望月麻衣のレビュー一覧
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シリーズ6作目。
今回は、メインのお話と並行して前作までに登場した人たちの繋がりやその後がちょこちょこ描かれていており、序盤の方はこの人誰だっけ…?とか読みながら少しだけ引っかかる部分がありました。
前作までの復習をしっかりしてから読めばもっと楽しめたかも。
とはいえ、途中からは慣れてきて、忘れてしまっている部分はスルーしながらも十分楽しく読むことができました。
満月珈琲店の静かで優しい雰囲気と星のお話は、いつも癒し効果抜群です。
特に、最後に意外な展開もあった「木星の円舞曲と桜のスムージー」のお話が好きでした。
また、ジュピターによれば、私はちょうど今月から12年に一度の幸運期(木星期 -
Posted by ブクログ
あなたは、『蔦屋重三郎』を知っているでしょうか?
2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜」。そこには、江戸時代中期の田沼時代から寛政の改革にかけて活躍し、板元として喜多川歌麿や東洲斎写楽らを見出した江戸のメディア王・蔦重こと蔦屋重三郎の波瀾万丈な生涯が描かれています。昨今、光が当てられるようになった蔦屋重三郎ですが、『遊郭のガイドブック』を作ったりする一方で、『才能ある若い絵師を自分の家に寄宿させて、育成にお金をかけたり』と時代を前に進めるために大切な役割を果たしてきた人のようです。
そんな蔦屋重三郎のプロデュースにより、歴史に名前を残した人物の一人が東洲斎写楽です。