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Posted by ブクログ 2017年03月18日
SF小説10篇。映画化された正統派SFミステリーが1篇ありこれが一番素直に楽しめた。他は中年達がこぞって人形すごろくに熱中していたりするシュールな作品が多く、これらの良さが分かる人がこの作者にハマるようだ。深読み出来る人向きなのかな。表題作は割と正統派だろうけれどその本質より設定の古臭さが先立ってし...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月30日
断続的ひとりディック祭りも、SFマガジンの特集をもって世の中の流れに合流したか・・・
今回の短編集は、コミカルな雰囲気のものや比較的ストレートなSFが多かった。
やっぱりディックの魅力はパラノイア的「なんでこうなるの?!」な展開でしょー。
自らの妄想力を全開にして実態化させる能力ももつ異常者を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月15日
フィリップ・K・ディックはこの本がはじめて。ディックと言えば『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の思弁系SFのイメージがあったけれど、この短編集には、軽いユーモアSFや超能力を題材とした正統派のSFが主に収められている。『パーキー・パットの日々』と表題作『変数人間』が印象に残った。
『パーキー...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月15日
長編はいくつか読んだが、短編集は初めて。巻頭は「パーキー・パットの日々」というディックらしい想像力を刺激する題名の作品だ。内容は核戦争後のシェルターで人形遊びに興じる人々の話。異常と悲惨と滑稽が見事に調和し、愚かだが愛すべき人々の姿を描き出す。しかもエンディングでは彼らが新しい世界へ踏み出す姿が描か...続きを読む
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