立花隆のレビュー一覧

  • 臨死体験(下)

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    2000年に第1刷ということだが、この頃から2014年の現在まで、さまざまな研究がさらに進んだのではないだろうか。脳の研究も進んだと思うが、精神世界についての認識も、より一般化されているような気がする。”臨死体験”ということ自体も、魂の体験ととらえるか否かは別にして、一般的に受け入れられてきているように思う。筆者は脳内現象説が正しいだろうということで終わっているが、現在の筆者はどのように思っているのだろうか。
    脳内現象であったとしても、それを認識しているものは何なのだろうか、と考えると、やはり”自分”を形成する肉体以外の存在、”魂”のようなものがあるように思う。
    体外離脱できるなら、宇宙のかな

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    2014年05月06日
  • 読書脳 ぼくの深読み300冊の記録

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    Google検索やSNSで文章を触れることがおおくなって今日の読書は昔と変わってかわってきて脳にまでえいきゅうするという。さらさらと単に読めてしまう文章だけにふれるのではなく難しい文章にもふれようということだね

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    2014年04月27日
  • 臨死体験(上)

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    臨死体験が客観的にまとめられており面白い。
    「臨死体験」を経験した人が、その後、超能力を身につけたり、UFO体験をしたりするのは興味深い。「UFO」とまで言われると、さすがにちょっと疑問に感じてしまうが、人が進化の過程にあり、能力が開花している途中と言われると、自分もそうした力を、はやく身につけたくなってくるな。

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    2014年04月26日
  • 読書脳 ぼくの深読み300冊の記録

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    立花隆さんのこのシリーズを読むと、本当にこの人は好奇心の塊だと思う。目次を読んでいるだけでもそれが分かる。どうして、これだけの興味を抱けるのか。どうして、何にでも新鮮な気持ちで接することができるのか。もしかしたら、この本から得ているのは、知的好奇心という刺激のエネルギーなのかもしれない。

    立花さんの書評はぼくとつだと思う。奇をてらうわけではない。特別に気の利いたこと書くでもない。でも、何にでも興味を示すその姿勢から染み出す言葉が、未知の世界への興味をそそる。そうだなぁ。好奇心を忘れちゃダメだよな。

    ボクもこの本に紹介されていた本を何冊か買ってみた。

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    2014年03月29日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

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    ネタバレ

    研究の最先端をいく研究者が分野を越えて集まった本です。
    往往にしてこの手の本は、
    章ごとに著者がバラバラなため、
    全体の結びつきが弱くなってしまいがちですが、
    この本はシンポジウムの講演を元に書かれているためか、
    そのようなきらいはありませんでした。

    ただ、生命科学、生物学の分野はちょっととっつきにくかったです。
    なんか妙に専門性が高いというか…。

    アストロバイオロジーの最新のトピックを知りつつ、
    全体をある程度見渡せる本としては、
    適していると思います。

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    2014年03月13日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    読書とは疑似体験であり、着想の助力であり、詰まる所は、ただの言葉である。読み終えた後、何に感銘を受け、どれだけの言葉を拾ったか。ふと判断に迷う時、その言葉を引用できるか。あるいは、感覚として刷り込まれ、受肉されたか。本著はテーマが多岐に渡り、放たれた言葉は多い。しかし、それらを身につけるには至難である。

    何気ない会話を記憶しているか。友人の発言で容易に生き方を変えられるか。映画を見たからといって、その体験がリアルに生活へ反映されるか。感受性の強弱はあるにせよ、身につくのは知識であり、知識は暗記であり、着想のヒントとし、知恵と変えるには、反復や咀嚼が必要だろう。

    立花隆と佐藤勝、一級の知識人

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    2023年08月20日
  • 読書脳 ぼくの深読み300冊の記録

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    週刊文春の書評ページをまとめたもの。三冊目。
    読んだ本は一冊だけだったが、読んでみたい本を複数発見。

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    2014年02月02日
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える

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    色んな分野で活躍する科学者が、それぞれの視点から地球外生命を語る。ちょっと生物学の知識がいるところもあるけど、それでもワクワクさせてくれる。この手の本が読み飽きた人も楽しめると思う。

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    2014年01月05日
  • 読書脳 ぼくの深読み300冊の記録

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    立花氏4冊目の書評集だが、読みどころがコンパクトに紹介されているので、書評を読んでいるだけでもワクワクした。週刊文春を読むのは2011年末でやめてしまったが、2013年4月以降を探してみようと思う。

    <関心を持った本>
    「未曾有と想定外」畑村洋太郎
    「眠れない一族」ダニエルT.マックス
    「群れはなぜ同じ方向を目指すのか?」レン・フィッシャー
    「通貨戦争 崩壊への最悪シナリオが動き出した!」ジェームズ・リカーズ
    「自然界の秘められたデザイン」イアン・スチュアート

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    2018年10月31日
  • 青春漂流

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    僕が大学時代に読んだ本の中ではかなり印象に残っているものです。作家・立花隆氏が年齢も職業も種々な11人の若者たちと夜を徹して語り合った人間ドキュメントです。取り上げられている人物が誰もみな鮮烈でした。

    本書をはじめて読んだのは、確か大学時代のことで、ここに取り上げられている11人のうち、一番有名な方は現在ソムリエとして数々の栄冠に輝いている田崎真也氏でありますが、そのほかの10人や、何よりも彼らを取材している立花隆氏も、現在のエスタブリッシュメントになる前のギラギラした時期で、それがあいまって、今読んでも非常に「熱い」本だなぁと、これを読みながら改めてそう感じました。

    田崎氏のほかにも、

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    2013年10月29日
  • がん 生と死の謎に挑む

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    印象に残った文章。
    がんとは、細胞の病気です。正常細胞が狂いだして、無限の増殖能を持つがん細胞になってしまう病気です(37ページ)。
    がんは、遺伝子の病気、DNAの狂いによってもたらされる病気です(38ページ)。
    人間は物質としての同一性は短時間しか保持できないですが、情報(DNAあるいは、脳の中の記憶)の同一性が相当の長期にわたって維持できるので、個体としての同一性も一生保ち続けていると思うのです(40ページ)。
    がんがなぜ生まれるかは、まだ十分にわかっていませんが、DNAのコピーミスによる変異の蓄積が最大の要因の一つにちがいないと考えられています(40ページ)。
    人間の体は、すべて新陳代謝

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    2013年10月25日
  • ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

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    立花隆氏の書庫をめぐりつつ、蔵書の紹介。「このままじゃ一生かかっても読みたい本が読めない」という理由で会社をやめた人。

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    2013年10月12日
  • 天皇と東大(1) 大日本帝国の誕生

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    大学で法学を専攻しているが、20代の僕の感覚だと学問の自由など当たり前すぎて、どうして、人事の自由が大切か分からなかった。
    しかし、本書を読み、政府・文部省がいかに学問研究に介入し、弾圧してきたかを学んだ事で学問の自由の重要性を認識できた。
    本書では、自説を撤回し、体制に迎合する学者や弾圧を怖れ沈黙する学者が登場するが、そんなヘナチョコにはなりたくない。

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    2013年09月20日
  • がん 生と死の謎に挑む

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    立花隆の本ということで買って読んだ。国民の2人に1人がかかり、3人に1人の死亡原因であるがん。まさしく身近になっているがんだが、意外に知らないことが多い。科学的に知ることで、いたずらに怖がる必要もなく、冷静に向かい合えるような気がする。立花隆の本にしては、分かりやすく書いてあるが、もう少し突っ込んで知りたいと思うようになった。

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    2013年08月25日
  • 東大生はバカになったか 知的亡国論+現代教養論

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    ネタバレ

    著者が東大・教養で3年間教えた経験から間違いなく東大の学生のレベルが低下しているというのです。これは単なるアジテーションではなく、著者が日本の将来を思う真摯な危惧から出たものであることを読みながら痛感します。学生に阿って受験科目を減らし、ゆとり教育を推進し、結果として高校で物理を履修せずに機械工学へ進む学生。同じく高校で生物学を学ばずに医学部、農学部へ進む学生。これが日本の最高峰である東大の実情!!大手前のレベルを言う前に、東大がこれでは日本は一体どうなるのでしょう。著者は東大文卒業であるだけに、素直に読めます。東大法がその中でも、実学の代表として書かれていますが、京大法はそれに対するアンチテ

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    2013年08月21日
  • がん 生と死の謎に挑む

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    「がんと闘う」のではなく「がんと共生する」
    抗がん剤の副作用について、メリット(延命効果)とデメリット(QOLの低下)を秤にかけて選択。
    良質な知的消費活動(良質の読書、頭をかなり使わないと読めない本を読んで楽しむ。)あるいは良質な芸術鑑賞活動の維持を犠牲にするような副作用を起こす抗がん剤は受けない。。
    著者とはレベルが違いすぎるが、全く同感。

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    2016年03月21日
  • 青春漂流

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    memo:船出を無謀な冒険とするか、それとも果敢な冒険とするかは、 船出前の「謎の空白時代」の蓄積だけが決めることだ。 青春とは、やがて来たるべき「船出」へ向けての準備がととのえられる「謎の空白時代」なのだ。そこにおいて最も大切なのは、何ものかを「求めんとする意志」である。

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    2013年05月14日
  • 青春漂流

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    ネタバレ

    青春というのは、それが過ぎ去ったときにはじめて、ああ、あれがオレの青春だったのかと気が付くものなのである。p7

    青春とは、やがて来るべき「船出」に向けての準備がととのえられる「謎の空白時代」なのだ。そこにおいて最も大切なのは、何ものかを「求めようとする意志」である。それを欠く者は、「謎の空白時代」を無気力と怠惰のうちにすごし、その当然の帰結として「船出」の日も訪れてこない。彼を待っているのは、状況に流されていくだけの人生である。p278

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    2014年04月25日
  • 青春漂流

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    自分の生きる道を自分で切り開いている11人の男達の話。立花氏の言葉を借りれば、自分を自分に賭けた人達である。私は自分の人生を他人に任せてはいないだろうか、考えさせられる。

    時代が変われば必要とされる職業も変わってくる。しかしどんな時代でも、その道を切り開いていくのは、その職業に自分を賭けた人、青春を過ごす事が出来た人だ。

    苦労も多いが幸せだろう。嫉妬しながらページを捲る自分がいた。

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    2013年04月28日
  • 青春漂流

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     この本のエピローグには空海の若き日、「謎の空白時代」について書かれており、桐原書店の高校現代文の教科書にこれをベースにした同名の文章が掲載されている。
     実のところ、このエピローグを手元に置いておきたかったというだけの理由でこの本を買ったのであったが、本編のエピソードにも考えさせられる点が多く、空海のようにとまで行かないものの、青春時代に苦悩した人のナマの声が収められた非常に面白い本だった。

     青春は何歳までか—「青春」などという言葉を使うのは小恥ずかしい心持もしないではないが、20代後半から30歳ごろまでに自分の進むべき道を見定め、一心に努力を重ねた11人のエピソードを読んで、不肖私もま

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    2013年04月04日