対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術

対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術

1,045円 (税込)

5pt

「日常会話」や「雑談」は得意でも「対話」は苦手なことが多い日本人。ふだん同じ価値観の仲間とばかり会っているので、異なるコンテクストの相手と議論をしなくて済んでしまう。文化の違う相手と交渉したり共同作業をする経験が、まだ日本人には少ないのだ。さらに携帯電話などの登場で、世代間のギャップが広がる。それではどのようなスキルが必要なのか。豊富な具体例をもとに、新しいコミュニケーションの在り方を真摯に探る。(講談社学術文庫)

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対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ギリシャで生まれた「演劇」あるいは「哲学」は、この「対話」の訓練であり、シミュレーションに他ならないのだ。

    0
    2020年03月17日

    Posted by ブクログ

    ええ本でした。
    最近、色々なニュース(東京五輪のエンブレム問題とか、夏休み明けに自殺する中高生が多いこととか)を見ていて思う。
    「いいね」を押したり、批判したり、ネットというツールがあれば、自分の意思が表明できる。自分の意思をすぐに出力できる環境は、出力する前に
    考えること、自分がどう感じているかを

    0
    2015年09月06日

    Posted by ブクログ

    向かい合う人を理解し、
    異なる考えを楽しめるように生きたいと感じた。
    オリジナルは約15年前の発表ながら色褪せない。世の中が変わっていないというよりは、人生の本質にかかわる鋭絵院のテーマであるからではないか。

    0
    2015年07月25日

    Posted by ブクログ

    対話とは、異なる考えを持っている他人と話をし、自分の考えを変えていくこと。
    なぜ、それが必要なのか、日本人はどうしてそれができないのか、が詳しく書かれていた。
    どうしたらそれができるようになるのか、ヒントのようなものは書かれていたが、普通の人は演劇をやる機会はあまりないし、なかなか難しいと思った。

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    20年前に書かれた連載をまとめたものなので、スマホなどなくてIモードが登場してびっくり。
    しかし平田オリザの感覚は全然古くない。
    2500年前にギリシャで生まれた演劇や、250年前のルソーの社会契約論に比べたら、平成から令和の20年なんて同じ時代のくくりかもしれないけれど。
    日本人には対話が必要って

    0
    2020年02月16日

    Posted by ブクログ

    20世紀末に書かれたものを再編した本。フランスワールドカップの話題や、ニフティサーブの話題が懐かしい。「対話のレッスン」とあるが、最初は日本語の変遷、日本人という民族性、コミュニケーションのことについて書かれている。これはこれで面白い。
    そして後半はいよいよ対話について書かれている。2500年前のギ

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

    いつものオリザさん。コミュニケーションというふわふわしたものをつかもうとしている本、ということで、なかなかこれに書いてあることをすべて飲み込む、というのはむずかしいんですが、それでもこういう本は読めば自分のどこか奥底のほうまで染み込んでいくことがあるのでは、と思う。それが自分のこれからのコミュニケー

    0
    2015年10月06日

    Posted by ブクログ

     伝わらないという前提で語りかけ、1度のミスマッチで断念せずに継続して相互理解に挑む、という姿勢が対話である。この定義にいたく感動。会話はできても対話はできてないことをようようと自覚するに至る。日本語ならではの隠しの文化も、対話を避ける一因とも説明。これも納得。演劇関係者の視点で、この対話についての

    0
    2015年09月30日

    Posted by ブクログ

    1997年9月から2000年9月まで雑誌に連載された、平田オリザの日本語に関するコラムを集めたもの。「対話と会話の違い」にスポットを当てた文章に始まり、日本語の様々な特性や問題点、その背景にある日本社会や日本文化について論じている。15年以上前の文章なので、さすがの平田オリザもまだ若く、最近の文章に

    0
    2015年08月18日

    Posted by ブクログ

    難しい、高橋源一郎の書評がわかりやすい。

    対話、自分でもよく言葉にするが、何のために?違いはと聞かれるとうまく説明できないだろう。

    言葉と時代背景、行動とのリンクも納得。

    考えは伝わらないをスタート地点にし、価値観の違う人にわかってもらうことが対話。納得。ここにかける説得力の必要性

    現代語版

    0
    2022年05月26日

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