平田オリザのレビュー一覧

  • 街場の平成論

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    ☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆


    内田樹を編者として、稀代の論客が「平成」をテーマに持論を展開する。共感できるところもあれば、できないところもある。

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    2019年08月11日
  • 街場の平成論

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    それぞれの先生の平成論を読み、自分自身が個人的にあまりにも暗いので、なんだかますます暗くなった。
    そして、そんなつもりはなかったのに、私にとっての平成を振り返り、「なぜこんなことになってしまったのか」「30年前にはまさかこんなことになるとは思わなかった」と同じことを感じて暗くなった。
    救いは、鷲田清一さんが引用されている橋本治さんの、失われたものを数えるのではなく、失われてれていないもの、残されているものの数を数える、というところだろうか。同じことを別の本で内田先生がおっしゃっていたのも思い出す。
    私と日本と世界と…

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    2019年06月29日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    本物を知る、というキーワードは好きではない。
    この本にもたくさん出てきて、うんざりする。そんな言葉で何を説明できるというのか?
    とはいえ、自分の仕事を愛し、その価値を信じて精力的に活動し、社会を良くしていきたいと思う作者の態度はとても説得力がある。
    芸術分野から、停滞する社会で幸福に生きる提言という感じ。

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    2019年06月04日
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    池田理代子、平田オリザ、彬子女王、大隈良典の四氏が自分の挑戦・取り組みを語るもの。想像していたより面白い、いい本だった。それはたぶん、この本のために編まれたものではなく、研究者であり歌人でもある永田和宏氏の主導のもと京都産業大で開いた「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始まる!」という講座の記録だからだろう。この講座、演者の講演の後に演者と永田氏との対談があり、本書もその流れで編まれることでいい効果を出している。対談で永田氏がうまく演者の魅力やポイントを明らかにしてくれている。
    四氏に総じて感じられるのは、面白そうだと思ったことに飛び込んできたこと。岐路で必要な力はあくまでシンプルで、思

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    2019年05月04日
  • 幕が上がる

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    高校演劇が舞台の本当に演劇一辺倒のお話
    ひとつの芝居を作ることにストイックなまでに演劇に打ち込む高校生の姿勢とひしひしと伝わってくる演劇への熱意に感化されて、読んでいる自分の手にもグッと力が入ってしまう。
    舞台上でのシーンは緻密で、一挙一動にこっちまで緊張感が伝わってくる。

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    2019年04月03日
  • 演劇入門

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    今回読むのは2回目。2016年12月31日(土)から読み始め、2017年1月5日(木)に読み終わった。なかなか勉強になる。

    1回目は2010年6月30日(水)に読み始め、7月12日(月)に読み終えている。

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    2019年01月22日
  • 強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる

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    全体としては4の評価ですが、7人の連作?なので、執筆者によって評価に差がありました。確かに、P3 人生に限界が無い、P5 「希望」をつくる方法

    1. 本田直之さん、P20 言い訳思考と工夫思考。P25 短期間でやれることをものすごく多く見積もって、長期間でできることは、とても少なく見積もっている。すぐに結果を求めてしまい、時間をかけて準備しないからできない。P 26 時代は常に変わっていて、やり方は進化している。P27 時代は物質主義から精神主義に。P28 副業ではなく、複業を持つことを勧める。スキル、特に「セルフモチベーション」が大切。P31 モチベーションを管理する時に、ドキュメンタリー

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    2019年01月14日
  • 幕が上がる

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    主人公がひたすら語っている体の小説です。演劇に関して突っ込んだ部分迄書かれているので時に置いてけぼりになりそうになりますが、勢いと熱さと若いパワーを封じ込めたような本になっています。主人公が本当に存在して語っているようで、作者の顔が浮かんでこないのがとても良いです。
    小説の流儀としてどうなのかは興味無い人なので、大変楽しんで読みました。
    って、平田オリザっていう名前だから西洋ポイ顔の女性かと思ったらおっさんが書いたのですか?!それくらい女子高生感が無理なく出ておりました。
    青春から縁遠くなってきたおっさんにもアピールする本です。

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    2019年01月11日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    薦められて読んでみました。確かにギアチェンジが必要な時期と感じます。
    実際僕ら世代はなんとなくですが、
    これから少しずつ下って行くのだろうと自覚している人は多いのではないでしょうか。
    下っていく中で、どう良く僕らは生きていくか。
    地方の集落では地域を看取ることについても話題にのぼっていますね。

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    2018年11月04日
  • 対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術

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    20世紀末に書かれたものを再編した本。フランスワールドカップの話題や、ニフティサーブの話題が懐かしい。「対話のレッスン」とあるが、最初は日本語の変遷、日本人という民族性、コミュニケーションのことについて書かれている。これはこれで面白い。
    そして後半はいよいよ対話について書かれている。2500年前のギリシャの民主制からの対話の始まり。哲学、演劇。日本での対話の位置づけ。
    ハウツー本ではないが、対話やことばに興味を持たれた方は読んで見ても良い本と感じる。

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    2018年11月04日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    これからの日本と日本社会は、下り坂を心を引き締めながら下りて行かなかければならない。その時に必要なのは、人をくいぐいひぱっていくリーダーシップだけではく、「けが人はいないか」「逃げ遅れたものはいないか」と見て回ってくれる、そのような「しんがりリーダーシップ」も求められるのではあるまいか?

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    2018年10月12日
  • 下山の時代を生きる

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    日本文明はこれからの世界全体の文明に対して立派な手本になれる。
    その要素があるに気づいていない。
    そのことが語られている。

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    2018年10月12日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    ネタバレ

    子育て中の女性が子どもを預けてあそんだり、友人とおしゃべりすることが受容される町、失業者の人が劇場に観劇に来たら、「失業中で大変なのに、劇場にやってきてくれてありがとう」とむしろチケットの値段をおまけしてくれる町。若者がIターン、Uターンしてきてくれるような「面白い」町。そんな町があるのなら、ぜひ引っ越して住んでみたい。本書は、いよいよ経済的に「下り坂」にさしかかった日本の中で、発想を転換し、これまでとは違った意味での豊かさを地域社会の中で追求するためのアイデアに満ちた本である。上記のような視点から、平田さん自身が実際に取り組んできたいろんな取り組みがたくさん紹介されている。さすがアーティスト

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    2018年10月10日
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    ネタバレ

    京都産業大学の教授、そして歌人である永田和弘名誉教授がオファーした、大学での講演・対談シリーズ 第2弾。前作も興味深く、そして 天才と言われるまでに至った人達の苦しみ・挫折・努力・そして今を人間味豊かに語っていて、大変面白かったので、続編も手に取ってみた。
    前作は山中伸弥教授や羽生棋士、是枝監督などそうそうたるメンバーで、(今回はどうかしら???)と少し思ったのだが・・・・・面白かった。

    「ベルサイユのばら」の漫画家 池田理代子さんは「オルフェウスの窓」を描いて人気絶頂の時に 音大受験して声楽家になっていた。

    今回一番(凄い!!)と思ったのが 劇作家の平田オリザ氏
    『現代社会で「コミュニケ

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    2018年09月22日
  • 強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる

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    ■内容
    生き方も働き方も多様化してゆく中で稼ぐ力を身につけるために知っておきたいことが具体的に書かれていた。

    ■どんな時に読みたいか
    働き方が多様化し、仕事も働く場所も選択できる時代になりつつある。リスクを受け入れ選択すれば収入を増やすこともできる。このような時代の変化に戸惑ったり立ち止まった時に読みたい本。

    ■感想
    稼ぐ力をつける為に何が必要なのか?という発想からこの本を手にとった。
    とてもわかりやすく書かれていて、どの章にも自分が持ち合わせていない考えや発見があり、ひとつひとつ学びたいと感じた。ただしすべてを修得するにはかなりの時間を要することにも気付いた。時代が変化する中で、自分はど

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    2018年08月17日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    地方に若者が来ないのは雇用がないからではなく、楽しい事がないから来ない。日本人の優越心を徐々に解消し、寂しさが銃を担がせないように。子育て中のお母さんが昼にのんびり映画をみる事ができ、それを後ろ指刺されないような社会作り

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    2018年07月11日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    日本が今後どう復興していくのか、という視点だった私にとって、「どう衰退していくのか」というあまりにも新しい視点を与えてくれるものになった。衰退していくのか、というと聞こえが悪いが、平田オリザ自身も迷うほどに、衰退しながらも華やかに咲いていく方法を探っているように感じた。また、「演劇」という切り口から個々人の問題や地方の問題、芸術だからこそアプローチできる可能性に目を向けていける良本だと思う。

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    2018年04月05日
  • 演技と演出

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    20代の頃によく演劇を観ていましたが、このような芝居を作る側のマニュアルを読むことで演劇への理解がさらに理解が深まると思いました。
    プロではない学生演劇、翻訳もののお芝居も観たことがありますが、その時の違和感はこういうことだったのねと納得しました。
    翻訳ものは単に役の名前がエリーだのトニーだのと日本人同士で呼び合うから違和感があるのかと思っていましたが、それだけではなく、この本でいうところの西洋のコンテクストと日本人のコンテクストは違うからなのですね。
    脚本をつくり、役者とコンテクストのすり合わせを組み立てていく脚本家のお仕事の大変さもよく分かりました。

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    2017年11月07日
  • 下り坂をそろそろと下る

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    衰退期にある日本のあり方について述べている。
    少子化だからスキー人口がへったのではなく、スキー人口が減ったから少子化になった。偶然の出会いが必要。
    こわれればひとさし舞える人物になれ。
    ソフトの地産地消が必要。しかし、人が働く場所を選ばなくなったらどうなるのかと思った。
    韓国は先進国に慣れていない。中国も自分が先進国だと認める必要があると思った。そこのアイデンティティの確立が日本、中国ともにまだできていないと思った。
    工業立国から芸術立国へ。

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    2017年09月04日
  • 演劇入門

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    ただ漫然と舞台を見るのではなく、演劇というものの良し悪しをちゃんとわかるようになりたいと思って、客の立場ではあるけれど、演劇についてちょっとお勉強したくなって読んだ本。これすっごくわかりやすかった。演劇の「良し悪し」の基準を「コンテキスト」という言葉を使って定義していて、すごく腑に落ちた。
    一つの分野は最低3冊読むようにしているので、あと1,2冊演劇論の本が読みたいな。

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    2017年01月19日