立花隆のレビュー一覧

  • 知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと

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    先日惜しまれながら亡くなられた立花隆氏。
    近頃は知の巨人といえば、佐藤優氏を指すこ
    とが多いですが、この方こそ「元祖知の巨人
    」です

    副題は「僕が3万冊を読み、100冊を書いて
    考えてきたこと」とあります。

    まさに立花氏の人生を幼少の頃から振り返っ
    て、その時々にどんな知識をインプットして
    どんな内容をアウトプットしてきたか、全て
    わかる一冊です。

    新書ですが400ページを超える大作です。し
    かしその内容は非常にわかりやすく、あっと
    いう間に読めて、知的好奇心がさらに刺激さ
    れること間違いなしです。

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    2021年07月18日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    読んでいて楽しくなった。旧制高校時代と比べ今のエリートは確実に教養に欠ける。自分自身も高校、大学時代の読書量は少なく、殆どの時間を意味のない暗記に費やしてしまった。これから死ぬまで読書を重ね少しでも失われた時間を取り戻したい。
    立花さんのご冥福を心よりお祈りします。

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    2021年07月17日
  • 青春漂流

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    当時の若者たちの、果敢な挑戦を取材したもの。
    立花隆の文章がとても読みやすく、生き生きと
    イメージが立ち上がってくる。

    有名ソムリエの田崎真也さんを始めとして、
    自分が強烈に惹きつけられたことに対して
    貧乏も厭わず突き進んで、最高レベルの技術を
    習得する様がかっこいい。

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    2021年07月09日
  • 知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと

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    先日亡くなられた知の巨人、立花隆さん。彼が、自らの人生を振り返った1冊。哲学、ロッキード事件、脳死、宇宙、生命、歴史、音楽など、その幅広さと深さは超絶。すごすぎると改めて感じます。若いころ、平和運動で欧州を周られたときに、ご一緒されたのが、駒井洋さんなんですね。すごいなぁ。

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    2021年07月01日
  • サピエンスの未来

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    テイヤール・ド・シャルダンの進化論についての論述が主なテーマである。単なる生物の進化でなく、物質→生命→人類への3段階の進化を説く。
    無限大の宇宙と、無限小の原子の世界、人間は単にその中間にある取るに足らないちっぽけな存在ではなく、複雑化という進化の過程では、その極に、ある存在である。

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    2021年03月12日
  • 新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ

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    触れたことのないジャンルでしたが、
    凄くわかりやすく、脳に刻まれました。

    生態学について、もっと知りたいと感じました。
    私はこのあと、土をいじり出すと思います。

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    2021年02月17日
  • 新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ

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    最初に断わりを入れられているように、思考を良くするための技術本ではありません。人はいろんな考え方があって、それによって何が重要と考えるのかが導かれています。その人のいりんな考えというものに対する現代の問題点を突かれており、そこから何が重要と考えるのか、私たちの現代のいわゆる常識ともいえる意識に対して、ちょっと違うと言われています。本書ではエコロジーという発想の仕方について詳しく書かれています。自然の仕組みを丁寧に説明され、それに反した結果がどうだったのかを提示されています。効率化など利益を増大させる発想で、世の中をよくしようとしてきた人間。しかしそれは自然の摂理に反したものです。本来エコロジー

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    2021年01月23日
  • 臨死体験(下)

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    非常に面白かった。
    死んだらどうなるか?永遠に不明だと思うが、興味が湧くテーマ。
    本書では脳内現象説的な立場を取りつつ、現実体験説も残した感じだが、いずれにせよ解明出来ていない。
    誰も真理を見出せない。死んだら誰も教えてくれないからである。
    死を考えるより、生きることを考えた方が確かに合理的である。
    死はこれから必ず必然的にやって来るのだから。

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    2020年10月29日
  • 臨死体験(上)

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    面白かった。
    死後の世界がここまでであるのか無いのか、分からなかった点が釈然としない。
    死をよく考察している。
    下を期待する。

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    2020年10月09日
  • 知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと

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    食・知・感が人となりを作っていく

    3万冊もの本を読むと、人はどういう考え方をするようになるのか知りたくて読み始めました。ヒトが好きなんだろうなぁ〜と感じずにはいられません。本を読み、本を書いていく中で、様々な人と対話をし繋がっていく過程は羨ましい限りです。
    読書好きの方であれば、深く感銘を受けるところや、読んで見たくなる本が、必ずや見つかると思います。
    特に第6章の人間の感性は、その人のハートが過去に食べた感性の食物によって構成されている、という箇所が印象的です。

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    2020年08月30日
  • 知的ヒントの見つけ方

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    立花隆氏の本はとっつきにくいものが多いのだが、これは比較的すんなりと読み流せる。

    文藝春秋の巻頭随筆等において記したものを、生と死、歴史、科学、戦争、政治の5つの括りにまとめたもの。氏の思考回路、筋道をどの様に展開していくかを肩肘張らずに理解する事ができる。

    毎度のことだが、氏に触発され本格的題材を扱う書籍がまた増えてしまった。

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    2020年08月12日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    もっと早く、大学一年生くらいの時期にこの本に出会っていれば良かった…読書を楽しむためではなく、あくまで社会に対しての態度を養うための教養を身につけるための最高のブックガイド。今からでも一冊でも多くキャッチアップしようというモチベーションになる。

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    2020年06月27日
  • 武満徹・音楽創造への旅

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    1996年の逝去から24年、四半世紀が過ぎようとしているが、日本人作曲家として未だに武満徹を凌ぐ名声を獲得した者はいないように思える。残念ながら、クラシック音楽の社会的地位が当時よりも低下していることを考えれば、これはつまり、彼を超える日本人作曲家が今後登場する可能性も低い、ということを示している。

    本書は、立花隆が武満徹自身への膨大なインタビューと、関連するドキュメントの徹底的な読み込み、さらには武満徹の関係者へのインタビューも重ね合わせ、「文學界」での6年近い連載をベースに、武満徹の偉業を振り返るという一冊である。徹底的な取材量で知られる立花隆だけに、アウトプットとしての本書は781ペー

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    2020年04月19日
  • 知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと

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    立花隆の本を読むのは、本当に久しぶり。
    最初に読んだ立花隆の本は、「日本共産党の研究」とか「中核vs革マル」だったと思う。大学生になっていたかどうかくらいの頃だと思うが、これらの本によってノンフィクションの面白さを教えてもらった。

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    2020年03月05日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    「教養とは何か?」がよくわかる本である。たしかにネットで情報収集しようとしても、基礎的知識がなければ検索ワードさえ思い浮かばない。本書は「知の世界」に入るためにはどのようにすればよいのかのパスポートのように思えた。
    小生は立花隆氏の「中核vs革マル」と「天皇と東大」を数十年の時をへだてて読んだが、読後ともに興奮した記憶がある。
    立花隆氏はだいぶ前から「知の巨人」と言われていた。そして今、佐藤優氏も同じ評価を得ているが、新旧の「知の巨人」の対談は実に興味深かった。
    本書の内容は、マルクスからナウシカまで多岐にわたっている。立花隆氏が「風の谷のナウシカ」を映画版ではなくコミック版を押しているのは面

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    2020年02月02日
  • 武満徹・音楽創造への旅

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    第一人者の筆による渾身のルポ。二段組770頁はさすがの読み応え。筆者が現代音楽好きで武満の音楽を初期から聴いてきて、相当、熱を入れて書いている。これだけのボリュームで抽象的な材料を扱っていて、いろいろな人物が登場するのに、一箇所も不明な文章がない!流石。
    武満が亡くなって出版する機を失ってから18年後の出版になったことについて、邦楽をするがん友の女性の死が関係したことに触れていて、人を動かすのは情であることを実感。

    武満の音楽家としての特異性は、一般的な西洋音楽の基本を学ぶことを殆どせず、映画の音響、生活音の音楽への組み込みなど、音そのものの探求から進んだことで、従来パターンにとらわれない音

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    2019年06月16日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    非常にレベルの高い対談をベースに展開していきます。
    紹介された本が読みたくなります。
    で、自分の教養のなさにショックを受けます

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    2019年06月12日
  • 青春漂流

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    非常に読み応えのある一冊で、一人一人のストーリーが面白かった。

    空海の謎の空白期間。
    それを立花隆は、『青春の謎の期間』と位置付ける。青春とは、立花隆にとって社会で活躍する前の準備期間としている。

    ガムシャラに働き、ガムシャラに悩み、それでも自分の信じる方向性を追い求める。

    空海は、無名の私度僧だったけど、結果的に今の日本の仏教の基礎を作った。

    自分も今はそんな青春の真っ只中にいるのかもしれない。だから、ガムシャラに悩んで、ガムシャラに頑張ればいい。

    恋愛も仕事も分からないから、ガムシャラにやれば良いんだ。そう思う。

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    2019年05月24日
  • 四次元時計は狂わない 21世紀 文明の逆説

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    "好奇心の赴くまま、国内外を問わず駆けつけて取材も行う。
    政治、科学、歴史、などなど幅広い知識で探る探求の旅。
    この本から、我々も旅立つことができる。"

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    2018年11月24日
  • がん 生と死の謎に挑む

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    がんについての深い考察が、実に参考となった。
    本には二つある。がんをどう治すのか?とがんとは何か?が、そしてこの本は後者に傾注している。
    がんとは、そもそも何か?
    がんは、なぜ起こるのか?
    がんは、なぜ生じるのか?何が生み出すのか?
    がんの発生メカニズムとは何か?
    がんを、何が進行&成長させるのか?
    がんとは、どんな病気なのか?がんの病気の本質論。
    がんとは、治る病気なのか?
    がんになって、どのような生き方を選択するのか?
    を様々な&独特の角度から、追求する。

    がんとどう向き合うか?
    それは、がんと闘うのではなく、がんと共存するという立場からの
    問いかけとなっている。つまり、がんとほどほどの

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    2018年11月10日