平田オリザのレビュー一覧

  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山中伸弥、是枝宏和、羽生善治、京大総長山極壽一の若き日の話。みんな相当な失敗と努力を重ねたのだろうが、やはり栴檀は双葉より芳しじゃないか。山極氏の話はゴリラは面白かった。
  • 下り坂をそろそろと下る
    これからの日本と日本社会は、下り坂を心を引き締めながら下りて行かなかければならない。その時に必要なのは、人をくいぐいひぱっていくリーダーシップだけではく、「けが人はいないか」「逃げ遅れたものはいないか」と見て回ってくれる、そのような「しんがりリーダーシップ」も求められるのではあるまいか?
  • 下り坂をそろそろと下る
    子育て中の女性が子どもを預けてあそんだり、友人とおしゃべりすることが受容される町、失業者の人が劇場に観劇に来たら、「失業中で大変なのに、劇場にやってきてくれてありがとう」とむしろチケットの値段をおまけしてくれる町。若者がIターン、Uターンしてきてくれるような「面白い」町。そんな町があるのなら、ぜひ引...続きを読む
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    京都産業大学の教授、そして歌人である永田和弘名誉教授がオファーした、大学での講演・対談シリーズ 第2弾。前作も興味深く、そして 天才と言われるまでに至った人達の苦しみ・挫折・努力・そして今を人間味豊かに語っていて、大変面白かったので、続編も手に取ってみた。
    前作は山中伸弥教授や羽生棋士、是枝監督など...続きを読む
  • 強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる
    ■内容
    生き方も働き方も多様化してゆく中で稼ぐ力を身につけるために知っておきたいことが具体的に書かれていた。

    ■どんな時に読みたいか
    働き方が多様化し、仕事も働く場所も選択できる時代になりつつある。リスクを受け入れ選択すれば収入を増やすこともできる。このような時代の変化に戸惑ったり立ち止まった時に...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    タイトルが興味を引いた1冊
    本当に凄い人たちが、目標を見つけたり、挫折したり
    若い頃の初々しくておもしろい話しが講演と対談と言う形で描かれている。

    また 登場する人たちがIPS細胞の山中伸弥さんや、将棋の羽生善治さん、
    その時はまだカンヌ映画祭のパルムドールは受賞していないけれど、ドキュメンタリー...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    羽生さん目当てで読んだけれど、山極さんのゴリラの話が素敵

    考え続けること、取り組み続けることでしか、どこかにたどり着く方法はないんだと改めて思える

    もう大人になりきった私は、何者かになれたんだろうか、そしてまだどこかに行けるんだろうか
  • 下り坂をそろそろと下る
    地方に若者が来ないのは雇用がないからではなく、楽しい事がないから来ない。日本人の優越心を徐々に解消し、寂しさが銃を担がせないように。子育て中のお母さんが昼にのんびり映画をみる事ができ、それを後ろ指刺されないような社会作り
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山極先生のパート、最初はもう読み飛ばしてしまおうかと(失礼・・)と思っていたけど、読み始めると面白く一気に読み終えてしまった。霊長類を研究することによって人間の本性を調査していく・・人間と霊長類の差って何なんだろう。同時期にalpha maleに関するTEDのプレゼンを見たりしたこともあり、人間の社...続きを読む
  • 下り坂をそろそろと下る
    日本が今後どう復興していくのか、という視点だった私にとって、「どう衰退していくのか」というあまりにも新しい視点を与えてくれるものになった。衰退していくのか、というと聞こえが悪いが、平田オリザ自身も迷うほどに、衰退しながらも華やかに咲いていく方法を探っているように感じた。また、「演劇」という切り口から...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山中さんと羽生さんの部分を読んだ。本のテーマとしては、この人たちも同じ人間なんだ、と親近感を持ってもらうところに目標があったようで、確かに、山中さんは偉人伝を読んだ時のような別次元感はなく、自分も、、、という気持ちになったが、羽生さんはやっぱり異次元だった。

    両者とも、それぞれの専門領域で見つけた...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    企画意図としては、それぞれの世界において凄まじい業績を残した人も若い頃は「何者でもなかった時代があるんだよ」という話伝える・・・ことなんだろうけど、通して読んでみると逆にみな「何者でもなかった時代から、何者かになるための条件」みたいなものをもっているんだな・・・ということを感じてしまい逆にやる気がな...続きを読む
  • 幕が上がる
    高校演劇部を舞台にした、青春小説。いや〜あつかった!こんな時代を送りたかった。おじさん、おばさんにこそ読んでもらいたい!
    いや、子供にも読ませてあげたい。
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」 山中伸弥 羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏
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    京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ一歩踏み出せば、何かが始まる!」...続きを読む
  • 演技と演出
    20代の頃によく演劇を観ていましたが、このような芝居を作る側のマニュアルを読むことで演劇への理解がさらに理解が深まると思いました。
    プロではない学生演劇、翻訳もののお芝居も観たことがありますが、その時の違和感はこういうことだったのねと納得しました。
    翻訳ものは単に役の名前がエリーだのトニーだのと日本...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山中教授の逸話を読みたくて手に取った本ですが、どの方のお話も興味深く読めました。
    4人の各界をリードする方々が自らの人生を振り返って講演会で語る。
    山中教授以外にも、京大の山極総長のお話も面白かった。これまで興味を持たなかった分野の事にも興味を持たせてくれる。話力にも生き様にも、なんか感服させられた...続きを読む
  • 幕が上がる
    チョイスした動機は他の方のこの本の感想を見て興味を持ったため。現役劇作家の方が書いているため、演劇に対しての描写が詳しい。それでもって物語のキモである「銀河鉄道の夜」をこれまで読んだことが無い点に反省。さらに自分も劇中の高橋さおりみたいに「人の気持ちを汲み取る」という点が苦手なので、ワビスケのさおり...続きを読む
  • 下り坂をそろそろと下る
    衰退期にある日本のあり方について述べている。
    少子化だからスキー人口がへったのではなく、スキー人口が減ったから少子化になった。偶然の出会いが必要。
    こわれればひとさし舞える人物になれ。
    ソフトの地産地消が必要。しかし、人が働く場所を選ばなくなったらどうなるのかと思った。
    韓国は先進国に慣れていない。...続きを読む
  • 下り坂をそろそろと下る
    3つの寂しさを直視すべし。日本はもはや工業立国ではない。この先成長はなく、長い後退戦があること。アジア唯一の先進国ではないこと。地方にないのは雇用より面白さであり、偶然の出会いがそこかしこに潜む街。

    「坂の上の雲」に対するタイトルでした。なるほど「里山資本主義」の文化版だと思いました。日本のチケッ...続きを読む
  • 下り坂をそろそろと下る
    下り坂をそろそろと下る勇気が必要ですね。
    現状をきちんと認めることが大切。
    「偶然の出会い」の必要性は納得でした。