立花隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現存の政党で唯一、戦前から存在する日本共産党。日本で全体主義が台頭した時代、最後まで戦争に反対した政党と言われるが、本書は、そんな長い歴史を誇る政党の結成から戦後の日本共産党のあり方を考察する。
共産党の核となるのが、マルクス・レーニン主義(正統派)で、さらに分かれて教条主義と修正主義がある。共産党側としては教条主義が絶対で、修正派は党の規約に反すると見なす(修正派は社会民主党へと流れた)。著者は、この規約というのが共産党の特異性だという。レーニン主義の要素、すなわち暴力革命、プロレタリアート独裁、民主集中制の3つのうち、民主集中制が特に重要である。これは、民主主義と中央集権が合わさった体 -
Posted by ブクログ
頭の良い人の代表のような意味で「知の巨人」と思っていたが、もの凄い知的好奇心、探究心ゆえに知の巨人と言われていると理解を改めた。
橘氏の過去の著作のダイジェストと言う感じに編集されており、価値があると感じている。
橘氏の知的探究心は、人間とは何か、死とは何か、そしてやがて死ぬのに何のために生きるのかという問いに向かい、多方面に行動、思索している。
特に死についての考察は深く考えさせられるものがある。死は恐ろしいと感じるのはなぜか、我々が漫然と考えている不安を「自分が消える不安」「苦痛への不安」「死後の世界の不安」に分類。特に死んだらどうなるのかわからない不安に対して、橘氏自身考えだしたら止まら -
Posted by ブクログ
立花隆の著作から人間とは?死とは?なぜ生きる?どう生きる?考えること、これからの人へといったテーマに沿って抜き出した「立花隆思想抜書」です。出典が50冊以上に及ぶので、全て読んでる人はいないはず。知識に基づいた見識が染みました。小学生にはまだまだ難しい知見だとは思いましたが、評論読みの勉強にもなるし、少しずつ読み聞かせで興味を持たせる方法もアリだと思います。基本は中学からかなぁ。
私が読みたいと思った本は『未来をつくる君へ』『二十歳の君へ』。『脳死』『サル学の現在』『臨死体験』あたりは確か読んだはず。そちらももう一度パラパラ読みたいと思いました。
『サピエンスの未来』からの抜粋で、ヒトは染色体 -
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Posted by ブクログ
面白かった。全体を通して、神を信じたくなるほど美しい惑星・地球の話と、完璧でスーパーヒーローに思える宇宙飛行士も人間であるという話が主だったと思うのですが、限られた人間しか未だ行くことが許されない宇宙での各宇宙飛行士の体験やコンテクストに関して、丁寧なインタビューを踏まえて言語化されていて非常にわくわくした。(宇宙ホタルの話、ウケました)
特に、宇宙に行って信仰に目覚めたという話が面白くて、確かに、人間の進化の一番最初に関しては科学的に説明できないというのもわかるし、創造したのは神であると思う他ないほど美しいという青い地球を私も見てみたくなった。(視野を広くもつと、様々な宗教の様々な神も恐らく -
Posted by ブクログ
本書に登場する人々に共通するのは、自分の仕事にとことん熱中していることだ。写真家の方の章などを読んでいると、その働き方は完全に人間の限界を超えているとしか思えない。が、仕事に対する熱意がそれを可能にしているのだろう。
好きなことが大事だとか学歴なんか関係ないとか無理やり一般論を導こうとする議論はどうでもいいとして、彼らの仕事ぶりを一つの事実として知ることが大切だと感じた。そこからこんなのは嫌だとかかっこいいとか思うことが個々人であるだろう。
ちなみに、私はかっこいいと思った。彼らの底知れない熱意に憧れた。
また、筆者のあとがきが非常に秀逸である。