エマニュエル・トッドのレビュー一覧

  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    問題は英国…、「ドイツ帝国」が…に比べて読みにくく、なかなか読み進まないが、この本が最も本質についてしっかり書いてあるようなことが問題は英国…に書かれていたので、今一度トライしてみたいと思う。

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    2017年01月09日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    著者はフランスの歴史学者。EUの創設時の話は、すべての加盟国家がパワーの大きさにかかわらず平等に扱われることが掲げられたはず。実際には強国と弱小国に分けられ、絶対的強国のドイツが牛耳っていることを著者は指摘する。なぜ副題に日本人への警告とあるのか。それは日独両国の間には何となく共通性があると思いこまれているが、昨今の政治情勢を見てドイツと比せられるのはむしろ中国だからである。現代版「帝国」形成という地政学的変化を指摘した書籍。

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    2017年01月09日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    グローバリズム以後

    ・アメリカが帝国となって以降、30年がたち、1世代変わった。帝国というものは、帝国の中枢こそは良いが、帝国の中にいながら辺境にいる人間にとっては良いことはないため、辺境の人々が帝国をやめようというエネルギーを発し始めた。アングロサクソンは根本的に不平等なシステムをとりやすいが、アメリカが自由平等の国としていることが出来たのは、内部に黒人差別をすることで辺境を確保し、不平等を発散していたからである。しかし、黒人解放以後、平等化が進み、白人も辺境に追いやられることで考え方が変化し、国民国家に向けて進み始めた。
    ・欧州は分断に向かっている。それは、一致させるべき明確なビジョンの

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    2016年11月25日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

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    「グローバル資本主義によって経済は成長する」と信じられてきましたが、実際のデータを客観的に眺めてみれば、真実はまったく逆であって、「グローバリズムは成長を鈍化させる」
    グローバル資本主義を推し進める人々は、ビジネスに自由さえ与えれば富も雇用も創出され、最大限の成長があると信じてきた
    アメリカにしても日本にしても「国による産業保護」という規制が成長を生ん
    アメリカが、実は世界で最も強力な産業政策を行っているのです。インターネットにせよ、半導体にせよ、航空機にせよ、研究開発を支援したのは国防総省や軍などの政府機関
    グローバリズムは国境を前提にしないものであって、国境が存在することを前提とした上で、

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    2016年11月22日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    タイトルがキャッチーなので気軽に読み始めたら、中身ががっつりお勉強テイストだったw
    このテイスト、大学卒業以来・・・wがんばるw

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    2016年11月02日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    米国でトランプが登場したり、英国がEUから離脱をするなどグローバリズムが崩壊に向かうとして、今後の世界を人類学の観点から予見する。
    1998年~2016年のインタビューを取りまとめた本なので、まとまりに欠けるきらいがありますが、不平等を容認してきたアングロサクソンもこれ以上容認できなくなっている中間層の崩壊。アングロサクソンは、子供が大きくなると直ぐ独立させるので文化が世代を超えて伝承しない。識字率が上がって出生率が下がるのは近代化危機の兆候など、興味深い考察が満載です。
    また、日本には移民はほとんどいないが派遣労働者が同じような扱いを受けているとあるのが印象的でした。

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    2016年10月30日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    最近、著作がいろいろ出たり、雑誌に書いていたりするのは知っていたが読むのは初めて。家族のあり方と国家を結びつけるというおもしろいアプローチ。それで、ソ連崩壊とかアラブの春とかを予言し、今回のイギリスのEU離脱も。多少難しく書かれている部分もあるが、インタビューの採録などはわかりやすい。いろいろと考えさせられる一冊。

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    2016年10月27日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    もはやEUは、ヨーロッパの自由と平等を体現した共同体ではなく、ドイツの言いなりばかりのドイツ帝国だ。

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    2016年09月19日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    序章の前の「日本の読者へ」だけは読みやすかった。私もシャルリエブドは大嫌いだしテロのあと、デモはよいとしても深く考えずに「私はシャルリ」とか読者が増えたとかかなり違和感あった。多くの新しい読者は低劣な内容にすぐ離れたと思うけど。。。作者がこの事態に疑問を投げかけ、そのとき遠く離れた日本のメディアが作者のより所になった、足場になったのは嬉しい。
    本文は難しいことを難しく書いて、こんなの理解できるのどこの学者だよというかんじ。多くの人に理解される努力をしなければ書く意味ないと思うのだけど。

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    2016年09月07日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    自分の、世界情勢、とりわけヨーロッパ情勢への理解がたりないことを棚に上げて言う。
    インタビュー集なので、読みやすいと言えば読みやすいけれど、納得できる感覚が得られにくい。
    対談やインタビューの宿命かもしれないけれど。

    例えば。
    ハワイやインドネシアで育ったオバマ大統領が、ヨーロッパ情勢に疎かったという指摘は、そうなのかも、と思える。
    アジア重視の外交政策をとっていたことも知っている。
    ただ、再選後から、ウクライナ危機までのオバマ政権の外交策は、「見せかけだけでない革新的な知性によるものだった」と評価だけ書かれていて、どういう面を評価しているのかが、よくわからない。

    この人のヴィジョンは、次

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    2016年06月11日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    「ドイツが普通に努力するだけで周りはついてこれない。」ということは容易に想像できる。価値観の違いは人口動態に反映され、そして著者の考えに至るのだろうと思った。
    フランス人による本だけに、前提とする欧州の基礎知識のレベルが違いすぎて、難解ではあった。

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    2016年06月11日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    ネタバレ

    日本に言及したところもあって、なるほど…とは思うものの、フランスのことがわかっていないから理解しきれず。

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    2016年05月14日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    ネタバレ

    ドイツがヨーロッパでどのような役割を果たし、それによってヨーロッパを変質させて行っているかがわかる本。

    ■学び
    ドイツのように、他国(東欧圏)に対して、賃金が安いが質のよい労働力を確保して、そこでの生産および利益が、自国ないし自国経済の登場人物に還流する仕組み(帝国のシステム)を作りだす志向性を持たなければならないということ。

    つまりは、自らそれを志向しなければ、他の帝国を志向する隣人に、位置付けられ、利用され、下位序列化されてしまい、そのシステムから抜け出せなくなるということ。フランスがドイツに飲み込まれてしまっているように。

    ■気づき
    金融資本を操る超富裕層が、国家に金を借りさせてい

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    2016年05月03日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    ゾンビカトリシズムとデモ。
    ユダヤ迫害の軽視。
    平等に価値を置く地域との対立。
    戦争を仕掛けた偏執的なシャルリエブド。

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    2016年04月21日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    2015.1のフランス全国のデモ、フランス社会を支配している中産階級が、自己批判能力を欠き、経済的特権の中に閉じこもり、宗教的不安によって内面を穿たれ、イスラム恐怖症にのめりこんでいる。

    カトリックとか、フランス革命の精神とかが、遠いフィクションの世界ではなく、現代フランスに続いていることが、何となくわかりました。

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    2016年10月09日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    陳腐なシャルリ事件解説書かと思ったらかなり硬派なフランス社会論だった。フランス一般の捉え方に異を唱えるタイプの本なので最初の一冊には向いていない。ただ、読む価値はある。
    そもそもライシテの歴史を踏まえた「俺たちが政教分離を守っているのだからお前らも守れ」という主張が正しいのかを検証し、またデモ参加者の地域が都市部に偏っていることを論証する。(フランスでは都市と地方の格差が深刻である)
    とはいえ、新書の紙幅上仕方ないが、反EUなど従来の主張を繰り返して紙幅を費やし、かつアプリオリにされている部分が多く論証が足りておらず、また主として人口統計に依存した切り口では物足りない部分が多いため、全体として

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    2016年02月17日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    エマニュエル・トッドがここ数年の間に、
    いろいろなインタビューを受けており、
    その内容を翻訳して、とりまとめたもの。

    あとがきによれば、本人からの売り込み?による企画らしい。

    ウクライナ問題やユーロ危機について、
    どのような見方をしているのか、
    とりわけロシアに対する見解は氏ならではのものだと思う。

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    2016年02月15日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    近年なかなかこれだけ大上段の文明ー社会論は観ないね。トインビー的と言おうか。

    ●家族構成の国による違い→兄弟間が平等→人間も平等。 兄弟間格差→人間は不平等
    ●分裂するフランス… 中心部 世俗主義 平等主義  周縁部 残存カトリシズム 非平等主義

    ●イスラムの根底にある平等主義はフランス中心部の相性が良い可能性がある。ただし男女間の取り扱いの際が分裂を生み出すだろう

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    2016年01月25日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    ちょっとトリッキーに喋り過ぎて、暴論ぶちまけた感がある。寡頭金融支配層が世の中を都合良く動かしている現状を打破するには、輪転機を回すこと。つまり、国家の負債先は金持ちであり、血税が金持ちに回るメカニズムが出来上がっている。それを直すには、政府債務のデフォルトなのだろうか。

    金持ちが世の中を支配する構図は、我々誰しもが気付いている。いや、我々が金に支配されていて、その金が自動的に与えられる階級が存在するという事実がある、と言うべきか。お金の暴走を防ぐために、一応の法律が設けられてはいる。そのため、我々は、完全にお金の奴隷になるわけではない。お金があっても、今すぐ人を立ち退かせたり、その人の妻を

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    2016年01月24日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    借りたもの。
    ロシアのウクライナへの介入に端を発した対立構造、欧米 vs. ロシアという図式は、かつての冷戦のぶり返しでは無いことを著者は指摘する。
    西側諸国のロシアを悪のように見立てる報道に対して「待った」をかける視点は大切だと思う。

    ロシアは戦争をしたい訳ではなく、ウクライナへの介入は対ロシア包囲網を恐れていること、プーチン大統領は立ち直りつつあるロシアの国力まだ脆弱であることを自負していると分析。

    ユーロ、ひいてはEUを経済面から動かしているドイツ――その影響力から「ドイツ帝国」とし、世界は独・米・露の三つ巴の勢力争いになっているという。
    そしてこの均衡が崩れた時を懸念する。

    経済

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    2016年01月14日