島本理生の作品一覧
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Posted by ブクログ
私にはとってもよかった。
ずっと外見を気にして、恋愛ができなかったから。
【多数派ってそんなにいいものではないですよ。右に倣えで考えてない人ばかりですから。そんなに素晴らしいものではないです】
私はずっと多数派だった。多数派が良いと思ってた。これを読んでハッとなった。
【直感が唯一価値があるものです。直感を信じていれば、いい方向にいきます】
カウンセリングでも言われたな。
これからは直感を大切にしたいな。
【私は気遣っているんじゃない。人目を気にしているんだ】
私も同じところがある。人目をきにしちゃう。
どうしたらいいのかな。
コンプレックスは悪いことばかりではなく、それがきっかけでいい面もあること。
外見だけではなく、中身を磨けばきっと輝けること。人の意見をそのまま受け入れて多数派になるのではなく、自分の直感を大切にすること、
そんなメッセージを受け取った。
Posted by ブクログ
思った以上に良かった。夏の裁断だけだったら、きっと振り回されるだけの話で辟易としてたと思うけど、秋冬春とぐねぐね曲がった回復の道を辿る様な感覚でとても良かった。つまり評価された夏より秋冬春が私的には好き。主人公が心理学専攻だった設定により、精神的不安定さが論に基づいて表現されているのが◎ポイント。
はじめての島本さん作品。細かく感覚的な部分が書かれていて、主人公と同一の体をもったかのように読める。引き込まれる。他の作品も読んでみたい。
夏の裁断:何が本当で何が嘘なのかわからなくなった。特に後半。ただ、千紘の主観だから嘘も本当もなく、そう感じたらそれが本当になるのだろう。千紘の主観が積もったものが過去であり、それに囚われているのだから。
柴田さんの洗脳するやり口と、千紘の振り回されっぷりはすごい。猪俣くん相手だと一歩引いて感じだり考えたりしてるのに、柴田さんにはできずに視野がとても狭くなっているのがよくわかる。柴田さんの話は主観が強すぎて、読んでいて車酔いする感覚。
清野さんの、他人とは距離を置く不思議な関係ではあると思う。生い立ちも影響して恋とか愛とか相手と混ざり合うものは苦手なのかな、と。
奪いもしない与えもしない相手といるのは、自分も強く自立しなければ不安定になる。関係性に名前があったってずっと繋がれるわけではない。
囚われていた過去やひっかかりのある人間関係に向き合うまで成長して、自分なりに新しく解釈(意味付け)をすることで前に進むことができてスッキリした。すぐには変われないけど、自分と向き合い考えて行動するとこれからどう生きていくかは変えられる。と思える小説。