平田オリザのレビュー一覧
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ネタバレ子育て中の女性が子どもを預けてあそんだり、友人とおしゃべりすることが受容される町、失業者の人が劇場に観劇に来たら、「失業中で大変なのに、劇場にやってきてくれてありがとう」とむしろチケットの値段をおまけしてくれる町。若者がIターン、Uターンしてきてくれるような「面白い」町。そんな町があるのなら、ぜひ引っ越して住んでみたい。本書は、いよいよ経済的に「下り坂」にさしかかった日本の中で、発想を転換し、これまでとは違った意味での豊かさを地域社会の中で追求するためのアイデアに満ちた本である。上記のような視点から、平田さん自身が実際に取り組んできたいろんな取り組みがたくさん紹介されている。さすがアーティスト
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ネタバレ京都産業大学の教授、そして歌人である永田和弘名誉教授がオファーした、大学での講演・対談シリーズ 第2弾。前作も興味深く、そして 天才と言われるまでに至った人達の苦しみ・挫折・努力・そして今を人間味豊かに語っていて、大変面白かったので、続編も手に取ってみた。
前作は山中伸弥教授や羽生棋士、是枝監督などそうそうたるメンバーで、(今回はどうかしら???)と少し思ったのだが・・・・・面白かった。
「ベルサイユのばら」の漫画家 池田理代子さんは「オルフェウスの窓」を描いて人気絶頂の時に 音大受験して声楽家になっていた。
今回一番(凄い!!)と思ったのが 劇作家の平田オリザ氏
『現代社会で「コミュニケ -
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■内容
生き方も働き方も多様化してゆく中で稼ぐ力を身につけるために知っておきたいことが具体的に書かれていた。
■どんな時に読みたいか
働き方が多様化し、仕事も働く場所も選択できる時代になりつつある。リスクを受け入れ選択すれば収入を増やすこともできる。このような時代の変化に戸惑ったり立ち止まった時に読みたい本。
■感想
稼ぐ力をつける為に何が必要なのか?という発想からこの本を手にとった。
とてもわかりやすく書かれていて、どの章にも自分が持ち合わせていない考えや発見があり、ひとつひとつ学びたいと感じた。ただしすべてを修得するにはかなりの時間を要することにも気付いた。時代が変化する中で、自分はど -
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20代の頃によく演劇を観ていましたが、このような芝居を作る側のマニュアルを読むことで演劇への理解がさらに理解が深まると思いました。
プロではない学生演劇、翻訳もののお芝居も観たことがありますが、その時の違和感はこういうことだったのねと納得しました。
翻訳ものは単に役の名前がエリーだのトニーだのと日本人同士で呼び合うから違和感があるのかと思っていましたが、それだけではなく、この本でいうところの西洋のコンテクストと日本人のコンテクストは違うからなのですね。
脚本をつくり、役者とコンテクストのすり合わせを組み立てていく脚本家のお仕事の大変さもよく分かりました。 -
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「私は この小説を書くときに、読んでくださる人が小学六年生までの漢字を読む力があれば読んでもらえるものと思ってこの作品を書き始めました」
と「氷点」を書いた三浦綾子さんがいってらっしゃいました。
この本の中で出張授業をされる先生たちは
もちろん、その道のプロフェッショナルの方たちです
そして、聴いている対象者たちは 中学生、高校生たち
その語り口が そのまま 一冊の本にまとめられました
その「語り口」を読んでいて
冒頭の三浦綾子さんの言葉を思い起こしたのです
本当の専門家は
ただ感心させるだけでなく
それなら 僕も(私も) 何かやってみよう
そんな気にさせてくれる方なのです -
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1997年9月から2000年9月まで雑誌に連載された、平田オリザの日本語に関するコラムを集めたもの。「対話と会話の違い」にスポットを当てた文章に始まり、日本語の様々な特性や問題点、その背景にある日本社会や日本文化について論じている。15年以上前の文章なので、さすがの平田オリザもまだ若く、最近の文章に比べると若干の硬さや性急さが感じられるのが面白い。逆に言うと、最近の彼の文章や発言は、昔よりも肩の力が抜け、ますます達人の域に到達していることが分かる。意地悪く言うと、この頃よりも毒気が薄れている印象もあるが。
内容については、極めて新しい視座は少ないものの、漠然とした概念を実に理路整然とした言葉に