平田オリザのレビュー一覧
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現在の平均寿命は80数歳、22世紀を見ることだろう。
未来の教育、入試ばどうなってる?
→わからない、未来はわからない
2018〜2019に雑誌連載されたものだが、2019年終わりには、萩生田文科大臣の身の丈発言、英語の民間試験の見送り、国語と数学の記述式も見送り。
→わからない
未来の大学入試の実践
→6〜7人でディスカッションドラマを即席で作り演ずる
知識、技能を問うセンター
思考力や主体性を問う個別試験
共通テストはレベルを下げ、個別試験で思考力や主体性を問う良問とする
身体的文化主義、ブルデュー
センス、教養
地域間格差が大きく関わる
教育統計を見ると、学力の差に有意な違いがあるのは、家に本がたくさんある、小さい頃読み聞かせをした、英語や外国の文化に触れさせた、博物館か美術館に連れて行った、の順。勉強しなさいと言う場合には、逆に成績が悪くなる
→芸術教育の必要性
自治体でも、芸術文化に力を入れることで移住者が増える
来たくなる理由よりもなぜ来ないのかを考える。医療福祉、教育、文化のない街にはこない -
Posted by ブクログ
高校の演劇部。三年が引退して不安になる中、元舞台俳優の教師が入り、全国大会を目指す意識が芽生え奮闘する。
稽古して、劇を作り込み、地区大会、県大会を迎える様子がすごく臨場感あって、高校生のいわば初心者が、何も分からない所から、分かってきたから不安しかないもどかしさの中、徐々にのめり込んでいく、気持ちのよい青春な小説だった。
と思うのは、高校の時、演劇部だったのもあるかも知れない。当時、色々あったけど今思えばまさに青春だったなーと。この本読んで良かった!!
映画も観た。
舞台や大会の様子がわりとリアルで、やっぱり意識してそうしたみたいで、小説の前にイメトレできて、より楽しめた。
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Posted by ブクログ
### Q.(問い)
これからの時代に必要なコミュニケーション能力とは?
### A.(答え)
コンテクストの「ずれ」を意識し、共通理解を作り上げていく力
### What(どういう意味?)
- コンテクスト=話し言葉の個性 は個人個人で「ずれ」ている
- その前提で相手と対話できる力がコミュニケーション能力
- 理解・共感 ≠ 同情 → 共有できる価値観を探す
### Why(なぜそれが求められる?)
- 価値観が多様化したことで「ずれ」も多様化している
- オンラインだとその「ずれ」がさらに伝わりづらい
- すぐにわかりあうのは無理 → 共通理解を徐々に広げていく
### How(何ができる?)
- 話が噛み合わないなと思ったら前提が違ってないか確認する
- 対面でのコミュニケーションをたまには取る
- 自分の価値観は積極的にオープンにしていく
### Keywords
- コミュニケーション能力 ≒ 異文化理解能力
- 「異なる価値観の理解」と「対話による合意形成」が重要
- 日本は異文化理解と同調圧力のダブルバインド
- 国語=表現+ことば * 表現=ことば、ではない
- 対話=自分の価値観の説明+他者の価値観の理解 → 異なる価値観を受け止め、止揚できる能力が「対話能力」
- 自分の価値観と共通する部分や昇華できる部分を探す
- 冗長率:無駄な言葉の割合 → 状況に合わせて調整できると○
- 言葉は社会状況によって変化する 例)女性の社会進出
- 日本文化は世界の中で少数派 → 多数派文化の理解が必要
- × 多数派になる、迎合する
- ○ 多数派の文化を知って合わせる
- コンテクスト=話し言葉の個性 は個人個人で「ずれ」ている
- その人はどんなつもりでその言葉を使っている?
- 「わかりあえない」ことを前提に「わかりあえる」部分を探る
- コンテクストの「ずれ」を意識するところから対話が始まる -
Posted by ブクログ
「あいつ、全然わかってねーな」
「いったい何を考えているんだよ」
街中でも職場でも、わかりあえないことから生まれる痛みは多い。
いや、他人事のように書いたが、告白すると私の頭のなかでも、冒頭のような攻撃的な言葉が浮かぶことがある。そういう言葉は「自分は正しい」ことを強く後押ししてくれる気がして、一種の高揚感さえ生むことがある。
わかりあえないことは、よくないことだと思っていた。
わかりあえる人とだけ、話せればいいと思っていた。
けれどもこの本を読んで「社会なんて、わかりあえないことだらけだ」と気付いた。
社会は、一人ひとりの人間の集合体だ。
みんな違って当然なのだから、わかりあえないのは当然だ。
こう書くと、とても悲観的な響きがある。
この社会に、自分とわかりあえる人は、一人もいないのか。それってあまりにも孤独ではないか___
けれども「わかりあえない」というをまずしっかり受け止めることから、コミュニケーションは始まるのではないか、というのが本書のメッセージだと、私は感じた。
わかりあえないことはつらい。
けれども、ぼくらはわかりあいたい、とも思っている。
「わかりあえないこと」と「わかりあえること」の差。
この差分に向き合い、それをちょっとでも埋めるためのヒントが、本書にはたくさん書かれているなと思った。 -
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仕事で面接をする時にコミュニケーション能力がある人が良いとよく言われるがこのコミュニケーション能力とはなんぞやと思いこの本を読みました。
内容は、コミュニケーション✕演劇と言う想定していなかった視点で展開されます。
しかし、その内容は、腑に落ちるものばかりでとても満足の内容でした。
コミュニケーション能力とは、国、文化により異なり、この違いを調整することができる能力である。
私の体験談としても、大学の時のバイトや卒業研究などで多くの知らない大人と会話をしました。
この経験があったから、今までに会話したことのない人と会話に抵抗がないんだと改めて感じました。
コミニケーション能力を鍛えたい人、恐れずに会話したことない人と会話をするそれがコミニケーション能力向上の第一歩です。
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Posted by ブクログ
かなり身構えていた。私はマクベスを読むのをほんの数ページで断念した人間だ。演劇、戯曲、そういったものは自分と遥かに遠い世界にあると思っている。平田オリザ-劇作家、その文字を見て本当に私に読み進められる新書か自信をなくしてしまっていた。
その不安は、平田オリザの気さくな「まえがき」によって吹き飛ばされた。
ほんの少しだけ教育をかじった人間として、また企業に勤めてからほんの少ししか経っていないが人事に興味を持つ人間として、充分興味深い「まえがき」だった。
なにより「わかりあえない」ことから出立してみようという試みがよかった。理解するに難しくない語り口や例えで書いていてくれるのも、ちょっと苦手意識の味方でいてくれる。さくっと読んでしまった。面白い。
余談だが、何かをつきつめた人は強い。平田オリザもその1人だろう。何かをつきつめ、何かに興味を持つことを忘れていないからこそ、自分のこれまでやってきたことに自信を持てるのではないか。 -
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ネタバレおすすめ北海道に行くなら富良野に行ってみたい。
現在の自分が内面の問題ばかり見ていることに気付かされた。社会的問題やこれからの日本社会は成長しない成熟期へと向かっている。長く変化しない時代はきっと苦しい。その過渡期にいるのだと感じた。
しかし、辛い苦しいとばかり言ってられない。分かり合えないことからはじめよう。これからは、これまで多様性を受け入れられないことから、生きづらさを感じていた人々の多様性が力になる時代に変化している。そして、これまで以上に個人がわかりあうための能力が必要になるだろう。
本の厚みに騙された。演劇というワードから、ここまで話が壮大になるとは考えもしなかった。