ディスカヴァー文庫 滔々と紅 (本のサナギ賞受賞作)
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ディスカヴァー文庫 滔々と紅 (本のサナギ賞受賞作)

1,100円 (税込)
550円 (税込) 12月31日まで

2pt

全国の書店員が「世に出したい」新作を選ぶ、エンタメ小説新人賞

第 1 回 本のサナギ賞大賞作品が文庫版で登場!

「読み終えたときは胸が震えた。完成度の高さで群を抜き、これほど読ませる作品を書く作者が、いままで無名であることが信じられなかった」 さわや書店・松本大介

<あらすじ>
天保八年、飢饉の村から 9歳の少女、駒乃(こまの)が人買いによって江戸吉原の大遊郭、扇屋へと口入れされる。駒乃は、吉原のしきたりに抗いながらも、手練手管を駆使する人気花魁、艶粧(たおやぎ)へと成長する。
忘れられぬ客との出会い、突如訪れる悲劇。苦界、吉原を生き抜いた彼女が最後に下す決断とは…。
「ここは吉原じゃ。世間からは苦界とか地獄とか呼ばれておる。お前にもそのうちわかる。ここから生きて出たければ強い心を持たんといかん。それができないものは死んでいく。馴染むものには極楽じゃ、嫌う者には地獄じゃ。まあ、これはどこも同じじゃがな……
地獄か極楽かはお前さん次第じゃ」

本書は2017年に小社より刊行された著作を文庫化したものです。

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ディスカヴァー文庫 滔々と紅 (本のサナギ賞受賞作) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    映画3本見るよりこれを1度読んで欲しいと思いました。それほどまでに、詳細な設定、工夫された書き方、引き込まれる内容に驚きました。もっと早くに出会いたかった作品です。かならずまた読みたい、そう思わされるものでした。

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    凄い本に出会った気がした。
    本作は「本のサナギ賞」受賞作。
    初っ端から一気に引き込まれる感覚は
    作者の技術力の高さが窺えるし、
    実際に見聞き体験してきたかのように緻密で
    あまりにも完成されている。

    ちょうど葛飾北斎を知る展覧会に縁があり、
    吉原のことがタイムリーに話題に上ってきた。
    たった200年

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    今、行ける吉原

    大飢饉で餓鬼と乞食と屍人が溢れる地から吉原へ売られてきた少女の一生のお話。

    吉原の生活はもとより姉女郎(先輩)とのやりとり、昇進、禿(後輩)との関係など、作者は昨日まで吉原で生活していたのではと思うほどリアルかつわかりやすく描かれている。うっかりすると「〜ありんす。」が移りそうに

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    身売りされる前の生活や吉原での出来事など細かく書かれていて苦しい。
    話の最初と最後が繋がった瞬間のああ!!ってなる感覚。

    0
    2022年01月30日

    Posted by ブクログ

    多くを語らずテンポよく進む文体から登場人物の雰囲気が感じられて、良質な落語の人情噺を聞いたような読後感がある。

    0
    2018年04月02日

    Posted by ブクログ

    『本のサナギ賞』第1回受賞作品。
    文芸に新風を起こすべく立ち上げた新人賞。
    選考委員には、書店員が加わる。

    本を売るプロとも言える書店員のお眼鏡に叶う作品となれば、今の時代の読者が求める作品ということになるだろう。


    さて、内容は462ページという長編ながら一気に読みたくなる作品だった。

    江戸

    1
    2021年09月03日

    Posted by ブクログ

    やむを得ない事情で吉原遊郭に口入りした少女が花魁に出世し、ゆくゆくは足抜けを企て悲惨な結末に陥る、そんなありがちな物語だろうとタカをくくっていましたがいい意味で裏切られました。精緻な吉原の情景描写にあたかもその街にいるかのような感覚さえありました。

    1
    2020年04月05日

    Posted by ブクログ



    天保八年。奥州を襲う大飢饉により九歳の少女が女衒の手によって、江戸吉原の大遊郭へ売り飛ばされる。
    吉原の仕来りに抗いながらも、禿、新造を経て、やがて花魁へ。
    吉原からの足抜け。それは死を意味するが...
    最期の救い、心のよすがは宗教か。宗門に帰依すると。
    吉原を題材にした作品は数多あるが、本作は

    1
    2019年03月10日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに本で泣いた。吉原に売られ、禿から一流の花魁になってゆく主人公の話。花魁話にありがちな男を取り合ってキャットファイト等なく、当時の花魁の生活がリアル。賞受賞作にも納得。

    1
    2018年09月20日

    Posted by ブクログ

    吉原を舞台にヒロインが駆け抜ける。
    「本のサナギ賞」受賞作。

    天保の飢饉。
    9歳の少女・駒野は吉原の遊郭へ売られた。
    すぐは吉原に馴染めず反発していたけれど、禿となり、成長して新造となり、ついには花魁へ。
    ある日、足抜けを決行するが…

    勢いのある読みやすい文章で、どんどん話が進みます。
    艶っぽさ

    0
    2025年05月10日

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