プロフィール

  • 作者名:大森望(オオモリノゾミ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1961年02月02日
  • 出身地:日本 / 高知県
  • 職業:評論家

京都大学文学部英文科卒。『タイタンのゲームプレーヤー』(フィリップ・K・ディック)、『時間衝突』(バリントン・J・ベイリー)など数多くの翻訳を手がける。『ニュースの時間です』、『商人と錬金術師の門』の翻訳により、第36回、第40回星雲賞海外短編部門を受賞。

作品一覧

  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

    時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

    小説・文芸

    4.5
    1巻2,420円 (税込)
    環境悪化と人口増加のため、政府はやむなく“時間移民”を決断。全世界に建設された200棟の冷凍倉庫に眠る合計8000万人の移民を率いて、大使は未来へと旅立つ……。表題作「時間移民」のほか、宇宙からやってきた“音楽家”が国連本部前のコンサートに飛び入り参加して太陽を奏でる「歓喜の歌」、『三体』でも活躍した天才物理学者・丁儀がクォーク分割に挑む「ミクロの果て」、すべてを見通しているかのような男に警察が翻弄される銀河賞受賞作「鏡」、太陽系の果てへとひとり漂流する少女を全人類がネット経由で見守る「フィールズ・オブ・ゴールド」など全13篇を収録する、劉慈欣の傑作短篇集。 【収録作品】 時間移民 思索者 夢の海 歓喜の歌 ミクロの果て 宇宙収縮 朝(あした)に道を聞かば 共存できない二つの祝日 全帯域電波妨害 天使時代 運命 鏡 フィールズ・オブ・ゴールド
  • 新編 SF翻訳講座

    新編 SF翻訳講座

    小説・文芸

    4.5
    1巻935円 (税込)
    SFを中心に、翻訳商売三十年。その実践的な翻訳技術からSF業界の裏話までを軽妙に披露する名エッセイ集。岸本佐知子・豊崎由美との鼎談、恩田陸との語り下ろし対談ほかを新規に収録。
  • クロストーク 上

    クロストーク

    小説・文芸

    4.4
    1~2巻1,474円 (税込)
    画期的な脳外科手術で、恋人同士が互いの気持ちをダイレクトに伝達可能になった社会とは!? コミュニケーションの未来を描く大作
  • フロリクス8から来た友人

    フロリクス8から来た友人

    小説・文芸

    4.4
    1巻1,496円 (税込)
    22世紀、世界は高い知能を有する〈新人〉と、超能力を持った〈異人〉が、60億の〈旧人〉を支配する階級社会と化していた。タイヤの溝堀り職人ニック・アップルトンは、息子を公務員にすることを願う典型的な〈旧人〉だが、黒髪の少女チャーリーと出会って……。一方、〈旧人〉の期待を背負って深宇宙へ旅立った伝説の人物プロヴォーニが、地球外生命体の“友人”とともに帰還しようとしていた…。 鬼才のディストピアSF!
  • SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録

    SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻1,980円 (税込)
    2016年4月、書評家・翻訳家・SFアンソロジストの大森望を主任講師にむかえて開講した「ゲンロン 大森望 SF創作講座」。東浩紀、長谷敏司、冲方丁、藤井太洋、宮内悠介、法月綸太郎、新井素子、円城塔、小川一水、山田正紀という第一線の作家陣が、SFとは何か、小説とはいかに書くかを語る豪華講義を採録。各回で実際に与えられた課題と受講生たちの梗概・実作例、大森氏による付録エッセイ「SF作家になる方法」も収録の、超実践的ガイドブック!
  • カエアンの聖衣〔新訳版〕

    カエアンの聖衣〔新訳版〕

    小説・文芸

    4.4
    1巻1,100円 (税込)
    服は人なり、という衣装哲学を具現したカエアン製の衣装は、敵対しているザイオード人らをも魅了し、高額で闇取引されていた。衣装を満載したカエアンの宇宙船が難破したという情報をつかんだザイオードの密貿易業者の一団は衣装奪取に向かう。しかし、彼らが回収した衣装には、想像を超える能力を秘めたスーツが含まれていた……後世のクリエイターに多くの影響を遺した英SF界の奇才による傑作の新訳版。星雲賞受賞作。解説/中島かずき
  • 息吹

    息吹

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    AIの未来を描く中篇「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」他、全9篇を収録。『あなたの人生の物語』に続く第2作品集
  • 円 劉慈欣短篇集

    円 劉慈欣短篇集

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,210円 (税込)
    三百万の軍隊を用いた驚異の人間計算機により十万桁まで円周率を求めようとする「円」など全13篇を収録した短篇集、待望の文庫化
  • 犬は勘定に入れません(上) あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

    犬は勘定に入れません

    小説・文芸

    4.3
    1~2巻946円 (税込)
    〈ヒューゴー賞・ローカス賞受賞〉タイムトラベルで21世紀と19世紀を往復する史学生の男女の冒険を軽妙洒脱に描く話題作  人類はついに過去への時間旅行を実現した。その技術を利用し、オックスフォード大学は、第二次大戦中、空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂復元計画に協力している。史学部の大学院生ネッドは、大聖堂にあったはずの ""主教の鳥株"" を探せと計画の責任者レイディ・シュラプネルに命じられた。だが、21世紀と20世紀を何度も往復して疲労困憊、とうとう過労で倒れてしまった!? SFと本格ミステリを絶妙に融合させた話題作
  • 変種第二号

    変種第二号

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,254円 (税込)
    米ソの全面戦争により地球全土は荒廃、わずかに残るのは戦い続ける両軍の兵士だけとなった世界。米軍が投入した“新兵器”によって戦局は大きな転換点を迎えていた……。「スクリーマーズ」のタイトルで映画化されたディック短篇中屈指の傑作である表題作、特殊能力を持った黄金の青年を描く「ゴールデン・マン」(映画化名「NEXT-ネクスト-」)、本邦初訳短篇「戦利船」ほか、戦争をテーマにした全9篇を収録する傑作選。 [収録作品]「たそがれの朝食」「ゴールデン・マン」「安定社会」「戦利船」「火星潜入」「歴戦の勇士」「奉仕するもの」「ジョンの世界」「変種第二号」/掲出の書影は底本のものです
  • ブラックアウト

    ブラックアウト

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,903円 (税込)
    2060年、オックスフォード大学の史学生三人は、第二次大戦下のイギリスでの現地調査に送りだされた。メロピーは郊外の屋敷のメイドとして疎開児童を観察し、ポリーはデパートの売り子としてロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)のもとにある市民生活を体験し、マイクルはアメリカ人記者としてダンケルク撤退における民間人の英雄を探そうとしていた。ところが、現地に到着した三人はそれぞれ思いもよらぬ事態にまきこまれてしまう……続篇『オール・クリア』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の三賞を受賞した、人気作家ウィリスの大作。
  • トータル・リコール

    トータル・リコール

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,430円 (税込)
    夜ごと火星に行く夢を見ていたクウェールは、念願の火星旅行を実現しようと、リコール社を訪れるが……。現実と非現実の境界を描いた映画化原作「トータル・リコール」、犯罪予知が可能になった未来を描いたサスペンス「マイノリティ・リポート」(スピルバー グ映画化原作)をはじめ、1953年発表の本邦初訳作「ミスター・スペースシップ」に、「非(ナル)O」「フード・メーカー」の短篇集初収録作ほか、全10篇を収録した傑作選
  • 三体

    三体

    小説・文芸

    4.1
    1~6巻1,430~1,650円 (税込)
    物理学者の父親を文化大革命で惨殺された科学者・葉文潔。彼女の絶望がすべての始まりだった……。Netflix版ドラマ3月配信決定。
  • 人みな眠りて

    人みな眠りて

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,012円 (税込)
    ヴォネガット、最後の短編集!冷蔵庫型の彼女と旅する天才科学者、殺人犯からメッセージを受けた女性事務員、消えた聖人像事件に遭遇した新聞記者……没後に初公開された珠玉の短編16篇。
  • はい、チーズ

    はい、チーズ

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,012円 (税込)
    「さよならなんて、ぜったい言えないよ」バーで出会った殺人アドバイザー、夫の新発明を試した妻、見る影もない上司と新人女性社員……やさしくも皮肉で、おかしくも深い、ヴォネガットから14の贈り物。
  • アジャストメント ディック短篇傑作選

    アジャストメント ディック短篇傑作選

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    世界のすべてを陰でコントロールする組織の存在を知ってしまった男は!? マット・デイモン主演の同名映画の原作をはじめ、デビュー作「ウーブ身重く横たわる」、初期の代表作「にせもの」(映画化名『クローン』)から、中期・後期の傑作。さらに1972年執筆の幻の短篇「さよなら、ヴィンセント」を初収録。ディックが生涯にわたって発表した短篇に、エッセイ「人間とアンドロイドと機械」を加えた全13篇を収録する傑作選。
  • ゴッド・ガン

    ゴッド・ガン

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,100円 (税込)
    設計技師にして発明家のわが友人ロドリックはある夜、自分は神を殺すことができると語った……。マッド・サイエンティストのあるまじき発明を描いた表題作、死んだ友人の蘇生を奇妙な異星人に託した男たちが目の当たりにした悪夢「ブレイン・レース」、不死の異星人とその秘密を追い求める男との長きにわたる追跡劇「邪悪の種子」など、英国SF界の奇才ベイリーの作品群から、単行本初収録の名品全10篇を収録した傑作選。
  • 別冊NHK100分de名著 フィクションの超越者 筒井康隆

    別冊NHK100分de名著 フィクションの超越者 筒井康隆

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    筒井康隆、やっぱりヤバい! 読む者すべてを虜にする底なしの想像力 「100分de筒井康隆」(2025年1月3日放送)が待望のムック化! 日本の「SF御三家」と称され、90歳を迎えた今もなお精力的に作品を世に送り続ける、文学界のスター筒井康隆。SF、スラップスティック、言語実験、精神分析、そして超虚構――小説という形式の限界に挑み、進化を重ねてきたその軌跡をたどる。 熱烈な筒井愛に溢れる4名の豪華著者陣による解説に加え、そこから続けて読みたい作品リストを特別コラムとして収載。その魅力にとりつかれた筒井マニアだけでなく、初めて作品に触れる読者も底なしの“筒井沼”へと叩き込む、筒井康隆ガイドの新定番がここに登場! 【内容】 第1章 革命と内宇宙のリズム――『脱走と追跡のサンバ』(中条省平) 第2章 拡張と回帰の物語――「七瀬シリーズ」(池澤春菜) 第3章 夢と虚構の純文学へ――『エロチック街道』(菊地成孔) 第4章 超虚構の到達点――『虚航船団』(大森望)
  • 老神介護

    老神介護

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    ●突如現れた宇宙船から、次々地球に降り立った神は、みすぼらしい姿でこう言った。「わしらは神じゃ。この世界を創造した労に報いると思って、食べものを少し分けてくれんかの」。神文明は老年期に入り、宇宙船の生態環境は著しく悪化。神は地球で暮らすことを望んでいた。国連事務総長はこの老神たちを扶養するのは人類の責任だと認め、二十億柱の神は、十五億の家庭に受け入れられることに。しかし、ほどなく両者の蜜月は終わりを告げた――。「老神介護」 ●神文明が去って3年。地球で、もっとも裕福な13人がプロの殺し屋を雇ってまで殺したいのは、もっとも貧しい3人だった。社会的資産液化委員会から人類文明救済を依頼された殺し屋は、兄文明からやってきた男から、別の地球で起こった驚愕の事態を訊かされる。「扶養人類」 ●蟻と恐竜、二つの世界の共存関係は2000年以上続いてきた。恐竜世界の複雑なシステムは、蟻連邦によって支えられていたが、蟻世界は恐竜世界に核兵器廃棄を要求、拒絶されるとすべての蟻はストライキに突入した。「白亜紀往事」 ●僕が休暇を取る条件は、眼を連れていくことだと主任は言った。デイスプレイに映る眼の主は、若い女の子。ステーションにいる彼女の眼を連れて、僕は草原に旅行に出かけた。宇宙で働く人は、もうひと組の眼を地球に残し、地球で本物の休暇を過ごす人を通して仮想体験ができるのだ。「彼女の眼を連れて」 ●74年の人工冬眠から目覚めた時、地球環境は一変していた。資源の枯渇がもたらす経済的衰退を逃れようと、「南極裏庭化構想」が立案され実行された結果、深刻な事態が起こっていたのだ。「地球大砲」
  • 流浪地球

    流浪地球

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    ●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」 ●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。「ミクロ紀元」 ●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」 ●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。「呪い5・0」 ●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。「中国太陽」 ●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」
  • 白亜紀往事

    白亜紀往事

    小説・文芸

    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    恐竜と蟻が、現代人類社会と変わらぬ高度な文明を築き、地球を支配していたもう一つの白亜紀。恐竜は柔軟な思考力、蟻は精確な技術力で補完し合い共存していた。だが、二つの文明は深刻な対立に陥り……。種の存亡をかけた戦いを描く、劉慈欣入門に最適な中篇
  • キヴォーキアン先生、あなたに神のお恵みを

    キヴォーキアン先生、あなたに神のお恵みを

    小説・文芸

    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    臨死体験後、キヴォーキアン医師の力を借りて死者と会話ができるようになったわたしヴォネガットは、アシモフやヒトラー、シェイクスピアらに対しインタビューをこころみた――著者による死者への架空インタビュー集。ヴォネガット「への」インタビューも併録
  • 小さな黒い箱 ディック短篇傑作選

    小さな黒い箱 ディック短篇傑作選

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,254円 (税込)
    謎の組織によって供給されるその金属の黒い箱は、別の場所の別人の思考へとつながっていた……。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』原型短篇である表題作、タイムトラベルをテーマにした後期の傑作「時間飛行士へのささやかな贈物」、近未来アメリカを描く政治風刺連作「待機員」「ラグランド・パークをどうする?」、書籍初収録作「ラウタヴァーラ事件」をはじめ、政治/未来社会/宗教をテーマにした全11篇を収録。
  • 50代からのアイドル入門

    50代からのアイドル入門

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    50歳をすぎたある日、突如「ハロプロ」にハマってしまったSF評論家・翻訳家の大森望さんが書き上げた、実用的アイドル入門書。アイドルってこんなに楽しいのか! と現場に駆けつけたくなる一冊です。

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  • ザップ・ガン

    ザップ・ガン

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    西側陣営の兵器ファッション・デザイナーであるラーズ・パウダードライと、人民東側のリロ・トプチェフは、日々、超次元空間に意識を浮遊させ、独創的で戦慄すべき殺戮兵器を開発していた。だが、この開発競争は東西両陣営による大嘘であった。新型兵器の殺傷能力はゼロだったのだ! だがある日、エイリアンの衛星群が突如襲来し、地球は絶体絶命の危機に! かくて二人は、協力して本物の究極兵器の開発に着手するが……!?
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

    ドゥームズデイ・ブック

    小説・文芸

    4.0
    1~2巻1,210円 (税込)
    〈ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞〉14世紀にタイムトラベルしたオックスフォード大学の史学生キヴリンを待ちうける恐るべき試練とは? 歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代をじかに観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の史学生キヴリンは実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった……はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF /掲出の書影は底本のものです
  • 村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』メッタ斬り!

    村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』メッタ斬り!

    小説・文芸

    4.0
    1巻308円 (税込)
    文芸書史上最速で100万部を突破した村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を、あの文学賞メッタ斬りコンビが2万字で読解を試みた!本読みのエキスパートである2人はいったいこの作品をどう読んだのか? この作品は村上春樹作品の中でどう位置づけられるのか?電子書籍のみの緊急配信。特別付録として「『村上春樹『1Q84』をどう読むか』メッタ斬り!」も収録。
  • 書き下ろし日本SFコレクション NOVA+ 屍者たちの帝国

    書き下ろし日本SFコレクション NOVA+ 屍者たちの帝国

    小説・文芸

    3.9
    1巻836円 (税込)
    『屍者の帝国』映画化記念、完全新作アンソロジー。北原尚彦、坂永雄一、高野史緒、津原泰水、仁木稔、藤井太洋、宮部みゆき、山田正紀の各氏による全8編。円城塔インタビューも特別収録。
  • 航路(上)

    航路

    小説・文芸

    3.9
    1~2巻1,298円 (税込)
    ローカス賞受賞!マーシー総合病院で、臨死体験者の聞き取り調査を行なっていた認知心理学者のジョアンナは、神経内科医のリチャードから新規プロジェクトへの協力を求められる。NDE(臨死体験)を人為的に発生させ、その時の脳の活動を詳細に記録しようというのだ。しかしその実験にはトラブルが続出し、被験者が不足してしまう。ジョアンナはみずからが被験者となることを申し出るが、彼女が擬似臨死体験でたどり着いた場所は……!?
  • 三体X 観想之宙

    三体X 観想之宙

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    『三体』の裏側がすべて描かれる、衝撃の公式スピンオフ! 三体文明に対抗すべく、そのもとにスパイとして脳だけを送られた【雲天明/ユン・ティエンミン】。太陽系が潰滅したのち、【青色惑星/プラネット・ブルー】で初恋の人である【程心/チェン・シン】の親友・【艾/アイ】AAと二人ぼっちになった天明は、三体艦隊に囚われていた間の秘めた過去を語り出す。 《三体》著者・劉慈欣の公認済み、誰もが知りたかった裏側がすべて描かれる公式外伝
  • ブラック・フォン

    ブラック・フォン

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,210円 (税込)
    イーサン・ホーク出演 『ブラック・フォン』映画化原作! 閉じこめられた地下室で鳴り響く黒電話。 それは“死者”からの電話だった―― あらゆる恐怖を蒐集したサイコ・スリラー短篇集。 【解説】大森望 誘拐された少年が閉じこめられた地下室で、黒電話が鳴り響く。それはこれまで攫われた“死者”からの電話だった――。 映画原作「ブラック・フォン」を始め、アンソロジストが謎の作家の自宅を訪ねて恐怖に直面する「年間ホラー傑作選」、“風船”の友人との奇妙で温かな友情物語「ポップ・アート」他、ブラム・ストーカー賞などを多数受賞した傑作短篇集『20世紀の幽霊たち』を改題・改稿した特別版! 【収録作品】 年間ホラー傑作選 白石 朗[訳] 二十世紀の幽霊 白石 朗[訳] ポップ・アート 大森 望[訳] 蝗の歌をきくがよい 白石 朗[訳] アブラハムの息子たち 安野 玲[訳] うちよりここのほうが 安野 玲[訳] ブラック・フォン 玉木 亨[訳] 挟殺 玉木 亨[訳] マント 白石 朗[訳] 末期 の吐息 白石 朗[訳] 死樹 安野 玲[訳] 寡婦の朝食 安野 玲[訳] ボビー・コンロイ、死者の国より帰る 白石 朗[訳] おとうさんの仮面 安野 玲[訳] 自発的入院 白石 朗[訳] 救われしもの 玉木 亨[訳] ブラック・フォン[削除部分] 玉木 亨[訳]
  • 文学賞メッタ斬り!

    文学賞メッタ斬り!

    小説・文芸

    3.8
    1巻792円 (税込)
    文学賞って何? 文学賞をとると本は売れるのか? 文学賞とれば一人前か?? どの賞をとると偉いのか? 芥川賞や直木賞からメフィスト賞や星雲賞、さらに地方の文学賞(坊っちゃん文学賞やらいらっく文学賞など……)に至るまで、有名無名含め50を超える国内小説の賞について、稀代の読書家二人が徹底討論。小説好きの読者にはたまらない、文学賞ガイド。
  • オール・クリア1

    オール・クリア

    小説・文芸

    3.8
    1~2巻2,200円 (税込)
    2060年から、第二次大戦下のイギリスでの現地調査に送りだされた、オックスフォード大学の史学生三人--アメリカ人記者に扮してドーヴァーをめざしたマイク、ロンドンのデパートの売り子となったポリー、郊外にある領主館でメイドをしていたアイリーンことメロピーは、それぞれが未来に帰還するための降下点が使えなくなっていた。このままでは、過去に足止めされてしまう。ロンドンで再会した三人は、別の降下点を使うべく、同時代にいるはずの史学生ジェラルドを捜し出そうとするが……前篇『ブラックアウト』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞したウィリスの大作。
  • いたずらの問題

    いたずらの問題

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,298円 (税込)
    22世紀、アメリカは小型ロボットが監視する管理社会と化していた。青年社長アレンは衝動に駆られて「いたずら」に及んでしまう!?
  • NOVA1【完全版】

    NOVA【完全版】

    小説・文芸

    3.7
    1巻990円 (税込)
    オリジナル日本SFアンソロジー・シリーズ開幕。完全新作10編(円城塔、北野勇作、小林泰三、斉藤直子、田中哲弥、田中啓文、飛浩隆、藤田雅矢、牧野修、山本弘)+伊藤計劃の絶筆を特別収録。
  • ミステリースクール

    ミステリースクール

    小説・文芸

    3.6
    1巻3,652円 (税込)
    MRC(メフィストリーダーズクラブ)の好評連載、ミステリースクールを1冊の本に! 古今東西、ミステリの名作を、「本格」「新本格」「翻訳」「古典」「現代/ライトノベル」「社会派」「特殊設定」「冒険」「警察小説」「恋愛」「SF」「短編」「一般文芸」、合計13のテーマごとに、200作ほど大紹介!
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

    金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,518円 (税込)
    現代最先端の中国SF短篇を精選した、綺羅星のごときアンソロジー 『三体X』著者・宝樹が、中国史とある男女の人生を重ね合わせて綴った表題作、劉慈欣による佳品など、14作家による16篇を収録! 本書は新☆ハヤカワ・SF・シリーズ『月の光 現代中国SFアンソロジー』を改題・文庫化したものです。
  • 銀河の壺なおし〔新訳版〕

    銀河の壺なおし〔新訳版〕

    小説・文芸

    3.6
    1巻902円 (税込)
    壺なおしを職業とするジョーのもとに、シリウス星系から奇妙な依頼が届いた。ディック的モチーフに溢れた幻の長篇、待望の新訳版
  • 謎の放課後 学校の七不思議

    謎の放課後 学校の七不思議

    小説・文芸

    3.6
    1巻616円 (税込)
    階段の踊り場にも、古びた校舎にも、教会のステンドグラスにも。日常のすぐとなりには、怪しい謎があふれてる。辻村深月、七尾与史、相沢沙呼、田丸雅智、深緑野分の豪華競演で贈るミステリーアンソロジー!
  • 超新星紀元

    超新星紀元

    小説・文芸

    3.5
    1巻2,310円 (税込)
    1999年末、超新星爆発によって発生した放射線バーストが地球に降り注ぎ、人類に壊滅的な被害をもたらす。一年後に十三歳以上の大人すべてが死にいたることが判明したのだ。“超新星紀元”の地球は子どもたちに託された……! 『三体』劉慈欣の長篇デビュー作
  • 人間以前 ディック短篇傑作選

    人間以前 ディック短篇傑作選

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,925円 (税込)
    人間と認められるのは十二歳以上、十二歳未満の子供は狩り立てられてしまう……衝撃のディストピアを描く表題作を新訳で収録。『ユービック』と同一設定の中篇「宇宙の死者」、現実崩壊SFの傑作「地図にない町」(新訳)、晩年の異色作「シビュラの目」ほか、幻想系/子供テーマSF全十二篇を収録する傑作選
  • リメイク

    リメイク

    小説・文芸

    3.5
    1巻605円 (税込)
    デジタル化された俳優を使うリメイクばかりが製作される近未来のハリウッドで実現不可能な夢を抱く女子学生アリス。アステアに憧れるアリスは、いまや製作もされないミュージカル映画で踊るのが夢だった。そんなアリスに恋をしたトムが見たものとは?ローカス賞受賞、ダンスと映画でいっぱいの素敵な恋の物語/掲出の書影は底本のものです
  • 変数人間

    変数人間

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    すべてが予測可能になった未来社会、時の流れを超えてやって来た謎の男コールは、唯一の不確定要素だった……波瀾万丈のアクションSF中篇の表題作、奇妙なゲームに明け暮れる地下シェルターに暮らす人々を描く中期の傑作「パーキー・パットの日々」、同名映画原作のSFアクション「ペイチェック」をはじめ、短篇集初収録の掌篇「猫と宇宙船」ほか、ディック得意の超能力アクション&サスペンス全10篇を収録した傑作選。
  • 村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

    村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

    小説・文芸

    3.4
    1巻814円 (税込)
    『騎士団長殺し』は、あの章にすべての謎が……?『1Q84』『女のいない男たち』『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』……村上春樹のこの10年の作品を名物コンビがメッタ斬り!
  • vN

    vN

    小説・文芸

    3.4
    1巻2,090円 (税込)
    5歳のエイミーはフォン・ノイマン式自己複製ヒューマノイド「vN」の子ども。vNの母親の「複成」で、人間の父親と3人で暮らしている。しかし、彼女の日常は、卒園式の日に現れたvNの「お祖母ちゃん」、ポーシャの襲撃で一変した。エイミーが母親を助けようと、ポーシャに噛みついて呑み込んだ途端、彼女の身体は急成長し、大人になったのだ……。実はエイミーたちは、vNなら必ず備わっているはずの人間を傷つけないための安全機構が壊れていた。危険なvNとして、あるいは人間の支配からvNを解き放つ鍵として、エイミーは追われることになるが……。波乱万丈のジェットコースターSF。
  • タイタンのゲーム・プレーヤー

    タイタンのゲーム・プレーヤー

    小説・文芸

    3.3
    1巻1,496円 (税込)
    軍事兵器によって出生率が低下し地球の人口が激減。タイタンからやってきた異星生物ヴァグとの戦争にも敗れ、活力を失った人類の間では、土地を賭けた〈ゲーム〉が流行していた。カリフォルニア州に住むピート・ガーデンは、ゲームに敗れ自分の住む街バークレーを巻き上げられてしまう。雪辱を果たすべく、方策を練るピートだが、奇怪な殺人事件が起こり……ゲームが支配するディストピアを描く初期長篇。解説/牧眞司
  • 現代SF観光局

    現代SF観光局

    小説・文芸

    3.0
    1巻2,090円 (税込)
    伊藤計劃がデビューした2007年以後の10年間、SFは何を描き、SF界で何が起こったか?SFマガジン人気連載「大森望のSF観光局」「新SF観光局」を大幅改稿の上、単行本化。
  • キャピトルの物語

    キャピトルの物語

    小説・文芸

    3.0
    1巻880円 (税込)
    伝説の男ジェイスン・ワーシングがこの世に生まれる遙か以前――銀河帝国の首都キャピトルでは、人工冬眠薬ソメックが人々の関心を集めていた。ソメックを投与された人間は数年ごとに睡眠と覚醒を繰り返し、ほとんど永遠に生き続けることができるのだ。だがこの偽りの不死が、大いなる悲劇をもたらすことになろうとは……。長篇『神の熱い眠り』の背景となった壮大な宇宙史の全容を、数々の逸話を通じて描きあげた名品集。
  • 神の熱い眠り

    神の熱い眠り

    小説・文芸

    3.0
    1巻990円 (税込)
    あらゆる苦痛が瞬時に癒され、不幸や恐怖の存在しない世界――少年レアドが暮らすその世界に突如「苦痛」が蔓延した朝、人々の前に不思議な男が現われた。男はジェイスン・ワーシング、伝説の神と同じ名の持ち主だった。その日からレアドは、一万五千年以上にわたるジェイスンの波瀾の人生を何度も夢に見るようになる。夢が進むにつれ、やがて明かされる宇宙創造の秘密とは。人気作家カードの原点といえる傑作SF長篇。
  • ネオ・サピエンス誕生(インターナショナル新書)

    ネオ・サピエンス誕生(インターナショナル新書)

    ビジネス・実用

    -
    1巻891円 (税込)
    SFの中にしかなかった世界が今日、現実になる。明日はさらに人間の身体能力、コミュニケーション能力が「拡張」され、人間存在と社会の意味を変えるだろう。そこに現れるのはネオ・サピエンス、そしてユートピアなのか? ロボットや脳、情報科学の研究者、ジャーナリスト、ミュージシャン、アスリートらが、来るべき「人間拡張」の未来を考える。2021年9月刊の『kotoba』(集英社)の特集「人間拡張はネオ・ヒューマンを生むか?」を新書化。

ユーザーレビュー

  • 息吹

    Posted by ブクログ

    現実にはない科学技術や現実とは少し違った科学的な世界観を提示することで、今の現実を深く考え直すきっかけを与える。
    まさしくそんな SF の真髄と言えるような短編たちが集まった、珠玉の短編集だ。

    最初少しとっつきづらくても、だんだんと作品の世界に引き込まれていくような、そしてその世界の在り方が当たり前と感じるような、でも現実に戻って果たして自分たちの現実とはどういったことなんだろうかと考えさせるような、そういった力のある作品たちだった。

    0
    2026年10月25日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    『おやすみなさい、メランコリー』夏笳
    近未来の女性と動物型ロボットの物語と、歴史上の人物であるアラン・チューニング(コンピュータや人工知能の基礎を築いたイギリス数学者)と彼の作った対話機械の物語が交互に語られる。
    女性は、幼少期に父が死に、母とも別離、周りを気にしながら行きてきたので自分自身がもてず、精神不安定のもととなっている。
    アザラシ型ロボットのリンディを作って(人間型だと不気味の谷があるけどアザラシなら可愛い)ともに暮らしている。散歩したりお世話したりするうちにリンディは徐々に言葉を覚えていく。そして新しいロボットのノッコも生活に加わる。女性は幼少期に両親と死別したり離れたりという孤独や、嫌われないように自分を作ってきた抑圧感がある。ロボットであるリンディとの交流を通して、自分自身の過去を振り返ったり他人を信じることを見直す。
    そしてアラン・チューリングと、対話機械「クリストファー」の物語。チューニングはクリストファーに「こんな場合はこう答える」と教える。クリストファーは人間の心は理解しないが言葉のパターンで返す事はできる。
    言葉が返せればコミュニケーションになるのか?もしそれがコミュニケーションではないとしても、でも返したということで相手の支えになることはできるのか?相手とわかりあえなくても関係を結び、相手を変えることはできるのか?
    最後に、女性はロボットたちとディズニーランドを訪れる。ここでは以前自殺を考えた女性が、青いカバと写真を撮ったことがあり、SNSでその写真を見たディズニーランドが青いカバを設置したということがある。それで相手の気持を変えられた?誰かを変えられた?それを受けて女性は、自分も誰かを支える側になろうと考えるようになる。


    『月の光』劉慈欣
    主人公の男性は、愛する女性との完全な別離の人生最悪の日に「100年後の自分」からの電話を受ける。遺伝子操作により長寿となったのだが、環境問題により地球は海に沈みつつあるのだという。そして主人公はそれを変える力があるという。
    主人公は未来を変える決意をする。それだけで未来は変わる。だが別の問題が発生したようでまた別の環境問題にさらされている。それを繰り替えす。
    主人公は、自分はこの後誰とも生涯を共にしないことを知る。自分がしたことで何も変わらなかったことを知る。しかしそうだとしても人間は精一杯生きるのだ、ってこと?


    『壊れた星』糖匪
    SFというかホラー気味かも。


    女子高生の嘉茗(ジアミン)は幼い頃母親を亡くし、建築家の父の建てた家で暮らしている。母を亡くした頃から夢で青白い女を見て言葉をかわしていた。彼女は「わたしはあなたの母。そうね、死んだ人のことをいうなんて頭がおかしいわね」という。青白い女は星を読み、ジアミンには星のお告げを変えるような強い力がある、と言っている。
    やがてジアミンの高校生活は友達との喧嘩、いじめ、恋した男子高生の裏切り?などから複雑に残酷になっていく。父と母の真実を知ったジアミンは、星の運命を変えることにする。


    『潜水艇』韓松
    長江には出稼ぎ農民たちの潜水艇が溢れている。農民たちは日中働き食べて寝るために家族の待つ潜水艇に戻る。無言の潜水艇が浮かぶ川の水は生物の死体、腐った海藻、捨てられた機器やゴミが浮かび、糞便の色をして酷い悪臭にハエが飛び交う。だが農民たちはその水で生活している。寝る時は潜水する。川底が落ち着くのだろうか?彼らの子どもたちは川底の檻で囲われた学校で泳いでいる。
    長江の町民たちは川岸で潜水艇を見ている。大人たちは眉をひそめ決して交わらない。子どもたちは川を潜り、檻の向こうの子どもたちを見る。
    さすがにエラが生えたりはしていないが、将来は町の人達と潜水艇の農民たちは全く違う人種になるかもしれない。
    ある晩突如として長江に火事が起こる。潜水艇たちは長江に浮かんだまま次々火に覆われる。川岸の町民はただただ眺めている。死よりも生命を感じる一夜が過ぎ、火事が収まった長江には潜水艇の残骸が浮かんでいた。


    『サリンジャーと朝鮮人』韓松
    宇宙観察者の干渉によって時間軸が分岐してしまった。その中の一つでは、北朝鮮軍隊がアメリカを制圧した。というのはですね、「時空を改変して、何でも有りの時間軸を作る」量子兵器を発明したんです。それによりアメリカだけではなく全人類を開放したのだ!
    北朝鮮軍が目指したのは、隠遁生活を送っているサリンジャー。資本主義社会の腐敗を暴いた作家!ぜひ我々とともに歩んでいただきたい!
    しかし隠遁生活を送りたいサリンジャーは取材を拒む。すると、北朝鮮軍は彼の作品を「資本主義を宣伝する有害な文」として禁書にする。そしてサリンジャーの隠れ家を破壊。彼はアメリカ中を放浪することになる。
    宇宙観察者は「北朝鮮軍は人類開放のために行動しているからなあ…」と、彼らを肯定する面と、サリンジャー本人と接触して「サリンジャーの望みはただ静かに暮らすこと」を知っているのでそれを破壊することの否定との間に考えてしまう。
    それに宇宙観察者は中国人なんだ。中国は老成している。だから若々しい北朝鮮の人々としての人民解放、理想主義にはなりきれないんだ。いやそれとも、サリンジャーの小説があまりにも結索でこの世の理を突き破ってしまったのだろうか。


    『さかさまの空』程婧波
    海辺の雨城という市で、わたしは海の底のイルカの会話を収集する仕事をしている。雨城の宇宙は水晶ドームに覆われている。昔話のジャックと豆の木に由来する出来事で、天が地上から隠されたのだ。天に近いのは、海の真ん中にから絶えず湧き上がっている大噴水。海水は落ちては来ず雨となって雨城に降り注いでいる。
    わたしはある時ついにイルカの言葉を聞いた。そしていたずらで元気なイルカの娘ジャイアナと心で言葉を交わすことができるようになる。ジャイアナは、イルカ座にまつわる神話を聞いている。だが水晶ドームに覆われた天からの光はなんと弱々しいのだろう。そこでジャイアナは大噴水に乗り、水晶天を抜けて、もっと明るい光を呼び起こそうとする。


    『金色昔日』宝樹
    ええ、これかなり良い。


    謝宝生(シェ・パオション)が生まれたのは、宇宙が五色に染まり雷光と雷鳴が鳴り響く世界の終わりのような日だった。
    数年後、北京でオリンピックが開催される。(2022年冬季オリンピックでいいよね?)パブリックビューイングの巨大スクリーンで見た中国は輝かしい未来が見えた。


    ここから物語の時間は、私たち読者の現実の時間を遡っていきます。
    このあと起きるのは、Saas世界蔓延(2002年ごろ)→アメリカ軍によるサダム・フセイン逮捕とビン・ラディン捜索→イラクによるサダム・フセイン奪還とビン・ラディン指示のもとアメリカツインタワーへのテロ→中国の経済暴落、コンピューターや携帯電話が使えなくなる→鄧小平が中国細工権力者に→ロシアが近隣諸国との「ソビエト連邦」を設立→米ソ冷戦→世界大恐慌→天安門事件(1989年)


    この世界をパオションは行きていく。彼の心には常に幼馴染で初恋できっと結婚するんだ!と決心したチーチーがいる。
    パオションは北京大学で学生運動家の幹部になり、天安門事件が人々を引き裂く。


    鄧小平が天安門に下した処遇は割と寛大で、パオションは大学退学となる。
    世界も中国も大恐慌、パオシュンは密売みたいなものでなんとか身を立て、そしてSFパロディ作家としてちょっと認められるようになる。どうやら作者の宝樹がSF『三体』のパロディで認められたんだそうです。
    しかし経済はどんどん悪くなり、世界で通信機能も使えなくなっている。そんななか、もう一度学びたいと願ったパオションは北京大学大学院に入ることができて、その上アメリカに留学することが決まる。


    アメリカでは驚きの出来事が!!(ちょっと感動した)


    歴史の遡りは続く。アメリカも中国も弱体化、ほとんど行き来もない。ベトナム戦争が起きて→中国物資は配給制で農村改革が行われ→テレサ・テンの歌が批判され→毛沢東が人々の希望として現れる。
    こうなると行き着く先は、中国では文化大革命、米ソ冷戦激化、世界で核ミサイル開発。
    アメリカと中国は国交断絶し、パオシュンは考える。子供の頃の輝かしい中国は?世界最先端のコンピューター技術は?店に溢れていた物品は?打ち上げられた衛星たちは?


    文革の暗黒時代をパオシェンはただ生き残り、劉少奇時代には荒廃した中国は回復していく。中国も他の国との国交を再開させる。
    パオシュンは過去の作家活動が認められ、ある時サルトルとの対面が叶う!
    人間は、最初から「こういう人間であるべきだ」という本質や目的を与えられて生まれるのではない。生き、選択し、行動していくなかで、自分が何者であるかを形づくっていく。パオシェンは「自分の人生では何もなし得なかった」と嘆く。何をしたかったのか、何を残したのか、なんのために生きたのか。そもそも、自分が生きている世界そのものが意味のある方向へ進んでいるのだろか?
    そこでサルトルとの会話となる。「では順番が反対で、幸福と不幸の順番が変わったとして、不幸がなくなるのか?進歩とは宇宙の一時的な段階に過ぎない。時間は別方向や多重次元を持っているのかもしれない。」「人生の意味は、あらかじめ世界から与えられるものではない。けれど、それは「何をしても無意味」ということでもない。自分の選択や行動を通じて意味を作っていくことができる。」
     世界は実存。
     実存は本質に先立つ。
     その先立つ実存そのものが深い無の中にある。
    時間が決まった方向を持たないなら、人類の未来に世界終末が訪れるのではなく、日々が終末。人類の未来に希望があるのではなく、希望があるのは今のここだ。未来に希望があるから、今を生きるのではない。希望を持てる可能性があるのは、未来のどこかではなく、今ここにいる自分自身なのだ。未来が確定していないからこそ、今の自分もまた、失敗した人間として確定しているわけではない。


    世界はまだ進んでいく。
    朝鮮戦争→台湾の蒋介石の大陸出兵→中国国内での国共内戦。


    「何もなさなかった」パオシェンは、内乱となった中国では共産党の巨悪としてあらゆる悪を広めたものとして指名手配される。なんにもしていない自分が?この皮肉にはむしろ笑うしかない。
    パオシェンが人民解放軍とともに放浪する間に、日本は軍事大国としてアジア侵略、ドイツではヒトラーが近隣諸国へ進軍。世界大戦が始まる。
    だがそれにより、米ソは休戦同盟、中国国内の争いも停止されて日独伊との戦争に向かった。
    日本人としては、なんか、とんでもない時にとんでもないことしてしまって忍びない(^_^;)
    しかし日独伊の戦争が、別の戦争を止め、破壊が別の秩序を生み出したことにもなる。歴史の出来事には、あらかじめ決められた道徳的な意味や、必然的な結末があるわけではない。(侵略を正当化しているのでは有りません)。


    パオシェンはずっとずっと待っているものがある。
    だがある時、それは叶わないと知らされた。
    その時になって分かった。歴史は進歩して、善いことが善い結果につながるという因果関係などなく、もっと見通しのつかないものだとしたら?
    この、失い、損ない、手に入れられず、何もなし得なかった人生を戻すことはできない。しかし時間というものが決まった方向を持たないなら、人は世界の原点、生命の原点、時間の原点に帰ることができ、別の人生を歩めるのなら、今の人生の結果だけで自分の人生を判断する必要はない。
    人生とはこの謎にたどり着くための旅だったのだろう。
    ==
    全体的な歴史の不条理のような「戦争・戦争・戦争」とげんなりしつつ、徐々に時間そのものの不確かさへと進んでいく。
    そこを「何も成し遂げられなかった」と思っているパオシェンが生きる。最後の「原点に戻る〜」は、人生に意味を与えるということから自由になったって感じかなあ。


    『正月列車』郝景芳
    春節帰省の大混乱解消のため鉄道会社が特別正月列車を仕立てた。だがその列車が丸ごと消えてしまった!TVリポーターにカメラを向けられた運営会社CEOは「行方不明では有りません。この帰省列車は快適な旅をするために違う時空を通ります。そこでは通信が不可能になっているだけで、また時空から出てきますよ。」ということをとっても専門用語と、餃子の落書きみたいな図解で説明する。
    ポイントとしては専門用語出しまくる科学オタクっぽいCEOと、一般常識以上を理解する気もないリポーターの噛み合わない会話です。
    結局別時空から出てきた乗客たちは「快適な列車で何日も過ごしたと思ったけど、でてきたら全然時間が立っていないのね。あんな快適な旅で、体感は長時間過ごしたけど、現実では数時間しか立っていないならもっとゆっくり体感したい」と大満足なのでしたとさ。


    『ほら吹きロボット』飛氘
    生真面目な王の元、国は栄えた。だが世継の王子はとんでもないホラ吹きだった!子供の頃に庭の大木の洞からブラックホールを超えて旅をしたんだ!って言い出してからいうことやることシッチャカメッチャカ。代が替わって国は乱れる。さすがにほら吹き王はこのままだと国中の怨嗟が自分に向くと考えた。そこで自分よりももっとほら吹きなやつがいればいいんだ!と考え、ロボットを創らせて「世界一の大法螺吹きになれ!」と命じる。
    ほら吹きロボットは旅に出て、死神から逃れる三人の芸術家に出会う。その後宇宙旅行者の宇宙船に同行して旅を続けているときにブラックホールに飲み込まれて違う宇宙に出た。
    元の世界の主人であるほら吹き王様の元に帰るためには、死神と、死神から逃れようとする芸術家たちの疑問の答えを探し出さなければならない。
    ほら吹きロボットが答えを探し当てて元の世界に帰る時に、王と問答を行う。「朕は公明正大を美徳として国を治めた、お陰で国民は平穏な暮らしができた。しかし年月が立つにつれて朕は、不真面目や笑い、不敬があってもいいじゃんと思うようになった。すると国は道徳的腐敗で乱れてしまった。さあ、真面目とおふざけ、どちらを選ぶべきなのか?」「閣下、運命は双子のようなもの。どちらにも片割れがおります。」
    こうしてほら吹きロボットは、王宮の庭の大木の洞にいるところを見つけられたのでしたとさ。




    『晋陽の雪』張冉
    実際の歴史に、未来からの時間旅行者が滞在しているSF小説。
    舞台は 西暦979年ごろ、中国の五代十国時代で、北漢の都・ 晋陽(しんよう)は、大国の宋に包囲されていた。北漢の皇帝・劉継元(りゅうけいげん)の家臣たちは、籠城派と降伏派に分かれている。
    晋陽の東城別院には、王魯(わんるー)という発明家?がいて、国に不思議なものを流行らせていた。太陽の光を遮って目を守る黒い硝子の雷朋(レイバン/サングラス)、筒から光が出て暗い道を照らす光剣(ライトセーバー/懐中電灯)、そして文字通信機の網絡(もうらく/ネットワーク)。東城別院の朱大鯀(しゅだいこん)は、網絡を使って学問や文章を扱う仕事をしながら、絡まりやすい網絡をスムーズに繋げるための賄賂なんかも受け取っている。ついでにちょっと面白おかしく違う意味に繋いだりもする(炎上させる)。
    そして主のワンルーは、自分が城を守る兵器を開発するからじゃんじゃん戦争していいよ!とイケイケ。
    そこで降伏派は、ダイコンをワンルーの考え方を変えさせる役目を言いつかった。指示した北漢軍高官の郭万超(カクマンチョウ)。常識的に考えてどうやったって宋には勝てん!と読んでいたのだった。
    シュダイコンと対面したワンルーは「自分は未来からの時間旅行者なんだ。未来(発表当時の2000年代の北京大学研究所)時間軸というのはたくさんあって、時空を超えることができるし、いくらでも分岐するってことも分かっているんだ。サングラスやネットワークは未来技術だよ。ちょっと正当な時間旅行の道から外れちゃって、エネルギーを貯める必要があるんだ。そんで歴史では北漢は979年に宋に降伏して滅亡するんだけど、自分の未来兵器でまた分岐歴史を作れるよね」とノリノリイケイケ。
    しかし籠城派と降伏派の争いは複雑に絡み合い、結局北漢は燃えてしまう。なんだよ〜、未来を変えようとして、未来技術を注ぎ込んだのに〜。


    『宇宙の果てのレストラン ― 臘八粥』呉霜
    元ネタはダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク」ですよね。
    宇宙の果のレストラン店主は中国人の男とその娘の小魔(シャオモー)だ。店主を楽しませる話をしたら料金は無料。今は旧正月なので臘八粥が人気メニューだ。そんなメニューにメモくれない暗い顔の客がいた。客は店主に話をする。
    アーチェンという作家志望の男がいた。デビュー作が売れたがそれっきり。この世界では「ミステリー・エージェンシー」という、客の依頼が組織の関心を引くほど面白いものであれば、あらゆる法規もあらゆる宇宙の法則も無視してその依頼を叶えるという組織がある。アーチェンは、「愛」と引き換えに高名な5人の文学者からその才能を移動させてもらうことを依頼した。しかし同じ次元の文学者からではなく、たくさん分岐している別の次元の彼らからだ。こうしてアーチェンは、構成力、文章力などを受け取った。
    こうして才能を奪われた一人が、別の事件世界のこのレストランの中国人店主だった。
    アーチェンは才能を得たが、文作だけではなく生活のあらゆる面でそれが出てくる上に、才能同士が衝突して、生活は支離滅裂になり、その上糟糠の妻へも冷たく当たるようになる。
    宇宙の果のレストラン店長はアーチェンに、彼の妻の日記の話をする。妻はアーチェンに捨てられ死んだが、彼に尽くし彼を愛した日記が残っている。アーチェンが語れる言葉はそれだけなのだ。
    …娘のシャオモーの正体がよく分からなかった(-_-;)


    『始皇帝の休日』馬伯庸
    六国を征服して国家統一の皇帝となった始皇帝は「休暇を取ってコンピューターゲーム三昧の日々を過ごす!」と宣言する。そう、始皇帝はゲームオタクだったのだ!
    このあとの記述は、始皇帝が実際に行った統治や、側近だとか詐欺師(徐福)だとかの歴史の出来事をコンピューターゲームになぞらえて進んでいきます。


    『鏡』顧適
    エドは科学教官のマークから「霊視能力者に会わせてやる」と言われる。出会ったのはリンという少女だった。初対面なのに「またあえて嬉しいわ。この先の未来で私たちは会うのよ」と言って、エドのことはよく知っているようだ。
    通常の人間の記憶は過去から未来に進むが、リンの記憶は未来から過去に戻るのだそうだ。
    エドとリンは不思議な対面を何度か果たす。だがある時リンから拒絶される。
    そしてエドは、マークからリンと自分の特殊な関係を知らされることになる。なんとリンは、エドの多重人格の一つだったのだ。幼少期の経験が、普通の男のエドと、未来を予知するリンに別れたという。科学者マークは多くの偽物の症例をを見てきたが、リンの未来の記憶は本物かもしれないと判断を迷っていた。
    …えーっと、未来の自分の経験を過去の自分が記憶としてもっているんだとか…えーっと面白いと思うんだけど考えがこんがらがってきた。




    『ブレインボックス』王侃瑜
    人は脳に「ブレインボックス」を埋めておくと、死ぬ時にその記憶を保存することができる。生きている人間は瀕死の人間の脳のパターンを自分に同化させることができる。簡単に言えば死んだ人が何を考えているかを知る事ができるってことでいい?
    方鋭(フアン・ルイ)は、飛行機事故で死んだ恋人の趙霖(ジャオリン)の記憶を同化させる。
    ジャオリンはフアンと同棲して穏やかに暮らしていた。だがブレインボックスを脳に埋めたことにより、自分は本当に彼が望むほど彼のことを愛しているのか、自分の本心とは何かを思い悩むようになる。そして彼との結婚に同意するほど必要としていないことを自覚する。ジャオリンは「自分が死んだら、フアンにこの記憶も解読されてしまうのだろうか?ブレインボックスにより人の自我変わってしまう」と悩む。
    だがその記憶を読み取ったフアンは「ジャオリンは僕を愛していた!最後まで僕のことを思っていた!」と涙を流す。
    …いくらその人本人の思考を直接読み取るようになったとしても、自分が受け取りたいようにしか受け取らないってこと?それとも「そんなに思い悩むなんてやっぱり彼女は僕を愛していたんだ!」と、彼女の悩みの奥底の本当の愛を読み取ったってこと?




    『開光』陳楸帆
    周重柏(ジョウションポー)は幼い頃に高僧ご縁があったらしい。
    成長して結婚してマーケティング会社に勤めている。そこでは万(ワン)氏の創った、写真加工を元に戻すアプリの売り込みを考えた。そして「高僧に開光(開眼法要)してもらおう!」となった。するとなぜか大当たり。このアプリでこんなご利益が!などと都市伝説的のように広がっていく。だが高僧がニセモノだと分かって大炎上。ジョウは電子機器を全て手放しお寺に入る。
    そこで「この宇宙にはいくつもの次元がある。このアプリでこの世の基本に戻し、プレイしているもっと大きな存在が分かってしまう」んだとかなんだとか。
    やがて世界破滅?


    『未来病史』陳楸帆
    コンピューター、AIが当たり前の世になっての新しい病気。
    タブレットにだけ心を開く知的障害だとか…、
    すみません、700ページ中国SFでちょっと疲れてきたので最後は頭に入らなくなってきた。


    このあと作者陣によるエッセイも収録されているんだけど、疲れてきたので飛ばし読みでした、、

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    2026年10月23日
  • 流浪地球

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。最後の「山」は、難しい作品のように感じたが、毎回、劉慈欣はなぜ、こんなに物知りで賢いのかと驚かされる。さらに、科学の引き出しが多いことにも感動が止まらない。
    また、「中国太陽」のように、SFとしての壮大さだけでなく、生活や環境に失望せず前を向いて生きることの大切さという人生観も非常に良いバランスで読み進める手が止まらなかった。

    劉慈欣は、生きる上での大事な考え方も教えてくれる大好きな作家である。

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    2026年10月17日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国の文革の目を背けたくなるような場面から始まり(歴史小説読み始めたのかと思った)その後謎の研究所やら謎のVRゲームやら謎の教会やら…どんどん風呂敷が広がっていってうおおと思っている間に美しい巨大鶴が折られていました??みたいな読み味。
    SFを中心としつつもトッピング全部盛りで風呂敷がどんどんどんどん広がっていくので、展開が一切読めない。でも物凄く面白い。どうやって畳むのかがひたすらに気になる。

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    2026年10月12日
  • 三体3 死神永生 下

    Posted by ブクログ

    プロローグ

    そこには、果てしない夜空と無数の星
    そして物語が始まって約700年余りの、いや、正確には1,890万年もの歳月が経っている
    今ここに壮大すぎるサーガが終焉を迎えようとしている

    再度夜空を見上げると、そっとため息をついた



    本章
    『三体Ⅲ 死神永生 下』★Super5
    本作は、SFという名の人間讃歌である

    特に雲 天 明と程心との愛の物語
    1,200頁超の約1,900万年後に辿り着く光景に、只々感嘆し、永遠の愛に咽び泣くのだ

    壮大なSFのロマンと愛のロマンスを体現できる
    ダブルマロンの一作
    (横濱ハーバー)かっ(._.)8v♪


    傑作と云いたい!!!





    エピローグ

    水戸行き“ときわ57号”にて本書を読み終えた

    程心が、16日間の光速旅行をしている間、地上では1,800万年超の時が経過していた!
    とてつもない悠久の時が過ぎていたのだ

    東京から水戸までの約120kmを約1時間半もかけて移動する8の何とも小さすぎるスケール感とのギャップがまことに笑えるのである!

    いつの日か、光速で移動出来る世の中が来るのだろうか!?

    そんな乗り物ができたら、貴方は何処に行きたいですか!?

    果てしない水戸の空を見上げながら、ふと思いを巡らせた!!!


                         完

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    2026年10月05日

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