立花隆のレビュー一覧
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知の巨人 立花氏の事実上の処女作とある
その結論は、「自然をもっと恐れよ、畏怖すべきものとして」である
気になった点は以下です。
・生態学の極意は、自然に従って、自然の組織を利用して料理すること。人類はその極意に従っていない。
・生態学的思考に反する行動は必ず失敗する
・工業社会とポスト工業社会(=生態学的社会)の間には埋められない溝がある。それを埋めるにはその溝を飛び越えるしかない。
・生態学とは、生物学の一分野であり、「生物と環境および共に生活するものとの関係を論ずる科学である」
・生物学も科学である。科学とは、①論理的である、②客観性を有する、③実証的である を満たせばよい。
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Posted by ブクログ
生物はなぜ死ぬのかを読んで、あっ難しい面白いかと言われればわからない、領域だと思って少し諦めの中、手に取った本。
おもしろかった!!
立花隆さんの言う、「目の前のテーブルいっぱいにご
馳走が並べてあるからといって、無理して全部食べる必要はない」を実践しながら読みました。
メモ
第一巻 オードブル
第二巻 メインディッシュ
とういうことは、第一巻でつまみ食いをしすぎてお腹いっぱいにならないように気をつけなければいけないということです。
以下、つまみ食い内容
74
勉強のトラップ
エピゴウネ・・ある人間の思想に付き合っている者のこと。亜流
この意味を知ってから日食なつこさんのあの歌 -
Posted by ブクログ
4月30日にNHKスペシャル「立花隆 最後の旅~知の巨人は何を遺したのか~」を見た。それは立花隆が死んで1年経ったドキュメントだった。最後の終い方には、立花隆らしいと思った。「本は全て古本屋へ。遺体はゴミとして捨ててくれ」ということだった。その中で、立花隆が「見当識」(自分たちは何者か。どこからきて、今どこにいて、どこへいくのか?)を持っていたという。知には限界がない。勉強が大好きで、自分のことは勉強屋さんだと思うという。宇宙と地球、人間とサル、精神と物質、生と死。常にその境界を追及していた。
人間はなんのために生きているのか?死ぬためだ。
死を迎えたときに。ありがとうと感謝が言えること。
が -
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立花隆の本は、実はあまり読んだことがないのですが、この本を読んで、彼が知の巨人と言われた理由が少しわかった気がします。
たとえば、単に知識があるだけでなく、様々な言語に通じており、いろんな言語を通じて知識を得てきたことや、世界の動きについても、人から見聞きしたのではなく、実際に現場で見てきていることなど、できるだけ、出どころに近い情報を得ようとし続けた姿勢が、彼の知の確かさを支えているように思いました。
この本は、「東大生と語り尽くした6時間」とあるように、若い人たちに向けた語りであり、どのような知を、どういう心構えで身に付けていけばよいかを、著者自身の経験を踏まえて語っています。
個人的 -
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1971年に立花隆氏が最初に出した本の復刊。田中角栄研究のイメージが強かったので、それより前にこういう仕事をしているのが、まず意外だった。
内容は、生態学(エコロジー)の紹介とその発想の応用であり、人類の活動の増大が地球に与える影響に警鐘を鳴らしている。世界的に有名なローマクラブ「成長の限界」が1972年であることを考えると、かなり先駆的な本なのではないだろうか。「これから文明のたどるべき方向は、より複雑で、より多様なシステムを、効率とスピードを落としても安全を重視して作っていく方向にあるのではないだろうか」という立花の提言は、残念ながら50年後の今なお古びていないと思う。 -
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立花隆の自伝的エッセイ。 生い立ちから作家としての活動著作まで人生を振り返る。 生まれは長崎だがすぐに中国に渡り、帰国後は茨城、学生時代からは東京を活動拠点としていた。 東大生の10代の頃に行った欧州旅行、作家になってからの中近東旅行は、彼にとって大きな出来事だったらしい。 田中角栄研究で金脈の政治を暴いてから、一流ジャーナリストとして世間に認知され、その後も文化、歴史、科学、習俗など多くのノンフィクションを書いて一流の作家となる。晩年は、生化学や医学を書くようになるが、これは自分自身が生活習慣病の塊というぐらい無茶な生活を認識しての事だったようだ。 最後は癌、生死の話に尽きるが、どんな作家で
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本巻の中心はロッキード事件であり、上巻と同様、当時の雑誌記事やその後に書かれたものなどで編制されている。
必ずしもストーリーが一本でつながっているわけではないが、立花の取材力と洞察は見事である。
本巻で印象に残ったのが、自民党という私的機関の、総裁選という私的選挙が、実質的にこの国の首相を決める選挙になっているという指摘である。私的選挙であるためカネで票を買っても公選法違反とはならないため、このことが田中の金権政治を生み出したという。
現在はどうか分からないが、ちょうど本書を再読している時に、自民党の総裁選が行われようとしている。そして、その当選者がそのまま次の首相になる。
こうしてみ -
Posted by ブクログ
とても面白い本だった。
文筆が、とても滑らかで、難しいことも書いてあるのに、すらっと入ってくる。
やはり、地の巨人だと感じた。
月時間 一日は27.3日間
デモクラシーが、健全なのは、有権者が自分たちの投票行動っち出すことができると言うことを発見するまでの間だ。
人為的環境汚染より、自然による環境汚染の方が量的には凄まじい。例えば、火山の爆発による大気汚染
大雨が土砂を流すことによって生まれる水汚染
環境問題とはこの地球と言う惑星の存在条件と人間の生産生活活動の間の妥協点を科学的に発見することだと思う。
アメリカ 設計はすごいが品質管理が上手くない。