エマニュエル・トッドのレビュー一覧

  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    直系家族の社会は、アングロサクソンの核家族の社会ほど、国家を必要としない。直系家族自体が国家の機能を内部に含むから。核家族は個人を解放するかシステムだが、そうした個人の自立は、公的な、つまり国家の福祉を前提としている。ネオリベラリズムは、それを忘れている矛盾がある。この話は、奇しくも、渡辺京二の話と同じ結論になってる。

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    2017年11月17日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    翻訳本でもあり、そもそも学者の書いているいちいち論理にこだわっている本なので、実に読みにくいのですが、ようやく読み終えました(途中で他の本を読んでたりもしましたけどね)。

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    2017年10月31日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    グローバル化が進む中BrexitをやTrumpなどのナショナリズムの風潮の強まりに悲しむと同時に学ばなければならないと思い購入。就活がやっと終わったので読破。自分が後で見直せる様にいくつか気になった点をピックアップして書きます。

    【中東地域・ISIS】
    ・現在ISISが台頭している理由
    近代化におけるプロセスとして暴力的行為、過激派の台頭は付き物。特に中東地域は個人の自由度が低い事もあり民主化への推移における弊害は大きい。

    ・近代化の定義
    識字率向上(特に女性) → 出生率低下
    これによって女性に対しても平等に教育の機会を設けられる事で民主主義の肝となる参政権獲得に繋がる。

    ・現在先進

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    2017年06月22日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    「私はシャルリ」に感じた違和感がかなり明快に解説された感じがした。
    フランス社会はかつて平等を求めて大多数の人々が信じているキリスト教という強大な権力に立ち向かったけれど、それと同じやり方でイスラム教を批難することはできない。

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    2017年05月04日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    いま世界は動いているんだなぁ〜ということをつくづく思った。人口統計学や人類学の知見によってソ連の崩壊やアメリカの没落を予言して来たトッドさんが、本書の中で今は日々起こる世界の変化に集中するだけで大変だと語られていた。
    感想書こうと内容を思い出そうとしたがかなわず…もう一回読んでみなくてはという間抜けな感想しかかけない。ぐぬぬ…でもお薦め♪読みやすい!

    Mahalo

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    2017年02月11日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    『つまり、フランスの指導層は、ユーロを壊すくらいならフランス社会の一部を壊したほうがましだと考えたのです』―『日本の読者へ』

    冬の朝、寒い駅のホームで電車を待っている時、背中に当たる陽を感じて温もりを思う。地平線から登ったばかりの弱々しい太陽でもこれだけの力があるのだなと感心すると同時に、何か知恵の在り処の本質のようなものに触れたような気にもなる。太陽の運行、雲の動き、未来を予測すること。それは、予測できぬ人々から見れば神の如き力にも見える。神は天変地異を司るが、その振る舞いは気まぐれにも見える。その気まぐれさのパターンを理解する力を持つことは人々を従わせる力となることは容易に想像出来る。そ

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    2017年02月18日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    トッド氏の著作3作目にして一番わかりやすく
    あっという間に読むことが出来た。

    個人的な難易度としては

    本作<「ドイツ帝国」が…<シャルリとは…

    トッド氏の著作は毎度だが
    客観的な数字、統計を基にしており
    大変説得力があった。

    盲信することというのは危険だと思うが
    トッド氏の言っていることは非常に確からしいことと思う。

    予言していた!などという帯に違和感はあるが
    まぁ手に取るためのふれこみとしては仕方ないのかしら。

    とにかくまぁ面白かったし為になった。

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    2017年01月09日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

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    現在の行き過ぎた(と個人的には思っている)グローバリズム、自由主義経済については懸念を感じている。という意味では自分は保守なんだと思う。一方で、本書にも書かれている通り、本来反対すべきグローバリズムを今の保守派が進めているのは、やっぱり謎。
    言葉の響きで単純に「よいもの」と思い込んでいるわけではないだろうし、必ずしも個人(および企業)が自己の利益のためのみに利用しているだけだもなさそうな。そんな謎に対する1つの考えも述べられています。
    個人主義、民主主義の行き過ぎ、識字率、劣化(本書ではエリート・指導層の劣化とあったが、国民全体の劣化ともいえるのではないか?)といったいろんな要素を絡めて考えて

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    2016年12月14日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    ウクライナ問題やトランプ現象等、昨今の大国は「グローバル」から「ネイション」へ回帰しつつある。言うなれば「ソフトナショナリズム」とでも言おうか。かりにそこまで大げさじゃなくとも、主権を守るためにEU離脱を決断した英国の姿勢はなんら不思議ではない。むしろ連合という名のドイツ支配圏と化してしまっているEUこそ危うく、国家的アイデンティティの見えない構成国こそ危険であると著者は説く。人口学という視点からソ連崩壊、リーマン・ショック等を予言し的中してきたからこそ、その説得力に鳥肌がたつ。だが一方で、ナショナリズムが善というわけではなく、むしろ暴走の危険をはらむことを忘れてはならない。そして著者がこのタ

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    2016年10月16日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

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    経済音痴の私にとって衝撃的。確かに今の世界は何かがおかしいとはぼんやりと感じていた。本書は、現代の格差の拡大や危機の恒常化の原因がグローバリズムにあり、それが社会を破壊していることを、5人の筆者が座談を通じてわかりやすく説いている。新自由主義(ネオリベラリズム)が制約のない自由として席捲し、隣国同士の経済戦争につながっていることは、EUに見られる。われわれは真の民主主義を守るために、各国がネーションごとにまとまり、独自に規制を定め、グローバリズムから脱却することが必要。しかし世界のエリートの大半はグローバリズムを正しい方向に導く道だと信じているとのこと。…ところで情報のグローバル化は避けられな

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    2016年07月09日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

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    グローバリズム、新自由主義を否定的に捉えた一冊。
    普段からグローバル至上主義とも言える風潮に浸っているため非常に新鮮な内容であった。

    本書を通じて、グローバリズムの弊害を以下のように捉えた。

    ・格差拡大
    国境を越えて経済活動がされるため、資本を持つ大企業が残り中小企業は潰れる。
    さらに大企業の中でも資本家と労働者の格差が広がる。
    (さらに生産量が増え供給力が上がることでデフレに繋がる)

    また、同様に大国が富み、小国は貧しくなる。(搾取される)
    本書では、「経済戦争」というワードが使われていたのが印象的。捉えようによっては経済を武器にした帝国主義なのではないか。

    ・伝統や人間関係の崩壊

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    2016年07月04日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    少し過激な口調で難しいこと話すがみんながわからないようにではなく頑張って調べればわかるように話す。
    ロシアは戦争する気はない、ロシアの出生率は伸びている、ロシアの大学は女子の比率が高い、フランスもイタリアもスペインも実質的にドイツに支配されている、などなどとても新鮮な情報にあふれてた。オランドの話で、一般市民がこんな数字知ってどうするのみたいな話、よく理解しないで騒いで批判する市民を煽るマスコミはときには批判して良いのだと思った

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    2016年06月10日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    E.トッド氏の文春新書関連で一番この本が面白いと思った(前著は感情的な主張でややシラけた)。「第1章 宗教的危機」は何度か読み返した。

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    2016年05月24日
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

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    宗教に注目している点が、西洋人らしい分析の観点だと思った。ただ、西洋の敗北というよりは、西洋中心主義の敗北という感じの内容だった。

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    2026年01月02日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    著者のエマニュエル・ドット氏についての解説書として本書を読んでみました。
    「家族」という観点から、今までにない、新たな視点で世界を理解出来る本でした。
    「核家族」というのは、「もっとも原始的な家族形態だー」という主張は、面白いと思いましたー!
    新しい視点が得られる本でした。

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    2025年12月31日
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

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    ネタバレ

    1. 西洋の「敗北」の定義とウクライナ戦争
    ・ウクライナ戦争は単なる局地紛争ではなく、「西洋対ロシア」のグローバルな宗教・文化戦争へと変質した。
    ・当初、西洋側は経済制裁でロシアが崩壊すると予測したが、実際にはロシア経済は耐え抜き、逆に西洋側の兵器生産能力の不足(脱工業化の弊害)が露呈した。
    ・この軍事・経済的なミスマッチこそが、物理的な意味での「西洋の敗北」の始まりであると指摘する。

    2. 米国の衰退:虚業化と「ニヒリズム」
    ・米国の衰退の根本原因は、かつての繁栄を支えたプロテスタントの倫理の消滅にある。
    ・宗教的バックボーンを失った米国は、教育水準の低下(特に理数系)と乳児死亡率の上昇と

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    2025年12月29日
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

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    2025年92冊目。満足度★★★★☆

    アメリカを中心とした西側諸国の没落と、ロシアの世界における相対的に高いプレゼンスの理由が、よく理解できた

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    2025年12月26日
  • 西洋の敗北と日本の選択

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    「西洋の敗北」が気になっていて、さらに「日本の選択」が加わり購入。
    筆者は以前テレビで見たこともあり、有名な歴史研究家とのこと。

    フランス人であり、ユダヤ人の血を受け継ぐ彼だからこその視点もある気がする。
    現在のアメリカ、ヨーロッパの状況から日本が今後どういった動きをすれば良いのかなどについて述べている。

    日本の情報は少なからず、アメリカやヨーロッパからの影響があると感じる中で、彼の視点は貴重な情報に感じる。

    少し偏りがあるところもあるが、これから世の中の情報を見る上で参考になる一冊だ。

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    2025年12月25日
  • 西洋の敗北と日本の選択

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    日本贔屓の著者
    西洋よりかと言うとそんな事はなく、アメリカを強く敵視
    ロシア寄りの発言。ロシアが戦争を遂行できる能力をエンジニアの数にあると考える。
    ロシアでの敗北を、中東で埋め合わせしようとする姿勢
    アメリカは製造を放棄して基軸通貨のドルで、借金以上の浪費をしていると避難
    見方を変えると、違った考え方もあるものだなと楽しく読むことができました。
    西洋の敗北がヨーロッパで受け入れられず、中東のイランに受け入れられるのが、面白い。
    日本の核武装も、今の現状を考えると有りかなと思ったりしました。

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    2025年12月05日
  • 我々はどこから来て、今どこにいるのか? 下 民主主義の野蛮な起源

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    フロイトの精神分析的に社会を意識、下意識、無意識の重層的構造としてイメージすると今まで見えなかったものが見えてくる。
    •意識は政治、経済。この経済こそが決定的な要因を持つものとして分析するのが経済学。経済の発展段階の上部構造に政治があるというのが従来の考え方である。
    では、経済はどのようにして決まってくるのが。なぜ世界の地域により経済に差があるのか。
    例えばマルクスは(1) 原始共産制 → (2) 古代奴隷制 → (3) 封建制 → (4) 資本主義 → (5) 社会主義 → (6) 共産主義と生産力の発展に伴って進むと考えたが、西洋視点の偏りという問題点がある。

    これを人間で下意識と無意識

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    2025年11月24日