望月麻衣のレビュー一覧
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シリーズ4冊目。人間関係落ち着いてきたところに、今度は時代の流れが。雑誌ルナノートが休刊でWeb化されること、そして桜子の両親が帰国し、東京で暮らそうと言われること(丁度大学進学の時)。大団円に向かって、登場人物たちが悩み、最適解を見つけていくのですが、皆、前の巻までに一度悩みを乗り越えているので、たくましいです。あとは、桜子と高屋がお互いをどう思い会うかという大命題もなるほど!と納得の収束を見せました。
占星術は小難しくて読んでいてもいまいち気持ち乗らなかったけど今回は○○座はこんな感じの傾向あって、とか、はっきりした提示あって、ちょっとそちらの欄も楽しみました。B型の水瓶座最強説。
Ano -
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満月珈琲店の星詠みシリーズ6作目。
第5巻までの人物相関図もあり、こんなふうに繋がっていたんだと改めて思い出した。
今作にもカラーの素晴らしいイラストつき。
第1章 フラワームーンの前奏曲と満月のランタンパフェ〜春川出版に入社した藤森光莉は、二季草渉の担当作家になるが、家庭での悩みや仕事に対しての自信の無さがあったが、四国に居を構えたニ季草渉に会いに行き挨拶だけのはずが自身のことまで話ししてしまう。
第2章 新月の夢想曲とフルーツケーキ〜編集者の草刈が、著名人な作家の担当をするより、無名の新人を見つけて育てたいと出会ったのがニ季草渉で、それから約25年。藤森が挨拶に行った後、再びニ季草が -
購入済み
これまでの登場人物が総ざらいでおまとめ巻の完結。また新たなシリーズでの物語展開が紡がれていく事でしょう。関連本に漫画の発表と情報追いかけるのに忙しい💦
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シリーズ17巻を読んだ後しばらく間が空いてしまった後に18〜20巻を一気読み。
20巻には過去の巻の登場人物が再登場して「どういう関係だっけ?」と思いながら読む場面もありました。
後半の葵が京都国立博物館でインターンをするストーリーは、日本の博物館や美術館の仕組みがわかって面白かったです。博物館の建物の構造など、京都に住んでいるのにちゃんと見たことがなかったので、ゆっくり見に行きたくなりました。
将来のことを考えている学生たちに対する指導員のアドバイスが、既にいい大人になっている私にも刺さりました。
20巻を読み終わってから、17巻と18巻の間の番外編「0巻」を読み飛ばしていることに気がつい -
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「京都船岡山アストロロジー」の4冊目。
帯に『星が導く大団円!』とあったので、もしかしてこれで完結?と思って読み始めたが、本当にそうだった。
耕書出版における雑誌の休刊に端を発し、Webに移行する「ルナノート」の掉尾を飾る完全保存版の制作や出版社内の人員再配置の話に、前巻あたりから仄めかされていた桜子の高屋に対する思い、柊と実父の関係、三波と朽木の恋模様、などなどテンコ盛りの話がサラサラと描かれる。
祇園祭の賑わいの中での高屋と桜子のデートめいたお出掛けがいい感じ。占星術を語っても、それをリスペクトしながらそこに傾倒するわけでもない程良い距離感に、相変わらず好感。
前巻の感想に『高屋と桜子が -
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シリーズ3冊目を読んでいます。
「そもそも宇宙の運気というのは常にらせん状に上昇しているんです。それは川が上から下に流れて行くのと同じくらい当たり前のこと、なので人は幸せな気持ちでぼんやりしていれば運気の上昇気流に乗れるものなのですが、色んな自我が邪魔をして自分で自分の足を引っ張るようになる、そうすると気流に乗れずに留まってしまう、留まるのは運気の滞りという事。足を引っ張る存在が居なくなって全あなたが一丸となって運気の波に乗っていけば、願いが簡単に叶って行く。」
「自分の心がわかるようになるには、
自分にいちいち問いかける事
コーヒー飲む時、今はどんなコップでのみたいのかとか。」
なかな -
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読み終える間近に泣けたのは主人公の思いが自分に重なったからだろう。
タイトルとカバーイラストから多分軽めの内容だろうなと、その時そんな物を読みたかった気分だったので読み始めた。
予想に大きくは反せず軽快な内容。京都の風景、蘊蓄が織り込まれながら主人公も女子高生の恋の悩みが語られる。
大団円は女子高生の元彼のクズ根性の暴露による女子高生恋の悩みいっぺんに解決という爽快なもの。
とはいえこの場面には自分ひとりが友人達から浴びせられる悪くいえば無責任で面白がりでおせっかいな思いやり無き言葉で「友情ゴッコ」の形を借りた吊し上げのターゲットになってしまうどうにもならない悲しさに溢れている。
そしてそれと