憧れだった彼の無理難題に応えようとした少女の一大決心。雪の日助けられた少年が心を込めて作る贈り物。冬休みの宿題と大人の恋愛成就に奮闘する姉弟。新吉原の花魁・玉扇が見つけた本当の愛。秘かに想うショコラティエは姉の恋人……かけがえのない気持ちといつも一緒。チョコレートにまつわる愛と涙と笑顔に満ちた珠玉の短編集。甘くほろ苦い秘密の5粒をどうぞ。 【目次】プラリネ(櫻川さなぎ)/かぐや姫のチョコレート(今野緒雪)/ちょこれいと六区~うちの悪魔で天使な弟が~(我鳥彩子)/花わずらい(はるおかりの)/2/14(岩本薫)
Posted by ブクログ 2020年12月16日
全部面白かった。特に花魁の話とプラリネが好きだった。櫻川さなぎさん、と、はるおかりのさん。今度読んでみよう。
表紙絵とタイトルに惹かれて読んだけれど特に秘密な感じもしなかったし表紙絵っぽい話もなかったのはちょっと残念。もっとチョコレートが主役の話が読みたかった感じもする、かな。その点、今野さんのかぐ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月11日
チョコレートに関する、アンソロジー。
2話目の、チョコレートは手作りで、に
本当にこの台詞言うのがいるのか! と。
現実でやっても、反感以上のものはないですが
本当に作りに行く女の子がすごい。
落ちには笑いましたが。
そいつにやるのは、確実にもったいない!
江戸時代にもチョコあったのか、の驚きも...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月10日
そうか、チョコレートだバレンタインだ、と、お話を恋愛に持っていかなくてもいいのか。という、「2/14」がとても好きでした。
「花わずらい」も良かったです。遊郭ものは好み。
存じ上げない作家さんばかりのアンソロジー、しかもいただきものでしたが、楽しみました。
上質でうっとりするチョコレートが食べたくな...続きを読む