プロフィール

  • 作者名:京極夏彦(キョウゴクナツヒコ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1963年03月26日
  • 出身地:日本 / 北海道
  • 職業:小説家/妖怪研究家/アートディレクター

北海道倶知安高等学校卒、専修学校桑沢デザイン研究所中退。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』で日本推理作家協会賞受賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、2004年は『後巷説百物語(のちのこうせつひゃくものがたり)』で直木賞を受賞。

配信予定・最新刊

作品一覧

  • 猿
    NEW

    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    「猿がいる」と言い出した同居人。 かすかに感じる、妙な気配。 曾祖母の遺産相続。 胸に湧き上がる不安。 岡山県山中の限界集落。 よく判らない違和感――。 ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だが――。 怖さ、恐ろしさの本質を抉りだす、瞠目の長編小説。
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)
    4.2
    1~12巻792円 (税込)
    学園×怪異×ミステリー 新制高校二年に進級した日下部栞奈は国語の新任講師・中禅寺秋彦と出会う。 中禅寺先生はいつも不機嫌な顔で本を読んでいた。 教師と生徒のコンビが、次々と起こる奇々怪々な事件たち ――図書室の幽霊、赤い紙 青い紙、青マント――に立ち向かっていく! 昭和初期を舞台におくる学園青春怪異奇譚! 単行本第1巻!! ※電子版コミックス1巻にはマガジンエッジ2020年7月号に 掲載された『特別編 もし、皆が先生だったら?』も収録。
  • 百鬼夜行シリーズ9冊合本版
    5.0
    1巻18,370円 (税込)
    古書肆「京極堂」の店主である中禅寺秋彦が「憑物落し」で、謎に包まれた事件を解き明かす。京極夏彦の代表作。 『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『狂骨の夢』『鉄鼠の檻』『絡新婦の理』『塗仏の宴 宴の支度』『塗仏の宴 宴の始末』『陰摩羅鬼の瑕』『邪魅の雫』9冊合本版。
  • 姑獲鳥の夏(1)
    完結
    4.4
    全4巻638円 (税込)
    京極夏彦のデビュー作がついにコミック化! 京極堂の憑物落し。記憶を視る探偵・榎木津礼二郎。シリーズの原点にして京極夏彦の伝説の原点がここに紡がれる。
  • 文庫版 鵼の碑
    3.9
    1巻1,870円 (税込)
    百鬼夜行シリーズ新作長編! 殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。 消えた三つの他殺体を追う刑事。 妖光に翻弄される学僧。 失踪者を追い求める探偵。 死者の声を聞くために訪れた女。 そして見え隠れする公安の影。 発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、 縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。
  • 百器徒然袋 鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱
    完結
    4.6
    全6巻638円 (税込)
    あの探偵、榎木津礼二郎が活躍する京極夏彦の中篇集『百器徒然袋』シリーズが待望のコミック化!第一弾は『鳴釜』!榎木津!和寅!益田の活躍がコミックでも楽しめる!
  • 絡新婦の理(1)
    完結
    4.0
    全4巻594円 (税込)
    厳格な全寮制の聖ベルナール女学院に通う呉美由紀は、英語教師・本田に陵辱された親友の渡辺小夜子のため、「呪いごっこ」に付き合うことに。それは、学校の七不思議の一つである謎の像「黒い聖母」に呪った相手を殺してもらうという儀式で……。
  • 狂骨の夢 1巻
    完結
    4.4
    全5巻638円 (税込)
    いさま屋こと居佐間一成は、逗子の海で朱美と出会う。体調を崩していた伊佐間は、朱美の家で休息するが、そこで語られた朱美の過去話に衝撃を受ける。飯島基督教で寝起きをしている降旗弘は、信者の懺悔を聞く仕事をしている。そこに現れた朱美と名乗る女性。首を切断された夫が蘇るという……。これは事件か、それとも幻覚か。伊豆を舞台に京極堂の新たな物語が始まる……。
  • 鉄鼠の檻(1)
    完結
    4.4
    全5巻594円 (税込)
    「この世には不思議なことなど何もないのだよ――」古書店「京極堂」を営む傍ら、"憑物落とし"専門の神主も務める中禅寺秋彦が、箱根の山中深くにて起こる修行僧連続殺人事件に挑む。忽然と現れる修行僧の屍、雪降る山の中を駆け巡る振り袖の童女…。寺に取り憑いた大きな闇を、京極堂は落とすことができるのか!?
  • 魍魎の匣 1巻
    4.4
    1~5巻616~638円 (税込)
    終戦間もない昭和の日本。女学校に通う楠本頼子と柚木加菜子は、最終列車に乗って湖に行く計画を立てる。当日、加菜子は到着した電車に轢かれてしまう。偶然居合わせた警視庁捜査一課の木場刑事は、混乱した現場で頼子の監視を頼まれる。加菜子の安否を気遣う頼子とともに、運ばれた病院に向かった木場は、そこで加菜子の姉と名乗る女性、柚木陽子と出会う。それは、木場が憧れていた女優、美波絹子その人だった。京極夏彦の大ベストセラー小説のコミック版ついに刊行!!
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】
    4.0
    1~3巻660~743円 (税込)
    日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ。「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉はきっぱりと言った。その言葉が刑事・木場修太郎を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井駅で発生した美少女転落事故と連続バラバラ殺人事件に接点はあるのか? 研究所長の美馬坂とは何者か? 深まる謎をよそに加菜子は衆人環視のなか忽然と姿を消した! 百鬼夜行シリーズ第2作。
  • 筑前化物絵巻
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』で紹介され話題騒然、福岡の旧家の蔵から発見された「荒木家妖怪絵巻」が待望の書籍化! 未知の新種妖怪が40体以上登場! 現代語訳・翻刻付。 ■京極夏彦(小説家・印刷博物館館長) 「この絵巻に描かれた魅力的な異形たちの絵はキャラクターではない。」 ■『筑前化物絵巻』とは? 2023年7月、大人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』*で紹介され注目を集めた、新発見の妖怪絵巻。 安政4~6年頃(1857~59)成立、作者は福岡・黒田藩の武士で、二日市温泉(筑紫野市湯町)在住だった人物と推定されている。 奇談を好む作者が、自らの体験や伝聞を元に文と絵を記したという体裁で、40体以上の新種妖怪が登場。 筑前の地域色が濃く、既存の妖怪絵巻の主流派絵画と異なる系統に属し、学術的にも稀少で画期的な発見となる。 本書は、その『筑前化物絵巻』諸本の一つ、福岡の旧家・荒木家に伝わる「荒木家本」を書籍化したものである。 *テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』毎週火曜夜8時54分~(放送:株式会社テレビ東京/制作:株式会社ネクサス)。2023年7月4日(火)放送回に本絵巻が登場。 ■目次 ○奇譚より生ずるもの 京極夏彦 ○凡例 ○筑前化物絵巻 化物画図+現代語訳 巨大蝸牛/銭蛇/眼から光を放つ異獣/明烏塚の異獣/チョコ(チョコサイ)/萑蟹(ヨウフク)/綱切烏賊/異形の海女/異形のものと蝮蛇の喰い合い/異形の鰒/琵琶湖の異獣/天狗渡り/荊大学(山黒様)/洞窟の異人/酒盗鳥/白き鼈の如きもの/烟の如き怪物/和合神/海象(サギリ)/海士海獣に追われる/怨念の鶏/義犬塚/黒き渋紙の如きもの/生剥の亡霊/異形の男子/震鳥/青き蝶の如きもの/奇人源水/鷺男惣介/天狸/米搗/小金山の異獣/満、怪物に血を吸われる/蟹の床の異形/僧の怨念/星蝙蝠/化物一家/禁狐/内野の狐/生の松原の狸 前/生の松原の狸 後/聖福寺仙厓禅師の鷽の讃  縮小全図+全文翻刻  翻刻注 ○資料 早稲田大学図書館蔵『化物絵巻』縮小全図 ○『筑前化物絵巻』解説 近藤瑞木 ○編者あとがき ○協力機関・協力者一覧 *編者による現代語訳・翻刻・影印・注・解説を完備。研究者・愛好者必携。 *カバー・本文デザイン=山田英春 *撮影=藤本幸一郎
  • 了巷説百物語
    完結
    4.5
    全1巻4,400円 (税込)
    〈憑き物落とし〉中禪寺洲齋。 〈化け物遣い〉御行の又市。 〈洞観屋〉稲荷藤兵衛。 彼らが対峙し絡み合う、過去最大の大仕掛けの結末は――? 文学賞3冠を果たした〈巷説百物語〉シリーズ堂々完結! 下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。 凡ての嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから〈洞観屋〉と呼ばれていた。 ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者ども炙り出してくれというのだ。 敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たち――。 依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。 やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるが――。
  • 陰摩羅鬼の瑕(1)【電子百鬼夜行】
    4.5
    1~3巻743円 (税込)
    「花嫁が死ぬんですよ、呪いで」謎の洋館「鳥の城」の主、「伯爵」こと由良昂允は、四度も妻を婚礼の夜に失っていた。五人目の花嫁の命を守るべく、探偵・榎木津礼二郎と、小説家・関口巽は、昂允の依頼を受け、白樺湖に向かう。館の住人達の前にして、榎木津はいきなり叫んだ。「おお! そこに人殺しが居る!」
  • 鉄鼠の檻(1)【電子百鬼夜行】
    4.9
    1~4巻544~803円 (税込)
    「此の度手放したき品は今迄の品とは違ひて、世に出る事は有り得ぬ神品也」。禅僧・小坂了稔の手紙に心惹かれて箱根の老舗旅館、仙石楼に投宿した骨董屋の今川は元医師の老人・久遠寺を知る。が、二人が発見したのは世にも奇妙な小坂の屍。思えばそれが謎の巨刹、明慧寺を舞台の惨劇の始まりだった……。1997年本格ミステリ・ベスト10 第1位。
  • ひどい民話を語る会
    3.9
    1巻858円 (税込)
    「桃太郎」の冒頭で、お婆さんが川へ洗濯に行くのはいったいなぜ――? みんなが知っている昔話の裏側には、くすっと笑えるような「ひどい」民話が存在する。ひどすぎて表舞台からは敬遠されてきた民話たち。そんなお話を語った伝説的トークが文庫で登場! きな粉と老人が掛け合わさるとどんなひどいことになるのか。よく吠える犬の口に腕を突っ込んだら犬はどうなる? 民話集には絶対載っていないお話の世界へようこそ。
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    昭和29年春から夏にかけて続く怪事件。 「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されるんだという話でした」 昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪奇と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。(「鬼」) 複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが―。山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった惨劇と悲劇の真相とは。(「河童」) 是枝美智栄は高尾山中で消息を絶った。約二箇月後、群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服をまとっていた。この謎に旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子の悲恋が重なり合い―。『稀譚月報』記者・中禅寺敦子が、篠村美弥子、呉美由紀とともに女性たちの失踪と死の連鎖に挑む。天狗、自らの傲慢を省みぬ者よ。憤怒と哀切が交錯するミステリ。(「天狗」) 解説 綿矢りさ
  • 病葉草紙
    4.1
    1巻2,400円 (税込)
    人の心は分かりませんが、 それは虫ですね――。 ときは江戸の中頃、薬種問屋の隠居の子として生まれた藤介は、父が建てた長屋を差配しながら茫洋と暮らしていた。八丁堀にほど近い長屋は治安も悪くなく、店子たちの身持ちも悪くない。ただ、店子の一人、久瀬棠庵は働くどころか家から出ない。年がら年中、夏でも冬でも、ずっと引き籠もっている。 「居るかい」 藤介がたびたび棠庵のもとを訪れるのは、生きてるかどうか確かめるため。そして、長屋のまわりで起こった奇怪な出来事について話すためだった。 祖父の死骸のそばで「私が殺した」と繰り返す孫娘(「馬癇」)、急に妻に近づかなくなり、日に日に衰えていく左官職人(「気癪」)、高級料亭で酒宴を催したあと死んだ四人の男(「脾臓虫」)、子を産めなくなる鍼を打たねば死ぬと言われた武家の娘(「鬼胎」)…… 「虫のせいですね」 棠庵の「診断」で事態は動き出す。 「前巷説百物語」に登場する本草学者・久瀬棠庵の若き日を切り取る連作奇譚集。
  • 姑獲鳥の夏(1)【電子百鬼夜行】
    4.3
    1~2巻586~628円 (税込)
    「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」。昭和27年の夏、三文文士の関口巽(せきぐちたつみ)は東京は雑司ケ谷にある久遠寺(くおんじ)医院の娘にまつわる奇怪な噂を耳にする。しかも、密室から煙のように消えたというその夫・牧朗は関口の旧制高校時代の1年先輩だった。
  • 虚実妖怪百物語 序/破/急
    4.4
    1巻1,980円 (税込)
    「目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」妖怪専門誌『怪』のアルバイト榎木津平太郎は、水木しげる氏の叫びを聞いた。だが逆に日本中で妖怪が目撃され始める。魔人・加藤保憲らしき男も現れ……。※本書は『虚実妖怪百物語 序』『虚実妖怪百物語 破』『虚実妖怪百物語 急』の3冊を1冊にまとめた合巻版です。
  • 塗仏の宴 宴の支度(1)【電子百鬼夜行】
    4.1
    1~3巻660~691円 (税込)
    「知りたいですか」。郷土史家・堂島なる男の蠱惑的な囁きは、関口巽を杳冥の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。
  • 塗仏の宴 宴の始末(1)【電子百鬼夜行】
    4.1
    1~3巻649~691円 (税込)
    「その時は、それが真実になってしまうのです」。「成仙道」の幹部・刑部を前に、家族を“喪った”男・村上貫一は大きく揺れた。同じころ、「韓流気道会」の毒手は、突如消息を絶った木場を追う二人の刑事、青木と河原崎へと伸び、華仙姑処女は“開かずの間に居たモノ”にまつわる戦慄の体験を語りはじめる。
  • 虚談
    3.8
    1巻748円 (税込)
    小説家の「僕」は、人からよく相談を受ける。ある同窓生は「13歳のときに死んだ妹が、年老い、中学の制服を着て現れた」と語った。だが僕の記憶と奇妙な食い違いがあり――。常識を覆す全9篇の連作集。
  • 百鬼夜行 陽 青行燈 大首 屏風のぞき【電子百鬼夜行】
    4.2
    1~3巻524円 (税込)
    心中に棲む怪しきもの――。人はそれに恐れ惑う。存在しないきょうだいを探し。人でいることを放棄し。開けてはならぬ箱を開け。墓に灯る火を見つけ。物語は『鵺の碑』へと繋がっていく……。京極堂サイドストーリー第2弾。「青行燈」「大首」「屏風のぞき」の3篇を収録。
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】
    4.2
    1~3巻660~691円 (税込)
    湘南の保養地、逗子で遊民・伊佐間は朱美と名乗る女と出会う。彼女は幻想小説界の大御所・宇多川崇の妻だった。しかも奇怪なことにこれまでに何回も夫を手にかけたという。あまりに妖しい告白を聞かされた元精神科医の降旗と牧師・白丘は激しく惑乱する。百鬼夜行シリーズ第3作。
  • 冥談
    3.7
    1巻572円 (税込)
    庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。彼女は本当に死んでいるのだろうか。「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。生と死のあわいをゆく、ほの瞑(ぐら)い旅路。
  • 数えずの井戸
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    数えるから、足りなくなる――。暗く冷たい井戸の端で、「菊」は何を見たのか。それは、はなかくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す、傑作怪談!
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    「妖怪」はいずこより来るのか……。人の心は闇にあらねども、揺るぎないはずの世界が乱れたとき、その裂け目から怪しきものが湧き出し、取り憑く。他人の視線を極端に畏れる者、煙に常軌を逸した執着をもつ火消し、「海」を忌む小説家……。日常に潜む恐怖を描いた十作品を収録。
  • 今昔百鬼拾遺 河童
    3.8
    1巻836円 (税込)
    「そうですね。その河童が――誰かと云うことです」 「河童が誰かって、中禅寺さんあんた」 小山田は顔を顰めた。 昭和29年、夏。 複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。 3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。 第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが――。 山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった惨劇と悲劇の真相とは。 百鬼夜行シリーズ待望の長編!
  • 文庫版 厭な小説
    3.8
    1巻880円 (税込)
    厭なのに、ページを捲らずにはいられない―― 「厭で厭で厭で堪らなくって、それでみんな逃げ出したんだ。会社から、人生から、日常から、人間から――」 職場と家庭の人間関係に苦悩する私の家に現れた、巨大な顔に山羊のような瞳を持つ子供らしきもの。 永遠の幸福をくれるというホテルで、安全な殺人を行うこととなったホームレスの男。 何故か僕が厭だと思うことだけを繰り返す、異常な彼女――。 あなたに擦り寄る戦慄と驚愕。世にも奇怪な、7つの物語。 解説・平山夢明 「京極夏彦が都会と現代を部品にして組み立てた妖怪譚なのではないか」
  • 前巷説百物語 (一)
    5.0
    1~2巻990円 (税込)
    漫画家・志水アキも推薦! 百物語、はじまりの物語―― 悪女の棲む家に怪異現る! 上方から江戸へと流れてきた双六売りの又市は、 ある日馴染みの女郎・お葉の首吊り未遂に行き合う。 女衒の女将を殺してしまったと嘆くお葉を救うため、 損料屋・ゑんま屋の仕事を助けた又市らの仕掛けにより、 人商いの悪女が棲むという睦美屋に、怪異・寝肥が現れる――― 小股潜りが御行となるまでの、前日譚開演! 『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』、「百鬼夜行シリーズ」コミカライズを手掛ける志水アキ先生が帯コメントにて推薦! 「又市の若造感がたまらない! この青二才がアレになるのかぁ……」
  • 百器徒然袋 風【電子百鬼夜行】
    4.5
    1巻1,225円 (税込)
    調査も捜査も推理もしない、天下無敵の薔薇十字探偵、榎木津礼二郎。過去の事件がきっかけで榎木津の“下僕”となった「僕」は、そのせいで別の事件にも巻き込まれてしまう。探偵を陥れようと、張り巡らされた罠。それに対し、榎木津の破天荒な振る舞いが炸裂する!「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の3篇を収録。
  • どすこい。
    3.7
    1巻715円 (税込)
    地響きがする──と思って戴きたい……相撲取りの討ち入りを描く「四十七人の力士」、肥満ミトコンドリアが暴れる「パラサイト・デブ」などなど数々の名作を下敷きに、パロディの極北を目指したお笑い連作巨編がついに文庫化。炸裂する京極ギャグの奔流に、いつしかあなたは肉の虜となる。しりあがり寿先生の4コマも読めるし、解説には大盛肉子ちゃんがゲスト出演。全編でぶのちゃんこ盛り!
  • 嗤う伊右衛門
    4.2
    1巻704円 (税込)
    鶴屋南北「東海道四谷怪談」と実録小説「四谷雑談集」を下敷きに、伊右衛門とお岩夫婦の物語を怪しく美しく、新たによみがえらせる。愛憎、美と醜、正気と狂気……全ての境界をゆるがせる著者渾身の傑作怪談。
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】
    4.0
    1巻759円 (税込)
    「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されるんだという話でした」 昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百鬼夜行シリーズ最新作。
  • 旧談
    3.9
    1巻660円 (税込)
    夜道にうずくまる者、便所から二十年出てこない男、狐に相談した幽霊、猫になった母親など、江戸時代の旗本・根岸鎮衛が聞き集めた随筆集『耳袋』から、怪しい話、奇妙な話を京極夏彦が現代風に書き改める。 ※本書は『幽』一号から六号に「旧耳袋」として連載され、二〇〇七年七月にメディアファクトリーより刊行された単行本『旧怪談 耳袋より』を改題のうえ加筆修正して文庫化したものが底本です。
  • 眩談
    3.3
    1巻616円 (税込)
    僕が住む平屋は少し臭い。薄暗い廊下の真ん中には便所がある。夕暮れ時に、暗くて臭い便所へ向かうと――。視界が歪み、記憶が混濁し、暗闇が匂いたち、眩暈をよぶ――京極小説の本領を味わえる8篇を収録。
  • 狐花 葉不見冥府路行
    4.0
    1巻968円 (税込)
    作事奉行の娘・雪乃の前に現れた、この世のものとは思えない美しさを持つ萩之介。彼岸花の着物を纏う彼は、”この世に居る筈のない男”だった。この幽霊騒動を知った雪乃の父・上月監物は、過去の因縁と関わりがあるのではないかと疑うが……。絡まりあった謎を解きほぐすため、武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が”憑き物落とし”へと乗り出す。京極堂の曾祖父が相対する、悲しい真実とは――。角川ホラー文庫30周年を記念したプレミア版が登場!
  • 幽談
    3.4
    1巻572円 (税込)
    怖いものとは何だろう。本当に怖いものを知るため、とある屋敷を訪れた男は、通された座敷で思案する。完全な暗闇の世界、思いもよらない異形のモノ、殺意を持った猛獣や殺人鬼、己が死ぬこと、幽霊――。不安でも嫌悪でも驚きでも不思議でもなく、純粋な怖いものを。恐怖に似たものではい、真実の“こわいもの”を知るという屋敷の老人が、男にさし示したものとは。「こわいもの」ほか、妖しく美しい、幽(かそけ)き8つの物語を収録。
  • 虚実妖怪百物語 序
    3.9
    1~3巻880円 (税込)
    「目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」妖怪専門誌『怪』のアルバイト榎木津平太郎は、水木しげる氏の叫びを聞いた。だが逆に日本中で妖怪が目撃され始める。魔人・加藤保憲らしき男も現れ……。
  • 覘き小平次
    4.0
    1巻682円 (税込)
    幽霊役者の木幡小平次、女房お塚、そして二人の周りでうごめく者たちの、愛憎、欲望、悲嘆、執着……人間たちの哀しい愛の華が咲き誇る、これぞ文芸の極み。第16回山本周五郎賞受賞作!!
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし
    4.5
    1巻1,599円 (税込)
    日本各地に言い伝えられる「妖怪」から江戸・明治期の絵師・河鍋暁斎、 「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるまで令和版「妖怪談義」。 「水木しげる作品」がウケ続けているわけは? 柳田國男が『遠野物語』で描いた「河童」「山人」… 「幽霊」「妖怪」「おばけ」の怖さ 「私は京極だが、京極は私でない」のはなぜか? 目次 はじめに 第一談 世界の半分は書物の中にある 第二談 水木“妖怪”は何でできているか 第三談 水木漫画と日本の“妖怪”文化 第四談 「怪しい」「妖しい」「あやしい」話 第五談 柳田國男と『遠野物語』の話 第六談 河鍋暁斎はやはり画鬼である 第七談 幽霊は怖いのだろうか? 第八談 「ことば」と「おばけ」との関係 第九談 日本語と“妖怪”のおはなし
  • 前巷説百物語
    4.5
    1巻924円 (税込)
    江戸末期。双六売りの又市は損料屋「ゑんま屋」にひょんな事から流れ着く。この店、表はれっきとした物貸業、だが「損を埋める」裏の仕事も請け負っていた。若き又市が江戸に仕掛ける、百物語はじまりの物語。
  • 続巷説百物語
    4.4
    1巻924円 (税込)
    不思議話好きの山岡百介は、処刑されるたびによみがえるという極悪人の噂を聞く。殺しても殺しても死なない魔物を相手に、又市はどんな仕掛けを繰り出すのか……奇想と哀切のあやかし絵巻。
  • 西巷説百物語
    4.4
    1巻880円 (税込)
    人が生きて行くには痛みが伴う。そして、人の数だけ痛みがあり、傷むところも、傷み方もそれぞれちがう……様々に生きづらさを背負う人間たちの業を、林蔵があざやかな仕掛けで解き放つ。
  • 後巷説百物語
    4.4
    1巻924円 (税込)
    文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作らは、ある伝説の真偽を確かめるべく隠居老人・一白翁を訪ねた。翁は静かに、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞作。妖怪時代小説の金字塔!
  • 巷説百物語
    4.2
    1巻682円 (税込)
    怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧――。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが……。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。世の理と、人の情がやるせない、妖怪時代小説、第一弾!
  • 巷説百物語 1巻
    完結
    4.0
    全4巻712円 (税込)
    どうにもならない憂き世のしがらみを、化け物仕立ての狂言で、八方丸く収める―――人気作家・京極夏彦のベストセラー傑作小説を、実力派漫画家・日高建男が完全劇画化し描破した話題作!! 戯作者志望の青年・山岡百介は、怪談の蒐集を楽しみとし、諸国を巡っていた。ある夜、百介は雨宿りで立ち寄った粗末な小屋で白装束の御行、垢抜けた女、年配の商人と囲炉裏を囲むが……。珠玉の四編を一挙収録!!
  • 遠巷説百物語
    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    【第56回吉川英治文学賞受賞作】 『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞――本作でシリーズ三冠! 「遠野は化け物が集まんだ。咄だって、なんぼでも来る」 盛岡藩筆頭家老にして遠野南部家当主の密命を受けた宇夫方祥五郎は、巷に流れる噂話を調べていた。 郷が活気づく一方で、市場に流れる銭が不足し困窮する藩の財政に、祥五郎は言い知れぬ不安を感じる。 ある日、世事に通じる乙蔵から奇異な話を聞かされた。 菓子司山田屋から出て行った座敷童衆、夕暮れ時に現れる目鼻のない花嫁姿の女、そして他所から流れて迷家に棲みついた仲蔵という男。 祥五郎のもとに舞い込む街談巷説、その真偽は――。 ハナシは、やがて物語になる。どんどはれ。 〈巷説百物語〉シリーズの集大成!
  • 今昔百鬼拾遺 天狗 【電子百鬼夜行】
    5.0
    1巻781円 (税込)
    昭和29年8月、是枝美智栄は天狗伝説の残る高尾山中で消息を絶った。約2か月後、遠く離れた群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服を身にまとっていた。この謎に、旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子の悲恋が重なり合い――。科学雑誌『稀譚月報』記者・中禅寺敦子、代議士の娘にして筋金入りのお嬢様=篠村美弥子、そして、これまで幾つかの事件に関わってきた女学生・呉美由紀が、女性たちの失踪と死の謎に挑む。

ユーザーレビュー

  • 文庫版 地獄の楽しみ方

    Posted by ブクログ

    ・どんなつまらない、くだらない話でも、役に立てようと思えば役に立つものです。
    ・どんなに教え方が悪くても、学び方が上手なら何とかなるものです

    これは「はじめに」に書かれた京極先生のお言葉です。

    ・言葉は通じないんです。まずそれを承知で使いましょう。
    ・あなたの書いた文章は、あなたの思う通りに受け取られることは、まずありません。
    ・言霊は心以外には効きませんが⋯心にだけは効くんですよ

    時折こういうドキッとする一文が。なるほどなるほど、さすがいいこと言っとるな⋯と思ってメモする訳だけど、先生の言葉を借りれば、私も京極先生の意図を本当に汲めてるかどうかはわかりっこないってことですよね?
    なんと

    0
    2026年01月09日
  • 猿

    Posted by ブクログ

    岡山で暮らしていた曾祖母が亡くなったと報せてくれたのは祐美の再従姉にあたる芽衣だった。
    祐美の両親も亡くなり、祖母が亡くなってから疎遠になっていた唯一の親類だ。

    曾祖母については何も知らず、会ったこともなく、疎遠になった理由もわからないまま、弁護士と芽衣と一緒に岡山の袮山村へ行くことになる。

    その前からひきこもりのパートナーの「猿」がいるという迷妄に取り憑かれたことも気にはせずにいたのだが、ひとりマンションに残して行くのも…と気になりながらの岡山行きだった。

    道中でも芽衣に会ってからも不穏な黒い影が気になりながら弁護士の山川とパラリーガルの尾崎と袮山村に…。
    雨の中、最初に辿り着いた家で

    0
    2026年01月06日
  • 猿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりに現代が舞台になってる。相変わらずうつ病ぽいパートナーと、随所で主人公が猿を想像しては怯えてる。怖いけど、急に社会の変容と所得税の歴史学べるし。いつもの通り、本読んで物語楽しんで知識も身につくお役立ち本過ぎる!
    だがしかし、一気に時間ぶっ飛んで最後家で待ってたの猿ってどうゆう事。
    全部本人の妄想で終わったってこと?

    0
    2026年01月10日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    泣くような話ではないのに最後のふたつのお話では、塔子ちゃんの想いだったり主人の言葉になぜかグッときてしまって泣きそうになってしまった…
    人は生きてこそ、死んだら終わりというのが当たり前だけど改めてわかったような気がします。亡くなった人を忘れる必要はない、むしろ覚えているべきというのと幽霊の話が最後の松岡さんの話につながってすごくよかった…!!この人は誰なんだろうと思っていたからまさかの人で嬉しかった!
    忘れないために記録がある、書物があるという考えもすごくすごく良かった。読書って何になるの?と聞かれたことが昔あるけど、ご飯とか飲み物とか睡眠のようになくても生きてはいけるけどあると生活が豊かにな

    0
    2026年01月05日
  • 猿

    Posted by ブクログ

    このホラーブームに恐怖とは何かを問い直すような1冊。
    例に漏れずブームに合わせてホラーを読み、段々ホラーって何?となってきて辞書を引いたりもしていた身なのでとても面白く読んだ。
    1番身近にある、誰もが直面するのに全く言語化出来ない種類の恐怖を文章にしたかのよう。

    0
    2026年01月02日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!