立花隆のレビュー一覧
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なんの折だったか、ふと立花隆氏って最近見ないけど(例によってオレが見ないだけの話だけど)、どうしてるのかしらと思って調べてみたら、思いがけず武満徹氏の本を出していることを知った。
届いてみてびっくり、ゆうに780ページあり、しかも開いてみたら二段組、活字がページの隅までギッシリという大著であった。
まあ、氏の著作はいずれも大著が多いが、これまでいくつか読んだ限りでは、長くても面白く読み通せるのが常である。テーマというか背骨がビシっと決まっているのと、文体(ロジック)がきれいなせいではないかと思う。
そういうわけで、この本も大変面白く読んだ。
「文學界」という雑誌にかなり前に(武満氏の存 -
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青春とは...?
著者の言葉を借りると「あらゆるの失敗の可能性を見すえつつ大胆に生きること」
それが青春であるかどうかなど考えるゆとりもなく、精一杯生きることに熱中してるうちに過ぎ去ってしまうのである。
遮二無二がんばって、ある日ふと過ぎ去った青春に気づくものなのかもしれない。
「恥なしの青春、失敗なしの青春など、青春の名に値しない。」
この言葉が特にジーンときた。
何者でもない自分という存在に苦悩し、生きる意味を必死で追い求め続けた若者達がどのような道を選んだのか。
精一杯生きようとする人にとって何らかの道しるべとなってくれる本だと思う。 -
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"立花隆さんの本。
1つのアウトプットを出すためには100のインプットが必要という著者のインプットの数々が紹介されている本だ。
ぜひ読んでみたいと思った本を下記に列挙しておく。
・「真説バブル」日経ビジネス編 1400税
・「円の支配者」草思社 2000税
・田邊敬貴「痴呆の症候学」医学書房 4300税
・牧野信也訳「ハーディス」中公文庫全六巻 計9239税
・キッシンジャー「外交」上下 日本経済新聞社
・ジェーイムズ・A・ホート「世紀末宗教戦争マップ」時事通信社 1845税
・河合忠編「基準値と異常値の間」中外医学者 1300税
・マニヌ・モレリ「戦争プロパガンダ10の法則」草思社 -
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2013-2017のエッセイを順不同でまとめたもの。
近年の立花隆さんが思っている事が分かる。
日本の最大のセキュリティー問題は、安保法制やサイバー攻撃による情報漏洩でなく自然災害にある。
日本の政治状況は(与党も野党も)あまりにひどい。安倍首相の美辞麗句をならべた演説の裏側を見たらぞっとする。
経済成長の時期(機会の窓)は、日米欧露は終わった。中国も2025まで。これからはブラジル、イラン、インド。特にイランに注目。
日本は電子部品と各種素材が高品質で世界的に優位であり堅実な成長が見込める。かつて民主党が行った事業仕分けのような愚策で、日本の産業を支えている科学技術の予算を削ってはいけない。 -
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「知の巨人」立花隆氏と、「知の怪物」佐藤優氏の対談本。
サブタイトルとして「必読の教養書400冊」と書かれている。つまり、「知の巨人」と「知の怪物」が、読むべき本としてセレクトした濃厚な400冊が紹介されているのですね。
正直、これだけ「知」を極めつくしたこの二人が対談をするとなると、両者一歩も引くことなく、壮絶な知的バトルが展開されて、収拾がつかないほどの喧嘩になっちゃうんじゃないかと心配でした。
ところがどっこいそんな心配は無用で、このお二方は、とても仲良く対談を楽しんでおられたのでした。
お互いの知を認め合いつつ、むしろこの機会こそ高質の知を相手から得られるチャンスとばかりに、自 -
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1930年代初めの共産党。
弾圧はますます強まり、スパイがますますはびこり、ついには組織の責任者がスパイだったり、最高指導部5人のうちの2人がスパイだったりという、まともな非合法組織だったらありえない状態になってしまう。
ここまでくると、悲惨というよりほとんど喜劇だ。スパイである幹部がスパイである別の幹部を立場上査問しなければならないなんて不条理な出来事も出てくる。
「これではまるで官製共産党ではないでしょうか」(p188)
と特高側の職員が語ったほど、戦前の日本共産は完全に警察の監視下に置かれていたわけである。命がけで活動していた労働者たちは、とんだ馬鹿を見たものだ。
最後の一撃、戦 -
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「甲乙丙丁」を読んでいて、あまり背景を知らなさすぎるので、本書を読んでみることにしました。
立花隆の本だから、おもしろいに決まっています。
おもしろい本を読みながら、日本共産党の歴史も学べるので、一石二鳥です。
「甲乙丙丁」では、いろんな人物の戦前の活動ぶりが語られますが、その当時の共産党への強烈な弾圧ぶりに、いまさらながら驚かされます。
しかし、本書、とくにこの第1巻の焦点は、そういった弾圧ぶりを描くことにあるのではなく、密輸した拳銃で武装し、潰されても潰されてもしぶとく再建を図る非合法共産党と、それに対して次々とスパイを送り込み、悪辣なまでに容赦のない殲滅を図る特高との闘いを描くことにあ -
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・これだけ多くの体験者の証言が一致しているのだから、たぶん、私が死ぬときも、それとよく似たプロセスをたどるのだろう。だとすると、死にゆくプロセスというのは、これまで考えていたより、はるかに楽なきもちで通過できるプロセスらしいことがわかってきたからである。現実体験説のいうようにその先に素晴らしい死後の世界があるというなら、もちろんそれはそれで結構な話しである。
・しかし、脳内現象説のいうように、その先がいっさい無になり、自己が完全に消滅してしまうというのも、それはそれでさっぱりしていいなと思っている。もっと若いときなら、自己の存在消滅という考えをそう簡単には受け入れられなかったかもしれないが。い