立花隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
立花隆氏による「文藝春秋」の巻頭随筆をテーマごとに再編集した本。各テーマは信書で6ページ分ずつぐらいのボリュームなので、さらっと読んでいけます。その分、掘り下げ方は制限されるので情報量としてはそれほどではありません。
テーマは生と死、歴史、科学、戦争、政治と多岐にわたり、立花氏の広い見識がうかがえる内容となっています。
2014年~2017年にかけて書き起こされた文章で、政治については小池百合子氏の国政進出や森友学園の問題など今となっては事態の全体像が見えてしまっている事象について当時の立花氏がどういう見識を持っていたのかという視点で読むと興味深いです。
安倍首相の進め方にきな臭いものを感じ、 -
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Posted by ブクログ
立花隆という人の一端がわかる本である。そして世界が広く面白くなる本である。とにかくエッジがきいている。
彼はテレビでたまに見かけるが、正直あまり好きではなかった。なんか偉そうだし。(^_^;)しかし、この本から分かったのはとにかく知識が豊富な事である。
後半の書評ではその知識を活かし、幾つかの本にはダメだしをしているがすごい。その本だってそれなりの人が書いているはずなのだが、元々の知識量はそこらの専門家では歯が立たないのだろう。
世界とはその人の知識で大きく変容する。知識が世界の広さと深さを決める。この本で分かるのは、筆者の興味の広さと懐の深さである。偏りはあるにしても守備範囲が広い。興味はも