立花隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ご存知、立花隆の教養論。2001年の本なんだすわね、だすわよ。ずいぶんな放言だなという感じもするけど、まあ大体は共感できる。ただ、こういう本って話題になると一定の言説を作ってしまうのが難点だよな。あとグローバリゼーションということを意識しすぎているのがなんだか時代を感じますね。数年前はグローバリゼーションという言葉が流行っていたように思うけど、最近あんまり聞かないもんね。好きな部分は「人間の知の遺産の目録を知っておく」というフレーズですね。言い方が好きなんだけど、それ自体も大事だと思う。そして、今の学生の需要ともマッチしていることだと僕は勝手に思っているんですが違うんですかね。例えば、文学軽視が良くない。文学って皆大体興味持っているけど(潜在的な興味を持っている人は多いと思う)、どっぷり漬からないといい読書ができるようにはならないから(俺がそうだった)、大枠の授業をしてくれたらいいのにな、って思う。とにかく、そういう目録を知るための必修授業つくるべきだよな。あと「暗黒社会論」開講も賛成できる。
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Posted by ブクログ
立花隆と佐藤優の両氏が「知」をテーマとして、おすすめの本を紹介している。
自分の書棚から百冊ずつ、本屋の文庫・新書の棚から百冊ずつという条件で選び、合計400冊がピックアップされている。
本書の主軸は、対談である。お互いのリストを見ながら、なぜこの本を選んだのかについて話し合っている。章の間と末に置かれているブックリストは、短いコメントが付されている。400冊もあるので、1冊に充てられる分量は少なくなるのは仕方がないところもあるが、もう少し分量が欲しい。半分にしてでもそれぞれをもう少し詳しく紹介してほしいという恨みはある。
対談は、立花氏を立てる形である。お互いの意見が違っていても、佐藤が視点をずらすので議論になることはない。したがって、対談はスムーズに進行する。だた、議論が一切ないので一つ一つの話題については、深く掘り下げられていはいない。
対談は興味深いものとなっているが、挙げられている本を見ると、なじみがない本が多い。総じて、レベルが高いように感じた。私は、400冊中、ショーペンハウエルの『読書について』や、『ハリウッド100年史講義: 夢の工場から夢の王国へ』(北野圭介/著)など、数冊しか読んでいなかった。
読者の読んでいない本を紹介するという点では、良いブックガイドである。 -
Posted by ブクログ
たくさんの人の臨死体験が載っていた本。
特に印象に残ったエピソードが、スウェーデンの麻酔科医のグリップさんの体験談。
グリップさんは、5歳のときにヘルニアの手術を受けたのだが、麻酔がうまくいかなくて短時間呼吸停止になった。
その時に、「光の存在」と出会い、自分のそれまでの人生を再体験したそうだ。
グリップさんには当時3歳の弟がいて、弟に対する嫉妬や憎しみ、そして時々感じた愛情を再体験して感じた。
それから、弟の気持ちを再体験。
グリップさんにいじわるされた弟の感じていた苦しみ、痛み、怒り、復讐心。
そして、グリップさんがやさしくしてあげたときに弟が感じた驚きと喜びと、姉への愛情。
その一連の出来事を「光の存在」と再体験して、自分の行動の結果がどういうふうに自分に跳ね返ってくるかがわかったそうだ。
この体験で、グリップさんが自分の感情だけでなく、弟の感情も感じたというのが不思議だし、「自分のしてきたことは自分に返る」
は、自分自身大人になってから納得してきたことだったので、臨死体験として、しかも5歳で体験したというのが驚きだった。
この本の内容をどこまで信じるかは
人それぞれだと思うけど、
何より著者の立花さんが、たくさんの人の話を聞いて、徹底的に調べてきた証に圧倒されたし凄さを感じた本だった。