下り坂をそろそろと下る

下り坂をそろそろと下る

891円 (税込)

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成長社会に戻ることのないいま、私たちは、そろそろ価値観を転換しなければならないのではないか。あたらしい「この国のかたち」を模索し、私たち日本人のあり方を考察した、これからの日本論!/絶賛の声、続々! 内田樹氏:背筋のきりっと通った「弱国」への軟着陸を提案する"超リアリスト"平田オリザの「立国宣言」。/藻谷浩介氏:避けてきた本質論を突きつけられた。経済や人口に先立つのは、やはり「文化」なのだ。

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下り坂をそろそろと下る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    四国学園大学の入試、城崎国際アートセンター、日本では、失業者が映画館にいくと「なんでそんな余裕があるの」ってなる海外では失業者には、失業割引があって「そんな大変な状態なのに芸術を見に来てくれてありがとう」というカルチャー。引きこもらなくなるし、それがあるべき姿。子育てをするお母さんも、子供を預けて映

    0
    2021年08月20日

    Posted by ブクログ

    日本はもう成長しないのは薄々みんな感じているのに、目をつぶってみないことにしている。それに真っ向から向かって、いや、もう今までと同じではダメですよ、というところから始まる。
    実に誠実な態度だと思う。そして、その認識に立った上で、どのような社会が考えられるのかを示唆する。
    これからの社会についてしっか

    0
    2020年08月15日

    Posted by ブクログ

    まことに小さな国が、衰退期をむかえようとしている。
    ――とは『坂の上の雲』の冒頭を引いての贋作だそうだけど、この本はこのフレーズで始まる。これから衰退していくしかない日本の、この先のいき方を示唆している。
    「降りていく生き方」という言葉を聞いたのはほぼ10年前のこと。日本のあり方というよりは、身の丈

    0
    2020年03月08日

    Posted by ブクログ

    筆者自身が述べているけれど、こういうことを書いた時点で怒り出す人がいる。
    でも人口減少社会という、止めようのない、そして文字通り未曾有の事態を前にして、これまでと同様の方法論が通用すると考える方が明らかに理性的でないと思う。
    だから私は、これからの日本が「下り坂」であることを認めようと思うし(厭だけ

    0
    2019年02月13日

    Posted by ブクログ

    2017/11/20 下り坂をそろそろと下る 平田オリザ
    日本は「文化立国」へ大きく舵を切らなければ、犠牲者が増えるだけ
    体育会価値の時代は終焉、柔らかく・しなやかな社会を作りたい
    しかし安倍政権は「復古」過去の栄光の時代に戻りたい
    だがそれは時代に逆行する 社会の活力は生まれない
    この五年の総括は

    0
    2018年11月10日

    Posted by ブクログ

    今後日本が成長していくことはないということを改めて実感した。また、そのことをきちんと受け止めて、新自由主義を脱却し、新たな産業構造に基づいて文化政策を打ち出していくことの重要性に気がついた。

    作者の述べる文化政策や寛容と包摂の社会は決して情緒的・感情的なものに振り切ってない。
    それは極めて現実的・

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

     日本はもう成長できない国なのだろうか。少子化だからか。過去の右肩上がりなどは期待しないが、希望は持ちたい。
     家族葬などのコマーシャル、ふるさと納税のコマーシャルなんかおかしい。

    0
    2022年06月30日

    Posted by ブクログ

    オリザさんの本は、言葉は平易で、物腰が柔らかくて、表情が温かくて、どんどん読めてしまいます。日本各地の、グローバル化とか高度資本主義経済とかじゃない、手触りが優しくて文化的な、けど、経済的にも自立した、そんな魅力的な取り組みの事例を紹介していて、こういう未来なら下り坂も悪くないな(いやむしろ経済成長

    0
    2022年02月03日

    Posted by ブクログ

    「下り坂をそろそろと下る」この国のことだけど、このタイトルが何か自分にピッタリな気がして、5年間気になっていた本をやっと手に取ることにした。
    「そろそろと下る」のも楽じゃないと思わせる大学入試改革や地方創生。ものすごく力がいる。読んでいてしんどくなった。
    「下る」のに気合を入れるためには、きちんと現

    0
    2021年05月14日

    Posted by ブクログ

     正直な話、タイトルがピンとこなかった。
     書き出しのところが、フィットしなかった。
     だから、発表された時には、手に取らなかった。
     去年、百円均一で見付けた。
     ステイホーム期間に、やっと手にした。
     硬直化した考えを捨てて良い潔さ。
     アイデアなんかは、いくらでも浮かんでくる。
     それにしても

    0
    2020年05月26日

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