花魁作品一覧
-
-親のために女衒に売られた娘。高値をつけられるために、女衒と性技を磨く日々のうち、徐々に互いに想いを募らせるが……!? 「人身売買の街 ~吉原で死んだ女たち~」 憧れの花魁は、客に本気の恋をする。破滅の道をたどる彼女を、禿は必死に引き留めようと大奮闘! 「花魁道中 ~かむろ坂~」 堅物の母に反発する娘だが、実は母は私娼だったことを知り、自らも私娼へ。しかし、私娼取り締まりの警動で無料遊女に堕とされてしまう! 「けいど女郎」 私は実父を殺した男に育てられている――不安と恐怖の中、すれ違う娘と老人! 「佐渡おけさ」 遊女として生き抜く女の涙の4作品!
-
5.0
-
-
-
-
-
3.0ボストン美術館に所蔵された歴史的名作を写真と一緒にわかりやすく解説! ボストン美術館が誇る名画の数々から、ミレー、ルノアール、モネ、マネ、ゴッホなどのヨーロッパを代表する絵画、そしてボストン美術館の特徴でもある北斎や歌麿など国宝級の日本絵画を厳選して紹介&解説! 目次 はじめに ◆ボストン美術館とは 1.「種をまく人」ジャン=フランソワ・ミレー 2.「馬鈴薯植え」ジャン=フランソワ・ミレー 3.「画家のハネムーン」フレデリック・レイトン 4.「吉報」アースキン・ニコル 5.「音楽のレッスン」エドゥアール・マネ 6.「腕組みしたバレーの踊り子」イレール・ジェルマン・エドガー・ドガ 7.「池畔に憩う人たち」ポール・セザンヌ 8.「卓上の果物と水差し」ポール・セザンヌ 9.「赤い肘掛け椅子のセザンヌ夫人」ポール・セザンヌ 10.「ベレー帽の自画像」ポール・セザンヌ 11.「鵞鳥に餌をやる子ども」ジュリアン・デュプレ 12.「パリの女たち―サーカス愛好家」ジェームズ・ティソ 13.「庭のカミーユ・モネと子ども」クロード・モネ 14.「睡蓮」クロード・モネ 15.「ブージヴァルの踊り」ピエール=オーギュスト・ルノアール 16.「アルジェリアの娘」ピエール=オーギュスト・ルノアール 17.「ドミノ遊びをするガブリエルとココ」ピエール=オーギュスト・ルノアール 18.「野原で花を摘む娘たち」ピエール=オーギュスト・ルノアール 19.「オーヴェールの家々」ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 20.「機織りをする人」ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 21.「柳下美人図」鳥居清長 22.「花魁と禿」葛飾北斎 23.「寛政三美人」喜多川歌麿
-
3.7「指じゃ足りねえって…自分でわかってんだろ?」本能で求められ、心より早くとろけるカラダ。私だけの「α」にナカを何度も熱く満たされて…っ!――時は江戸、花魁の瑠璃は男を狂わす性・「Ω」だった。客に求婚されても気乗りしない瑠璃だったが、ある男との再会で激しく発情し…!?さらに、大正時代の一途すぎる幼馴染αや、溺愛してくれる獣人αと、身分差も忘れて奥まで繋がって…?フェロモンで高ぶる全身を愛され、奥まで突かれてイク…またイっちゃう…っ!珠玉のオメガバースTLアンソロジー、第一弾!【表紙:つきのおまめ】(収録作家名:桂タマミ/ 小神よみ子/片倉みっき)
-
-
-
-さすらいの辻音楽師に恋をしてしまった裕福な家の令嬢・和子。だが、富める者と卑しい者、身分違いの恋は当然実るはずもなかった。そんなある日、父が事業に失敗。借金返済のため和子は吉原に女郎奉公することに。その前日、偶然にも辻音楽師と再会した和子は、男と一夜の契りを結ぶ。「吉原一の花魁になったら会いに行くよ」そう約束をして別れた二人だったが――。娼婦に落ちながらも愛する人を待ち続ける女の悲恋「夢十夜」、親のため金持ちと結婚させられた少女の恋愛奇譚「生まれつきの運」など、たとえ他の男に抱かれても恋人への想いを一途に貫く女たちの、儚くも美しい5つの物語。
-
2.0
-
-女の地獄、吉原に幼い頃に売られてきた滝川と花扇。違法の媚薬を使って男をつなぎとめ、足抜けして折檻を受け……遊女たちは生き地獄をもがきながら、「花魁」の地位を求め続ける!(「抱かれ地獄~吉原淫獄史~」) セックスレスの夫より、絶倫女たらし総理のほうがマシ!? 伯爵夫人極子が、女の性愛に目覚める!(「鹿鳴館の花 戸田極子」) 夫婦のベッドでは、常に鞭の音が響いていた! サドの夫に苦しめられた常子の前に現れた、イケメン白人男性。優しい愛撫に蕩かされた末に訪れた、恐るべき事件とは!?(「貴婦人の罪 森常子」) 「おとうと「遊ぶ」のが一番好き……!」継父に淫蕩に迫る、美しい娘。娘を溺愛し続けた母の下した決断!(「蛇むすめ」) 男女の闇を描く、波瀾万丈の4作品を収録!
-
2.0「お前は私の所有物だ」。ここは女が男を買う男遊廓――“狂輪”。こんな処で生きたくないのに、どうして抗えないの――親友に騙され、遊女として働く契約書にサインしてしまったりんか。絶望するりんかを謎の組織が買い取り、なんとかその場を切り抜けたが…「お前を買った。600万返すまでここで遊女か下女として働け」現れたのは狂輪の楼主・柊。「身体で教えてやろうか」りんかの抵抗むなしく、両脚は淫らに開かれてウブなアソコに無理矢理固いモノをねじ込まれて…!?借金返済まで下女として働くことになったが、その度に柊の指に秘所を掻きまわされ…トロトロに蜜が溢れて…身体を好き勝手にされる事に深い快感は押し寄せて…。
-
4.3「お前、男だろ」――【美しすぎる花魁×孤独な美人画絵師】 最悪の出会いが、ひとりの花魁の人生を狂わせる――! 時は江戸時代後期。 家族を食わせるために年季明けまで男とばれないことを条件として吉原遊郭の大見世・椿屋に買われた宗太。 10年後、彼は奇跡的に水揚げもせぬまま、絶世の美しさを誇る白椿花魁として吉原中に名を轟かせていた。 しかし、白椿花魁を描くために椿屋を訪れた美人画絵師・龍春に一瞬で男であることを見抜かれてしまい…!? 本当の名を捨てて女として生きる白椿と、人生を捨ててまで美人画に執着する龍春。 やがて互いの熱を求め合うふたり、廓の中で「愛」は生まれるのかーー?
-
3.0借金の形に芳町遊郭へ売られる前夜。最後の思い出にと、忍は幼なじみの俵谷信二と初めての夜を過ごした。――それから五年、男狂いの花魁として浮き名を流す忍は、陸軍少尉となった信二と再会。ずっと探していたと告げられ、幾多の男たちに抱かれ汚れた身体を恥じつつも、恋する男の愛撫に忍の心は甘く疼く。「おまえは誰でもいいんだな」感じやすい淫らな身体をなじられ、手荒く抱かれるが、信二への想いは募るばかり。けれど、信二の上官・二宮から身請けの話が持ち上がって――。
-
3.8
-
3.7日本橋の近く、傘や下駄問屋が多く集まる町・照降町に「鼻緒屋」の娘・佳乃が三年ぶりに出戻ってきた―― 著者初・江戸の女性職人が主役の書下ろし新作<全四巻> 1巻「初詣で」内容 文政11年暮れ。雪の降る中、18で男と駆け落ちした鼻緒屋の娘・佳乃が三年ぶりに照降町に戻ってきた。 懐かしい荒布橋(あらめばし)を渡り、町の入り口に立つ梅の木を、万感の思いで見上げる佳乃。 実家の鼻緒屋では、父が病に伏せっており、九州の小藩の脱藩武士・周五郎を見習いとして受け入れていた。 父にかわり、職人として鼻緒挿げの腕を磨く佳乃は、新鮮なアイデアを出して老舗の下駄問屋の宮田屋に認められ、吉原の花魁・梅香からも注文を受ける。 自分を受け入れてくれた町に恩返しをすべく、日々を懸命に生きる佳乃だったが、駆け落ちの相手・三郎次が あとを追ってきて―― 「己丑の大火」前夜の町と人々を通して描く、知恵と勇気の感動ストーリー。
-
4.2
-
3.9
-
-全国の書店員が「世に出したい」新作を選ぶ、エンタメ小説新人賞 第 1 回 本のサナギ賞大賞作品が分冊版で登場! 「読み終えたときは胸が震えた。完成度の高さで群を抜き、これほど読ませる作品を書く作者が、いままで無名であることが信じられなかった」 さわや書店・松本大介 <あらすじ> 天保八年、飢饉の村から 9歳の少女、駒乃(こまの)が人買いによって江戸吉原の大遊郭、扇屋へと口入れされる。駒乃は、吉原のしきたりに抗いながらも、手練手管を駆使する人気花魁、艶粧(たおやぎ)へと成長する。 忘れられぬ客との出会い、突如訪れる悲劇。苦界、吉原を生き抜いた彼女が最後に下す決断とは…。 「ここは吉原じゃ。世間からは苦界とか地獄とか呼ばれておる。お前にもそのうちわかる。ここから生きて出たければ強い心を持たんといかん。それができないものは死んでいく。馴染むものには極楽じゃ、嫌う者には地獄じゃ。まあ、これはどこも同じじゃがな…… 地獄か極楽かはお前さん次第じゃ」 本書は2017年に小社より刊行された著作を上下巻に分冊したものです。
-
4.7地域密着型の中堅出版社でタウン誌の編集長として働く朝比奈茉鈴(あさひなまりん)はバリキャリ系女子。草食系の新人・舘脇陽都(たてわきひのと)を部下として迎え入れ、鍛えてやる!と息巻いていた。だが、このごろは、期待以上の結果を出してくれる舘脇が気になりはじめている。一方、舘脇はといえば、実のところ草食系どころか肉食系……、それもむしろオオカミ系!? そんな年下オオカミの実態を知らない茉鈴、寝不足続きのがんばりも実り、今月も無事入稿。そのまま寝落ちしたと思いきや、目の前に舘脇の顔が迫り……。【著者紹介】朝陽ゆりね(あさひゆりね)大阪出身。漫画原作者。キャラ文芸・恋愛小説・ライトノベル・BL小説家。代表作:『花魁遊戯 夜の蜜の甘く濡れる(原作)』『祠☆闘士シリーズ』『気流師怜花さんのフィーリングファイル』『カノジョを捉まえろ!』
-
4.0
-
5.0
-
4.0「あんたがお照で、あたしが美晴。何ともお似合いの二人じゃないか。」 元花魁と女中が二人暮らし。出るのは鬼か……。 気っ風と純情――江戸の女を描き尽くす著者新境地! お照は義父の卯平に命じられて、亀井町の妾宅で働いている。主人は卯平の奉公先である室町の呉服屋、砧屋喜三郎だ。 喜三郎は手代上がりの婿養子で、妻のお涼に頭が上がらない。そのため、吉原の花魁だった美晴を囲っていることは秘密である。通い番頭の卯平は喜三郎の兄貴分で、自分を引き上げてくれた弟分を守るべく、義理の娘に美晴の世話をさせることにしたのだ。 卯平は「美晴が男を連れ込んだら、すぐに教えろ」とも、お照に命じていた。 それぞれが手前勝手な思惑を抱える中、美晴とお照の付き合いは思いがけず深まっていく……。
-
-実在事件「権八事件」をベースに遊郭の花魁のいきざまを描く!! ※この作品は「まんがグリム童話 眠れる谷の獅子」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
-
-
-
-
-
4.0
-
-表向きはある大企業での「接待」、本当は地下遊郭で客を取る。OLのほのかは親ののこした借金のカタに遊女まがいの仕事をさせられる。ある日、客としてやってきた津田にいきなり身請けされ借金は全額返済、彼の家へと連れてこられてしまう。無愛想で無口でちょっとコワく見える、でも優しくて男らしい。ピンチを何度も助けられ、ほのかは津田にだんだんひかれはじめていくのだけれど?「こんなに濡れてるのに。ほら音、聞こえるだろ…どうしてほしい?」「あっ、も、奥、じんじんしてるからっ…はやくいれてください!」。キュートでえっち。イケメン男子との読み切りスウィートラブ。
-
1.7江戸・吉原。「おっ、見ねぇ、花魁道中だ」道行く人々が足を止める。“蛇”が言う。「お鶴、いいかよく見ておけ。これが吉原百万両の大傾城、蒼桐花魁だ」それが私と、生涯を賭して戦う事になる蒼桐花魁との初めての出会いだった。私は没落した武士の娘だった。父は農業を始めたが上手く行かず、もう質種も尽きて明日の食い扶持にも困っていた。まだ幼い弟妹の為に私にできる事は、自らの意志で人買いに買われる事だった。人買い“蛇”に、私は生娘のまま、男を悦ばす手管を教え込まれていく。「見ただろうあの蒼桐の見事な花魁道中。お前は今日からあれを目指せ。吉原一と謳われる蒼桐を超えてみせろ、お鶴」私が、あの人を超える花魁に…!?
-
-
-
5.0
-
-
-
-
-
-恋を知らずに、男を知った。 遊女の幸せって、なんですか? 慕っていた、たけ姉ちゃんを追い、吉原に足を踏み入れたマツ。あれから7年。遊女・きららとなったマツは、淡々と吉原での日々を過ごしていた。そんな彼女の前に突然現れた女と男。二人の存在が…!?
-
-花街に巣くうは鬼かあやかしか。失せ物、揉めごと、よろずごと。青藍と蘇芳、二人のあやかしにお任せあれ。幻想時代怪異譚、開幕。 帝都を流れる湯埜川の中洲に広がる花街・湯ノ都。絢爛たるにぎわいと色恋のもつれが毎夜くりひろげられる遊郭地帯である。ろうそくからしたたるろうのように、涙と嫉妬、怨みと悲しみが日々流れ、あやかしたちを吸い寄せる。そんな花街を悩ませる揉めごと困りごとを引き受けるのは、あやかしが営む萬屋である。人ならぬ美青年・青藍は、今日も今日とて萬屋に舞い込んだ依頼“物言う櫛”の一件で櫛屋を訪れていた。櫛屋に代々伝わる“物言う櫛”は、それを授かった遊女を花街一の花魁に出世させる魔力を持つという。こともあろうに花魁見習いの雛櫛はそれを自分の客に契りとして与えてしまったのだ。青藍は櫛を回収して不始末を片付けたのだが、せっかく取り戻した伝説の櫛を、少年のような謎の禿・蘇芳が横から「俺に譲ってください」と奪おうとする。一目で蘇芳が人ならぬ者であると見抜いた青藍は、訴えを退けて持ち主である雛櫛へ櫛を戻す。だが、櫛の声を聞いた雛櫛は、櫛があやかしであると訴え、真っ二つに折ってしまう。手放せば、災いを招くかもしれないと囁かれた呪いか否か、雛櫛は盗みを暴かれ、折檻を受けた末に自ら縊り死んだ──ほの暗い行燈の灯りに浮かび上がる幻燈のようなあやしい世界。温泉の河から立ちのぼるのは湯気か、魂魄か。ひそやかな火花を散らすは妖火か、人魂か。廓(くるわ)から離れられない幽霊・夕霧が指した方角に蘇芳が見たのは、枯れ柳にまとわりつく雛櫛の亡霊だった! 妖火、なぞの失せ物、花魁の虚言、そして人を喰らう鬼の噂……つぎつぎと現れる廓の難事。よるべない孤独なあやかし・蘇芳は萬屋見習いとして花街に居場所を見つけられるのか。廓に生きる女たちの涙はむくわれるのか。幻想時代怪異譚、開幕――
-
4.5
-
3.0
-
5.0
-
2.0
-
-
-
3.0
-
3.8憧れだった彼の無理難題に応えようとした少女の一大決心。雪の日助けられた少年が心を込めて作る贈り物。冬休みの宿題と大人の恋愛成就に奮闘する姉弟。新吉原の花魁・玉扇が見つけた本当の愛。秘かに想うショコラティエは姉の恋人……かけがえのない気持ちといつも一緒。チョコレートにまつわる愛と涙と笑顔に満ちた珠玉の短編集。甘くほろ苦い秘密の5粒をどうぞ。 【目次】プラリネ(櫻川さなぎ)/かぐや姫のチョコレート(今野緒雪)/ちょこれいと六区~うちの悪魔で天使な弟が~(我鳥彩子)/花わずらい(はるおかりの)/2/14(岩本薫)
-
4.0
-
-花街を舞台にした人気の乙女ゲーム『百華夜光』を、ゲームシナリオを手がける宙地さんによりノベライズ! 花街の外を知らず、自由に憧れる花魁候補の少女・出雲。彼女の出生の秘密が花街を揺るがす大騒動に発展する。 カバーイラストは原作ゲームのキャラクターデザインを務め、イラストや漫画など、多方面で活躍中の漫画家・霜月かいり先生が担当されます。
-
-一夜の夢を売る遊郭において、唯一男の花魁を置く店「月がくれ」。その中でも特に人気を誇る光桜は客と床入りをしない“童貞花魁”としても名を馳せていた。花魁でありながら、光桜が童貞を守り続ける理由とは――?
-
-大好評の『和を楽しむ 大人の切り絵』に続き、日本の風景や季節の風物、縁起物などを中心に細密な切り絵を楽しむ一冊。 前書同様、全ての作品に、そのまま使用できる型絵用紙付き。初めての人でもカッター1本ですぐに高度な作品が完成します。 ◆収録作品◆ 風景のモチーフ 「銀座の風景」 「五重塔と舞妓」 「スカイツリーの見える風景」 「富士山の見える風景」 伝統的なモチーフ 「阿修羅」 「毘沙門天」 「夏の古都」 「大仏様」 「風神」 「雷神」 「鳥獣戯画」 「舞扇」 「武者絵」 「歌舞伎助六図」 「源氏物語」 「花魁」 「七福神と宝船」 「兜」 「獅子舞」 花鳥のモチーフ 「ひまわり」 「菖蒲」 「むくげ」 「蓮」 「テッポウユリ」 「ポインセチア」 「柿」 「さくらんぼ」 「筍」 「わらび」 「薔薇」 「シクラメン」 「椿」 「つばめ」 「梅」 「ツツジ」 ※P33~P96の間に白ページが入っていますが、これは紙の書籍時に絵を切り取るための裏紙に当たる部分ですので、ご了承ください。
-
-
-
3.3金四郎が掴んだ花魁の死の真相と切ない思い。 吉原日本堤の外に広がる田んぼで、稲本屋の花魁・雛菊が刀で斬られて亡くなっていた。見つけたのは、昨夜雛菊と話を交わしていた、18才の遠山金四郎だった。金四郎は、実は旗本家の跡継ぎだったが、複雑な家族関係から遠山家を継ぐことは当分無く、家を出て歌舞伎の森田座で笛方をしていた。 金四郎は、旧知の狂歌師・太田南畝、浮世絵師の歌川国貞とともに、彼女がだれに殺されたのかを探り始める。調べを進めていくと、雛菊があるときから店に来る男たちに心中を持ちかけていたことを知る。 彼女は、なぜ心中を望むようになったのか。 金四郎は、いつしか雛菊の暗い心のうちに踏み込んでいく。そして、彼女に関わっていた男たちも、いろいろなものを抱えて生きていることに気づき、簡単には変えられない世の中の非情さと己の無力さを知るのだった。 雛菊の死を巡る謎は意外な真実が待ち受けており、全編サスペンスに溢れた優れたミステリーにもなっている。 第11回小学館文庫小説賞の受賞作。文庫化にあたり、「恋の手本となりにけり」から題名を変更し、著者が大幅に加筆したものを電子化しました。
-
-「あいにく女に興味はないんだ」冷笑を浮かべ花魁のような女に言い放ったのは日野原有慶、祈祷師一派『朱雀』頭領の次男だ。妖艶な女はあらぬ場所に目を持つ異形のものだった――。編集プロダクションギャロップの新人カメラマン朝比奈彩羽は初めての担当、『日本神話入門』取材のため現役の神主有慶を紹介された。桜回廊と呼ばれる桜の名所で撮影に夢中になる彩羽だったが、そこは封じられた妖魔の巣窟だった。桜に酔うように朦朧とする彩羽、そして祖母まで憑依され事態は一刻の猶予も許さない。自らに宿る力を知らない彩羽は火を従える有慶と周囲の者達により名に込められた意味も悟る。夢に向かう彩羽は新たな一歩を踏み出せるか。
-
3.3元火盗改方与力の祖父と麻布狸穴町で暮らす結寿が、八丁堀同心の妻木道三郎とともに、界隈で巻き起こる事件の謎を解き明かす大人気シリーズ。妻木への初恋を胸の奥にしまい、御先手組の小山田家へ嫁いだ結寿。やがて夫の万之助と心を通わせあい、娘の香苗が誕生。ところが、予期せぬ出来事が婚家を襲う。辛い別れを経て狸穴町へ帰った結寿。懐かしい人々との穏やかな毎日が始まるかと思いきや、かつてのように、妻木とともに様々な事件の解決に走り出すことに。押し込み騒動、花魁殺し、子攫い……。罪に苦しむ人々の心を解きほぐすうちに、結寿自身の心にも変化の時が訪れて――。
-
-
-
3.5
-
3.0
-
3.0
-
-
-
4.0
-
-
-
5.0「ひいい…アソコも、尻の穴までベロベロ舐めないでェ…」 幼馴染の花魁に騙され、変態客ばかりを相手にさせられることに!? 恋に狂った女の愛憎劇「最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~」、姫の命を救うには、孕み女の腹を裂いて胎児を薬にするしかない…! 残虐な任務を受けた白拍子の選択とは―――「安達ヶ原の鬼婆」、強気で美しい姫は日夜兄の慰み物に…!? 「お市~華の戦国~」、出兵した夫の弟に娶られ昼は馬車馬のように働き、夜は激しい情事に追われ――戦時中の動乱を生きた女の生きざま! 「兄弟嫁」。汐見朝子がおくる、愛を貫く女たちの物語4作品を収録!
-
4.0
-
3.0
-
-「この村に男がいるわァ!」「クソ男だけど、丈夫そうな男盛りは貴重よねェ!」 男たちが戦場に徴兵された村にやってきた記憶喪失の男。彼を見つけた村娘・ジュヌビーヴは、男日照りの村女たちの目の色が変わったことに戦慄する。男とジュヌビーヴの運命とは!? 眠れる森の美女をモチーフとした表題作「眠れる谷の獅子」のほか、イソップ寓話「金の斧 銀の斧」を下敷きに叔母と姪、ヒモ男の三角関係を描いた「女王蜂は風を掴む」、実在事件「権八事件」をベースに遊郭の花魁のいきざまを描いた「奈落炎情」、さらに専業主婦の友人が劇団のイケメン俳優に色をこきまくって身をもち崩す流れを描いた「妄執」を収録。官能と大胆なストーリーに定評がある葉月つや子ならではのストーリーをお楽しみください。
-
3.5
-
4.0
-
4.0
-
-
-
3.7
-
3.0
-
2.7
-
4.3
-
3.0叔父である滝江伯爵が亡くなり、叔母と従姉妹によって吉原に売られた詩穂だったが、一度も客を取ることなく身請けされることに。詩穂を買ったのは、隻眼の男・結城伊織子爵だった。会ったこともない自分をどうして身請けしてくれたのか? 疑問に思う詩穂だったが、伊織は何も言わずに彼女のカラダを蹂躙する。しかし、ともに暮らすうちに彼の不器用な優しさに触れた詩穂は、孤独に満ちた彼の心を癒したいと思い始め――…。 表題作ほか、許されないけど止められない! 先生×生徒の禁断愛とひとりの男を巡る双子の姉妹の愛憎物語を収録したドラマチック&エロティックな最新コミックス☆
-
3.0叔父である滝江伯爵が亡くなり、叔母と従姉妹によって吉原に売られた詩穂だったが、一度も客を取ることなく身請けされることに。詩穂を買ったのは、隻眼の男・結城伊織子爵だった。会ったこともない自分をどうして身請けしてくれたのか? 疑問に思う詩穂だったが、伊織は何も言わずに彼女のカラダを蹂躙する。しかし、ともに暮らすうちに彼の不器用な優しさに触れた詩穂は、孤独に満ちた彼の心を癒したいと思い始め――…。 表題作ほか、許されないけど止められない! 先生×生徒の禁断愛とひとりの男を巡る双子の姉妹の愛憎物語を収録したドラマチック&エロティックな最新コミックス☆ ※本コンテンツは単行本「蜜月は愛より濡れて」を分冊したものです。
-
4.7
-
-涙がブルーダイヤに変化するという特異体質のせいで父親に幽閉されていた「天音」(アマネ)。これまで外の世界に出たことがなく、世間知らずな彼女は、身一つで夜の喧騒賑わう華やかな街に迷い込む。たちの悪い男から助けてくれた花魁「夕凪」(ユウナギ)の所で匿われて数日、夕凪が“女性の相手をする”その時間は天音には退屈で、そして胸を締め付けられる時間でもあった。その日もいつものように夕凪を待っていると、不敵な笑みを浮かべ「伊吹」(イブキ)と名乗る男が現れた。伊吹は言葉巧みに天音に近づき、強引に唇を奪い着物を乱していく!!「やぁっ…」「ここは嫌って言ってねーけど?」強引に天音を奪おうとするその男の正体は!?そして天音の想いは夕凪に届くのか!?花街シリーズ待望の第2弾!!
-
5.0今や看護師は、社会に欠かせない職業である。専門知識や技能を身につけ、国家試験に受かってはじめて就くことのできる専門職であり、人の健康や命を守る尊い職業として広く認知されている。しかしかつては「カネのために汚い仕事も厭わず、命まで差し出す賤業」と見なされていた。 家老の娘に生まれながら、この「賤業」につき、生涯をかけて「看護婦」の制度化と技能の向上に努めたのが、大関和である。和は離婚して二人の子を育てる母親でもあった。 これは近代日本において、看護婦という職業の礎を築いたシングルマザーの物語である。 【目次より】 ●第一章 故郷黒羽 家老の娘/「嫁田」の友/田打桜/物言う嫁 ●第二章 鹿鳴館 パン・ペルデュ/牧師植村正久/「看病婦」と「看護婦」/婦人慈善市/大山捨松からの誘い/リディア・バラの決意/メアリー・トゥルー/横浜の貧民窟 ●第三章 桜井看護学校 「東の慈恵」「西の同志社」/校長矢島楫子/断髪の新入生/『看護覚え書』/病院実習/「器械出し」の名人/花魁心中騒動/「泣キチン蛙」/トレインド・ナースの誕生 ●第四章 医科大学附属第一医院 「白衣の天使」/松浦里子と本多銓子/「我朝のナイチンゲールとならん」/医師との軋轢/「求めよ、さらば与えられん」 ●第五章 越後高田「知命堂病院」 高田女学校/「廃娼演説会」/瀬尾原始との再会/鈴木雅、天然痘と戦う/日本初の派出看護婦会/婦人矯風会の授産施設/赤痢の村へ/「避病院」の改良/日清戦争と看護婦/「衛生園」にかけた夢/岡見京との邂逅 ●第六章 東京看護婦会 派出看護婦会の乱立/後藤新平との約束/木下尚江からの求婚/相馬愛蔵の誠意/遊郭から逃げた少女/『派出看護婦心得』/鈴木雅の引退/「貴官の剣を貸し給え」/『婦人従軍歌』/慰問袋運動 ●第七章 大関看護婦会 「生まれては苦界、死しては浄閑寺」/大関看護婦会/内務省「看護婦規則」/大山捨松、スペイン風邪に倒れる/鈴木雅との別れ/関東大震災
-
-10分で読めるミニ書籍です(文章量12,000文字程度=紙の書籍の24ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 書籍説明 『花魁』とはただの『売春婦』だと思っていないか? 現在、日本一のソープランド街とされる東京都台東区にある吉原(よしわら)。 住所として[吉原]は現在存在しないが、江戸時代は吉原遊郭と呼ばれる江戸幕府公認の売春地区エリアがあり、そこで働く遊女とは娼婦だった。 現在の吉原には総額一万円の格安店から総額十万円の高級店まであるが、 江戸時代であれば遊女のなかでも位が高いとされた『花魁』と床入りする迄には、数百万円かかったとも言われている。 安くなったもんだ。安い女も増えたもんだ。 上級遊女である花魁のなかでも更に位の高い『呼出し昼三』と呼ばれる花魁と遊べる客とは、 豪商や豪農、大店の旦那であり、現代で言うエリート中のエリート。 『花魁』とは庶民には手が届かない『高嶺の花』の存在だったのだ。 男性たちはなぜ、高嶺の花の存在を求め、大金を払ってまで足繁く吉原に通ったのか? 遊女とは性サービスを行うだけの娼婦ではない。 男性客を夢中にさせ、“惚れさせる”テクニックを持ち合わせた花魁は、ただの売春婦でもなければ、性サービスを中心とした現在の風俗嬢とも違う。 恋愛とは何かを教えてくれる場所が吉原であり、本気で惚れさせるプロであった『花魁』の務めだった。 男性が本気で惚れてしまう『花魁』と呼ばれていた良い女とはどんな女性であり、男性をどんな方法で虜にしていたのか? 花魁から【良い女の極意】を学べば、今日から貴女も男を虜にする良い女の仲間入りだ。 著者紹介 皐月ゆりあ(サツキユリア) 波乱万丈な職業経験(飲食業、風俗、水商売など)と闘病経験(睡眠相後退症候群、双極性感情障害(躁鬱病)、薬物依存など)から得た教訓と人間のおもしろさを、 脳科学、心理学、精神医学を活用し独自に発信中。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。