エマニュエル・トッドのレビュー一覧

  • 老人支配国家 日本の危機

    Posted by ブクログ

    ちょっと流し読み。フランス人、人工学者からの視点で、日本と世界の今を読み解く。明らかな日本の問題点は少子化。これはわかりきったことなので、きっと、政治のKPIは出生率だと思う。まずはすべての政治はこの部分にフォーカスされるべきだと思うし、そのことによる犠牲を問わない姿勢が必要だと思う。ただ、数の暴力が効く、民主主義において、老人支配国家、日本はどうなるか。

    0
    2022年08月06日
  • 老人支配国家 日本の危機

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    経済統計はうそをつくが、人口統計はうそをつかない(筆者=家族人類学者)

    自然人日本人 5時からの民主主義
     完璧さが長所でもあり短所  
     唯一の課題は人口減少
     移民受け入れは多文化主義ではなく 同化主義で時間をかけて行う

    高いGDPでも国内産業が空洞化した国は脆い:コロナ死者

    米国
     民主党 高教育水準の白人と連携するヒスパニック 黒人 米国人のリベラル 
     共和党 低教育水準の白人 米国人の真実

    英米
     資本主義をダイナミックに動かす「創造的破壊」 ←絶対核家族↔直系家族
     ネーション(国民)英国の発明 →保護主義 
     民主主義=自民族中心主義 ←英国 プロテスタント・米国 白人社会 
     米国は求心力ある普遍的支配へ 日本は特権的な同盟国 ヨーロッパにおける英国

    中国
     人口規模大のため何にでも特化できる
     内的矛盾を抱えたまま地球の重心のひとつへ

    ・人間の自由を重んじる社会や国が優位に立つ
    ・戦争は自分の力を過信するとき起る
    ・ポピュリズムはエリートが民衆の声を受け止めないときに台頭してくる

    0
    2022年03月21日
  • 老人支配国家 日本の危機

    Posted by ブクログ

    ソ連崩壊、トランプ勝利、イギリスのEU離脱など、歴史的変化点を見通してきた著者が、タイトルのテーマで何を訴求するのか関心をもって読み進めたが、半分肩透かしにあった。全4章構成のうち、最初の章のみであり消化不良気味である。
    著者本人の問題でなく、出版社の方で、日本の現状に対するインパクトを考えた上でのタイトルであろう。その中でも、日本政府がとってきた政策が、高齢者の健康を守るために、現役世代と若者の生活に犠牲を強いている、という論舌は鋭い。
    著者は決して経済や政治の専門家ではなく、人口動態や家族制度を調査する学者であるが、著者自身の専門を通した幅広い調査や深い洞察は、大変示唆に富んでいる。

    0
    2022年03月04日
  • パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択

    Posted by ブクログ

    つい我々は印象だけで判断してしまう癖がある。
    物事は一つの視点だけではいけない。他者の異なる意見が大事だ。
    これは日本のメディアの課題が大きいと思う。
    世界で起きている大事なニュースを、なぜ日本では報道がされないのか。
    さらにいうと、それらを深く考察した番組などほとんど無いに等しい。
    若年層ほどテレビ・新聞を見ていないのは、現前たる事実だ。
    インターネットで自分の興味あるものだけを選択し視聴している状況では、ともするとこれら世界のニュースが置いてけぼりになってしまっている。
    それは自分自身も反省の意を込めてだが、やはり世界で何が起きているのかを知ることはとても大切だと思うのだ。
    さらに言うと、世界のそれぞれの人が、それらニュースをどう感じて見ているかを理解することも大切だ。
    我々は内に閉じこもっていないで、もっと外の世界に出ていかなくてはいけない。
    結局、トランプ大統領とは何だったのか。
    世界はどこに向かっていくのか。米中はどうなっていくのか。
    日本は世界からどう見られているのか。
    今現時点でも日本を取り巻く環境は相当に厳しい。
    かつてないほど隣国との関係性も難しくなっている。
    さらに本書でも述べているが、これだけ確実に少子高齢化問題が見えているのに、その対策がなされていないのは、もっと国民が声を上げるべきだ。
    政治家も「何とかしなければいけない」とは言っているが、具体的行動にまで発展し、結果を残せているものは正直見当たらない。
    高齢化していく、さらに人口が減っていく、というのはすべての問題の根源的課題だ。
    国家の安全保障の面から言っても、若者がいない国がどうやって国防していくというのか。
    元々数が少ない貴重な若者を、国防のために駆り出していいのか。
    それでは国防はお座なりにしていいのか。
    世界は日本国内のことなどを興味がないかもしれないが、「どう対応するのか」については興味があるらしい。
    日本の対応次第で、中国・韓国・北朝鮮との関係性にも影響があるからだ。
    逆にいうと、日本はもっと世界に目を向けなければならない。
    ロシアと中国との関係性も、昔の共産主義の文脈で語られた印象のまま止まっていてはいけない。
    そして日本の中でさらに興味が薄いのが、欧州の出来事だ。
    ドイツ・フランス・イギリスの関係値。
    東欧はロシアとの関係性が今どうなっているのか。
    私自身も詳しくはないのだが、こういうことを日常から語る習慣があってもいい。
    中学校時代の社会科の授業じゃないが、社会人が気軽に国際社会を学べる講座みたいなのがあってもいい。
    そして情報に踊らされずに、自分自身の考え方で意見を述べられるようになりたいものだ。
    (2022/2/20)

    0
    2022年02月20日
  • 老人支配国家 日本の危機

    Posted by ブクログ

    コロナの死亡率が保護主義的傾向の強い日本や韓国では低くて、女性の地位が高いフランスなどでは死亡率が高いとのこと。
    最後の日本人女性がモテる理由など、独自の分析が面白い。

    0
    2022年01月10日
  • 老人支配国家 日本の危機

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    筆者の専門である「家族構造」を切り口とすると、各国の社会体制や歴史を異なった視点で見れて面白かった。

    例えば、資本主義はイギリスで始まり、アメリカではある種一番純粋なかたちで発展しているが、これはイギリス・アメリカで見られる「絶対核家族」(子どもが親元を離れて家族を構築する)による、個人の自由が尊重される価値観が
    ベースになっている。一方、ロシアは「共同体家族」(子どもは親と一緒に住み続け、遺産相続は平等になされる)であったため、資本主義を受け入れられず共産主義となった。
    確かにそのように考えると、資本主義や共産主義が発生した地域は必然だったと思わされた。
    また、ソ連崩壊は、平等を行きすぎた結果、現実との歪みが生まれたのが原因で、昨今のアメリカにおけるトランプ政権誕生やイギリスにおけるブレグジットは、自由が行きすぎた結果としての保護主義への回帰と解釈できる、とのこと。


    本書の構成が雑誌の連載を繋げているせいだろうが、読み進めることで議論が深まっていく感じがあまりなかったのが、少し残念。

    0
    2021年12月05日
  • エマニュエル・トッドの思考地図

    Posted by ブクログ

    歴史人口学者と言う肩書きのフランス人のお爺さんの本。

    出生率から各国の動向を予想するのは、かなり雑な推論にも思えるけど、歴史学者として、彼の頭の中にある膨大な知識と紐付いての事なのかも。嫌いじゃないけど、好きでもないと言う薄っぺらい感想で終わりにしよう。

    彼の出自や両親、子供たちやその配偶者が様々な国の出身で、宗教も途中で改宗したり、多様な視点を持ち得ているところが魅力ではあると思う。

    0
    2021年10月02日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カバー裏の窓には筆者の肩書として歴史人口学者・家族人類学者とあります。私は存じ上げなかったのですが、数字を引き合いに出して議論するちょっと面白いことをいうオジサンだな(失礼!)、という印象でした。

    何が面白いかというと、時事的なトピックについて欧州人として率直かつ分かりやすく語っている点。例えば表題ですが、Brexitの件です。私がぼんやり考えていたのは、折角国連みたいな連帯組織であるEUにいるのになぜに抜けてしまうのか? もったいないなー、英国、みたいなとらえ方です(バカ丸出し済みません)。筆者から言わせると、いやいやEUがやばいのであって、寧ろ英国はフツーですよ、と説きます。一部移民の制限をしたいという英国側の思惑も報道がありましたが、筆者の言わんとするのは英国の「主権の回復」です。英国はこれまでも通貨発行権も手放していませんでしたが、より自国を中心に考えるという事のようです。まあ主権の話も社説等でチラチラ出ていたりしますが、実際EUに住まう学者から説明されると、真偽はともかく「やっぱりそうかぁ」的に思いました。

    ちなみに、ここから敷衍して、自由主義を標榜する英米二大巨頭が一方はBrexitとして他方はトランプ元大統領が行った保護主義として自己否定しているという事を述べており、行き過ぎた自由主義にはちょっと反対な私としては、心のなかで激しく同意した次第です。

    他方で、いまいちだなと感じたのは、まとまりのなさ。
    7つほどのインタビューや論説の寄せ集めであり、余り深さを感じませんでした。人口学や家族論が専門の方ですが、そうした方が移民について語ったり、フランス国内のテロが移民家系の国民が起こした点について語るのはなるほどと思うのです。ただ、そうした学者が米国政治の行方とか、中東情勢について語るのは、あたっていることもあるかもしれませんが、ぱっと見、テレビのコメンテーター的な雰囲気を感じてしまいました。

    ・・・

    上にも書きましたが、ちょっとコメンテーター的ではありましたが、言っている内容は割と同感する部分が多かったです。家族論が専門とのことで、うちのように国際結婚した家からすると筆者がどんなことを考えているのか他の専門書も読んでみたいと思いました。

    欧州やEUについて学びたい方、フランスの現代社会の歪みや移民政策に興味のあるかた、政治全般に興味のあるかた、人口学・家族論に興味のある方にはおすすめできる本だと思います。

    0
    2021年07月27日
  • エマニュエル・トッドの思考地図

    Posted by ブクログ

    筆者のエッセイ。
    どう考えていくのか?という個人的な思考プロセスをテーマとしながら、
    あとは随筆的なアプローチで、筆者が考えている事象についての考察が入る。

    体系的にまとまっているものではないが、思考に人生を捧げた人の考えが知れるという観点では知的好奇心が刺激されて面白かったし、いわゆる学術書ではないので、1日で読めてしまうので、コスパもよかった。

    思考とは、内的対話ではなく、調べること、書くこと、つまり手作業だということは面白い観点。
    一方、書かなくても良くなったとも書かれている。

    0
    2021年06月12日
  • エマニュエル・トッドの思考地図

    Posted by ブクログ

    ある時代の社会ダイナミズムの全体をなんとか記述してやろう、というアナール学派の大胆不敵?なチャレンジには、あれやこれやと史料やファクトをとめどなく?渉猟しつつ、もやっと考えることを決して止めずに、鍵となる関係性についてのアイデアが閃くのを待つ、という感じ。
    ここから一般人が得られるヒントとしては、乱読もまた良し、ということかな。

    0
    2021年05月29日
  • エマニュエル・トッドの思考地図

    Posted by ブクログ

    学者さんが書いたこの種の本を読むのに慣れていないせいか、少し読みづらい気はしたが、思考の流れはよく理解でき、主義思想でなく歴史やデータを重要視する研究姿勢や、ルーティンから脱却して視点を変えてみる必要性は共感できた。

    目次とは別に冒頭のページにあった「思考の見取り図」がわかりやすかった。

    インプット→着想→検証→分析・洞察→予測

    ・歴史とデータによる経験主義
    ・膨大なデータ収集し事実(ファクト)を蓄積
    ・ルーティンから脱却してのアウトサイダーの視点

    自分自身に置き換えると、インプット→着想を数多くやってもその先が不十分だから考えが深まらないことを、痛感した。




    0
    2021年06月06日
  • パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択

    Posted by ブクログ

    フランス人の歴史家であり、文化人類学者、人口学者であるエマニュエル・トッド氏のインタビュー記事を本にまとめて出版された本。インタビューは、2018-2021にかけておこなわれ、以下の六つのテーマが収録されている。

    1.トランプ政権が意味したこと
    2.新型コロナ禍の国家と社会
    3.新型コロナは「戦争」ではなく「失敗」
    4.不自由な自由貿易
    5.冷戦終結30年
    6.家族制度と移民

    インタビュー形式の本だとNHK出版の本が出来が良かった印象があるが、この本は、ただエマニュエル・トッド氏へのインタビューを一冊にまとめただけとも取れる。
    フランス人の著作は何冊か読んだが、視点が哲学的で大国や歴史に迎合せずシニカルな雰囲気があって嫌いじゃないんだけど、この本は全体を通すと、ちと読みにくかった。

    トランプについて語っている所では、人口などのデータからの分析は、後になってみればたしかにそうだなとなる部分を差し置いても、リアルに今起きている事象を当てはめて考える力を少しつける事が出来るのかもしれない。
    日本に対しては、人口問題について、日本人が古くから認識しているのに、何もできていないまま時間が過ぎていると指摘をしている。他国との比較も交えて、先進国で出生率が増えているアメリカとか、何が起きているのか不明と言っているところなんて、新しい研究テーマなんだろうなと。政府やメディアが何かをする事で、変化が起きてるわけじゃない何かがありそう。

    この本の想定読者は、四十代後半以上のおじさんです。それ以外の人は読んでも面白くありません。

    0
    2021年05月23日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

    Posted by ブクログ

    トッド2冊目。ずっとカバンに入れてて細切れで読んだのと、中身も細切れなので印象は散漫。それでも面白い。こういうのは基本的にそのとき読むべきものなのだろうけど、少し遅れて読むとまた違う評価ができますよね。そろそろ主著に手を伸ばすべきだな。多作なので全部は無理だろうが。

    0
    2021年03月27日
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

    Posted by ブクログ

    エマニエル・ドット氏にインタビューをした内容をまとめて、昨年(2020年)7月に発刊された本。自国であるフランスを中心に欧米と日本の政治と民主主義について述べられている。貧富の格差の拡大と教育に加え、保護貿易化、移民の反対等により、国家が分断されていると主張している。参考になった。

    「今や高等教育は学ぶ場というよりも、支配階級が自らの再生産を守るためのものになっており、お金がある家庭は、子どもたちがある分野で成功するための保証として家庭教師を雇います」p26
    「データを見る限り、中等、そして初等教育においても学力が低下していることが確認されていました。これはフランスだけではなく、もしかすると世界的な話かもしれないと思っています」p51
    「(学力低下)私は、どちらかというと子供たちが読書をしなくなっているということに理由があると思っています」p52
    「民主主義は3つの種類に分けられると考えています。それは「フランス・アメリカ・イギリス型」「ドイツ・日本型」「ロシア型」であり、家族構造に由来しています」p70
    「しばしば非難されるのは「日本人には自分たちが特別だという意識があり、自民族中心主義思想を持っている」という点です。今、日本の文化は文学や料理、サブカルチャーを筆頭に、世界で敬意を払われるものになりました。日本は平和的でエレガントだと言われます。しかし、昔は人種差別的だと言われたこともありました。そうした印象を与える自民族中心主義思想から、日本には移民はいらない、という考え方も生まれます。これが西洋の考え方と違う点で、日本が非難される理由です」p74
    「これからの日本に必要なのは「少しばかりの無秩序」であると私は謹言したい。男女間での無秩序、家族内での無秩序、そして移民を受け入れることで発生する無秩序。日本社会のように完璧を求めることは、ある程度発展した社会では逆に障害になってしまうからです」p106
    「自由貿易は、先進諸国において残忍な形で不平等を拡大し続けています。自由貿易が優遇するのは資本家と高齢者です」p113
    「民主主義の考え方、つまり「人はみな平等で自由」という理想は素晴らしいですが、それがうまくいくためには人々の教育レベルが均一でなければならず、お互いに理解し合えて、そして時には衝突し合うことも可能でなければいけません。今のEUではそれは不可能なのです」p132
    「もし私が「ヨーロッパの終わりはどう訪れるか」と尋ねられたならば、おそらく「支配国であるドイツがなにがしか不条理なことをしでかすことで訪れる」と答えるでしょう」p135
    「日本は移民の大規模な活用を拒否し、国力の低下を食い止める闘いをあきらめてしまいました。ところが、ドイツでは世界で最も年老いた2つの国のうちの1つでありながら、経済力については全くあきらめていません(移民による労働力若返り政策)」p138
    「様々な理由から、サウジアラビアは近々崩壊すると思います」p175

    0
    2021年03月15日
  • エマニュエル・トッドの思考地図

    Posted by ブクログ

    ソ連崩壊やイギリスのEU離脱などの予測を的中させたという歴史人口学者のエマニュエル・トッドが自ら思考の極意をまとめた日本語オリジナルの一冊。読みずらいかなと思ったがそんなことはなく、トッドがどのように情報を得てどのように考えどんな形でアウトプットするかが詳細に語られる(冒頭で哲学は役に立たないといっているのが印象的)。最後の方で、ポストコロナ時代の日本についての予測が書かれている。

    0
    2021年03月14日
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

    Posted by ブクログ

    アメリカの覇権の没落、EUモデルの没落、フランスの疲弊、日本の諦め、アメリカとロシアの接近、アメリカとドイツの対立など、いくつか興味深い視点もありました。教育が及ぼした影響というのはなんとなくわかるが、説明力が弱い印象を持ちました。また、問題だらけで解決策が言及されず、今後に不安を残すような感じで終わってしまっておりモヤモヤしています。

    0
    2021年01月26日
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

    Posted by ブクログ

    氏の著作は初めて。なので、直ぐには理解できない所も多かったです。家族の在り方が国家に反映されるという氏の基本的考え方は面白いが、ホントにそんな割り切れる話なのか?でも、仏のgilet jaune、英のbrexit、仏のtrampも新鮮な視点から興味深かったです。日本に関して、人口減少を食い止めること、そのための完璧さを捨てることの提唱は納得。「人が口にすることと全く反対の内容が、しばしば真実である」というポイントも納得。ドイツに対する見方とか、沢山の新しい見方を教えて頂きました。

    0
    2020年10月12日
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

    Posted by ブクログ

    民主主義と一言で何となく普遍化されているイメージを持つが、しかし民主主義も国によって様々であるといったことは、指摘されて改めて気づかされる。しかし、内容が難しい……。

    0
    2020年09月10日
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

    Posted by ブクログ

    高等教育の格差が社会的な格差を生んでいる。一方で高等教育を受け上級階層を作っている人びとの知的レベルは劣化している。自国フランスだけではなく、日本に対しても他国と比較しながら論評している。
    生き残るのは中国か、ドイツか・・ はたまたアメリカやロシアの反撃も? 日本は結局のところアメリカの傘下で生き延びるしかないのでしょうか。

    0
    2020年09月05日
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

    Posted by ブクログ

    ちょうど社会に出るころ、日本では小泉、アメリカではブッシュが政権を取っていたということもあり、深く考えもせずに自由貿易に対する肯定的な思いを持ってきていた。
    しかし、現実にはニュースで日々報道されるような状況となっていて、そのねじれについてイマイチ理解できずにいた。

    トッドは一貫して自由貿易には反対の立場をとってきているが、それはあくまで自国での民主主義を守ることを一義に考えていたからだと理解した。

    民主主義にしても自由貿易にしても、すべてが同じ条件で、プレイヤーは合理的な判断を行うという、非現実的な前提のうえになりたっている以上、現実に落とし込むにはどこかでカスタマイズが必要ということなのだろう。

    自由・平等が絶対善であるところに固執しすぎると、かえって思考停止に陥ってしまい、絶対に到達できなくなるということがよくわかった。

    0
    2020年08月30日