唯川恵の作品一覧
「唯川恵」の「山なら言いたいことがある」「天に堕ちる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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金沢女子短期大学(現金沢学院短期大学)卒。1984年『海色の午後』で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビュー。『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞、TVドラマ化もされた。その他『天に堕ちる』、『ヴァニティ』などの作品を手がける。
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Posted by ブクログ
失恋小説としてかなり完成された作品だった。
どれだけ気丈であろうとしても、心は乱され、時には犯罪的行為にまで及んでしまうことも、その思想にたどり着くこともある。
主人公山村の場合は妙齢で5年間付き合いながら結婚間近に自分が理由じゃないと言われて別れを告げられたパターン。1番本人が腑に落ちない、ずるいパターン。でも実際、よくある恋愛のパターン。
そこからみっともなく喚き散らしながら色んな人に助けられ、関わり、時には見捨てられ、社会と時間の波に流されることで、感情も水にながされていく。まさに燃え尽きるまでの流れを描き、最後にたどり着いた時は中々清々しかった。
この先の人生も少しだけ覗いてみたいと、そう思えた作品だった。