立花隆のレビュー一覧
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ネタバレ大学の教養課程でも、暗黒社会論、悪の現象学的なコースを設けるべき。悪徳政治家、悪徳企業のウソを見破る技法、メディアに騙されない情報を教えることが現代の教養には欠かせません
ガンにも個性があって、どれ1つ同じガンはないということが次第にわかってきました
日本共産党と言う組織は、マルクス主義の特約にやられた、宗教団体なんですよ
人間の認識と言うのは、すべてが経験・感覚入力の基盤の上に成立するものであって、もし、感覚入力を全て取り去ったら、認識能力そのものが崩壊してしまうと言うことを、たくさんの感覚遮断実験が証明しています
現代語訳般若心経 玄侑宗久
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ネタバレテレビで追悼番組を見て読んでみたいと思って、読んでみた。自伝のような本で、子供の頃からの読書量にとてもびっくりした。名作はだいたい読んでて、自分ももっと読まないとと思った。文学を読んで人の心を察する力をつけたり、世界観を広げるのにやっぱり本は大事と書いてあった。ヨーロッパの人のデモの背景にある文化や歴史も、今の環境デモにつながるように感じて面白かった。世界に飛び込むことは、本を読むよりも大事で、行かないとやっぱり感じられないことはあるとも書いていて、留学がいまは行けないけど、いつか行ける時に行きたいと思った。そのためにも本読んだり英語を勉強しよう。
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立花隆氏の訃報にふれて、久しぶりに立花氏の本を何か読もうか、と手に取った。老境に入って死が怖くないというのは、逆説的にかえって意識してしまうようになったのだろうか、なんて感じなくもない。でも本書を読んでみると、納得するところもあった。俺自身が、はじめて死の恐怖を感じたのは幼稚園くらいの頃だったと思う。まっくらで、何もきこえず、何も感じない、なにも考えられないという世界を想像して、ものすごく怖くなったのだ。母に「人間はなんで死ぬの?」なんて聞いたものだっけ。読みながら、そんなことを思い出したな。
読みつつあれこれ考えたり、刺激的な本だったと思う。これに合わせて、キュブラー・ロスも読んでみようか -
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新左翼のなかで、たがいに激しく対立して凄惨な内ゲバをくり返した「中核派」と「革マル派」についてのレポートです。
両派とも自分たちに都合のいい情報のみを機関誌を通じて喧伝し、相手を罵っていますが、著者はそれらの資料をていねいに検証して事実にせまるとともに、両派の抗争スタイルのちがいについても考察を展開しています。中核派は、米軍基地反対闘争や在日コリアン、被爆者の権利回復運動、ウーマンリブといったさまざまな大衆運動と連帯するのに対し、革マル派はそれを「大衆運動埋没主義」と非難し、自治会や労働組合でのヘゲモニーを獲得することに力を入れてきたという整理がなされており、革命についての異なる考えかたをも -
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口述筆記なんだろうな。その分読みやすい。
小学校の時に「現代科学物語」を読んで、物質が原始からできていることを知って強烈な印象を受けた。また、1949年に湯川秀樹がノーベル物理学賞を受賞したことの影響が大きく、理系に進んで素粒子物理学をやりたかったが、高校の進路指導の先生に「色弱だから理科には行けない」と言われたため、文科II類(文学)を選んだ。
学生時代の後半にアルバイトで技術文献の翻訳をやったことで、その後の取材の下準備として英語の学術論文や文献を山のように読む下地ができた。
大学までは小説ばかり読んでいて、大江健三郎に憧れて物書きになろうとしていたが、文芸春秋に入社し、筑摩書房の世 -
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『田中角栄研究』と並び、おそらく立花隆氏の代表的著作の一つだろう。
本書の中心は、戦前における日本共産党の歴史である。また本書が書かれた1970年代の日本共産党が戦前と比較してどうであるかについて、筆者が論考を行っている。
一見すると、立花氏は共産党に対して批判的な立場に立っているように見える。だが読んでいくと、立花氏は共産党に対して必ずしも批判的な立場にあるわけではなく、中立的な立場から論考を加えている。
まだ第1巻しか読んでいないのでなんとも言えないが、字面をそのまま受け入れるのではなく、自分の頭で考えながら批判的に読むべきであるという、読書と思考の基本が本書を読むとよく理解できる。 -
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今読んでる途中。
腰巻きの写真やカバーの裏表紙側の折り返しの写真を見ると、立花さんも老けたなと言う感じはする。
少しお腹も出てるし、大丈夫かな。
養老孟司さんの方が、最近の映像を見ても、若く感じる。
まるロスを克服するのは大変だろうと思うけど・・・。
閑話休題
本書は、立花隆版の私の履歴書だと思う。
多分、日本経済新聞の看板記事の一つである
「私の履歴書」
にはまだ書かれていなかっと思う。
よって本書は、そのスタンスで読むべきで、
一気に読むのもいいが、一章単位で読んでいっても良いだろう。
立花さんといえば、猫ビルを連想する。
色々な媒体でと紹介された。
臨死体験などはNHKなどで -
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ネタバレ立花隆が自身の人生を振り返った自伝。私の人生にも大きな影響を与えてくれた著者が、どのような人生を歩んできたのかは非常に興味があった。
最初に著者の作品と出会ったのは高校時代に病気で入院して落ち込んでいた時に、仲の良かった先生から借りた「宇宙からの帰還」であった。天文学を志望していたこともあり、本書によってさらにその気持ちが高まり、病気に負けずに受験に立ち向かうことができ、このタイミングで入院となってしまった自分の人生を恨んでいたが、人生観をも考え直すきっかけを与えてくれた。
その後も著者の作品をいくつか手に取ってきたが、正直なぜ多岐に渡るジャンルの本を書いているのか疑問に思ったこともあった。