立花隆のレビュー一覧

  • 東大生はバカになったか 知的亡国論+現代教養論
    深い話だけど、面白かった。教育論とか、東大の実情とか、あんまり自分には関係無いけど、そんなこと関係なしに、読み応えバッチリで、するする読めた。下手な啓発本より、教養を身につけなければと思わせるし、本を読みたくなった。時間をおいてもう一度読みたい。
  • 天皇と東大(1) 大日本帝国の誕生
    明治以降の歴史で果たした天皇と東大の役割と変化を描いている。歴史の裏側とまでは言わないが、天皇観の変化が興味深い。
  • 天皇と東大(1) 大日本帝国の誕生
    最初の東大の黎明期の話は、面白く興味深く読めた。
    しかし、だんだんと左右両翼の話っぽくなってくると、気持ちが滅入ってくる。。
    まぁ、その時代を経て今があるのだから、否定したくはないが思想というのは何が正しいのか?中道がいいのか?後からでないと判断できないものなんだなぁ・・・と感じた。
  • ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊
    立花隆の駆け出し時代の読書と最近の書評集。それにしても『僕はこんな本をよんできた』ではまだ余裕があったネコビルがもう本で満杯になってしまったとは。
  • 天皇と東大(1) 大日本帝国の誕生
    やっと読み終えた。日本の近代化は東大が大きく関わっていることが勉強になる。これからの日本を発展していくためには、人材育成の重要さをもう一度見直すことが大切だ。
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える
    ドレイクの方程式。
    フランク・ドレイク博士が提唱した、銀河系の中に、地球外知的生命体による文明がどれだけあるかを概算する公式。

    N = R × fp × ne × fl × fi × fc × L

    Nは銀河系内にあると推定される、電波による通信技術を持つ文明の数

    R :銀河系内において恒星が誕...続きを読む
  • 地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える
    9つの論点(観点)から地球外生命はいるのか、そもそも生命が誕生するとはどういうことか、地球上での不思議な生物や進化について書かれた本。個人的に、宇宙人はあまり信用ならないが、微生物や、原生生物のようなものなら宇宙に広くいるような気がする。
    自分の専門の生物系の話以外では、星間分子の話が一番好きやった...続きを読む
  • 文明の逆説 危機の時代の人間研究
    30年前の本だけど、今でもちゃんと“生きてる”!歴史を俯瞰する文系思考と、人類の知識量を定量化しちゃう科学思考。その両立が立花隆の強み、ゾクゾクした。ところで本書を読んだのは大好きな高野和明が、この本にインスパイアされてジェノサイドを書いたと聞いたから。なるほど。これで、あれ。知のリレーの一例がここ...続きを読む
  • 青春漂流
    自分なりの道を模索し歩んでいる若者たちのドキュメント。
    ちょっと昔の本だけど現代に通じるものがあるし、すごい刺激になる。
  • 臨死体験(下)
    面白い。必ずしも科学的に取り扱えないこのテーマを、ここまで公平性と客観性を保ちながら緻密に論じられる立花氏の力量はさすが。豊富な資料と自身によるインタビューによって「臨死体験」を考察している。臨死体験を、実際に「あの世」があってそれを垣間見ているのか(現実体験説)、それとも単なる脳の中で起こっている...続きを読む
  • 臨死体験(上)
    科学では容易に説明できない現象を、科学的なアプローチと考察で、冷静に、論理的に分析していく。とても面白い。
  • 東大生はバカになったか 知的亡国論+現代教養論
    リベラル・アーツ。

    人間教育が目的。リベラルアーツ教育を通して、人間を鍛える。

    専門的なバカはいらない。

    いろんな専門領域のことまで、ある程度わかるレベルの

    ゼネラリストを作る。



    この本で、気にいったところ。

    自分の目的とする本を求める時、目的の書棚にいくまでに

    すみからすみまで歩...続きを読む
  • 臨死体験(上)
    前から読みたいとは思いつつ、分厚いし上下2冊もある故、ためらっていた。
    しかし、読み始めると「なんでもっと早く読まなかったんだ~~~!!!」と、後悔するほど面白い。特に医師キルデさんの証言は、あまりにぶっ飛びすぎて、逆に本当かも!!と思わず納得してしまった。(^◇^)

    臨死体験というからには、体外...続きを読む
  • 臨死体験(上)
    臨死体験をした人の現象(体外離脱など)を書いた内容、色々とショッキング。

    脳内現象かそうでないか分かりませんが、不思議な現象が好きな人は是非。
  • ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊
    前半の「メイキング・オブ立花隆」は、氏の経歴や読書歴が十二分に伝わってくる充実した内容だった。
    後半の読書日記は読みごたえのある本ばかりが紹介されており、本の内容もわかりやすく役に立つ。

    * いいものを書くためには、IO比を100対1くらいに保つ必要がある
    * 人は誰でも世に知られ...続きを読む
  • 政治と情念 権力・カネ・女
    田中真紀子を描く本。2005年。田中真紀子研究という単行本が、文庫化するにあたり本タイトルとなった。旧タイトルどおりに序章と結末では田中真紀子をメインに話を進めているものの、中盤のほとんどの部分では父である田中角栄を中心にストーリーを展開している。良くも悪くも父親の影響を受けている娘について語るとき...続きを読む
  • 青春漂流
    職選び、人生の歩み方に参考になる本。

    平凡な職業を選ばず、自分の選択で手に特別な技術を身につけた人たちが紹介されている。紹介されている人たちに共通する点は、発想が非凡で、それを開花させるべく突き進んでいる点である。その道を極めようと思ったら、その道の最も優れた人や土地を訪ねている。その過程には、経...続きを読む
  • 東大生はバカになったか 知的亡国論+現代教養論
    立花氏が言うのももっともなんだけど、
    多分今、彼が思う以上にものを知らないバカが沢山いると思う。教養以前の問題。大体若い人は大学生ですら本を読まなすぎ。
    本質的なとこから教育を見直した方がいいというのは非常に納得。日本はアホの国になってしまうという危機感をもっと多くの人が持った方がいい。立花氏にはこ...続きを読む
  • 日本共産党の研究(二)
    全三巻中の二巻。白眉とされているリンチ事件の記述などなど。別に僕は日本共産党やマルクス主義自体というよりもそれらの歴史的経緯、さらには歴史の"おおまかな"構造、そしてそこから何を自分の糧にできるかということに興味があるのでリンチ事件は別にどうでもよかった。内ゲバの一種としてね、理解して。それよりもラ...続きを読む
  • 日本共産党の研究(一)
    戦前は組織としてぐだぐだ、戦後は二枚舌。1975年時点での日本共産党を断罪するために書かれた本。この巻では日本共産党の戦前の歴史について莫大な資料(と筆者自身が書くのはどうかとは思うが)をもとにして書かれている。

    ぐだぐだと書いたが、それは組織運営自体のことである。リンチによる党員殺害、粛清の嵐な...続きを読む