エマニュエル・トッドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20年ほど前、2020年辺りから西洋の時代が終わって、東洋の時代になるという本を読んだことがあります、800年周期でそれが繰り返されているという内容だったと記憶していますが。本屋さんでこの本を見かけて、ピンとくるものがありました。
最近ゴールドの価格が急上昇していますが、これは現在私たちが使用している通貨の価値が下がっていることを意味しています、これも世界の混乱を示すものなのでしょうか。
昨年定年を迎え会社勤めをしていないのですが、ビジネスの世界でも少なからず影響を受けていると想像します。この本を読んで、将来私たちが目にすることになるであろう新しい世界を迎える覚悟を持たなければならないと思 -
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Posted by ブクログ
日本に移民として入ってくる多くの人は若い世代。
そして移民による問題解決を求められるのも将来世代。在日韓国人、朝鮮人問題を見れば明らかです。
それにもかかわらず、移民であることも認めず、十分な説明もせず、なし崩し的に移民政策が進められ、気づけば世界有数の移民受け入れ国になってしまっている。
国民のための政治は執り行われず、国民の安全を守ることすら覚束なくなっている。そんな現実を突きつけられ反対の声を上げる国民を差別主義だとレッテル貼りする。
いわゆる国の借金問題を将来へのつけだと言うのなら、野放図な移民受け入れこそ将来へのつけ回しだ。
そんな思いを代弁してくれているかのような気持ちになり -
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Posted by ブクログ
ネタバレ諸国家は同じではない。
ウクライナは戦争以前から、人口流出と出生率の低下で1100万人の減少だった。汚職は桁外れで、代理出産の国だった。
アメリカの軍事産業は弱体化している。=西洋の敗北。
ロシアが困難な状況になると、もっと戦争に力を入れることになる。ロシアには生存がかかっている。
国民国家であるためには、領土が最低限自立できなければならない。
2014年のミンクス合意は、ウクライナに軍備化の猶予を与えるためだった。ロシアにも同じ猶予があって、Swiftからの追放の準備を整えることができた。
制裁により、ロシアは輸入代替え品のために国内の再編成が必要だったが、その結果、経済は強くなった。
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Posted by ブクログ
ウクライナ戦争は「狂人プーチンの暴挙」ではなく、「リベラル社会の西側諸国(西欧と米)の自家中毒」により起こり、悪化した。あるいはその象徴的現れだ、という研究書。
自家中毒とは、
リベラリズムの勢いが制御不能の速さで強くなった結果、非自由主義国にアレルギーを起こさせ、悪化させていった。相手(他国)に理解を示したり、猶予を与えないまま強いリベラルな要求を突きつけ続けた。結果、非自由主義国にとってアレルギーは深刻な致死病と理解され、大掛かりな大手術を決意させた。つまりロシアに自分の命(国家の存亡)をかけた決断をさせた。これが「ウクライナ侵攻」である。一方、この反応に西側諸国は理解を示すどころか、国内 -
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Posted by ブクログ
ロシアとウクライナの関係について書かれている本。著者の思想強めなので注意。端的で分かりやすい内容ではあるので、現状を少しでも知りたい人がたくさんの情報に触れるために選ぶ中の1冊という感じ。
最近、第一次世界大戦について少し学んだ後だったので手に取りました。1番印象的だったのは、第一次のときも今も結局戦争をしたかった国は1つもなかったのではないかということです。そりゃあ、莫大にお金も人も失うわけですから当たり前ですよね。
第一次のときは、今みたいに国家同士のコミュニケーションはスムーズではなかっただろうし(技術的な意味で)、名の通り一次なので学べる過去もなかった(もちろん戦争はたくさんありました -
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4.1 (9)
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Posted by ブクログ
アメリカ大統領選挙が決着し、予想通りというのか、予想に反してというのか、トランプ氏が前回2016年の勝利から通算2期目の大統領に選出された。私の周囲でも同氏が大統領になれば、また世界が混乱(混迷)するとか、親イスラエルだから同国による攻撃が盛んになるのでは、ウクライナはロシアに奪われた国土を取り戻せないまま、泣く泣く戦争が終結(ロシアの勝利)するといった様々な予想が飛び交った。一方、ハリス氏が勝てば、基本路線はバイデンと変わらないだろうから、逆にロシアやイスラエル、台湾を狙う中国の不穏な動きについても、大きく変わる事なく、それ自体が混迷を更に長続きさせるだけだとの悲観的意見も多い。果たして今現
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Posted by ブクログ
並行してエマニュエル・トッドを読んでいたのでその理解が深まったが、やはり複数名を一冊に取り扱うようなダイジェスト本だと論説の中身が浅い。広く浅く、まずは関心を、がコンセプトなのだろうからそこで文句を言ってはいけないのだが。本書に関しては、先の賢者たちの言説紹介よりも、後半の日本人同士のセッションの方が面白く感じた。
與那覇氏。「よなは」。と読むらしい。この方の発言で、「民主主義は皆が理性を働かせ、今より良くなっていくことを建前としている」のだから、「ニヒルな人間不信とは相性が悪い」という内容に共感を覚えた。ニヒリストは、もの凄く大きな権力とか構造に対して諦めてしまい、民主主義を放棄しがちだ。 -
Posted by ブクログ
著名な人口学者であるエマニュエル・トッドによる著作。
「日本のシルバー・デモクラシーへの言及と提言」
「英米の急速なアンチ・グローバリゼーション的動向」
「ドイツ帝国と化したEU」
「日本の家族形態の系譜」
大きくこの4つのテーマが本書では解説される。
終始軽快な語り口で、内容がよく理解できた。
知らない知識も多くあり、特に第二部の論は新鮮で面白かった。
これは、現在の世界で最も支配的なイデオロギーである「資本主義」「民主主義」はともに英米(アングロサクソン)から出現しており、これらのイデオロギーがもし終焉を迎えるとしたら、それはやはりアングロサクソンからもたらされるだろう、という主張であ -