立花隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいやー、長かった。上下巻。読み終わりました。
一番感動したのは、立花隆さんの執念ですね。この本の中にも書かれていましたが、知的好奇心が止まらない方のようです。ものすごい取材と研究と勉強・・・。この本だけじゃないですが、いろんなテーマでこのような本を出されています。私もまとまった本を書いてみたいと思ってましたが、私自身も知的好奇心が止まらないタイプなので、出来ることなら、立花さんのように何かにはまりまくって研究して、それを本にするというようなことをしてみたいなぁ・・・。しかし、仕事をしながら片手間でやるのは無理・・・とは言いませんが、なかなか辛そうです。
で、臨死体験についてですが、立花さんは臨死体験をした方に取材をし、「証言・臨死体験」という証言集も別に出されています。
しかしこちらでは、体験談だけではなく、外国の臨死体験者の体験の内容、臨死体験を研究している人の研究の内容、幽体離脱について、薬剤による現象との違い、脳の機能から見た場合・・・いろんな角度から臨死体験を考えてみています。
臨死体験者自体は、死にそうになって生き返った人の半分くらいが経験するほど頻繁に起きているもので、魂が肉体から離れる、肉体から離れた魂が自分や周りの人を見降ろしている、暗いトンネルを抜けると光がある、過去を回想する、死んだ人と会う、とても気持ちがいい、戻ってきた後、人生を大事に生きようと思う、死ぬのが怖くなくなる、などといった一定のパターンがあるんだそうです。
しかし、その人が育った文化によって、日本人は三途の川を見るとか、アメリカ人はキリストを見るなどといった違いがあると。
そして子供の場合は、死んだ人ではなく生きている人に会ったりすると。
幽体離脱は、自己催眠や、身体に入る刺激をほとんど取り除くタンクに入ると意図的に出来ちゃったりする人がいるそうですが、本当に離脱したかどうか証拠を取ろうとするとなかなか確実な証拠が取れないと。立花さんはこのタンクに自ら入って離脱を試みたりまでしています。
でも、離脱していなければ絶対知りえない情報を言う臨死体験者もたまにいると。
この手のことは真実かもしれないし、そうじゃないかもしれない程度にしか証明できないようになっていると言う法則まで唱えている人がいるそうで・・・。
こんな感じで、あらゆる角度から調べまくり、結局、死後の世界があるのか、臨死体験は単なる脳の働きの一つなのか、はっきりとは分からないという結論に至っています。立花さん自身は、結局、死後の世界はない、臨死体験は死ぬ直前の、死を楽に乗り越えるための脳の働きだと思っていらっしゃるそうですが、もし死後の世界がなければないで、気持ちよくそれを乗り越え、死んだ後は、苦しんだり怖い思いをすることもないわけだし、もし死後の世界があればあったで、そんなに素晴らしいところなのなら行ってみたいものだから、とりあえず生きてある間、死ぬのを怖がるのは無駄だからやめよう、と結んでいました。
「証言・臨死体験」を読んだ後は、エイブラハムの話や左脳が壊れた人の話などとつながったので、死んだら宇宙の英知の一部になるのか、と思ってましたが、これを読んだ後は、うーん、どっちとも言えないのか・・・というところに戻りました。
でも、人間が科学でこれまでに解明してきたことなんて、大きな海の手前の砂浜の砂粒程度のことにしか過ぎなくて、まだまだ人間には証明できないことはたくさんあり、私が生きている間にそれが大きく変わるわけではないので、私としては、死後の世界はあり、宇宙の英知はそこここに流れていて、私たちにはその英知を使う力が備わっていると信じて生きて行きます。
あとは死んでからのお楽しみです。 -
Posted by ブクログ
タイトル通り臨死体験を検証した本。
内容としては上下ともに充実しており、様々な角度から論じられている。体験者からのインタビューに始まり脳神経学の見解、または擬似臨死体験を著者の立花隆氏自身が体験するといった形で多岐に渡っている。
著者自身は最終的に臨死体験とは脳内現象といったほうが無難で、ただ科学で証明できないようなことも存在するという立場で結論づけている。
私自身読後の感想としては、おもしろいという一言につきそうだ。本文にもあるが、やはり現在の科学ではまだまだ人体の神秘や脳の複雑なメカニズムははっきりとわかっておらず、臨死体験は脳内現象であるとはっきりいえない。わからないからおもしろいということで、ざっくばらんに言えば、わからない死後のことより今の瞬間や今の生を大切にしようと思わされる。ただわからないからといって探求を諦めるのではなく、自分のできる範囲で興味のあることへの挑戦は続けて行きたいと思うのである。色んな見解や実験などを知れて面白かった。 -
Posted by ブクログ
政治や国際関係、官僚の裏話などがおもしろかった。取調室で検事を助けてやりたい気持ちになるという話は、恐ろしい。
2人がお互いに相手の話を引き出そうとしている雰囲気が伝わってくる。対談の本も意外に面白いと思えた。
<読んだ本>
古代文明と気候大変動(ブライアン・フェイガン)
<関心をもった本>
断る力(勝間 和代)
読書について(ショウペンハウエル)
打ちのめされるようなすごい本(米原 万里)
入門!論理学(野矢 茂樹)
宇宙をかき乱すべきか(F. ダイソン)
パワーズ オブ テン(フィリス・モリソン、フィリップ・モリソン)
元素111の新知識(桜井 弘)
生命を捉えなおす(清水 博)
二重らせん(ジェームス・D・ワトソン)
心の先史時代(スティーヴン ミズン)
人体常在菌のはなし(青木 皐) -
Posted by ブクログ
知的好奇心を刺激する作品
情報量といい、内容といい立花さんの本のなかでも読みやすい作品であると思います。
・もっとも洞察が深いのは序論です。
立花さん独特の視点で、現在という時を超えて、過去の膨大な人類の歴史と情報を俯瞰したうえで、今と未来を分析している視点が、独特の説得力を持っています。
ある組織の成功要因が、時がたてば衰退要因となるというのは、いまや定説的ですが、1976年の段階で、文明においてさえ適応されるということを説いています。
・第3章以降は、いくつかの内容を並列的に記載しており、統合した分析をしているという形式ではないので、序論ほどの面白みにはかけます。
特に第3章の「人間とは何か?」のあたりは、洞察というより、事実データを羅列した内容となっています。
・現在の立花さんの言動をみても、正しく事実データを膨大に把握し、それをつなぎ合わせて分りやすく伝えるということを続けられており、その姿勢はこの著作にも生きています。
個人的に、とても好きな作品なのですが、この本の状態であれば、2010年の地球は崩壊して滅びていてもおかしくないくらいの印象をうけます。
立花に言わせれば、潜在的に崩壊と定義されるかもしれませんが、案外、地球も、人類も立花さんが書かれるよりはバッファーを持っているようにも感じます。 -
Posted by ブクログ
<本の紹介>
1度は挫折し方向転換した若者たち。その大胆な選択が成功だったかどうかを語ることはまだ出来ない。何しろ彼らは、迷いや惑いの青春の真っただ中にいるのだから。自らも不安や悩みの放浪の旅から自己確立をしたという著者は、職業も種々な11人の若者たちと夜を徹して語り合う。鮮烈な人間ドキュメント。
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この本もR+Bつながりの39さんに「前書きとあとがきが(中身は?笑)すごくいいから読んでみて欲しい」って紹介されて読んでみた本なんですけど、自分としては中身も含めてすごく良かったです。
なんつーか、俺も頑張ろうって思いました。
インタビューを読むのって面白いですね。
「こんな人がいるんだ」っていう新鮮な驚きもあるし、「インタビュアーは何故この人にインタビューしたんだろ」ってその人の考え方と、インタビューされた側の魅力とを文章の中から探っていくような。それと、その人の魅力を引き出す為の質問というか、聞き方というか、相手を否定していたらきっと相手はそんなに喋らない。突っ込んだことを喋ってもらおうと思ったら、こっちもある程度それについて知識や経験がないと話してもらえない。
多岐に渡って知識があって、それもその使い方をちゃんと知ってて、深さもそれなりにある。著者の立花隆って、そういう人だったのかなぁと思いました。
あと、自分の中で一番心に残った部分は前書きでもあとがきでもなかったんですが、「道具が自分の体の一部になる感覚」を基本ができてきた段階というか、基本のきみたいに捉えて話してる人が多かった、共通点なんじゃないかな、って思ったとこでした。
「自分の手がその道具を使う」んじゃなく、「その道具が体の一部になる」感覚。
これ、すごいわかりました。
読んではじめて気づいたけど、その領域を目指してるってときは多いかもしれないと思った。デジカメにしろ、スノボにしろ、チャリにしろ、パワポにしろ。
自分は「シンクロ率が大事」ってまるでエヴァみたいな言い方で表現をしているけど(苦笑)、目指してるのは同じ。自分の意識じゃなく、意識しなくても反射に近い反応レベルでこうしたいと思ったと同時に使いたい道具が思い通りに使えるレベルにまで、その道具を使えるようになること。
いろんなところがまだまだだぜって感じだけど、とりあえず目指すべきレベルはそこなんだろなぁ、と思いました。
とりあえずPCと携帯と、マインドマップと料理についてはそのレベルにいきたいなぁ。本当は掃除とかも。。。
このインタビューに出てくる人たちが、どんなに必死に血のにじむような努力をしてきたかわからないけど、その道で頭角を現すには絶対にそういった努力が必要で、たくさん失敗もしてきたし我慢もしてきたんじゃないかなって思います。それでも自分の信じる道を貫き通して、今そこにいる。
それだけの我慢や努力ができるかな。俺にはそこまで固執できるような強い信念てあるんだろうか。比較ができないのが残念だけど、まだまだ甘いんだろうなと思わされて、頑張んなきゃって励まされた本でした。
これで500円なんて、絶対安すぎる。
いい本なんでよかったらぜひ読んでみて欲しいです。
あきらめたら、そこで試合終了だよ。 -
Posted by ブクログ
立花さんのブックレビュー最新本
立花さんは1冊の本を書くのに100冊の本を読むそうです。彼は今、100冊本を執筆しましたので1万冊は読んでいます。
年間に100冊読んでも100年かかる!
実際に彼は本を保管するだけの部屋などを複数もっています。
彼の本の1冊1冊が非常に情報に富み面白いのがうなずけます。
また彼のブックレビューは思わず読みたくなる気になります。時には自分のバックグラウンドがなくて意味が分かりませんが。幅の広さはかないません。
教養をつけたいけど、何から始めればいいか分からないという人におススメです。
少しマニアックすぎると思う人は『ぼくはこんな本を読んできた』や『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 も同様の本ですので参考になります。
今月の文芸春秋(2007 6月号)の『社会人大学を知力で占拠せよ 団塊こそ“知の救世主”』もなかなか面白いです。
生涯学習のこういう面もあるなというのが分かります。