に知られていて、メジャーな池上彰氏が取り上げ、対談をし、その内容が上梓されるようになった。

     もとより、専門家でなくても、多くの知識人はその意見を理解してはいただろう。ただ、それを公に発言することがハバカレルか、あるいは聞いてもらえない時合いだったのだろう。ここに来て、少し風向きが変わってきたのかな

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    2023年08月18日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    エマニュエル・トッドとの対談

    ロシアとウクライナ
    日本や西洋の立場でなく、非西洋的な立場から見れば違った視点が見えてくる。
    進んでいると思われた西洋の家族のあり方。
    ロシアから見たら西洋による侵略からの防衛戦争
    アメリカによるドイツの国力低下を狙った武器許与
    ロシアのGDPでは測れない軍事力

    正義でなく、ここにある現実を知ることの大切さ
    もちろん、殺戮が決して許されることではないけれど、そろそろ、冷静に2つの国の立場を確認することも大切なのかなと思いました。

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    2023年08月13日
  • 老人支配国家 日本の危機

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    訳者が良いのか、とても読み易くスラスラ読めた。
    全く外れてはないが題名と内容の乖離が気になって想像してたのと違うと感じたし、2014年の文章があったりと、編集にも無理があったかなと思う。
    でもトッド氏の解説は目から鱗で、彼ならウクライナ問題をどう解釈するのか是非知りたい。

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    2023年08月09日
  • 第三次世界大戦はもう始まっている

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    第二次世界大戦の結果、生まれたウクライナは独自の言語と文化とを持つ独立国ではあるが、フルシチョフ時代にプレゼントされたクリミア半島にはロシア語しか話せない住民が多かった。マイダン革命と称する選挙によらない権力移動で来たEU寄りの政権がウクライナ語を話せない者を公務員失格とし上司に昨日までの民族主義テロリストを充てたことからおとなしいロシア系住民も怒った!クリミア半島制圧が容易だったのはそのせいだろう。

    超大国とは好き勝手できるらしくアメリカは21世紀になってからもアフガニスタン、イラク、ソマリア、などで軍事行動してきた/ロシアはなぜ嫌われて

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    2023年06月27日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    トッドの知性は現在世界の知識人の中でも、ずば抜けて信頼がおけるということを再認識した。

    トッド自身の語り口の妙は相変わらずだが、トッドの集大成ともいえる「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」の読みどころを論じる片山と佐藤による対談も勘所をよく押さえていて、良いおさらいになった。

    ウクライナ戦争が「政治的価値観の対立」であるのは表面的なことであって、(そして経済的な動機もあくまで一面であって)より深い次元では「人類学的価値観の対立」であり、したがって意識的なレベルのことに尽くされないということを明晰に教えてくれる。

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    2023年06月18日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    世界の頭のいい人たちからコンパクトに要点教えてもらおう!という、ある意味とても今っぽい本。中公新書で出た企画が成功したので、後追いという印象もある。
    後追いとはいえ、世界は変わっており、最新の状態を前提にスピーディに新書化してるので、つまらないということはない。
    今回はコロナとウクライナを前提に話している。
    複数の人が話し、それをまた複数の人が感想を言う二重構造で議論が深まっていて良い。
    学ぶとは考える体験であり、時間がかかるためデジタル化やコスパとは相容れないないという言葉は印象的。
    多元的に考えるという言葉一つでも、人によって表現が違い、印象も変わる。
    読後は「もっと本を読もう、ネットは減

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    2023年06月17日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    『エマニュエル・トッド』
    (2022年現在、今後の世界情勢について)私は歴史家が本職。でも歴史の話はまったく役立たず。なぜなら、私たちが経験しているのは、まったく新しい何かだから。
    歴史と違う点
    ・20世紀初めは各国人口増加したが、今は中国も含め減少する見通し
    ・冷戦時は、ロシアとNATOが直接対決したことはないが、ウクライナ戦争は、核使用が現実味を帯びるロシア対NATOの本物の戦争
    ・プーチンは独裁者だと言うが、ヒトラーや、ムッソリーニ、スターリンと違いイデオロギーが無い折衷的で多様な独裁者
    ・各国国民は超個人主義になった。それはロシア国民も同じ。だから国家間の経済紛争や戦争が行っているのに

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    2023年06月04日
  • 第三次世界大戦はもう始まっている

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    ウクライナ問題については、ロシア擁護の言動が許され難い中、エマニュエル・トッド程の影響力ある権威が米国史観に偏らず、プーチンの論理を解説した著書。ドイツ統一時点のNATO東方拡大せずの約束に対するロシアの言い分は有名だが、それに対して、米国の代理戦争として非難する口振りは過激だ。

    本文を引こう「アメリカは武器だけ提供しウクライナ人を人間の盾にしてロシアと戦っている。ロシアによる侵攻前に、大量の人口流出によって既に破綻国家に近かったウクライナがアメリカの支援によりさらに破壊されていく。少なくとも私がもしウクライナ人なら、アメリカに対して激しい憎悪を抱くはず。アメリカが血まみれの玩具のようにウク

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    2023年05月18日
  • 老人支配国家 日本の危機

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    日本の少子化、非婚化は歴史的な直系家族の習慣による背景がある、と言う。所謂女性の地位が低く、男性、更に親、老人に対する「家族」敬いが高いことに理由がある、という。日本の少子化対策は目下政治家の最大の課題だが、既に30年前から言われていながら大胆な変革、政策が実行されないのは、その直系家族(政治家の2世3世)では無理だ、という事を言っているのではないだろうか。(政治家は現状維持が容易く批判も少なく、先延ばし策が最良だ、という考え方)

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    2023年05月10日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    本書は朝日新聞記者によるエマニュエル・トッド氏へのインタビュー集(1998年~2016年)とういことで、それぞれのインタビュー記事自体は短く読みやすいと感じました(※日本語が読みやすく大変良かった。以前別の出版社から出たトッド氏の本を読んで翻訳のひどさにストレスが溜まったのとは好対照でした)。冒頭の「日本の読者へ」で書いてあるように、トッド氏はグローバル自由主義礼賛の時代が今年終わったと述べています。米国の大統領選挙でトランプが勝利した後に本書を読んだ身からすると、この主張はかなり説得力を持つなあという印象を本書の冒頭から持ちました。

    本書はインタビュー記事と言うことで基本的に読みやすいので

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    2023年04月27日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    いずれの登壇者も中国を(アメリカも)過大評価せず、いずれたち行かなくなると考えている。また今後注目すべきインドについての見解が興味深かった。
    アタリ氏の「未来の自分に優しく」は、まさにその通りである。

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    2023年04月26日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    家族の形を分類して考察するところが目新しく、面白かった。日本は長男が家を継いでいく的な直系家族だというのは今の時代たしかに違うけど根底として残っていると感じているし、ドイツが同じような家族形態であったこと、さらに直系型であるが故に社会が安定・硬直しがちで、英米の核家族型社会の破壊的創造と対比されるところはなるほどだった。
    また、ウクライナ戦争についてプーチンの方が多様性を重視していて西洋側が文化を押し付けようとしている、という部分は日本メディアでは聞かない話なのでもっとちゃんと知りたいと思った。

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    2023年04月19日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    トッドさんの最新の見解を対談形式を通して確認できるのでとても読みやすかった。またその見解が他国よりもここ日本で比較的受け入れられているというのは日本人の柔らかさなのかなと思う。
    そして距離人種如何に関わらず争いの早期終結を心から願っています。

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    2023年03月28日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    ネタバレ

    4名の著名な知識人へのインタビューと、それを踏まえた日本の知識人による論評という構成。日本の知識人の方々は、確り自身の意見を述べていて好感が持てた。


    また4名のインタビューの中では、ミラノビッチ氏の話が面白かった。

    曰く、エレファントカーブを見ると、程度の差こそあれ、あらゆる人々がグローバリゼーションを通じて所得が増加していることがわかる。また、グローバリゼーションに反発するのは、相対的に恩恵の少ない先進国の中産階級だけで、国内政策での対応が可能である。
    そう考えると、保護貿易的な政策で中産階級を保護するより、再配分や成長産業への労働力移動を通じた、グローバリゼーションに抗わない政策の方

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    2023年03月28日