平田オリザのレビュー一覧

  • 十六歳のオリザの冒険をしるす本

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    紀行文は読んでいて楽しい。
    夜中に薄暗い部屋で読んでいると自分の拙い旅をよく思い出す。

    そして、著者とその周りの友人の文章の巧さに驚く。これが教養か。
    こんな堅くもユーモラスな文章書けるようになりたいなー

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    2021年03月03日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ後の世界を想定しているため、コロナに対する寄稿が大半を占めるが、むしろbeforeコロナにあった問題が断絶せず続いていると感じた。
    内田樹さんのベーシック・インカムについての話はブルシットジョブ(くそな仕事)から人を解放する方法の1つだと感じた。

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    2021年02月27日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
    コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
    に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
    指針というかメッセージ集です。
    前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部分は非常に
    心に残る内容です。
    20人の人からの言葉のなかで、一番よかったなあと思うのが、今回は平川さんでした。
    昨年の8月と現在(2021年1月)とはまたフェーズが
    変わってきているコロナの状態ですが。
    やはりいろいろな矛盾が表出してきているなあと
    思います。
    たしかに、自分の息子も含めて、若い人

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    2021年01月24日
  • 22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」

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    ネタバレ

     表紙は、正直、苦笑。
     内容は、論じる対象の方が、どんどん腰砕けになってしまったから。
     AI新井本に関する部分の的確さは必読。共通テストへの論も。
     その他の部分は、「分かり合えない」や「下り坂」とかなり重なってくる。それはけっして悪いことではないが。

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    2020年07月05日
  • 演劇入門

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    論理的で説得力のある文章だった。コンテクストの擦り合わせこそが民主主義の根源であるという考えに共鳴したし、その根拠を歴史と照らし合わせて証明していく手法に強く賛同した。

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    2020年07月01日
  • 幕が上がる

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    演劇のことも詩のこともよく分からないけれど、「こんな学生生活送れたら」と爽やかな羨ましさが湧き出す一冊。

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    2020年06月19日
  • 経済成長なき幸福国家論 下り坂ニッポンの生き方

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    人口減少が確実に進んでいる日本の経済成長は見込めないと言い切った上で、下り坂の時代をどう生きていくかを対談した本。
    下り坂はなぜ不安なのか?コンペティションではなくコラボレートして生きていける環境が地方にはある。そしてその中で心の豊かさを育むためには、「自己決定力」が大事になる。
    現実的に考えてもう経済成長を第一優先するのではなく、お金に捉われたい人もとらわれたくない人も共存できる多様な生き方を実現できる社会をつくっていくべき。
    私は望んで積極的下層市民になりたいと思いました。

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    2020年06月14日
  • 下り坂をそろそろと下る

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     正直な話、タイトルがピンとこなかった。
     書き出しのところが、フィットしなかった。
     だから、発表された時には、手に取らなかった。
     去年、百円均一で見付けた。
     ステイホーム期間に、やっと手にした。
     硬直化した考えを捨てて良い潔さ。
     アイデアなんかは、いくらでも浮かんでくる。
     それにしても、阪大の演劇って、山崎正和の後に、平田オリザってすごいな。

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    2020年05月26日
  • 演劇入門

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    平田オリザ(1962年~)氏は、国際基督教大卒の劇作家、演出家。劇団「青年団」主宰。東京藝大アートイノベーションセンター特任教授、大阪大学コミュニケーションデザインセンター客員教授、日本劇作家協会理事なども務める。
    芝居がかったセリフではなく、日常的な話し言葉で舞台を演出する方法を体系化した「現代口語演劇理論」を提唱し、その手法は、現在の演劇界に大きな影響を与えた。
    本書は、演劇(戯曲)を創るためのハウツーから始まって、現代日本における演劇の役割までを論じたものであるが、その論旨の展開はスリリングかつ見事で、演劇の世界の門外漢である私にとっても示唆に富む内容であった。
    (ノウハウ以外で)印象に

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    2020年05月16日
  • 演劇入門

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    伝えたいことが先に立つ演劇からは観客はリアルな感動を持ちえない
    テーマ設定よりも場所、背景、問題の選定が先

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    2020年05月04日
  • 22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」

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    ネタバレ

    <目次>
    序章   未来の漁師に必要な能力は何か?
    第1章  未来の大学入試(一)
    第2章  未来の大学入試(二)
    第3章  大学入試改革が地域間格差を助長する
    第4章  共通テストは何が問題だったのか?
    第5章  子どもたちの文章読解能力は本当に「危機的」なのか?
    第6章  非認知スキル
    第7章  豊岡市の挑戦
    終章   本当にわからない
    附録   22世紀のための問題集

    <内容>
    劇作家、演出家で大学の教授をしている平田さんの本。豊岡市や奈義町での実践や経験から、演劇型の入試、入社(公務員)試験を実施してきているので、その言葉には深い裏付けがある。第5章は、新井紀子さんの『AI~』への反

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    2020年04月04日
  • 「リアル」だけが生き延びる

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    平田オリザさんの活動に関心があり、購入。
    青年団のお芝居が面白そうだが、具体的にどのようなものなのか、見て見ないと分からない。

    革命戦略としてのアートマネジメント、というのは大層面白いと思う。

    130114再読

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    2020年04月03日
  • 演劇入門

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    演劇、戯曲について丁寧にわかりやすく解説されていました。作品は作者と観客のコンテクスト(文脈)の照らし合わせによって生まれるという解釈が腑に落ちました。
    観客が作品に対して、アートリテラシーを持つべきというのも納得できました。

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    2020年03月20日
  • 演劇入門

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    書評集とかでオススメされているのを何度か見かけ、そんなに良いのならということで、入手したもの。演劇はたまに見に行くくらいで、好きと言えるほどには知らない。当たり前だけど、テレビドラマとは魅せ方が違う訳で、本作ではその理由を言語化されていて、なるほどという感じだった。特定の劇団しか知らないけど、もっと色んな演劇に触れてみたい、というモチベーションにもなった。

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    2020年03月06日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    「人口減少社会の未来学」が面白かったのでこちらも。

    前書きから示唆に富んでいて面白い。
    雇用保険受給者や生活保護世帯の人たちが平日昼間に劇場や映画館へ来てもらって、それに対して「社会とつながっていてくれてありがとう」と言える社会を作っていくべきではないかと。
    また子育て中のお母さんが子供を保育園に預けて昼間に芝居や映画へ行っても後ろ指さされない社会を作ろうと。
    これはちょっと条件反射で「子供を預けてまで…」と私も思ってしまいがちだけど、そもそもの頻度によるし、複数の子供を育てるとなると育児期間も超長距離マラソンだから息抜きとしていたもと違う形で社会とつながることもとても大事よね。

    地方に必

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    2020年02月17日
  • 対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術

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    20年前に書かれた連載をまとめたものなので、スマホなどなくてIモードが登場してびっくり。
    しかし平田オリザの感覚は全然古くない。
    2500年前にギリシャで生まれた演劇や、250年前のルソーの社会契約論に比べたら、平成から令和の20年なんて同じ時代のくくりかもしれないけれど。
    日本人には対話が必要ってことだけは、変わってはいないと思った。

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    2020年02月16日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    やや内容が散らかった感はするものの、社会の根幹となるコミュニティ論を唱える作者の考えには共感することばかり。

    前作「わかりあえないことから」もとにかく面白いので必読。

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    2020年01月28日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    タイトルが秀逸。縮みゆく社会に合わせて、肥大するのではなくより豊かになっていくことを考えていく必要があるはずなのに、ということをたぶん、10年くらい思っている。年々、「成長神話」への傾斜はひどくなっている気がする。いいかげん諦めないと、あちらこちらに綻びが出ているのに、と、バリバリのゆとり世代はおもう。

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    2020年01月12日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    ネタバレ

    オーディオブックで聴書

    平田オリザさんの著書はいわゆるビジネス書のような主張をまとめ並べ立てる形式ではなく、エピソードを通して示唆を与える点が好きだ。そのため、単純に読み物として面白く、前著「わかりあえないことから」同様楽しく読めた。

    本書で最も大きな主張は、
    日本は既に工業立国ではなく、
    東アジア唯一の先進国でもなく、
    再び世界経済の中心となることはできない。
    ということから、下り坂をそろそろと下る、つまり上記の事実を認め、世界に勝てなくても捨て鉢にならず日本の良さを見出し、しっかりとした足取りで経済の衰退の道を辿っていくことが必要だとしている。

    私自身日本が経済の中心に未だあると思っ

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    2019年12月11日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    面白かったーーー
    読んだことをベースに語り合いたいって思わせてくれる本って良書だよね。

    私は生まれた時からバブルが崩壊してて、好景気の時を知らない所謂、ゆとり世代、悟り世代、堅実主義、ミレニアル世代…だけど、
    読んでいて団塊世代が抱える寂しさというか、そういう気持ち、あるんだ…って思った。

    既に色んなことを諦めてる感はあって(私の友達も「幸せとは諦めること」って大学生の時に既に言ってる子いたし、それもそうだなって感じてた)、
    でも寛容に幸せに楽しく暮らしたいし、ほどほどに夢も持って、それでも根を張って生活を築いていければって思ってる。
    別にお金持ちになりたいとか成功者になりたいとかはない。

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    2019年10月13日