BL小説 - ガッシュ文庫作品一覧

  • 銀狼王子の許嫁~あなたに恋する満月の夜~
    3.2
    天狼を父に持つ桂珠は、完全に狼になれない落ちこぼれ。獣人が集まる名門校で、地味な学生生活を送っていた。花嫁探しも兼ねる学園で、いつか素敵な花嫁と出会うことを夢見て――。ある満月の夜、美しい銀狼と出会う。月の光を浴びて神々しく輝く銀狼に、桂珠は魅せられ密かに触れあった。夜が明けて学園がにわかに騒ぎはじめた。見知らぬ銀髪も麗しい美青年が訪れたのだ。「昨夜は失礼した。俺はセリオス。あなたの夫になる男だ」天狼を束ねる一族の御曹司セリオスに、桂珠は結婚を申し込まれて…!?
  • 憂鬱な嫁入り
    3.7
    由緒正しいお家柄――木下家の禁忌。それは双子の男の子が生まれると早死にするということ。それを回避するために女の子として育てられた一桃は嫁入り前に期間限定で、婚約者の高野と一緒に暮らすことに。だけど、完璧な女装をしていたにもかかわらず初対面で高野にイキナリ男だと見抜かれてしまう。家の為にもバレてはいけないと一桃は必死に隠そうとするが「むしろ好都合だ」と押し倒されそうになり…!?
  • 箱入り嫁と旦那様の甘い生活
    3.7
    小説家の柊吾が二条グループ会長から、将棋に勝った褒美として貰った「嫁」は、箱入りで大事に大事に育てられた、美しい青年――紫緒だった。はじめこそ揉めたこともあったが、仲睦まじく、甘々でラブラブな日々を過ごすふたり。しかし、柊吾の小説の映画化が決まったことで、思わぬスキャンダルに巻き込まれ、相手を想うからこその行動が、すれ違いと誤解を生んでしまう。事が落ち着くまで柊吾と離れようと決意した紫緒だったが……。
  • 秘めやかな蜜事~紳士倶楽部の饗宴~
    3.8
    アパレル会社の社長兼デザイナーの津田と、カメラマンの柏木、男前な二人が僕みたいな取り柄のない人間を好いてくれるなんて――。同僚の失敗を被ってリストラされた蓮。居酒屋のバイトもクビになったところを、客だった津田と柏木に拾われる。なんで、こんなに優しくしてくれるの? 疑問に思いながらも無気力だった蓮は導かれるまま、とある会員制の紳士倶楽部に足を踏み入れた。――津田と柏木、二人の愛人兼モデルとして、その無垢な身体を開発されるとも知らずに…。
  • 泣けるほど幸せなオシオキッ!
    -
    「僕はメイドだから…性的な奉仕をする覚悟です」もとお坊ちゃんで、今は親の残した借金のために働いている大河は、幼なじみでクラスメイトの幸路の家でメイドをすることになった! 幸路は幼稚舎で出会った時から大河のことが大好きと言って憚らない男。大河にとっては、大切な友人だが、「恋人」とは考えられないっ!! でもメイドになったからには、ご奉仕と称してエッチなことさせられる…! と覚悟して行く大河だが…!? ツンデレメイドに貞操帯・つけ耳&しっぽ――愛あるお仕置きv
  • 編集長の犬
    4.3
    「――おまえはMか? いや、バカか」この世のものとは思えないほどの美貌の男に罵られ、冷たくされ、大和の心は……ときめいてしまった。これは、恋だろうか? 印刷会社で営業職に就く大和は、新規担当の『ジョイント』編集部にて、運命の洗礼を受ける。編集長の佐治は、恐ろしいほど整った顔と歯に布着せない物言いで、ひたすら大和を翻弄する。困惑する大和だが、彼の仕事に対する姿勢に心揺さぶられ、尊敬は恋心へと伝播して――?
  • 麻己先生のマジ恋
    3.0
    くまのエプロンが似合い、童顔で優しく、園児にも大人気の麻己先生。大好きな幼稚園での仕事に幸せを感じていたある日、幼稚園を経営する寺の次男で幼馴染みの伽正と再会し、迫られてしまい大困惑! 恋愛経験が乏しくHも未経験の麻己はアプローチに戸惑うものの、びっくりするほどいい男に成長した伽正にドキドキが止まらない!? 触れられても拒めず、気持ちよくなってしまい……年下男の本気に振り回される、純粋で天然な麻己先生の恋の行方は――?
  • 詐欺師は恋に騙される
    4.7
    「お前の腕を買ってやろう」正体がバレた時の対応は三つ。まずはとぼけて言い逃れる。そして相手の情報を引き出し、最後はとっとと逃げ出す。 ――詐欺師の里見は、保険会社で成績優秀な外交員となっていた。入社して二ヶ月、突如、役員から呼び出される。専務の宇崎は三十代半ば。整った顔立ちに、思い当たる記憶はあった。幼いころ、養父とともに騙した新人外交員の顔だ。事件にしない代わりに、社内の横領を突きとめる片棒を担ぐことになった里見。監視を理由に宇崎と同居することになり…!?
  • いじっぱり姫の恋が実る日
    2.7
    かつて一時だけ身体をつなげたことのある幼なじみを、ずっと想い続けている――。シェアハウスの大家をしている誉は、年下の幼なじみ・春平と、相思相愛であるにもかかわらず、その想いを伝えられずにいた。春平には幸せになってほしいから……自分などではなく、もっと他の、相応しい相手と。だから何年もずっとまっすぐに好意を伝えてくる春平を拒否し続けている。そんな不安定な関係に、亀裂がはいる出来事が起こり――!? 素直になれない大人のすれちがい恋愛模様。シェアハウス住人のサイドストーリーも収録!
  • 恋までの距離~シェアハウス便り~
    3.0
    節約の為にシェアハウスに入居した苦学生の由一。ところが、そこで出会った帰国子女の喜心に、いきなりハグされてファーストキスを奪われてしまう。絶対許さない! と怒りを露わにする由一だが、不本意ながらも喜心と一つ屋根の下で暮らす間に、怒りも薄れ別の感情が…。だけど、喜心の前では絶対そんな素振りは見せられない。勤労学生に恋をする暇なんてないから…。自分自身にさえ正直になれないツンデレくんの恋の行方は―――!?
  • いつか咲く恋の花~シェアハウス便り~
    3.0
    長年同棲していた彼女と酷い別れ方をして、シェアハウスに入居する事になった雨音。ショック冷めやらぬ雨音の前に現れた隣室の住人は、恋愛セラピストを名乗る湯地だった。胡散臭い職業…と思ったのも束の間、湯地は強い眼差しと、優しい口調で傷ついた雨音の心を癒していく。そして、辛い恋を忘れるためには新しい恋をするべき、と突然、雨音にキスをしてきて―――!?
  • B.B. baddie buddy
    4.3
    「そろそろ抱かせろよ」――鳴神組の双璧と呼ばれる、武闘派の真砂と頭脳派の千郷。豪放磊落な真砂は、冗談か本気か、折に触れ千郷を口説いてくる。だが、千郷が身も心も許すのは、八年前、財務省を追われ自暴自棄になっていたところを拾ってくれた先代ただ一人。先代亡き今、組から抜けようと決めていた。そんな折、配下にある闇カジノで、八年前に千郷を陥れた元同僚と再会し…!?
  • 箱入り姫の嫁入り
    4.1
    「玖園さま、不束者ですが、よろしくお願い致します」日本人形が三つ指ついて挨拶する。将棋に勝った…それだけなのに、なぜか褒美として「嫁を貰う」ことになった小説家の玖園柊吾。しかも差し出されたのは、可憐な振袖姿の男嫁。昔馴染みの老翁・二条グループ会長から、養子の紫緒の婿に…と見込まれて、もちろん即座に断った。だが紫緒は、老翁の強引な「嫁入り」工作にもすべて従い、健気に手料理を持参する。うんざりしつつも次第に柊吾は、素直に「嫁に出される」紫緒に、もどかしさを覚えて…?
  • 夢で逢えたら
    4.0
    お笑いコンビ「サトスズ」の鈴木律は相方に報われない恋をしていた。だが、コンビとしては下り坂。事務所からコンビ解散を促されても、重い恋をひきずってなかなか前に進めない。そんな律の前に現れたのは、ラーメン屋開店を目指して日々懸命に働くフリーターの白瀬だった。「俺がいるんだから一人で泣くな」不規則な生活の律に食事を作り、苦しい恋に泣く夜はそっとそばにいてくれる。白瀬の優しさに触れ、未来の為に努力する姿を間近に見た律は、不毛な恋から抜け出す為にある決心をして――。
  • 野良犬たちの街
    3.3
    施設で育ったハーフの武生は、ウリの仕事をしながらいつかアメリカに父親を捜しに行くという夢を抱いて生きている。そんな武生の前に現れたのは、全国でも有名な暴力団の幹部・結城。結城は五年前の抗争で妻子を亡くして以来、明日が見えない毎日を死んだように生きていた。結城の奥底に見え隠れする優しさと虚無感に次第に惹かれていく武生。だが、武生と結城の前に、過酷な暴力団の掟が立ちはだかって―――。
  • 夜へと急ぐ二人
    3.5
    病気の母のために暴走族を抜け、整備工場で勤務する翠。彼は暴走族の時代の後輩が犯した過失を庇い、弁護士の北原に謝ることに。北原は一見すると知性的で温和な男だったが、何でも言うことを聞くから許してくれないかと頼み込む翠に突然キスをしてきた。「その程度で我慢しているんだ。十分紳士だろう?」紳士然とした北原が一変して、したたかで不遜な笑みを浮かべた。真夜中を駆け抜ける男たちのデッドヒートラブ。
  • 密愛契約
    4.2
    「自分に値段をつけたことがあるか?」あまりにも優雅で官能的な微笑だった。肉食獣を彷彿とさせる男の色気に、裕紀は凍りついた――。有名レストランで副支配人を務める瀬川裕紀は、独立を考えていた。資金集めに苦労する裕紀に、ある客が声をかける。高級クラブを営む実業家神矢が開業に必要な資金を出すと申し出たのだ。闇に繋がると噂に聞くが、以前から目をかけてくれた上客だ。能力を買ってくれたと純粋に喜ぶ裕紀。だが、神矢は代償として、ひとつ条件を出す。――裕紀が「愛人」になることを……。
  • 酷いくらいに
    3.7
    料理人見習いの瀬名広見は、兄の恋人だった愁藤秋をひそかに想っている。不幸な事故で家族と足の自由を失いながらも穏やかで優しく、懸命に生きている秋。片思いのままでもずっとそばにいて、彼の笑顔を守っていけたらいい。そう思っていたはずだったが、秋とあたたかい時間を重ねる中、愛しさとともに歪んだ欲望も募り――。せつなく愛しい年の差ラブ。
  • 蜜色カノン
    3.0
    ヴァイオリニストを目指す音大生の彩斗は、父の急死で夢を追うことが経済的に難しくなり悩んでいた。そんな折、彩斗のパトロンになりたいという男が現れる。彼・鈴木博達はかつて彩斗の父から援助を受けた実業家で、彩斗の音と彩斗自身に一目惚れしたという。「好きになってほしいから、君を傍においておきたい」甘い容姿と声で告げられ戸惑うが、博達に巧みに押し切られ、彩斗は彼と暮らすようになる。優しさに包まれて過ごすうち、彩斗は博達に惹かれていくが…!?
  • 龍と竜~啓蟄~
    4.3
    「お前なしでは生きられない、弱い男だ」 カフェで働く乙部竜城は、市ノ瀬組幹部の石神龍一郎と同棲中の恋人同士だ。昼夜問わずあらゆる場所で、愛を確かめ合っている。ある日竜城は、調理師免許を取るため学校に通うことに。しかし竜城が学業に夢中になり、すれ違いのセックスレスが続く中、他の男と馴れ馴れしくするなと龍一郎に脅されてしまう。最大の危機に竜城は―――!? シリーズ堂々完結!!
  • 部長の男
    4.0
    水科康太という純朴な青年を、一人前の使える男にすること……それが、出世を条件に、印刷会社広報部部長・日下部に課せられた任務だった。容姿に恵まれ処世術にも長け、仕事も恋愛も順調な男盛りのゲイである日下部にとって、真面目だが無愛想で目つきの悪い康太は、食指も動かない取るに足らない相手。しかし彼から予想以上に懐かれ好かれて、ペースを乱される。一途な想いをいじらしく感じた衝動で、日下部は康太を抱いてしまい……。
  • しめきりはご飯のあとで
    3.3
    「肉体関係を前提とした友人になってほしい」――幸せそうにご飯を食し、男は呟いた。手頃な値段で絶品の弁当をお客さんに提供する『惣菜の宇野坂』を切り盛りするのは、一家の大黒柱でもある宇野坂守里。毎日ヨレヨレの服で食べ物を求めにくる男が気になり、あれこれ世話を焼いていたら突然迫られた!? 戸惑いながらも彼に惹かれてしまう守里だったが――!? 変わり者美形小説家×兄貴肌の惣菜屋デリシャスラブ。
  • 恋のお味はモンブラン
    -
    親の会社が倒産し、セレブな高校に通えず、大好きなケーキも食べれなくなった陸は、転校初日、保健室で不良にいきなり「お前、オレの『オンナ』になれ」と言われ、初キッスを奪われた!! 野蛮なヤツ!と憤るも、その不良・鷹岡は陸の大大大好きなケーキ屋の息子かもしれない…?? ケーキは好きだけど、鷹岡は大っ嫌い!! そんな陸の気持ちとはウラハラに、チューされたりぎゅってされたりするたび、カラダとアタマはぽぅ~っとしてしまい…!?
  • お熱い夜は、あなただけ
    3.0
    あらゆる男を魅了するバーテンダー・ファロンの副業はビジネス愛人。親の破産以来、「世の中、すべて金」というのがファロンの信条だ。なのに、最近ミョーな奴が気になりだした。とあるピンチを救ってくれた、売れない画家の悠史。ずっとカウンター越しに彼の口説き文句を聞き流してきたが、本気でファロンに恋してるらしい。「俺はただ、君に傷ついてほしくないんだ」穏やかな悠史の言葉に、余計なお世話とあしらったファロン。でも、うっかり交わしたキスで、意外なほど悠史の存在を意識してしまい…?
  • 惑わすのは、愛
    3.0
    夜景を見ながら、幾度となく繰り返される情事――その行為に、愛はないはずだった。…「契約愛人」だから。ファッションブランドの社長・ジュリオの秘書をしている晃継は、昼間は実直な秘書、夜はジュリオとベッドをともにする愛人だ。しかし、他の男たちへの関心を隠そうとはしないジュリオの惚れっぽさに、なぜか晃継は不快感を覚えるようになり…。彼とは、金だけの関係。彼を愛してしまったらこの関係は終わってしまう――。嫉妬に焦がれる大人のかけひき――身体から始まるアダルトラブ。
  • 愛、絆されて
    4.0
    ニューヨーク、失恋した夜。ふと気付くと年下男に熱くかき口説かれていた。もう恋はこりごりだと、男をふりきって帰国した水城。多額の借金を抱える老舗旅館を継いで苦心する水城の前に――彼・瀧谷は、現れた。方針の違いから料理長に逃げられた水城は、花板を探していた。その花板を瀧谷が紹介する、というのだ。どんな伝手があるのか水城が訝ると、瀧谷は微笑んだ。「ゆっくり俺の正体を教えてあげる」いつのまにか、年下男の魅力に水城は絡めとられていき…。
  • 卒業式~答辞~
    4.3
    竹叡学院第37期生徒会長に就任した志野は、何かと噂の多い同級生・箕方を副会長に指名した。周囲が望む優等生でしかない自分と対象的な他者を意に介さない孤高の箕方に惹かれてやまず、1年間だけでも彼を近くに感じたかったから…。生徒会入りの代償として卒業まで箕方の言いなりになるという取引をした志野は、やがて身体をも奪われる。好きな男との時間に刹那の喜びと苦しさを募らせ――季節は巡り、迎えた卒業の日……。
  • 約束
    4.2
    他人を避け孤独に生きてきた有也と、生徒会役員で人望の厚い颯はクラスメイトで寮のルームメイト。正反対の二人の秘密――外では他人のフリ、部屋では恋人の関係だということ。颯が有也に触れる指先は甘く、有也にとって生まれてはじめての恋だった。しかし、ある夏の日、颯が事故に巻き込まれたことにより二人の関係は突然終わった。――彼はもう自分を覚えていない。それから数年後、颯のことを忘れられずにいた有也の前に再び颯が現れ――。
  • 傷つかないからキスをして
    4.0
    検事の千条と捜査一課の刑事・加倉井。仕事では宿敵のふたりも、プライベートでは恋人同士。加倉井の休暇にあわせて温泉を訪れたところ、事件に巻き込まれ…!?クセモノ刑事×クールビューティ検事の、旅情サスペンス。
  • 誘惑のプリンスに首ったけ
    -
    かっこいいけど中身はオタクな少年と、歌声が抜群にいいけど俺様で性格の悪い美人な青年のご奉仕ラブ!
  • Heimat Rose―寵愛―
    4.3
    彼と一緒にいられるなら、未来に何が待っていてもかまわない――。レイと共に流刑島を脱したチュールは、レイが王族の血筋であることを知る。そして彼の敵は、美貌の公爵・フェルマノワール。外国の貴族を騙り二人は都で身を隠していたが、ある日、レイがチュールを置いて姿を消す。探し出すあてもなく悲しみに暮れるチュールは、レイの生存を知ったフェルマノワールに捕らわれてしまい…!? 命を賭しても、守りたいものがある――緊迫のシリーズ続編!
  • くるおしく君を想う
    4.1
    憧れていたあの人が想うのは兄。弟の自分は疎まれていた――死を願われるほどに。その哀しい記憶から十三年、航希は兄の采登が失踪したことで焦がれていた男・莉一と再会する。采登の借金を肩代わりするという莉一は、その代償として自分が愛した采登の代用品になることを航希に求めた。甘い言葉も優しい愛撫も、自分へのものじゃない。抱かれるたび傷つきながらも、莉一への想いは今なお降り積もる…。狂おしくて甘い、危うい愛。
  • 捨てていってくれ
    4.1
    綺麗だと思った。同性に対して初めてそう思った。あの時から、始まっていたのかもしれない――。大学生の隆之はアルバイト先の美人編集長・沖屋とセフレ関係にある。 「俺と寝てみませんか」 誘ったのは好奇心からのはずだった。クールで毒舌で奔放な彼の、違う顔が見てみたい――。いつしか沖屋に焦がれていた隆之。そんな隆之を沖屋は怜悧な笑みであしらう。身体は甘く許すのに、心を拒むのはなぜ…。何が欲しい? どうして欲しい?――あなたのすべてが知りたい。単行本未収録作も収録した完全版!
  • 迷い恋
    4.4
    東京に憧れ上京して数年。フリーターの祐二は、同棲中の恋人の暴力に身も心も疲れ果てていた。そんな時、ふらりと入った書道展で関晃一という男性に出会う。50過ぎで都市銀行の支店長を務める彼は紳士で、素性を知らぬ祐二にとても優しくしてくれる。夕食に誘ったり、相談に乗ったり、歳の離れた友人ができたと喜ぶ晃一。胸が高鳴る祐二だったが、彼には妻子がいる。決して惹かれてはいけない…。祐二は晃一に別れを告げ、東京を離れる決意をするが…?
  • 犬と小説家と妄想癖
    3.7
    真面目な数学教師・鮎川は、官能小説家の親友・不破の仕事を手伝うことになる。自分を庇って利き腕を骨折した不破に口述筆記を申し出たのだが、彼の唇が快楽の世界を紡ぐほどに不破を意識してしまい、頭も心も大混乱!! よみがえるのは数年前のきわどい記憶――不破からの濃厚な口づけ、熱い指先…。ずっと友人でいたいから、あの日をなかったことにしたのに…! 単行本未収録作も収録した完全版!
  • 金曜日の凶夢
    4.1
    有名バイオリン奏者・紀ノ川滋の行動を監視すること。──それが良麻に科せられた使命。紀ノ川の想い人そっくりの顔になり音大に潜り込んだ良麻。紀ノ川に近づき、マネージャーの仕事も任されて、親しくなることに成功するが、良麻の心は揺れていた。何故なら彼は、ずっと憧れの人だったから。別の誰かに心を奪われるくらいならいっそ身代わりでもいい、抱いてほしい──。天才バイオリニストと音大生。切なくも狂おしい恋物語。
  • 幸せをわけてあげたい
    5.0
    男同士で相思相愛の夫婦である善臣と幸彦。人気ロックバンドに所属するふたりは、メンバーやそれぞれの家族の優しさや温かさに感動しながら幸せを噛みしめていた。そんな彼らに、なんとファンから「ステージで結婚式を挙げて欲しい」という切実な願いが続々と届く。予想外の祝福にとまどうふたりが出した答えは―――? たどり着いた幸せの在り方。短編も収録の、幸福がぎっしり詰まった一冊。―――――天にとどく樹シリーズ7
  • 卒業式~祝辞~
    4.0
    卒業式の季節には彼を思い出す――。母校・竹叡学院で養護教員を務める秦野雅臣は、高校時代の親友・竹政一哉から卒業式に受けた告白を忘れられない。応えることができず、代わりに投げた酷い言葉――それから9年。卒業式を迎えた学院に、政治家秘書になった一哉が祝辞の代行で訪れ、秦野の心は揺れる。今も想っていると、一哉は告げてきたのだ。本当は秦野も高校生の頃から一哉が好きだった。けれど、秦野には素直にその腕に飛びこめない理由があって……。
  • 殉愛
    4.0
    愛妻家でやり手の営業部長・阿久津は、 20歳下の優秀な部下・辻沢に恋をした。 いい歳をしてなにを血迷ったか衝動的にキスをしてしまうが、 辻沢もまた阿久津に憧憬以上の想いを抱いていた。 気持ちが通じ合い、出張のたび幾度となく身体を重ねるが、 狂おしく情熱的な愛は留まることを知らず――? 表題作他、愛執の果てを描く「メビウスの環」、 ひとつの愛の残酷な終焉「一通の手紙~詫び状~」、 商業未発表作「もう一通の手紙~チームメイトへ~」を収録した ストーリーテラー・綺月陣の原点に迫る幻の作品集! 初出 「殉愛」1998年 小説イマージュクラブ1月号 「メビウスの環」1998年 小説イマージュクラブ7月号 ※2011年発行、学研もえぎ文庫「殉愛」に2編収録 「一通の手紙 ~詫び状~」1997年 小説イマージュクラブ5月号 「もう一通の手紙 ~チームメイトへ~」2000年5月 同人誌「アネモネ」収録 ※電子化によりサブタイトルを改題
  • 龍と竜・獣・東西シリーズ~過去ノベルティ再録本~
    4.5
    「龍と竜」「獣―ケダモノ―」「東の双龍、西の唐獅子」シリーズの番外編が登場! レーベルフェアや全員サービスなどで発表したショートストーリーなどの再録集。 綺月陣先生の書き下ろしショート「GBBは竜城が苦手」やあとがき、 亜樹良のりかず先生の描き下ろしあとがきイラストも収録! 収録内容 ・「龍と竜~石神龍一郎の憂鬱~」(「GUSH Premim short stories part.2」2012年4月) ・「龍と竜シリーズ完結記念プレミアム小冊子」(2013年3月) ・「龍と竜」(「ガッシュ文庫ときめきwinterフェアSS付きイラストカード」2013年11月) ・「愛の結晶」(「ガッシュ文庫9周年記念アニバーサリーBOOK」2014年1月) ・「綺月陣先生デビュー20周年記念小冊子」(2016年12月) ・「東の純情、西の劣情」(「ガッシュ文庫12周年記念フェアinコミコミスタジオ 小冊子rose」2017年4月) ・「GBBは竜城が苦手」(書き下ろし) ・綺月 陣「あとがき」(書き下ろし) ・亜樹良のりかず「あとがき」(描き下ろし)
  • ずっと愛しいくちびる
    3.5
    「愛人」として代議士秘書・統一郎のもとへ預けられた高校生の譲葉は、今は彼の秘密の恋人。しかし、愛人としての役目はもう終わったと、進学を機に統一郎から引き離されそうになる。立場の差、年の差ゆえにうまくいかないこの恋。つらい思いをしてやっと手に入れた幸せは、つかの間の夢になってしまいそうで…。統一郎のためにはどうしたらいいのか悩む健気な譲葉に、統一郎はある贈り物をするが――。恋を知って大人になる――切なく甘い純愛。
  • サクラサク ~不惑の恋~
    3.3
    容姿端麗で仕事もデキる俊哉は四十になった今でも独身生活満喫中。だが、心の支えだった愛猫の死から一ヵ月、一人の部屋に帰るのが嫌で、必要もないのに残業する毎日。そんな折、隣に住む大家族の長男・大樹が受験で集中出来る環境を探していると知り、寂しさを紛らわせるつもりで自室の提供を申し出る。最初は軽い気持ちだったが、「おかえりなさい」と出迎えられたり、息抜きの珈琲を一緒に飲んだり…大樹と交流が深まるにつれ、ふたまわり近く年の違う大樹に惹かれている事に気づいてしまって―――!?
  • サンクチュアリ【イラスト入り】
    4.3
    「愛してる。俺のものになってくれ」 体は与えようとも、心は与えない…どんなに残酷でも。 彼は将来を嘱望される後継ぎ、そして私の生きる支えだから。 ――恩ある社長から子息の世話役を与えられて十一年、川名進は彼の専務就任とともに東光コンツェルンの中核企業で秘書となった。 ずっと成長を見守ってきた夏来が逞しく精悍な男になるのを見つめ続け、補佐だけに専念した。 …冷静な秘書の顔で欲望をひた隠しにして。 だが過去の恋人を知った夏来に、進は熱烈に求められて…。 堕ちてはいけない恋。
  • 松風の虜【イラスト入り】
    3.7
    「堪能されましたか?」 恋焦がれていた男に抱かれ、狂うほど泣かされた後、そんな台詞が冷たく落とされた。茶道宗家・佐生家に生まれながら、その家を出た睦月。彼を次期家元にと、当代家元の秘書である伊藤征親が迎えにきた。征親を断ち切りたいがため家を出た睦月は宗家継承を拒むが、征親はそんな睦月を快楽で縛りつけて言うがままにしようとする。愛とは遠い、望まぬ関係。睦月の絶望は、狂おしい渇愛へと変わっていくが……。
  • 鬼畜メガネとヘタレ様【イラスト入り】
    -
    市川俊弘、会社社長。 取り柄は容姿と財力と人の好さ。 難点は……ちょっとだけ、騙されやすいところだ。 そんな俊弘に呆れて同居を始めた秘書の志朗は、常日頃、冷淡でドSな男。 「お仕置き」と称して俊弘のアソコにピアスをつけたりコスプレ紛いのことをさせたり…。 ドSメガネと天然な社長の奔放ラブv
  • 甘える予感【イラスト入り】
    3.4
    「好きだ。恋愛感情がなくてもいい。俺に尽くさせてくれ」リラクゼーションサロンの店長・静は、オーナー・加賀谷と『カラダ込みの友人』関係。セラピストとして仕事に情熱を傾ける静にとって、恋愛はいつでも後まわし。だから、敏腕経営者の加賀谷が愛を囁き、女王様にかしずくように尽くしても、煩わしいだけ。ただ一時、加賀谷がくれる快楽に溺れて感じて、それで充分だったはず……が、加賀谷の見合い話を聞き、静は加賀谷への恋心を自覚して……? 純情系アダルトラブ。
  • この次は、もっと【イラスト入り】
    4.0
    「入社以来のライバルが、実はホモだってぇ?」 ジェット・トラベル企画開発部一のデキる男・大蔵将吾はある日、眉目秀麗のライバル・速水利紀が営業部長とイタしているのを見てしまう。潔癖に見える速水のあられもない姿に、大蔵はムラムラと本能の赴くまま速水を押し倒してしまった。だが速水に溺れる大蔵は、純心だと思っていたあの速水が無自覚に男を誘う体質だったことを知る。……どうする、大蔵!?
  • 極道で愛獣【イラスト入り】
    3.0
    「手助けは必要か?」モナコのカジノで厄介事に巻き込まれた達哉に、ふいに掛けられた男らしい声。金はないと告げると、竜崎と名乗る男は「なら、身体が欲しい」と返答した。――坂下組の若頭・流達哉は、欲望だけに支配されたモナコの熱い夜を忘れられない。けれど帰国した達哉の許に、竜崎はライバル組織・山本組の組長代行となって現れる。「俺たちの挨拶は、こんな上品なものじゃなかったろ」初対面を装う達哉に、執着心を隠そうともしない竜崎は愛人関係を強要するが……!?
  • 水曜日の悪夢
    4.2
    高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れこんでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に飢えた獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるからと偽りの愛情を与えてしまい……。
  • 私と猫と花の庭
    3.0
    ああ、まただ――子猫がついてくる。画家の九条皐月(くじょうさつき)は、このところ猫のように自分をつけてくる少年を愉しみにしている。日に日に間合いをつめてくる彼は、ある日ついに皐月のテリトリーの庭に入った。彼・スズナはそれからは毎日のように庭に来て、楽しそうに皐月のそばで過ごしている。スズナの好奇心に惹かれるように“アレ”をし、蜜月のような逢瀬が続く。しかし、スズナは探していたのだ――この庭に埋まっているはずの秘密を……。スズナが暴こうとしていたのは、皐月の代表作≪四季≫にまつわる謎だった――。
  • 熱情のきずあと
    3.0
    外科医の千晶は、弁護士となった以前の恋人・実承と再会する。15年前、実承の将来のために千晶は、実承を裏切るように見せかけてその恋をあきらめた。終わった恋だと思っていたのに、彼は変わらぬ熱を持っていた瞳で千晶を見る。「やめてくれ。あなたを好きだったことなんて、一度もないんだから!」心にもない言葉で再び実承を傷つける千晶だが、実承は力強く抱きしめ、噛み付くようなキスを与えてくる。切なく激しい情熱が再びふたりをさらって……。
  • 純愛本能
    4.0
    彼の一言からはじまった、体だけの関係。――溢れるほどの才能の持ち主・夏生に振り回されつづけている達哉は、傍若無人な夏生にどこか惹かれ、体を重ねながらも素直に向き合えないでいた。ところが、院生である達哉の所属する研究室に夏生が客員研究員としてやってきたことで、つかず離れずだった二人の関係が激変する。奔放な夏生に強引に求められ、彼への反発と執着心に悩まされながらも、8年目にして達哉は恋心を自覚してしまい……!? 意地っ張りの純愛の行方は?
  • 生贄ゲーム
    -
    「『生贄』は全校生徒を代表して、罪を贖うため『王』に処刑されなくてはならない」それが、ゲームのルール。全寮制男子校で開催されることになった「生贄ゲーム」の生贄役に選ばれてしまった博人。このままでは公衆の面前で辱めを受けることになってしまう。そんな折、何者かに襲われた博人を、同じくゲームに選ばれた先輩・蓮本が助けてくれる。唯一の味方である蓮本に惚れた博人だったが……。この残酷なゲームを前に二人の愛は伝わるのか……?
  • 特別レッスンは真夜中に
    -
    「私の弟子になりなさい」 憧れの天才ピアニスト・三条彰人さんの豪邸に住み込むことになったオレ・淳也。毎日ピアノのレッスンが受けられる! と喜んでいたら、彰人さんがいきなり、オレにキスしてきたんだ! ピアノが上手になるのは嬉しいんだけど、夜ごと、レッスンの一環って、イ、イケナイこともいっぱいされて……。オレ、おかしいよ……男の人に触られて感じちゃうなんて……!
  • 逃亡者
    4.0
    愛から逃げて、生きてきた――。トップアスリートトレーナーとして渡米していた朋彦は、恋人と別れて失意のまま帰国した。今は個人相手のスポーツジムに勤務している。ある日、大手酒造メーカーの御曹司・真之の担当トレーナーをつとめることになった。本気の恋はしない。そう決めていたはずが、駆け引きを知らない年下の真之からの遠慮のないアプローチに心を乱されてしまう。身体の奥深くまで抉られて、久しぶりの快感に酔いしれる朋彦。深入りしてはいけない。分かっていながらも、その心を止められず……?※こちらの作品にはイラストが収録されています。尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
  • 恋のゆくえ~カフェものがたり~
    3.0
    会社から歩いて五分。足しげく通うカフェに、千里の好きな人がいる。舞川という名のウエイターだ。見てるだけでいい。成就することのない片想いだっていうのはちゃんと分かってる。だけどある日偶然、カフェの外で出会った舞川にご飯に誘われて、キスされて(!)、押し倒された(!!)「だってお前、全身で俺が好きだって言ってるし。据え膳喰わぬは男の恥」――って、ぼく、告白なんてしてないよ? ※こちらの作品にはイラストが収録されています。尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
  • 逆らえねェよ!
    -
    母親を亡くし、身よりを頼って上京してきた兄の暁(あか)と眉目秀麗の弟・翠(みどり)の前に現れたイトコの保護者様は、男前の大富豪! ところが、その保護者サマ・氷巳(ひみ)は兄弟の生活費・学費などの面倒を見る代わりに、暁の身体を要求してきた。男同士はもちろん女の子とだって経験のない暁は激しく抵抗するが、翠の将来を思うと、どうしても逆らえない。更に、翠にまでヤキモチをやいた氷巳は……。
  • 祝福をください
    4.5
    一途で純粋な幸彦と出会い、それまで荒れていた生活を一変させた善臣。愛情を知り、幸せな日々を過ごしていたふたり。彼らは、教会で内輪だけの結婚式を挙げてもらい、男同士の夫婦となったが、ある日、善臣の子供だという幼子を連れた女が乗り込んできた。過去の自分のせいで幸彦を悲しませる……と怯え、情緒不安定になる善臣に、幸彦は決意する。もう誰も善臣を傷つけないで――。立ち向かう幸彦は……? ふたりの愛の絆で危機を乗り越えられるか!? 短編も収録の決定版! ──天にとどく樹シリーズ6
  • 愛されてお仕置き
    -
    美形恋愛小説家・桐嶋玲音の住み込みハウスキーパー・千裕は、実は彼の恋人。「お仕置き」と称しては愛のあるコトをされる日々。ときに飼い猫の見ている前でなんて……恥ずかしいっ。でもある日、猫を怪我させてしまい、愛猫家の玲音に嫌われたと落ち込んでしまう。しかも、猫を診てくれる獣医の都築は、なぜか千裕をにらんでくるが、玲音にはやたらと親しげな様子。その上、玲音の本当の恋人は自分だと言ってきて……玲音と千裕の今の熱愛ぶりは嘘だったの!? ラブラブな番外編つき☆ 「お仕置きシリーズ」第2弾!!
  • 憂う城主は囚われる
    -
    古城の維持費に困窮した若き城主・テオドールの借金の肩代わりを申し出てくれたのは、常連客でアンティークショップの経営者・蜂須賀(はちすが)。不本意ながらも好意に甘えてしまったテオは、その夜、礼を言いに蜂須賀の部屋を訪れる。しかし、些細な言い合いから、「その身体で支払うとでも?」と融資と引き換えの条件を出された。憧れていた優しい彼が豹変し、ひどい言葉でテオを詰り身体を要求してきて……。取引に逆らえない自分を許せなく思うも、身体は快楽に溺れていく……切ない服従愛。
  • 傲慢すぎて…愛しい男
    3.5
    高給のバイトに惹かれて実業家・高比良の元を訪れた美晴。「なんでもやる、そう言ったな?」。からかうようにハウスキーパー兼愛人契約を持ちかける高比良に、父親の失業でお金が必要だった美晴は、持ち前の勝ち気さで契約を受け入れてしまった。「強情なガキだな、体はやたら素直なのに」。情熱的で嫌がる美晴の体を好き勝手に扱う高比良だが、普段の生活は投げやりで自堕落。そのギャップに戸惑う美晴は、ある事件をきっかけに、強引で傲慢な男の意外な優しさに心ゆさぶられて……? 新鋭が描く、ワガママ男の愛し方。
  • 恋の呪文
    5.0
    砂漠で極貧生活を送るおれ・アリーは、実は魔物の血を引いていたらしい。魔物の従者だという黒豹との契約で、おれは本来の姿(エッチなスケスケの服で色っぽい格好!)にさせられたのだ!……と思ったら、魔物退治を生業とするシンという頑強な男が現れ、おれを追ってくる……!! いったいどうなってるんだ~~!! でも、なんだかおれは、シンに一目惚れしてしまって……? 妖艶な美少年に変身するチビでやんちゃなアリーと、強くて無愛想な「魔狩り」の青年・シンのすれちがいラブv
  • 魔術師 THE MAGICIAN
    4.0
    石黒家次男の善臣は、苦い失恋のあと荒んだ生活を送っていたが、心の中ではただ一人、自分だけを特別に愛してくれる人を探していた。自らがリーダーをしているバンド「GNOSIS」がいよいよメジャーデビュー! というそんなとき、メンバー募集で入ってきたのは、失恋をした相手・忍に似た柴田幸彦。忍のように優しい面立ちなのに、なぜか善臣にだけ反抗的で、善臣はそれが少し気になっている。しかし、その態度とうらはらな幸彦の一途な想いを徐々に実感してくる善臣は……。 ――――天にとどく樹シリーズ2
  • 燈台
    5.0
    善臣と幸彦はやっとお互いの気持ちを伝え合い、恋人となった。しかし、幸彦は、ダサくて鈍くさくて、ただのファンだった自分が善臣の隣にいてもいいのだろうか、といつも不安をかかえている。バンド「GNOSIS」のメンバーとして活動している間、二人の関係は秘密。恋人として過ごせるのはわずかな間だけなのに、幸彦は自分に自信がなくて想いを言葉にできない。――引き止めたい、夜を一緒にすごしたいのに…。――天にとどく樹シリーズ3
  • 愛の魔法
    -
    砂漠に住むアリーは、実は魔物の血を引いていた! チビでやんちゃなアリーが変身すると、エッチで妖艶な美少年になるのだけど、そのことは恋人のシンには秘密。シンは魔物を退治する「魔狩り」だからだ。秘密はあるものの、シンと相思相愛になり、これからめくるめく愛の日々……と思いきや、ある日シンはアリーに内緒で旅に出てしまった! 愛されてるって思ったのは、気のせい……? せめて理由を聞きたいと必死で探したところ、「もう二度と俺の前に姿を見せるな」と言われてしまって――。
  • ゆく道のすべてに
    5.0
    善臣と心も身体もつながりあい、幸彦はとても幸せな気分でいた。何のとりえも無い自分を、「GNOSIS」のドラマーとしてみんなが認めてくれ、何より善臣が自分のことを好きだと言ってくれる。しかし、いざ善臣に「ずっと一緒にいて。俺と結婚して」と言われると、俺なんかでいいのかと思ったり、うれしかったり、色んな気持ちがぐるぐるしてしまって――。どうしたらいいのか分からなくなり答えが出せない幸彦に……。──天にとどく樹シリーズ4
  • どこまでも。なにがあっても。
    5.0
    善臣と幸彦は、幸せの真っ只中にいる。結婚式を終え、善臣の家の離れでふたりだけの生活をはじめることに。朝の目覚めから隣に大事な人がいるということに戸惑いつつも、言いようのない幸福に満たされている幸彦は、善臣と一生をともに生きていくことを改めて決意し……。一方「GNOSIS」の他のメンバー――光、瀬戸、そして博記は……? それぞれを主人公にした短編も読める、待望の書き下ろし新作! ─────天にとどく樹シリーズ5
  • 素直な恋、素直じゃない恋人~社員寮は大騒ぎ!~
    4.0
    社員食堂を牛耳る料理人・鷹野音羽の天敵は、幼なじみで寮監の片山天佑。17の頃、弾みでセックスして以来ずっと天佑に抱かれ続けている。逃げても追いかけられて、中学も高校もそして今も天佑は音羽の傍にいる。「いい加減、ぼくのことあきらめたら?」 どんなに冷たくあしらっても天佑は動じない。「俺はお前を抱くために生きてんだよ」 それどころか音羽が天佑を好きだと決めつける。もう最悪。好きだなんて絶対に言ってやらないっ!
  • 官能小説家を翻弄中
    3.0
    「ここで雇ってください」 突然自宅におしかけてきた熱いファン・俊一郎に根負けして、ライター兼小説家の伊吹は、俊一郎を秘書として雇うことに。そんなある日、仕事先の出版社から官能小説の執筆依頼が舞い込んだ! 初ジャンルの原稿に詰まった伊吹は俊一郎に、大御所官能小説家・天堂近衛にHを書く秘訣を聞いてこいと遣いにやる。しかし戻ってきた俊一郎は「実践あるのみです。さあ私とセックスしましょう」と伊吹を押し倒して……!?
  • 官能小説家を束縛中
    3.0
    「緊縛ものの名手」として熱狂的ファンを獲得している官能小説家・綺羅清流を名乗る左京は、鈴蘭の家の離れに住んでいる。そして鈴蘭は、無口な左京が表舞台に出る時の「身代わり」をしている。大好きな左京には小説だけ書いていてほしいから、編集者とのやり取りも雑誌の取材もぜんぶ鈴蘭の仕事。一方通行の気持ちでも鈴蘭を必要だと思ってくれるならそれでいい。それに実際に縛って確かめたい時だけ左京はセックスしてくれる。でも鈴蘭の身体は開発されきって、左京の愛がなくても感じてしまう。ねえ左京、いつまでぼくを抱いてくれるの?
  • きっと、最後の恋~社員寮は大騒ぎ!~
    4.0
    営業二課所属の偲(しのぶ)は、同期入社でライバル視されていた営業一課のホープ・康晴(やすはる)に突然好きだと告白された。「友達から」と断ったつもりだったのに、康晴は強引に友達以上の関係を迫ってくるのだ。だけど康晴とするキスは気持ちよくて……。イヤなのに、なんか心がヘンなんだ。これって……恋? 大人気シリーズの第二弾v
  • 禁じられたX
    3.0
    不慮の事故で大学生の神津大輔(こうづだいすけ)は全ての記憶を失い、血のつながらない兄の芳樹(よしき)と同居することになった。設計事務所勤務のちょっと過保護すぎる兄は優しく、大輔は徐々に惹かれていく。そんな兄から「お前は俺の恋人だった」と告げられて驚きながらも嬉しく思う大輔。記憶を亡くしても大輔の身体は兄のことを感じたがっているが、兄は自分に触れてくれない。自分たちは本当に恋人同士だったのだろうか……? そんなある日、バイト先のオーナーに「本当の恋人は僕だ」と襲われそうになり……。愛の迷宮サスペンス。
  • ようこそ。
    3.0
    堅実に人生を生きてきた冴えない独身四十男の大黒谷正広(だいこくやまさひろ)は、ふとした事から、ひとまわりも年下で天然のゲイ・西舘(にしだて)ステラの世話をあれこれ焼くハメに! 元モデルで超美形だけど、怠け者のステラの汚部屋を片付けたり、将来を考えろと助言したり……見るに見かねてする事一つ一つに感動するステラに振り回されっぱなしの大黒谷。だが、真面目一筋で生きてきた大黒谷は次第にステラの純真さに惹かれるようになっていって……四十年間生きていて、まさか男を好きになるなんて……!?
  • 倒錯者Aの告白
    4.0
    「……また俺の生活を、壊しにきたのか」男との偏執的な肉体関係が明るみに出て刑事を辞めた東間は、その原因となった美貌のモデル・嵐と再会を果たす。二度と会わないはずだったが策略に嵌まり東間は嵐を貶めようとしている犯人捜しのためボディガードとして雇われることになる。しかし嗜虐心を煽る嵐の姿形は以前と変わらず、東間は一目見た瞬間に欲情し、サディスティックな欲望を抑えきれなくなった。また以前の関係に戻ってしまうことを怖れた東間は……。
  • 倒錯者Aの功罪
    5.0
    渋谷署刑事部捜査一課で最も優秀な人材である東間永司(あずまえいじ)は、勤務中に取調室で美貌の青年・雨宮嵐(あめみやあらし)と肉体関係を持ってしまう。その日をきっかけに、東間は誘うような嵐の艶めかしい姿態をサディスティックに貪る。しかし倒錯したセックスに二人で溺れる日々は、嵐の気まぐれな告発により覆されてしまう……。嵐の裏切りを許せない東間は――?
  • エレベーターで君のとこまで。
    3.0
    高校卒業時の「絶交」以来、音信不通だった元親友同士が7年ぶりに再会した。長身に見合わぬ乙女心を持つ能島平は少女漫画家、身体は華奢だが男前な窪田修里はIT会社のサラリーマンになっていた。絶交中もずっとずっと修里に片思いしていた平。その愛は修里をモデルに漫画を連載するほどで、平は再会を機にどうにか関係を修復、そして恋人へと進展したいと考えるのだった。一方修里は、そんな平の想いを初めて知らされて戸惑い……?
  • ペーパームーン
    3.4
    後悔することなく、今を生きたい――。心臓に持病を持つ浩之は、大学病院の医師の一樹と恋人同士になった。しかし温かく幸せな同棲を始めた浩之には悩みがある。バチスタ手術に成功したものの、過度の興奮が心臓にどれだけ負担になるのか分からないのだ。一樹の愛は信じているけれど、健康体の一樹に濃厚なセックスを満足にさせてあげられない。感情の赴くまま共に快楽を追い求めたい浩之だったが…?
  • きっと甘いくちづけ
    3.3
    身寄りのない譲葉(ゆずは)が援助とひきかえに与えられた仕事は、代議士秘書・統一郎(とういちろう)の世話をすること。それは夜のお世話まで……つまり「愛人」。譲葉は一生懸命役目を果たそうとするが、甘美な夜を重ねるうちに、時折感じられる統一郎の優しさに触れ、彼の腕に抱かれることをこのうえなく幸せに思うようになっていく。だけど譲葉は気づいてしまう。統一郎がけっしてくちびるには触れてくれないことに。好きな人と交わすくちづけはどんなに甘いだろう……。しかし、思いがけず統一郎の過去を知り、彼を好きでいてはいけないということに気付いた譲葉は──。
  • 虜にしたい
    4.3
    「真雪、世界で一番綺麗な人。…会いたかった」メンズもレディスも着こなす男女兼用モデルの真雪は、世界で活躍するメンズ・トップモデルの九堂陣と共演することになる。真雪に会うためトップモデルになったという彼は、真雪が男と知ってなお「こんなに好きになっちゃったもんはしょうがないよ」と犬のように懐き、所構わず迫ってきて――!?
  • 束縛の指輪
    3.3
    天涯孤独で倹しく暮らす大学生の夏川愁は、アンティークジュエリー会社社長・高宮和宏と知り合い、彼の店に招待される。すると、そこで試しにはめてみた高価な指輪が抜けなくなってしまった。慌てた愁が和宏に謝ると「私の責任だから、しばらく私の部屋で生活しなさい」と、指輪が抜けるまで和宏の監視下に置かれることに。ところが和宏が突然エロいことをしてきて…?
  • 恋愛の系譜
    3.5
    「組を継いで下さるなら、相手をしても構いません」初めて見た彼の笑顔は、冷たく美しく作り物めいていた。――IT企業の社長・穂高はヤクザの組長の私生児。縁を切った父親は忘れて、友人と起業し名のある会社に育て上げた。ところが、父親の使いと称する秘書の白河が訪れる。今更ながら父親の組を継いで欲しいというのだ。穂高がすげなく断っても、白河は食い下がる。「俺に抱かれるなら考えてやる」極道らしくない美貌の白河を揶揄うつもりだった。だが、白河は自らの身体を冷静に差し出して…!?
  • 難攻不落の後見人
    -
    両親を早くに亡くし、資産家の祖父に育てられた達紀は、優しいいとこの徹が大好きだった。しかし忘れもしないあの夏の日――。達紀の後見人に選ばれた途端、徹は手のひらを返したように冷やかになった。信じていたのに裏切られた。自分への優しさは、後見人の座を狙った策略だと知った達紀は徹に復讐を誓う。誘惑して徹が応じてきたら、恋人のふりをして裏切るのも楽しいだろう。しかし抱かれるうちに、徹を籠絡するどころか自分が虜になってしまい…?
  • 甘えてください
    3.5
    「男同志の恋愛はわからない。でもお前とならしてもいい」恋愛経験豊富なデキる営業・鳥海が恋をしたのは、経理課の堅物・琴川。美人で冷たく見える琴川の可愛い一面を知り、やっと口説き落として恋人になった。真面目な琴川だからこそ、大切に恋を育てようと思った矢先、デートは全てドタキャン。やっとこぎつけても甘い雰囲気になる前に、親戚からのエマージェンシーだと琴川は退出。恋人だと思ったのは自分だけ? 愛されてない? 悩みを振り払うため鳥海は、意を決して同棲を切り出すが…!?
  • 月下の縁
    4.0
    母を亡くし、倹しい生活を送っていた晶(あきら)。しかし戦後の中華街で幼なじみの敬生(けいせい)と志を同じくし、日本人でありながら中華街に生きる台湾人としてそこを守ってきた。そんなある晩、中国から来た凱士(がいし)という美丈夫に出会う。表向き貿易会社を営む凱士だったが裏では中国マフィアとの繋がりがあると噂されていた。中華街を脅かすものの正体を探るため、晶は凱士の懐に潜り込む。「あんたの仲間として認めるなら抱かれてもいい」晶の挑発に乗った凱士は、晶の身体を暴き立てようと甘くも狂おしい快楽を与え…。晶は凱士と中国マフィアに自分の運命を翻弄されていく中、深まる謎…「凱士は何者なんだ?」
  • 徒花
    4.0
    会社勤めの和彦は、ある夜高校時代に片思いをしていた同級生の赤澤に再会する。整った顔つきに鋭い視線で周囲を威嚇していた赤澤は今は暴力団の構成員になっていた。酔った赤澤に気まぐれに抱かれて、昔と変わらぬ想いを自覚する和彦。赤澤にとって自分は特別な存在じゃない。けれどもっと奥深いところまで赤澤が欲しい。両親に愛されずに育った、本当は不器用で繊細な赤澤を守ってあげたい。危険な目に遭わないよう組を抜けて欲しいと強く願った和彦は…。
  • 誘惑のまなざし
    -
    美大助教授の一征は、教授昇進をかけた論文のために若き天才彫師・雅親を訪ねることに。端正で朗らかな彼に惹かれ、雅親の家に通いつめる一征。けれど偶然、雅親が贋作を取引している現場を目撃してからすべてが一変する。「何も言う気にならないようにしてやるよ」冷酷さを剥き出しにした雅親に拘束された一征は、口封じのためにと淫らな凌辱を与えられてしまう。そして秘められた快感を暴くような荒々しい愛撫が、一征を甘く侵し始めて――。
  • 残酷な逢瀬
    1.0
    山藤商事次期社長・真人は、深夜麗しい男に突然押入られ、強引に貫かれてしまう。真人の妻から依頼され、ゲイかどうか確かめるというその男は、新宿No.1ホストの羽鳥千陽だった。真人の艶やかな肉体に魅せられた千陽は、その夜以降、何度も情事を強要してくる。陵辱された過去を持つ躯は、快楽に流され剥き出しの欲望を暴かれてしまう。だが、優しい愛撫に変わりはじめた逢瀬は甘く、過去の疵跡を真実の愛に変えていき…。
  • 官能小説家は困惑中
    3.0
    新米官能小説家の谷本紅葉は、恋人の桂龍と一緒に暮らし始めて三年。官能小説家としての仕事も少しずつ増やしながら、エッチ三昧のラブラブ生活を続けていた紅葉。しかしある日突然、龍の両親が二人の部屋を訪ねてくることに! どどどどどうしよう! 「息子さんを僕にください」って言わなきゃいけないの!?
  • 恋の契約は偽りとともに
    3.0
    尚也は身内の借金のカタとして、御曹司の遼司の愛人にされてしまう。しかし優しい遼司は、代わりに住み込みの家政夫として雇ってくれた。ほっとする尚也だったが、ある日、豹変した遼司に無体に身体を開かれてしまう。もともと契約愛人だからと割り切っていたけれど、抱かれるたびに心は傷ついていく。この想いは…何?
  • 陥落
    3.0
    「おまえを狩りに来た」サラブレッド牧場・椿野ファームの子息である紀一は、二度と会いたくなかった男とドバイで再会する。相手は世界有数の馬主であるアラブの王子・リドワーン。彼との出会いはパリ――凱旋門賞のパーティだった。当時、日本の競馬界を荒らすアラブ勢力が許せず直談判した紀一に、リドワーンは取引として体を望んだのだ。その関係は一度で終わるはずだった。だが、再会したリドワーンは紀一を自国へと攫い、その日から紀一は後宮の一室で快楽の闇へと堕とされ――!?
  • 追憶の庭
    4.0
    「少し怖い人」だと思っていた彼は、思いのほか可愛らしい人だった――。大学生の大和は、亡き祖父の家で捜し物をしている。それは日本画家だった祖父の唯一の人物画。けれど、祖父の同居人だったその家の現在の住人・閑野の不摂生を見かね、家事もすることに。涼やかな美貌の閑野と夏を過ごすうち知らず惹かれていった大和だが、閑野が祖父の愛人だったらしいことに気づいてしまう。祖父に心をとらわれたままの閑野の姿を見るにつけ、大和は苛立ちを覚え――。
  • 白梅の契り
    3.8
    幼い頃に賊にさらわれ、男たちの慰み者になっていた郁。希望も生きることへの執着も失い、心は虚ろだった。ある夜、賊が住処とする古寺に鬼が現れる。銀の髪に銀の瞳、気高さと猛々しさを併せ持つ鬼・琥月に見惚れ、彼に喰われるならば嬉しいと目を閉じた郁。だが、琥月は郁を喰らわず、白梅が咲き誇る幽境―――鬼が住む世界へと連れ去り…?
  • 魔性の男、躾けます!
    4.0
    水原斗基、十代にして魔性の男。彼の眼差しに、すべての者は魅入られる――。その美貌を利用して、母親の借金返済のためホストクラブで働いていた斗基は、ある夜、ボディーガードを伴った高校生・龍一と出会う。龍一が大物政治家の長男だと知り、誘拐して身代金を要求しようとする斗基だが、逆に拘束されてしまい…!! 「今日から俺の犬になってもらう」気位の高い魔性が「犬」調教される!? 俺様「主」×魔性「犬」の“躾け”ラブ!
  • 欲しいのは、愛
    3.0
    高級マンションでワインを飲み、ベッドへ――わかってる、彼とは「セフレ」…。モデルのマネージャーをしている遥佳は、別事務所社長・奈良橋漣と週末ごとに身体を重ねる仲。しかし、奈良橋は遥佳も憧れていた元トップモデルで交友関係も派手。セフレの領分を超えまいと、遥佳は好きな気持ちを打ち明けることができずにいる。――捨てられるのは怖い、でも捨てられるなら自分から離れてしまいたい。思い悩む遥佳は…。大人の恋のすれ違い――洗練された男たちの不器用なアダルトラブ。
  • 命みじかし恋せよ男子(ヤンキー)
    3.0
    「僕がイチから調教するよv」「え!?ち、調教!?」由緒正しき名家の御曹司・晴輝は、背も小さくかわいらしい顔だちをしていながら、伝説のヤンキー『白龍のコウ』にあこがれるなんちゃってヤンキー。コウのまねをして、金髪に長ランでキメている。ある日、従兄の幸彦が晴輝のお目付け役にやってきた! 幸彦は優しくて美人なお兄さんだが、実はキチク。更生と称して、イロンナコトされちゃって…!?
  • わるい男の愛し方
    3.6
    「悔しければ、わたしを唸らせる脚本を書いてみろ」テレビ局の研究生・東雲は若くして賞を獲り、その後スランプに陥った小説家だ。敏腕プロデューサーの黒崎と出逢い、脚本を書き始めた。だが、黒崎のダメだしは過激だった。高いプライドが台詞をダメにすると言い、東雲に裸になって執筆することを命じた。東雲が反発すると、情熱的に口付け、悦楽を教え込む。…もう、翻弄するのはやめてくれ! ひどい男なのは分かってる。…なのに、どうしても、黒崎のことが頭から離れなくて…。
  • 若にラブ はわわ大抗争!
    3.0
    「はわわっ。僕の父親はやくざの組長さんだったの!?」行方不明の父の訃報と共に跡目候補になった大館薫は、おっとりとした性格で甘いものが大好きv不安はいっぱいあるけれど、解散瀬戸際の組のため組長になることを決意。だけど顧問弁護士の高野は大反対!「組長にはさせない。私の女にしてあげましょう」と恥ずかしいことをされてしまう。そんな折、内部抗争に巻き込まれた構成員を助けるため、何故かセーラー姿で機関銃を持たされた薫は…!?
  • らぶあらぶ はわわ大誘拐!
    -
    「お前を俺のあいじんにしてやる!」商談のため中東某国にやってきた久瀬コンツェルンの専務・久瀬義徳が、王族の誕生パーティーで出逢ったのは無垢な瞳の可愛いターリク王子。ところがなんと久瀬は薬入りのシャンパンで眠らされてしまい王子のキスで目を覚ますと、取引の契約書にサインしろと迫られる。それはできないと断ったところ「俺のてくにっくでめろめろにしてやる!」だなんて宣言されてしまって…!?
  • 気むずかし屋と初恋
    5.0
    田舎でペンションを営む佑也は、明るくて可愛らしい働き者。二十数年恋もせずに育ってきたが、都会からやってきた陶芸家・矢津川多門に心惹かれた。しかし矢津川は寡黙で気むずかしく、人を寄せ付けない。真っ白な飼い犬だけが彼の癒しだと思っていたら、パトロンだという人物には心を許しているようで…。田舎の青年は初めての恋に戸惑い、人嫌いの大人は純真な若者に戸惑う。アンバランスなアダルトラブ。
  • 若獅子と氷艶の花
    4.0
    香港黒社会に君臨する李家に仕える永華。宴席でアプローチしてきた紗一に監禁され――!?エロティック・ロマンス。

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