立花隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「知の巨人」立花隆氏と「知の怪物」佐藤優氏の必読教養書400冊
対談形式である
ブク友さんのレビューをみて気になったのだが…
読む前から圧倒されてしまう
果たして自分が読んでも良いものか、と恐れ多くなるが、怖いもの見たさ的な好奇心から読んでみた
蔵書数ももちろん驚愕なのだが、お二人とも毎月の本代は十数万〜二十万円とのこと(ひぇ〜)
実際読んでみて、(想定内の)知らない本だらけ、対話の内容も、お手上げの内容も多い
しかし、グイグイ引き込まれて読めてしまう
揺るがない確固たる自分を持っている方の底力というのはこういうものか、と、ひたすら圧倒されるのだが、お二人のそれぞれの考え方がそれぞれで面 -
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立花隆の戦争体験。家族と共に戦争体験を語る。
戦後70年が経過して戦争体験の語り手が少なくなってきた。戦争の悲惨さを次の世代に語り、その経験を次の世代に受け継ぐことは、体験者の使命と考えている。この本では、著者自身の経験と母親や兄弟達と語り合った対談の内容を紹介する。
長崎生まれの著者は、幼時に中国に渡り戦争が終わるまで北京に滞在した。戦争終結とともに日本に帰国するが、その行程と帰国後の生活は大変だったようだ。同じ中国でも北京と満州では状況が違っており、北京は蒋介石の意向で比較的安全に引き上げたようだが、満州は厳しかったらしい。母の故郷へ帰る道程で聞いた新型爆弾の話や、終戦直後の色々なエピソー -
Posted by ブクログ
9人の最先端な科学者が、それぞれの専門領域から地球外生命あるやなしやを論じてくれる一冊。
「SFの世界でのお話に過ぎないと思われがちだった地球外生命は、いまや科学の最先端にある重要なテーマとなっています。」
光合成の成り立ちを延々と書いて地球外生命の話はちょっとだったり、
アミノ酸が非人為的にどうやって合成され得るかを延々と書いてみたり、
地球の極限環境の生命についてだったり、
色んな観点で、いないと思うよとか、いやいるよとか話を聞かせてくれる。
一見、地球外生命の話としては回りくどいようにも思えるけど、その実すっごく直接的に生命発生についての話になっていて、つまりすっごく面白い。
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Posted by ブクログ
共産党の黎明期(1922年頃)から1933年の「リンチ事件」までの党と特高の動きを追いながら、共産党の本質をあぶり出そうという本。1975年頃に文藝春秋誌上に発表され、その後加筆を経て1983年に文庫化された。
リンチ事件からは80年、本の執筆からも30年以上のタイムラグがあるわけだけど、言葉(取材内容)が活きているというか、相当な大部であるにも関わらず面白く読んだ。
単純な感想を書くと、「共産党、グダグダだなァ」ということであった。
少なくとも当初は、労働運動とは名ばかりのインテリの言葉遊びであった、「暴力革命」を指向していた、ロシア(コミンテルン)からの豊富な資金が遊蕩や横領に消えた -
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蔵書数が1.5万冊の佐藤優と7~8万冊の立花隆という化物二人の書評を元にした対談集かな。
なんかまさに知の巨人といった感じ。
これ位の教養があると世の中の見え方が全く違うんだろうな。
二人の知識の深さと幅広さに終始圧倒されます。
400冊の本を紹介しているけど、歴史、政治哲学方面が多いかな。
ちなみに自分はこの中に紹介されている本を一冊も手にとったことがありません…苦笑
ただ二人共古典を大事にされているそうで、紹介される本も名前くらいは聞いたことがあるような物がよく出てきます。
そういや社会の時間に習ったよなぁ、と思い出しながら楽しく読めました。
やはり古典にも目を向け -
Posted by ブクログ
生物学者や天文学者が集まったシンポジウムを土台にしたアンソロジー。「9の論点」とあるが、論点がはっきり9つあるんじゃなくて9人集まったから「9の論点」にしたみたい。
どちらかといえば物理学者に地球外生命肯定派が多くて、生物学者に否定派が多いらしい。しかし系外惑星が次々と発見されたり、太陽系内でも生命が存在しうる環境が見つかったりする中で、徐々に肯定的な見方が増えてきて、学問として成立するようになった。でも、まだ知的生命の存在までは簡単には考えられない。
フェルミのパラドックス:広大な宇宙には知的生命が他にもいそうなのに、誰も人類にコンタクトしてきていないのは何故か?
電波で何光年もの距離を -