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Posted by ブクログ 2024年02月17日
最終巻では、リンチ共産党事件から党壊滅および軍部独裁の時代まで、またリンチ事件と復権問題に関する付録と資料が収録されている。第二巻の終わりで、佐野学と鍋山貞親、さらに河上肇が転向したことに触れた。それだけではない。スパイMをきっかけにスパイ査問が広がり、体制側による大量検挙、党にまつわるスキャンダ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月16日
本巻における主張は前2巻と変わっていない。
本巻で読むべきは、本編の後に収録されている資料だろう。裁判記録や鑑定記録まで収録されている。
さらに参考文献・資料も注目すべきである。本書の執筆にあたり、膨大な文献・資料に当たっているだけでなく、多くの関係者に対して取材を行っている。おそらく当時、共産...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月18日
最終巻。いよいよ宮本顕治によるリンチ共産党事件の詳細が語られる。
この事件のあと戦前の共産党は完全消滅する。
宮本顕治。
わたしの共産党のイメージは、やはりこの人が議長で、書記長が不破哲三という人。
99歳で2007年に亡くなったそうだ。
現委員長の志位和夫は宮本家の家庭教師だったそうです。ふ~...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月21日
第三巻では、リンチ共産党事件の真相にせまります。また巻末には、著者の記事に対する日本共産党からの批判に応答をおこなった付録および資料などが付されています。
「スパイM」の暗躍時代以降も、特高によるスパイ活動はおこなわれ、大泉兼蔵が野呂栄太郎の信頼を獲得して、共産党の中心部に入り込んでいました。しか...続きを読む
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