【感想・ネタバレ】山なら言いたいことがあるのレビュー

あらすじ

山より海派だったはずが、なぜか八ヶ岳の麓に住んでいる。「山力」がないのに、大学ワンゲル部に入ってしまった。憂鬱な「接待登山」の心模様。六甲山に出会って山狂いがスタート。犬と共に鹿を追いかける狩猟山行。肉まん四つ携えて標高二七一メートルの多峯主山登山。エベレスト街道での忘れられない餅バターの味。総勢十七名の、山エッセイ。

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Posted by ブクログ

山にまつわるエッセイアンソロジー
誰のページから読もうかとワクワクして買った
まずは、東出昌大さんからに決めた!
次は松永K三蔵さん
続いて角幡唯介さんに長瀬ほのかさん
大好きな作家さん目白押しである

もちろん初読みの作家さんもいて
みなさん面白かった...が
やはり自分に合わない書き手の方はいるもので
古賀及子さんはいままで出たエッセイが苦手で合わないな~と思っていたが、この本でも彼女だけはクソおもろなくて1ページも読めなかった
古賀及子のターンが無かったら★5つなのにな
たぶん前世で親でも殺されたのかもしれん

山なら私も言いたいことはある
きっと全ての人がなにかしらエピソードを持っているんだろうな~

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

井上荒野、角田光代、町田康、唯川恵、ほか『山なら言いたいことがある』幻冬舎文庫。

17名の作家やエッセイスト、登山家、冒険家による山のエッセイ集。

山が好きで、山にどっぷりハマっている人も居れば、山が肌に合わず、敬遠している人も居るようで、そんな人達の様々なエッセイが味わえる。


井上荒野『どうして私はこんなところにいるのか』。井上荒野の小説は殆んど読んだことが無い。海派だという井上荒野が八ヶ岳の登山口そばの別荘地に暮らし始めた顛末が語られる。人里から離れた風光明媚な場所に暮らす良さは理解出来る。自分も田舎のポツンと一軒家に暮らしているが、近所付き合いや生活音などのストレスが無く、敷地内で何をしても近所の目が無いというのが何とも良い。

角田光代『ただ歩く』。角田光代がこれほどアクティブな作家だとは思わなかった。三十台でドロミテをトレッキングした経験を持つ角田光代はその後、登山にはハマらなかったと言う。しかし、フルマラソンからトレイルランニングにハマり、山に行くことが増えたようだ。何事もハマる切っ掛けというものがある。

穂村弘『山力がなかった』。北海道大学のワンダーフォーゲル部に入ったが、山力が無く、断念した話。山も海も向き不向きがある。自分は登山でも余り息を切らすことも無く、海で波乗りを始めても、時間は掛かったが、人波に波に乗れるようになった。カナヅチを隠して波乗りをしていた知人がボードを流されて、溺れた時には驚いた。

松永K三蔵『義弟を撃つ』。初読み作家。芥川賞受賞作家らしいが、ふざけたペンネームが嫌いだ。最後の義弟を撃つという意味が解らない。

平松洋子『比叡山とか、遠足とか、楢山節考とか』。山で経験した3つの恐怖を描いた欲張りなエッセイ。自分が大学時代に友人と初めて岩手山に登った時、その日は忘れもしない9月27日で、初冠雪の日で余りの寒さと霧に驚かされた。その年の岩手山の初冠雪は例年より10日ほど早かったようだ。

角幡唯介『猟場開拓』。冒険家の角幡唯介が北海道で新たな狩猟を開拓する様子を描いたエッセイと言うよりもノンフィクションのような作品。こういう硬質な話は嫌いではない。

石田夏穂『いざゆけ、接待登山』。初読み作家。学生時代と社会人になってからの二度の接待登山の顛末。接待登山とはなかなか面白い。自分が波乗りを趣味にしていた時代、友人と波待ち中に接待サーフィンという架空の話で盛り上がったことがある。

スズキナオ『高取山の二つの茶屋』。初読み作家。高取山にある二つの茶屋でビールを飲みながら味わった面白おかしい話。山にまで登ってビールを飲む必要があるのかと、酒を止めた自分には理解出来ぬ話。

東出昌大『山の魅力って何だ』。確か一流女優と結婚したのに不倫して離婚して、若いタレント再婚した山男気取りの俳優ではなかったか。そんなゲス俳優が、ジョージ・マロリーの言葉まで引き合いに出し、何をか言わんや。

稲垣えみ子『そこに山があるかぎり』。初読み作家。山に目覚める過程を描いた話。

小野寺史宜『箱根も山でした』。箱根をナメて痛い目を見た話。自分も一度だけ箱根に行ったことがある。その時は車で箱根路を走り、昼に焼肉を食べたという記憶がある。

長瀬ほのか『私は山で何も見つけられない』。初読み作家。何度か山と触れ合う機会があったのに山の面白さを知ることが出来なかったという話。

服部文祥『山の獲物の神様』。サバイバル登山家の服部文祥が犬と共に晩秋の山に入り、諦めていた鹿を撃ち、何とか食糧を手にするという話。角幡唯介のエッセイ同様、ノンフィクションのような作品。

古賀及子『実家の裏山』。初読み作家。ふかふかの肉まん四つを持って登山に行く話。

石川直樹『最初の山へ』。やたらと自己の登山の実績をひけらかしている感が強いエッセイ。家庭や学校から自由になるために不良仲間と山に登り、酒やタバコを楽しんだという話。

町田康『ワンダーフォーゲル部の辻褄』。お笑い芸人のようなギャグを突っ込んで、無理矢理、面白おかしくしているようなエッセイ。町田康って、こんな作家だったっけ。

唯川恵『標高4910メートルの餅バター』。ロブチェで高山病に苦しむ中、コックが作ってくれた餅バターの話。、餅バターは餅にバターを絡めた料理で、餅にバターを練り込んだ、何時までも固くならない不思議なバター餅は秋田の郷土料理である。

本体価格720円
★★★

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

★3.5

短文ながら、その先に別の広がりがあるのでは、と期待してしまう面白さがありました。

山好きの方なら尚の事ではないでしょうか。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

山の魅力も味わえたが、それ以上に筆者の面白いエピソードに触れられて、そこが楽しめた。
松永K三蔵さんの義弟の変わり者の話、石川直樹さんの高校時代のワンゲル部の話は読んでいて、思わず笑ってしまった。

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2026年08月10日

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